№737 2年ぶり 秋田を訪ねて 4.こまち30号
東京へ帰る足は、なんと初の秋田新幹線になりました。
秋田駅西口。
秋田新幹線のホーム。
右の12番線に停車しているのが、今回乗車する14時04分発の〈こまち30号〉(R3)。
左の11番線に〈こまち21号〉が着きました。
E3系同士の並びはあとどの位見られるでしょうか。
〈こまち30号〉は定刻に出発。
次の大曲で進行方向が変わってしまうので、座席は後ろ向きにセットされています。
公衆電話。
秋田~盛岡間の在来線区間は、3月をもって使用終了になっています。
鳥海山。
そろそろ雲行きが怪しくなってきました。
秋田~大曲間は〈こまち〉用の標準軌線と在来の狭軌線が並んでいる訳ですが、峰吉川~神宮寺間は標準軌線を複線にするため、3線軌道になっています。
刈和野~神宮寺間で〈こまち23号〉とすれ違っています。
沿線には所々菜の花も見られてきれい、日本の農村地帯も、まだまだ捨てがたいものがあるはずです。
大曲で進行方向が変わります。
改めてE3系車内。
今回指定された15号車は16号車と共に以前は自由席車で、このため12~14号車と比較してシートピッチが狭いのですが、個人的にはまあ十分な広さかなあ、少なくとも旅客機よりはゆとりがあると感じました。
ここで、秋田発車前に買っておいた駅弁「はらこわっぱめし」を食します。
1,000円と少々値は張りますが、鮭といくらがたっぷり乗っていて満足できるはずです。
田沢湖線に入って、角館までは平坦な農村地帯です。
しかし山間部にかかり、カーブも勾配も多くなって、ガクンとスピードが落ちます。
かつて特急〈たざわ〉がフリークェントサービスを行っていたとはいえ、元々はローカル線だった訳で、「新在直通」はやはり「フル規格」と比べて決定的に弱いなあと痛感させられました。
この角館~雫石間が、秋田新幹線最大のネックでしょう。
E6系置き換えでどの程度カバーできるか。
停車駅ではどこも、そのE6系受け入れのためのホーム延長工事が行われていました。
まあその分景色はゆっくり楽しめるでしょうが。
八幡平です。
盛岡到着直前の岩手山。
盛岡で〈はやて30号〉に連結される事になりますが、〈はやて30号〉は4月27日よりE5系に置き換えられていました。
№679の時とは逆になった訳です。
盛岡から先は見違えるような走りっぷり。
ちょっとウトウトしてしまって、気付くともう仙台。
しかし、結構雨が本降りになっていました。
曇り空の中クリネックススタジアムの照明灯がまぶしい位ですが、この日予定されていた楽天vs中日戦は、開催できるのでしょうか?
(結局中止になった)
仙台で一気にほぼ満席。
さすがに新幹線だと、たとえ新在直通でも、全区間で車内販売が回ってきます。
車内販売のメニュー表。
でも車内販売もいいけれど、まあ食堂車とは言わないが、立ち食いでもいいのでバーコーナー位は欲しいかなあ。
特に〈こまち〉は4時間かかるので。
(JR東日本の新幹線は一番時間がかかるのが〈こまち〉)
と思いながらも注文したスイーツセット。
列車によって違うという事で、この列車ではりんごのカップケーキでした。
関東地方は相当天気が悪くなっているみたい。
この日ついに開業した東京スカイツリーも、晴天ならもっと遠くから見る事が出来たかもしれませんが、結局上野の地下線に入る直前にボンヤリ見る事が出来ただけでした。
東京駅は20番線に定刻の到着。
左の21番線は18時08分発の〈つばさ・やまびこ151号〉。
秋田・山形双方のE3系が一瞬でも並んだ瞬間でした。
東京ではわずか12分で、仙台行〈やまびこ217号〉として折り返していく事になります。
こうして秋田旅行は終わりになりました。
それにしても行きが寝台特急、帰りが新幹線とは、この何十年の中でも、相当異例の事でした。
今改めて思うと、かつて(少なくとも国鉄時代)は、新幹線と寝台特急は同列に扱われた存在だったと思うのですが、なんだか色々な点でものすごく差がついてしまっているなと感じずにいられません。
では、寝台特急を初めとする夜行列車は、今後どうすればよいか?
単なる需要対応ではなく、JR側から需要を喚起する「商品」として売り出す事は、もはやありえないのか?
簡単になりますが、次回から2回に分けて、少々考えてみたいと思います。
申し訳ありませんが、コメントは受け付けない事にしています。この記事について何かありましたら、本体の「日本の路線バス・フォトライブラリー」上からメールを下さい。折返し返事をしたいと思います。
また、何か質問がありましたら、やはり本体上からメールを下さい。解かる範囲でお答えをしたいと思います。質問と答えは当ブログにも掲載します。
明日・明後日の更新はお休みします。
また、由利高原鉄道の使用済み乗車券缶詰については、来週書きます。
ついに関東地方も梅雨に入ってしまいました。
当分乗り物は撮りに行けないかなあ…。
最近は風力発電がもてはやされていて、先の秋田旅行でも見かけましたけれど、場所によっては期待された発電量が確保できないとも聞いています。
海上は常に風が強いし、日本は排他的経済水域が世界で6番目に広いそうだから、成果は期待されます。
ただし、海上であってもそれなりに色々問題点も多いそう。
《今日のニュースから》
洋上風力発電 実証実験に向け長崎・五島列島沖で風車設置工事開始