№773 JR鶴見線・海芝浦駅
№636でJR鶴見線の国道駅を御覧頂きましたが、今回は国道駅と並ぶ鶴見線の人気(?)の駅、海芝浦駅を御覧頂きます。
この駅は、立地条件に大きな特徴があります。
この駅自体はホーム1面に線路1線だけの、簡素な無人駅。
ところが、ホームを下りると目の前にあるのは、なんと「守衛門」。
皆様ご存知でしょうが、この駅は東芝の工場の敷地の中にあります。
一般の乗客は、出口にあるゲートより先に出てはいけないのです。
守衛の方が常駐していますが、もちろんJRの乗車券などの取り扱いはしないので念のため。
(自動券売機があり、帰りの近距離乗車券の購入は可能)
ではホーム以外に行き場所はないのか、と言うと、比較的最近らしいですが、ホームの先に「海芝公園」なるものがあり、ここから運河を眺める事が出来ます。
オープンは9時~20時30分。
入口の右手には飲料の自動販売機があり、その奥には男女別のトイレもありますから、この点は心配ありません。
その海芝公園から眺める、首都高速湾岸線の鶴見つばさ橋。
改めて、守衛門からホームへ。
ICカードリーダーはここにあります。
こんな駅でも、ちゃんとバリアフリー対策でスロープがあります。
もちろん今は、AEDだってあります。
こんな駅が「関東の駅 百選」とはね…。
日中は折返し時間が結構あり、車掌さんも手持ち無沙汰になってしまうのでしょう。
遊びに来ていた「鉄」らしき親子と、親しげに話をしておりました。
時刻表ですが、日中は2時間毎!
もし日中電車を逃したら、次の電車が来るまで2時間、駅から出られずにひたすら待ちぼうけ…。
朝晩は土休日でもそれなりに本数があるのは、やはり工場の駅だからでしょうか。
改めてホーム。
京浜運河のすぐ脇にあります。
改めて、鶴見線の205系。
103系置き換え用として山手線から改造の上転用になりました。
先頭車は全て中間車からの改造で、オリジナルにはなかった「クモハ」があります。
前照灯が上部にあるのが特徴的。
その車内から眺める、鶴見つばさ橋。
工業地帯の真っ只中であり、本来旅情など欠片も感じられないはずなのですが、最近は各種メディアへの露出もあり、「鉄」以外の来訪も決して少なくはないようです。
ありきたりの観光地にはない、独特の雰囲気が感じられるからでしょうか。
申し訳ありませんが、コメントは受け付けない事にしています。この記事について何かありましたら、本体の「日本の路線バス・フォトライブラリー」上からメールを下さい。折返し返事をしたいと思います。
また、何か質問がありましたら、やはり本体上からメールを下さい。解かる範囲でお答えをしたいと思います。質問と答えは当ブログにも掲載します。
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《今日見た・聞いた・思った事》
羽田空港~中国間の航空便が大幅に増強される事になりました。
国土交通省からプレスリリースがあったものです。
日中間の航空交渉は、両国間のスッタモンダのせいで長く中断していましたが、ようやく一歩前進というところでしょうか。
具体的には来年のサマースケジュールから、新たに広州線が1日4便就航、上海線(浦東)は4便の増便になるという事です。
また北京路線は早ければ再来年のサマースケジュールから、やはり1日4便の増便が実現しそうです。
いずれも日中2便ずつという事なので、日本側は順当ならANA・JALが1便ずつ、となるでしょう。
中国側が期待で、今時点で北京線で中国国際航空、上海線で中国東方航空と上海航空が乗り入れていますが、広州線だと中国南方航空あたりの乗り入れが考えられるし、他に名乗りを上げる航空会社が現れるのか。
具体的なスケジュールの発表を待ちたいと思います。
《今日のニュースから》
野田首相・谷垣自民党総裁・山口公明党代表 党首会談実施