№605 寒空の成田空港「畑ポイント」
少し前になりましたが、今月の11日(日)、成田空港に旅客機の撮影に行ってまいりました。
成田空港の撮影のレポートは何度か書いていますが、今回は初めて、A滑走路の南側の通称「畑」ポイントと呼ばれる場所に行ってまいりました。
今回はその前の第1ターミナル展望デッキからの撮影も含めて書いてみたいと思います。
また、「畑」ポイントへのアクセスや、ポイントのロケーションは次回書きます。
「ホリデーパス」を購入して横須賀線の成田空港行に乗り、まずは第1ターミナルの展望デッキへ。
しかしデッキに着いた時は、アンラッキーな事にCXのB747-8Fが離陸していく所でした。
残念。いつかは…。
話題になった、スカイマークのB737-800の離陸。
ANA B767-300BCF
中央にOCS、後部にALLEXのロゴが大きいマーキング。
この日はこの便を含め、ANAの貨物機が比較的数多く発着していました。
機体によって書き込まれるロゴはいくつかパターンがあり、OCSマークは大小2種類あります。
ところで、今日は目の前にKEのA380-800がいました。
夏場はB747-400の運行で、№515では大英博物館マーキングの機体をご覧頂きましたが、ウィンタースケジュールでは2月15日までA380-800で行くようです。
これだけ近くで見るのは初めての機会になりました。
確かに大きい。
フランクフルトからの、LHのA380-800が到着、KE機との競演になりました。
今の所こういうツーショットが見られるのは、世界でも成田だけ?
なおAF便は、この日はB777-300ERでした。
トーイングカーを良く見て下さい。
なぜかANAのマーキングになっています。
KEの日本でのハンドリングはJALが行なっているはずで、現に中の運転手に指示を出していたのはJALのスタッフだったのですが、どうしたのでしょうか。
そのANAのトーイングカーに押されて出発します。
ソウルに向かって出発、グランドスタッフの見送りを受けます。
こうして見ると、全2階建てはまるで壁みたい。
この時間はまだ発着が多くはなく、しかも以前撮ったタイプが大半なので、これは、というものはありませんでした。
それで次にいよいよ「畑」ポイントを目指す事になりますが、その前に。
航空科学博物館ショップ。
ここで、今年はANAのカレンダーを購入しました。
1Fの30番乗場より、9時35分発の成田空港交通バス航空科学博物館行のバスに乗り、終点へ。
終点の航空科学博物館バス停。
ここから「畑ポイント」に向かいます。
なお詳しいアクセスについては明日書きますが、博物館に用がなければ、1つ手前の博物館北バス停で降リることになります。
A滑走路、R/W34Lの脇にある空き地。
実は今回訪れて、初めてこの存在を知りました。
空き地の真上を、着陸機が横切って行きます。
だから着陸機の撮影には向かないです。
(これはSKのA340-300)
ベトナム航空 A330-200
スカイチームカラー。
VNはこのウィンタースケジュールから、成田空港は第1ターミナル北ウィング発着に変更になっています。
このポイントは、小型のA320とか、B737はかなり小さくなってしまいます。
これは300㎜レンズをめい一杯伸ばしたものですが、これが精一杯でした。
JAL・ANAからの退役もあり、さすがの成田でもB747-400を見る機会は相当減りました。
後方のDLはずっとあの場所に駐機したままでしたが、何かあったのでしょうか?
シンガポール航空 B777-300ER
№516で「撮れなくて、次こそは」と書いた機体を、ここで撮る事ができました。
良かった。
以前のSQはB747-400=「BIG TOP」などと愛称があったのですが、最近は愛称をつけないようです。
日本航空 B767-300ER
「Arc of the Sun」カラーベースの「Endress Discovery」機。
日本航空 B777-300ER
JALからもう一機、国際線の「エコ・ジェット」。
どちらもいつ新鶴丸になってもおかしくなく(現に国内線の「エコジェット」は新デザインになっているし)、ここで撮れてよかった。
それにしても12時前後はJAL・ANAの欧州・北米東海岸路線の出発ラッシュという事もあって、離陸機はほとんどがB777-300ERになっていた。
完全に成田の主役になったようです。
昼過ぎに「畑」に移動。
これがその「畑」ポイントです。
左の畑の中の道路に、マイカーがずらりと並んでいるのが解かるでしょうか。
右は航空博物館の方から、三里塚へ向かう道路。
道路に並ぶ駐車のマイカーは、こんな感じ。
このすぐ左手に車道へ向かう小道があります。
言うまでもないですが、絶対に畑には入らないように!
(そもそも入る必要もない場所だ)
車道から見た、R/W34L。
離陸機も撮れますが、障害物がいくつかあるので、いかに交わして機体を捕らえるかがポイントでしょう。
ここは着陸機もある程度横から撮れます。
エティハド航空 A340-500
ANA B767-300ER
「Forward together as one Japan」の英文タイトル機はB777-300ERだけでなく、B767-300ERにもありました。
「Air Japan」のロゴは後部に書かれています。
エア・カナダ B777-300ER
畑には木が一本あって、これをうまく着陸機と組み合わせると、一見成田と思えないようなのどかな雰囲気が出せるかもしれません。
さらに駐車の道路の奥に入る農道を入ると、ビニールハウスと組み合わせてこんな感じの写真も撮れます。
しかしこちらでも以前に撮ったという機体がほとんどだったし、特に午後はDLばっかり来て少々食傷気味。
DLには「Sky Team」カラー機はないのだろうか?
なお遠くにB滑走路、R/W34Rに着陸する機体も見えます。
両者を見比べてみた感触では、… あくまで訪れた時期の話ですが … 着陸はRの方が若干多く、離陸は大半がLだったような気がしました。
もちろん例外も少なくありませんが。
だから撮りたかった機体・カラーが向こうの方に見えて悔しい、と思う場面もあるでしょうが、平行滑走路を持つ空港での撮影の宿命と割り切る以外ないでしょう。
まして私たちは電車・バス利用で簡単に移動できる環境ではありませんから。
15時を過ぎたら急にあたりがオレンジっぽくなってきました。
何しろ冬至が近づくと、日が暮れるのが一気に早くなって撮りづらい。
という事で、再び航空博物館に戻って、成田空港交通バスでターミナルに戻ります。
芝山千代田駅前には、芝山鉄道の早期延伸を求める看板が立っています。
緑の帯の3700形が描かれています。
(実際に現在京成からリースされているのは3600形)
でもどうなんだろう…。
近隣の路線バスさえ次々に廃止・減便になっている現況で、鉄道の延伸などありえるのか?
ターミナルに向かう前の検問は、ローカルバスでも例外なく行なわれます。
(車内でも、身分証明書を用意しておくようアナウンスがあります)
係官の応対自体はスムーズだけれど、やはりこういう事が必要以上に成田のイメージを悪くしている面は否めないと思う。
帰りのJRは正直かったるくなっちゃって、<成田エクスプレス>にしてしまいました…。
確かに特急料金が戸塚まで2,290円(通常期)とは少々高い。
特急料金を徴収する事自体はいいが、せめてB料金(それでも1,810円)適用、できれば1,500~1,600円位まで料金を引き下げられないでしょうか。
次回は前述の通り「畑」ポイントへの公共交通アクセスについて書きます。
申し訳ありませんが、コメントは受け付けない事にしています。この記事について何かありましたら、本体の「日本の路線バス・フォトライブラリー」上からメールを下さい。折返し返事をしたいと思います。
また、何か質問がありましたら、やはり本体上からメールを下さい。解かる範囲でお答えをしたいと思います。質問と答えは当ブログにも掲載します。
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