「JTB時刻表2012年12月号」が、20日発売になりました。
2012年としては最初の号になります。
さて、表紙には「New Departure 100th」のシンボルマークが掲げられています。
(「100」の1の位の「0」の中にコンパスの針があしらわれている)
JTBの前身、「ジャパン・ツーリスト・ビューロー」は1912年3月に設立されました。
100周年という事で、JTB時刻表でも来年1年間は、色々イベントが行われる事になるのでしょう。
表紙は信越本線(古間~黒姫)を走る115系。
ひょっとしたら、E233系に置き換えられる211系は、115系を置き換えてここを走る事になるのでしょうか?
◆ 初詣は お伊勢さんへ
伊勢神宮は8年前、2004年の元日に三交バスを撮るために行った事があるのですが、貸切バスも大量に動員されて、大賑わいでした。
再来年の2013(H25)年には式年遷宮が行なわれるとの事で、近鉄の新型観光特急もここを目標に造られる訳です。
◆ ダイヤに輝く鉄おとめ 第58回
西武鉄道の「鉄道本部 工務部 連続立体交差化事務所」の勤務で、拝島線・萩山~小川間の立体交差工事に関わっているのだそうです。
なるほど、工学部の土木工学科出身ですか。
うわー、日勤が終わったらすぐ夜勤ですか。
男だって大変だろう。
写真で見た感じでは、他にも女性が現場に出ているようです。
◆ 博士とノリゾーののりもの探Q隊 vol.6
これは個人的にはかなり参考になった。
グラビアはJRがモデルだけれど、「私鉄の車両シリーズ」を作っている過程で、冷房装置の変遷というのも気になるポイントなので。
分散式冷房は今ではJR・私鉄共ほとんど見なくなり、大まかな傾向では関東は集中式、関西では集約分散式というのが標準になっているでしょうか。
関東は製造車両数が多いから、ほとんど集中式になったのでしょう。
「のりもの情報局」では、京王百貨店新宿店で来年行なわれる「元祖有名駅弁と全国うまいもの大会」が記されていて、実演販売される駅弁は、本文の欄外で太字になっているそうです。
ためしに新幹線のページを探してみたら、
駅弁版極富士宮やきそば弁当(新富士駅)
ひっぱりだこ飯(新神戸駅など)
桃太郎の祭りずし(岡山駅)
鹿児島黒豚赤ワインステーキ(鹿児島中央駅など)
熟成平目のぽん酢寿司(新青森駅)
鶏めし(秋田駅)
がありました。
なお前号の伊豆箱根鉄道の1100系旧塗装復刻編成ですが、運行日がかなり限られているようで、次回は正月3ヶ日になります。
(ダイヤは公式Webサイトで公表)
◆ 黄色のページ
まずニュースとして、JR東日本は、主要駅で「オレンジカード」の発売を、3月一杯で終了するとの事です。
「オレンジカード」は全国のJR線の券売機で使用できる磁気カードですが、最近はSFカードからさらにICカードに移行しつつあり、中途半端な存在になりつつあります。
1月号恒例の「ひと目でわかる電化と複線区間」ですが、2011年1月号からの変化は、在来線ではありませんでした。
ただし、JR北海道の札沼線(桑園~北海道医療大学間28.9㎞)の交流電化が2012年6月に開業予定と予告されています。
臨時列車では、千葉~伊豆急下田間の特急<河津桜号>(リゾート21)が2月25・26日運転と予告されています。
終夜運転は私鉄も公表になりましたが、関東は昨年と特段大きく変わった所はないようです。
関西は京阪が昨シーズンの「10~20分間隔」が「20~30分(中之島線は20~40分間隔)」と間引きになってしまっているようです。
◆ 本文
前号で「残念ながら今年はこれ以上の復旧はなさそう」と書いた大震災による不通区間ですが、常磐線の原ノ町~相馬間が21日に運転を再開しました。
ただし時刻表上には記載がまだありません。
石巻→仙台の臨時の直通快速が、この号から掲載になりました。
改めて記してみます。
9620D 石巻6:43 → 7:59仙台 途中無停車 平日のみ運転 仙石線経由の乗車券・定期券で乗車可
大震災関連以外では、只見線の越後川口~大白川間が水害で不通のままで、本文が空欄になっています。
一方身延線は引き続き内船~身延間が不通のままで、<ふじかわ>も引き続き全面運休なのですが、本文は<ふじかわ>と欄外の注釈のみで、只見線とは随分扱いが違う気がします。
恥ずかしながら今気づいたのですが、JR四国は12月30日と1月3日は平日ダイヤで運行されます。
調べてみると昨シーズンも12月30・31日、1月3日は平日ダイヤでした。
どうしてなのでしょうか。
高速バスでは、何度か書いている西武・西鉄の大宮・池袋・横浜~福岡線「Lions Express」が掲載されました。
また京都・大阪・三宮~別府・大分間の夜行高速バスが運行を開始しています。
(近鉄と大分交通・大分バス・亀の井バス)
実はこの区間は20年ほど前にも運行した事があったのですが、フェリーに及ばなかったとかですぐに休止になっていて、今回は復活という形になります。
他にいくつか改正の路線がありますが、その中で「フライングライナー」は20日出発から、浅草駅・上野駅を経由しています。
中国バスの神戸~府中線「神戸ライナー」っは1日から、府中営業所発着便の神戸側が、ポートタワー発着に延伸しています。
地方のバスは、元日は全便運休という路線がかなりあります。
根室交通は、1月2日が一般路線全便運休。
(元日は納沙布へ行く便が2便だけある模様。初日の出?)
下北交通と十和田観光電鉄で運行していた七戸十和田駅~むつ線は「運休中」として欄は残されていますが、復活運行の可能性はあるのでしょうか?
航空ではANAのB787-8の就航便が増えます。
2月1日から羽田~伊丹線は日中の23→28便、羽田~山口宇部線は朝夕の691→694便、697→700便に就航。
(一方で羽田~広島線の683→686便は1月一杯まで)
一方国際線の方は羽田~フランクフルト線が1月22日に就航と記載はあるものの、2月からデイリー運航になる事は記されていません。
(なお2月はB787-8とB777-200ERが隔日で運航になる事が、ANAよりプレスリリースで発表されている)
イラン航空のテヘラン線が休航になっています。
(ウィンタースケジュール開始時点かららしい。これで日本に乗り入れるB747クラシック(旅客用)はなくなる事になる)
アシアナ航空の旭川~ソウル線が再開。
なおこの号では間に合いませんでしたが、20日より韓国のティーウェイ航空(TW/TWB)が福岡~仁川線に就航しています。
1日2便との事。
次の2月号では、先日プレスリリースがあった、3月17日ダイヤ改正についての記事があるでしょう。
申し訳ありませんが、コメントは受け付けない事にしています。この記事について何かありましたら、本体の「日本の路線バス・フォトライブラリー」上からメールを下さい。折返し返事をしたいと思います。
また、何か質問がありましたら、やはり本体上からメールを下さい。解かる範囲でお答えをしたいと思います。質問と答えは当ブログにも掲載します。
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