今回から4回に分けて、今月一杯で運行を終了し、事業を広島電鉄に譲渡する呉市営バスのお別れの旅について書きたいと思います。
といっても初日は呉には行かなかったのですが、それについては次回以降書きます。
今回は往復ともFFPの特典を利用し、ANAで広島まで往復しました。
広島といえばB787-8だろ?と思われる方も多いかもしれませんが、今回はパス。
だって早々に満席なんだもの。
まあこれからの機体ですし、じっくりチャンスをうかがうつもりです。
今回はB787-8使用の一つ前、B767-300による671便(羽田6時50分発)で広島へ飛びます。
3月12日(月)
今回は羽田空港までは、横浜からの京急線を利用します。
横浜5時23分始発のエアポート急行は2100形。
この日は映画「僕達・急行」のラッピング編成(2133F)でした。
窓上の広告も皆「僕達・急行」。
もちろん天井釣り広告もそう。
改めて、ラッピングです。
なお、羽田空港からは折返し京急蒲田行普通電車となります。
区間運転とはいえ、2100形が普通電車として運用されるのは極めて珍しいケースといえます。
第2ターミナル側の改札を出た先の壁面には、岩国空港の開港をPRする広告が掲げられています。
2012(H24)年度との事で具体的にいつとは決まっていないのですが、開港するとANAが1日4便乗り入れる事になっています。
この事は、今の広島空港に少しでも影響を与えるでしょうか。
第2ターミナルの出発案内表示。
それにしても国内線でもコードシェアが非常に多くなり、ANA671便はハワイアン航空の6123便のナンバーも付与されています。
(左の下から5番目)
この表示にも記されている通り、搭乗口が変更になって702番、つまりバスでの移動という事になりました。
前夜受け取ったメールには、確か64番と書いてあったような気がしたのですが。
春分の日が近づいて朝が早くなり、6時を過ぎると太陽が雲の端から陽をのぞかせます。
第2ターミナルの南側、701~703番のバスラウンジ。
第2ターミナルができてから、出発でバスを利用するのは確か初めて。
バスは702番ゲートから5分ほど走って北に向かい、北のはずれの401番スポットに駐機していたB767-300の袂に着きます。
JA8971号機で、「Air Japan」のロゴが併記されていました。
ほぼ定刻に出発、R/W05を目指してひたすら南へタキシング。
「ピースジェット」や、JALの「one world」タイトル機も見たりしました。
R/W05は、先にSKYのB737-800が離陸していきそうです。
一方R/W34LにはJALのB777-200がランディング。
国際線のERかも知れません。
離陸し、すぐに大きく右旋回。
東京湾上空でUターンする形になり、右手にはたった今離陸してきたD滑走路を初め、羽田空港の全景を見る事ができます。
先頃開通したゲートブリッジも見えます。
離陸から5分で右手に武蔵小杉駅と、多摩川が見えてきました。
楕円状の屋根は、川崎フロンターレのホーム、等々力競技場。
この先多摩ニュータウン上空を過ぎ、山間部にかかります。
相模湖。
離陸から12分で右手は大菩薩嶺。
甲府盆地。
ここで機内の様子。
特に後部はほとんどガラガラでした。
「Air Japan」のロゴが入っていましたけれど、キャビンはごく普通の国内線仕様でした。
南アルプスと、そのさらに遠くに八ヶ岳。
無料サービスのアップルジュースと、空港で買っておいた「新宿さぼてん」のカツサンドで朝食。
いつか書いた事の繰り返しだけれど、どうして機内で飲むアップルジュースは、いつもよりおいしく感じられるのだろう。
スターバックスコーヒー(300円)。
まだ関西地方上空を飛んでいるようだったけれど、雲が多くなってどこがどうなっているのかは解らない。
この先の天候は確かに不安だったのだけれど、間もなく着陸態勢 … のアナウンスで広島の天気を聞いてビックリした。ゆ、雪!?
着陸態勢に入りました。
雲の切れ目から垣間見える小集落は、確かに雪景色。
今回はR/W10に着陸、いったん空港をやり過ごして、南側からアプローチ。
右手に見えるのは三永水源地。
この画像ではわかりづらいですが、新幹線の東広島駅もあります。
この先、新幹線の高架橋をクロスする所で、新大阪に向かうN700系8連を見かけました。
西条の市街地も雪景色だったようです。
それ程激しいものではなかったですが。
山陽道と併走する形で、滑走路に進入していきます。
8時19分着陸。
確かに小雪もちらつき、これが山陽地方の山間部の冬の天気なのかなあとか思いました。
ターミナルにはCAやMU、OZといった、アジアのキャリアの機体が並んでいました。
8時21分、広島空港5番ゲートに到着。
ほとんど定刻でした。
さすが定時到着率定時ナンバー1。
この天気では呉に行こうか、広島市内に留まろうか、非常に迷ってしまいました。
ただ、呉に行く呉市営バスの空港バスは昨年3月一杯で廃止になっていますから、どの道一度は広島市内に行く事になります。
広島市内は広島駅新幹線口行と広島バスセンター行がありますが、今回はバスセンター行を利用。
8時35分発は広島電鉄担当でした。
車内には広島FMによる文字放送ニュースのサービスがあり、東北・北陸は大雪の恐れありと伝えていました。
確かに羽田でも、函館・富山・鳥取行は引き返しなどの条件付の運航になっていたなあ。
山陽道から眺める集落もまた雪景色。
この後アストラムラインの中筋駅を経由、後は一般道を走って、空港から55分で広島バスセンターに到着しました。
さて広島市内も曇り勝ち。
呉の方は解らないけれど、自信がなくて今日は諦めます。
明日は天気にかかわりなく行く事にして(だって呉市営バスを撮って、乗る最後の機会だから)、アストラムラインの駅を巡る事にします。
それは次回。
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