№640 イタリアの旅から・トリエステ

 今日は短く行きます。
 約11年前、2000年の10月にイタリアに行ってきました。
 序盤、ローマからミラノまでETR500に乗車、急行に乗り換え、さらにウディーネで乗り継いで、東部のトリエステに着きました。
 トリエステはイタリアの東部のかなりはずれに位置し、スロベニアの国境がすぐそば、という都市です。

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 トリエステの市内を走るトラム。
 トラムといっても距離自体は短く、1路線しかありません。
 車体の反対側には、ドアがありません。

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 この路線の見所は、途中の急坂にあります。
 この路線は、低位置にある市の中心部と、丘の上、かなり高い位置にあるオピチナを結ぶため、トラムでありながら補機を必要とするのです。
 そして、その補機は…。

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 なんと、「ケーブルカー」!
 先にトラムが分岐線に入り、その後側線に待機していた補機がつくのです。
 反対側だから解りにくいでしょうが、機関車には連結器はありません。
 バッファで押していくだけです。
 それだけ急勾配という事です。

 途中には城があります。

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 その城とトラムを描いた絵葉書がありました。
 町の名物というわけです。

 終点のオポチアにもFS(イタリア鉄道)の駅があり、トラムの終点から商店街を抜けていきます。
 駅そのものは窓口も開いていなくて、殺風景でした。
 ここはスロベニアの鉄道との境界になりますが、旅客列車はスロベニア側から数本あるらしいものの、FS側は国際列車1~2本程度しかありません。
 FSだと、丘の下の中央駅まで、ものすごい大回りになるようです。

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 構内に停車していた、スロベニアのEL。
 362-034と書かれていました。
 2車体3台車の連接タイプになっています。

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 最後に、これがメインのトリエステ中央駅。
 ここからは主にヴェネチア行の列車が発着します。

 なおトラムの運賃ですが、当時はユーロの通貨の流通前だったからイタリア・リラ(ITL)で、1乗車1,400ITL。
 当時のレートで約70円ですから、やはりイタリアは安いです。

 今後も、こんな感じで、チョコチョコッとですが、海外(主にヨーロッパ)の昔話なんか書いてみたいと思います。

 申し訳ありませんが、コメントは受け付けない事にしています。この記事について何かありましたら、本体の「日本の路線バス・フォトライブラリー」上からメールを下さい。折返し返事をしたいと思います。
 また、何か質問がありましたら、やはり本体上からメールを下さい。解かる範囲でお答えをしたいと思います。質問と答えは当ブログにも掲載します。

 さて明日は、その本体の更新のため、当ブログの更新はお休みさせて頂きます。
 明日は主にエアロスター・ノンステップの公開が中心になりそうです。
 東急バスは、20周年記念の復刻塗装車です。
 また「アーカイヴ」では、昨日当ブログで取り上げた日本急行バスを改めて掲載します。
 お楽しみに。
 
《今日のニュースから》
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