関西の鉄道の終夜運転の時刻を公開するシリーズ、2回目は近鉄です。
近鉄と言えば最大の私鉄というだけでなく、京都に奈良、橿原神宮、そしてなんといっても伊勢神宮と、著名な初詣スポットが点在し、それだけに終夜運転というか、その前後の大晦日の19時台位~元日9時台位まで特別ダイヤをしいて、例年総力輸送になります。
当然特急も多数運転されて華やかです。
…とは書きましたが、近鉄においてもここ数年は少しづつではありますが、終夜運転の規模が縮小傾向にあるように見えます。
特に今シーズンは志摩線の特急の設定がなくなり(「スペイン村」のカウントダウンイベントが取り止めになったからだろう)、普通電車が2往復設定されるだけになりました。
他は大方前シーズンと同じと見ましたが。
ここでは大阪難波・大阪上本町・大阪阿部野橋に加え、京都と名古屋も公開します。
近鉄の時刻表というと、種別・行先毎に区切った縦書きが特徴的ですが、ここでは敢えて他の鉄道と同様の、発車順に横書きに「翻訳」して掲載します。
全体のダイヤのバランス(運転間隔など)を見るには、その方が都合が良いだろうと思いますので。
大阪難波駅
さすがに伊勢へ行く特急が3時台まで30分毎に設定されています。
一方一般の列車は全て奈良線ですが、全て普通電車です。
(2008-2009シーズンまでは準急もあったらしいが)
終夜運転中の一般列車は全て阪神なんば線からの直通です。
大阪上本町駅(地上ホーム)
一方上本町の地上ホームから発車する大阪線は、以前は特急の発着も多かったのですが、大阪難波始発にシフトされたためか、特急は22時10分発宇治行(伊勢志摩ライナー使用)の一本のみになっています。
なお大阪線の特急は、以前は桜井に停車する列車もあったようですが、現在は下りは停車なし。
(上りのみ4本停車)
それから20・7・8時台の快速急行・急行で五十鈴川行の設定がありますが、大阪線では正月のみ見られる行先です。
大阪阿部野橋駅
南大阪線系統は、21~7時台のみ掲げられていました。
独立した狭軌の路線であり、他に与える影響が小さいので変更を必要とする時間が短くなるのでしょう。
(ここでは統一して19~9時台まで作成し、前後の通常の土休日ダイヤの時刻を付け加えました)
22時40分~2時10分の特急は古市に停車。
(なので急行との差がない)
京都駅
終夜運転中に関してはそれ程特徴はないようです。
22時35分~2時45分の伊勢方面行特急は全て、大和八木で大阪難波からの特急に併結。
近鉄名古屋駅
普通電車は一頃より少なくなっているようです。
次回は近鉄以外の関西の大手を取り上げます。
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《今日見た・聞いた・思った事》
今日は珍しく曇り空の中早起きして、東武鉄道の駅、最近大きく改良された太田・館林・佐野市・栃木 … もう数年経っているところもあるが … を見てきました。
各駅のたたずまいについては、後日取り上げます。
ひょっとしたらご存じない方もおられるかも知れませんが、東武では9月の「節電ダイヤ」終了以降も、平日ダイヤでは一部の電車の運休が続いています。
それに、新栃木駅は高架駅で曇り空だというのに明かりが消されて薄暗くなっていました。
さらに今日降りた駅は皆、券売機が一部止まっていました。
「節電の順位が間違っている」と感じるのは、私だけでしょうか?
それと、旧北館林荷扱所 … 今は解体所と呼称するらしいが … には8000系が多数留置されていましたが、加えて小田急5200形のカットされたボディがあったのにはちょっとビックリ。
(相模大野で解体されているのを見た事はありますが)
津波被害を免れた205系電車、復活です!
《今日のニュースから》
仙石線「奇跡の電車」 運行再開