№714 「type3200 COLOR COLLECTION」

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 №581の「私鉄の車輛シリーズ」では、京成電鉄3200形について書きました。
 簡単に復習しますと、3200形は1964(S39)年デビューの京成の高性能通勤車、いわゆる「赤電」シリーズの5番目の形式であり、初めて両開きドアを採用、最初は8Mの全電動車だったものが、途中から編成両端の台車のモーターを省略した6M車に変更。
 また「開運号」用としてクロスシートの片開き車も製作。
 後に更新工事を行い、編成替えも行って2007(H19)年まで活躍しました。
 その過程で何度かカラーリングの変更が行われているのですが、2003(H15)年には、そのカラーの変遷を記録したパスネットカード4枚セット、「type3200 COLOR COLLECTION」が発売になっていました。
 特に3200形に関する何かの記念、という訳ではなかったようですが、この4枚を1枚ずつ御覧頂き、繰り返しになってしまうのですがカラーの変遷を振り返ってみようと思います。

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 デビュー当時の「赤電」色。
 オールドファンなら「京成といったらこの色だろ?」と思われる方が大半のはずです。
 末期には「開運号」用の編成がこの色に復元して花道を飾りました。
 もちろん更新前なので、行先・種別の表示は共に手動のサボでした。

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 1980(S55)年に採用された「ファイアーオレンジ」色。
 この直後に更新工事が行われて、カードはその更新後です。
 正面の前照灯・尾灯が窓下に移りましたが、当時の最新鋭の3600形をイメージさせたのでしょう。

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 1992(H4)年にはイメージアップを図るという事で、4種類の試験塗装車が運行されました。
 前の年に成田空港ターミナル新駅に乗り入れが実現したという事があったと思います。
 正直言って緑色ベースはあまり良くないと思いました。
 結局一番右のシルバーベースが新塗装に採用される事になります。

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 そして、現行塗装になります。
 私はグレーだと書いてしまいましたが、台紙の解説書きではシルバーを基調にしていると記されています。
 前の年に3700形がこのデザインでデビューしていましたから、やはり落ち着く所に落ち着いたという事でしょう。
 ただ、そのシルバーは、若干彩度を明るくしています。
(だから「グレー」に見えるのかも)

 3200形は既に引退し、京成の普通鋼製車体の通勤車は、AE更新車の3400形を除けば、3300形のみになりました。
 3300形が上に挙げた「赤電」「ファイアーオレンジ」に「青電」も加えた復刻塗装で、未だに運行を続けていますが、いつまで見られるでしょうか。

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 明日・明後日の更新はお休みです。
 火曜日の更新は、先日の高速ツアーバスについて取り上げる予定のTVプログラムについて書く予定です。

 高速ツアーバス事故の7人犠牲も悲惨ですが、こちらも同様に悲惨な結果になってしまいました。
 こちらの方ははっきりと、山に入る側自身があらかじめ、きちんとした装備で自衛をしておく必要があります。
 他にも爺ヶ岳や涸沢岳でも犠牲になった方が出てしまいました。
 春先に限らないですが、高山は天気が急変しやすいので要注意です。
《今日のニュースから》
白馬岳で中高年パーティ遭難 6人全員の死亡を確認