№688 JTB時刻表2012年4月号(JTBパブリッシング)

 昨日は残業もありまして、時間が押した事もあり、更新をお休みさせていただきました。
 JTB時刻表2012年4月号は19日(月)に発売になっています。
 遅くなりましたが、ここで取り上げます。

 まず表紙が映画「僕達★急行 A列車で行こう」の宣伝ポスターの写真になっていて(裏は映画の広告)、カラーグラフもまず「鉄道シーン満載の『僕達★急行 A列車で行こう』の特集になっています。
 カラーグラフを見ただけの感想になってしまいますが、個人的にはあまりにも設定が「鉄」過ぎて、かえってとっつきにくいかなあと思います。
 九州も舞台になっているようだけれど、特急<A列車で行こう>は出てこないみたい。
 松山ケンイチは他に「うさぎ★ドロップ」や「平清盛」もあるから、人気者はお忙しい事。

◆ 春の奈良へ行こう!
 近鉄の協力によるものらしく、奈良県内の各地の桜の名所の他、「奈良世界遺産フリーきっぷ」のガイドになっています。
「さくらライナー」更新編成の写真もあったら良かったかな。 

◆ のりもの探Q隊 vol.10
「列車の食堂車を探る」と題し、<トワイライトエクスプレス>の「ダイナープレヤデス」について取り上げられています。
「ダイナープレヤデス」というと、2010年4月号の「ダイヤに輝く鉄おとめ」(ちなみに今月は休載で、来月も休み?)でアシスタントマネージャーの方が紹介されていて、「札幌に着いたその日のうちに大阪に帰ってしまうので北海道に来た気がしない」と聞いて、うわー、激務だなあと書いた事があります。
 それはスタッフのスケジュール表にも如実に現れていて、札幌の車庫の車内で折返しの間に仮眠休憩があるだけになっています。
「鉄おとめ」の時にも書いたけれど、札幌で1(~2)泊の休養を与えた方が、スタッフの精神の面でも良いと思うのですが。
 基本的にある程度仕事の流れが読めそうな予約制の<トワイライト>でこうなのだから、博士がチラッと言っていた昼間の特急列車(最後の昼間の特急の食堂車って何だっただろう。<白山>だっけ?間違っていたらゴメンナサイ)は基本的に走行中は営業が続くからもっときつかったのだろうと思います。
 食堂車復活・待望論は未だ根強いと思うけれど、スタッフの大半をバイトに頼れるファミレスやファストフード等とは違うので、人的な部分の対応を考える必要があります。
 ディナーと翌朝の朝食で和洋の比率が逆転するのが興味深い。
 ルームサービスやルームセットもあるけれど、やはり食堂車まで自ら食べに行きたいものです。

「のりもの情報局」では「ほくそう春まつり」の話題があるけれど、そういえば昨日羽田空港から乗った京急の普通電車が大鳥居の先ですれ違ったのが北総9000形で、この祭りのマークを掲げていました。。

◆ 黄色のページ
 プロ野球の開幕が明日に迫り、<赤ヘルナイター号>が今シーズン初登場になります。
(マツダスタジアムの開幕戦は、4月3日の広島-巨人戦)
 会社線では、明後日廃止になる十鉄と長電屋代線が記載されていて、十鉄は前に書いた通り、最終3月31日の臨時ダイヤが掲載されています。
(日中60分毎で七百交換あり)
 また長野電鉄は、4月1日からの長野線の時刻が掲載されています。
 パッと見で目に付くのは、普通列車は長野~湯田中直通が完全になくなっている事。
 また休日等の指定日の午前中運転の「スノーモンキー」の設定があります。

◆ 本文
 まず明るい話題として、三陸鉄道北リアス線の田野畑~陸中野田が4月1日に運行を再開します。
 またGW以降の土休日は<リゾートうみねこ>が八戸から直通運転。
 これで北リアス線は、全体の約85%が運行を再開する事になります。
 しかし残りの10.5㎞が近そうで遠い…。

 樽見鉄道は「黄色のページ」に記載されている「桜ダイヤ」(4月1日~15日)の後の、16日からのダイヤが掲載されています。
 大垣~本巣に2往復の設定があった土曜・休日運転の列車の内1本が毎日運転。
 一方で午後の下り2本が本巣で乗り換えになります。

 中央線が武蔵小金井駅の工事のため、5月19日(土)午後~20日(日)早朝の間、列車が大幅な運休になり、19日の<スーパーあずさ><あずさ><かいじ>は立川または八王子発着になります。
 また、高尾に停車します(京王線との接続のためだろう)。
 高尾発着の<成田エクスプレス>も運休。

 あとは3月号とほとんど変わりなし。
 まあ変わったばかりですから。
 なので今更ですが、気付いた点を2点。

1.JR~東武直通特急用のJR編成が253系2編成になり、これで「スペーシア」代走はほとんどないだろうなと思っていたら、逆にJR253系が「スペーシア」の代走として走る日があります。
(主にGWの前後)
「スペーシア」は順次更新工事に入っていて、それはJR直通対応編成も同じだから、そのためでしょうか。
2.常磐線はいわきでページが分割。
 いわき~仙台は不通区間を2つはさんで普通列車のみ千切れちぎれでの運行になっています。
 悲しい…。

 会社線では、長電屋代線の代替バスの時刻が掲載されています。
 一方十鉄はまだで、電車の時刻がそのまま掲載されています(30日までの時刻)。
 なお十和田市駅~十和田湖の路線バスは当分の間運休と、十鉄よりリリースされています。

 航空ダイヤですが、まず国内線。
 ANAのB787は今の所月によって就航路線・便がかなり違うのですが、羽田~岡山線は3月25日から今月一杯は、全便がB787の運航になります。
 いかにANAが岡山を重視しているかが解ります。
(4月からは1往復はB767になる)
 4月は羽田~岡山線4往復、羽田~伊丹・広島・松山線各1往復。
 5月には羽田~福岡・鹿児島線で各1往復就航。
 それと、いくつか新路線・再開路線がありますが、DHC-8-Q400で運航される成田~新潟線が注目。
 JALは一頃に比べると若干機材が大型に回復してきているようで、B767就航路線・便が増えてきています。
 青森線就航は意外で、過去にJALのB767が定期便で青森線に就航した事はあったでしょうか。
 1年前まではエアバスもあった訳だし、新幹線開業でワイドボディはもうないだろうと思っていたので。
 一方で羽田~北九州線にE170が就航し、山口宇部線はB737-800またはMD90に大型化。
 ピーチが関空~長崎・鹿児島線に2往復ずつ就航。

 次に国際線で最大の注目はJALのB787-8でしたが、結局サマースケジュールスタートには間に合いませんでした。
(Facebookに日本到着の模様が紹介されていました。1号機は成田、2号機は羽田に着いた由)
 やはり4月22日のボストン線が初就航となります。
 ANAは羽田~ロサンゼルス線にB777-300ERが投入される事になりました。
(毎日ではなく、B777-200ERと併用)
 なおANAは、遅れていたプレミアム・エコノミーの新サービスを今日のリリースで発表しています。

 この他、日本発着の国際線で目についたのは次の点。
● LHが6月2日から成田~デュッセルドルフ線を開設。機材はA340。
(今の所、ANAとのコードシェアはなさそう)
● DLが羽田~デトロイト線を再開。
 なお機材はA330-200で、これに先んじて羽田~ロサンゼルス線もA330-200に変更。
 現在羽田空港の国際線ターミナル前で日中駐機している姿が見られます。
● ジェットスターが成田~マニラ~ダーウィン線を開設する事になっています(4/W)。
 ただし3月中は全便欠航が決定し、4月も未定。フィリピン政府との問題らしいです。
● NZ便のコードシェアの相手が、JALからANAに乗り換え。
 同時に成田空港は第1ターミナルに移転。
● AFのA380は4月24日に成田乗り入れが再開になりそうです。
● AZのB777-200に順次プレミアムエコノミークラス設定。
● ピーチ(MM)が5月8日に関空~ソウル(仁川)線に就航。
 当面は夜間の1往復で、7月より3往復に増便。
 それより先、明日よりイースター航空が2往復就航。
● GAは4月28日より羽田~デンパサール線を開設。
 週5便で、機材はA330-300。
 一方でセントレア乗り入れがなくなり、名古屋の支店も閉鎖となるとの事です。
 なお今月の時刻表に掲載がなかったのですが、GAも成田のターミナルが4月1日より、第2→第1北ウィングに移動するとの事。
 Sky Team加盟を見込んでの事でしょう。
● 福岡~ソウル(仁川)線のティーウェイ航空便が、今月号より掲載されました。
 一方済州航空が明日30日より1往復就航します。
(ただし北九州乗り入れは4月22日まで?)
 やはり韓国が、日本発着国際線におけるLCCの最激戦区という事になるのでしょうか。
● CAの仙台~北京線が再開しました。
 仙台到着の模様は一般のTVニュースで放映されていたので、ご覧になられた方も多いでしょう。
● CIの沖縄~台北線、週1往復(火曜日)はA340-300って、本当?

 なお、間もなくCO便のUA便名への統一が行われそうです。
 それにしても国際線航空便のほとんどは何かしらの形でコードシェア運航を行うようになっていますが、記号から下の欄を参照しなければわからないのでわずらわしいと思います。
 そろそろ新しい表記方法を考えるべき時でしょうか。

 さて5月号となると、いよいよ東京スカイツリーのオープンが間近となります。
 その辺の情報はあるでしょうか。

 申し訳ありませんが、コメントは受け付けない事にしています。この記事について何かありましたら、本体の「日本の路線バス・フォトライブラリー」上からメールを下さい。折返し返事をしたいと思います。
 また、何か質問がありましたら、やはり本体上からメールを下さい。解かる範囲でお答えをしたいと思います。質問と答えは当ブログにも掲載します。

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