先月秋田の由利高原鉄道を訪れ、矢島駅で「使用済 乗車券の缶詰」を買ってきた事は、№734で書きました。
缶詰には、過去から現在までの歴代車両のカラーを模した包装紙が貼られていて、4色ありました。
1色ずつ4缶買ってきましたので、今回から中身を1缶ずつ見てみようと思います。
といっても皆同じような硬券乗車券が入っていましたが、どんな物が入っているのか、という目安として見て頂ければと思います。
まず、1985(S60)年に旧国鉄矢島線を転換した時点で投入された、YR1000形の導入当時のカラーです。
(YR2001も、本来はこのカラー)
シャレが効いているのは、この色だけはプルトップではなく、缶切りを必要とする事。
導入当初のYR1000形では、ドアは手動で開閉させていたからです。
左側に「手で開けてください」と書かれているのが解るでしょうか。
「おばこ」のマークに併記されている通り、昭和時代に使われた硬券乗車券が入っていました。
羽後本荘→薬師堂・羽後本荘→前郷・羽後本荘→矢島
当時は、表面に鳥海山ろく線が走る3市町(本荘市・由利町・矢島町)の地図を模した乗車券も発行されていました。
行先によって、行先がある市または町の地図が描かれ、これを3枚つなげて並べると、鳥海山ろく線の路線が出来上がる訳です。
(転換当時は曲沢・吉沢両駅はなかった)
当時は消費税導入前。
裏面には、各市町の行楽地や名産品が記されていました。
この3市町は2005(H17)年3月、他の5町と共に合併、由利本荘市となりました。
鳥海山ろく線は、全線由利本荘市内を走る事になる訳です。
他は一般の様式の乗車券が入っていました。
羽後本荘→子吉
羽後本荘→鮎川
羽後本荘→黒沢
羽後本荘→西滝沢
羽後本荘→川辺
前郷→久保田
鳥海山ろく線では、羽後本荘・前郷・矢島の3駅に由利高原鉄道の駅員が常駐し、乗車券を発行しています。
転換時点から、さらには国鉄時代からすでにこの体制になっていたようです。
前郷は、旧由利町の中心駅です。
矢島→羽後本荘
矢島は、旧矢島町の中心駅。
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台風4号が17時30分頃に紀伊半島に上陸、更新の時点では岐阜県の恵那市付近にいるようです。
戸塚も雨・風がかなり強くなっています。
既に被害が発生している上に、交通機関も混乱に陥りつつあるようです。
皆様、十分お気をつけ下さい。
《今日のニュースから》
AIJ投資顧問巨額損失事件 社長ら4人逮捕