№597 20年ぶりの国内大旅行・西日本 8<番外編> 一挙公開!宮島フェリー

 前回ではフェリーを利用し、宮島に渡りました。
 宮島口~宮島は、JR西日本の船舶部門(宮島航路)が分社した「JR西日本宮島フェリー」と、広電系列の「宮島松大汽船」の2社が就航し、しのぎを削っています。
 JRは3隻、松大は4隻就航し、共に10分間隔でピストン輸送を行なっていました。
 今回はこの7隻を全て撮影し、公開します。
(データは両社の公式Webサイトによります)

● JR西日本宮島フェリー

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みやじま丸
総トン数 254㌧
連続最大出力 800KW
航海速力 8ノット
旅客定員 800人(自動車航送をしない場合)
積載可能車両数 乗用車7台
就航年月日 2006年5月

 今の所の最新鋭で最大。

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みせん丸
総トン数 218㌧
連続最大出力 735KW
航海速力 8ノット
旅客定員 800人(自動車航送をしない場合)
積載可能車両数 乗用車15台
就航年月日 1996年4月


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ななうら丸
総トン数 196㌧
連続最大出力 441KW
航海速力 8ノット
旅客定員 675人(自動車航送をしない場合)
積載可能車両数 乗用車13台
就航年月日 1987年2月

 というから国鉄時代末期の建造で、最古参。
 双胴船ではないから、出港時には一旦バックする事になります。

● 宮島松大フェリー

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宮島
総トン数 197.00㌧
連続最大出力 625KW
航海速力 8ノット
旅客定員 800人(自動車航送をしない場合)
積載可能車両数 乗用車10台
就航年月日 1995年6月

 宮島松大汽船では最新鋭ですが、もう16年経っています。

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厳島
総トン数 197.00㌧
連続最大出力 735KW
航海速力 8ノット
旅客定員 700人(自動車航送をしない場合)
積載可能車両数 乗用車12台
就航年月日 1992年7月


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第2みやじま(カーフェリー)
総トン数 197.00㌧
連続最大出力 736KW
航海速力 8ノット
旅客定員 700人(自動車航送をしない場合)
積載可能車両数 乗用車12台
就航年月日 1982年6月

(カーフェリー)とは、どういう意味なのだろう。
 見た限りでは、他の船と行動を共にしていたようでしたが。

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フェリー宮島
総トン数 198.91㌧
連続最大出力 735KW
航海速力 8ノット
旅客定員 720人(自動車航送をしない場合)
積載可能車両数 乗用車10台
就航年月日 1980年6月

 双胴船ではないので、出港時にはバックします。
 大分古く、30年以上経っています。

 全体的にはJRの方が大きく、新しくなっているようでした。
 松大は21世紀に入ってから新造がなく、1980年代前半建造の船舶が2隻ありますので、そろそろ代替船建造の話が出るかも知れません。

20年ぶりの国内大旅行・西日本 9 に続く
 3月に引き続いて、呉に行きます。

 申し訳ありませんが、コメントは受け付けない事にしています。この記事について何かありましたら、本体の「日本の路線バス・フォトライブラリー」上からメールを下さい。折返し返事をしたいと思います。
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《今日のニュースから》
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№596 20年ぶりの国内大旅行・西日本 8.今日の広島も雨 久しぶりに宮島へ

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11月 6日(日)
 今日も、前日の天気予報が当たって(しまって)雨模様。
 そこで前日考えた通り、かなり久し振りなのだけれど宮島に行ってみる事にします。
 たまには乗り物から直接は離れた「物見胡散」もいいでしょう。
 高校時代の修学旅行で行った事はあるけれど、それ以降はあったかなあ。
 午後は久し振りに広電乗り歩き。

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 午後に広電を乗り歩くので、一日乗車券(600円)を購入。
 今の一日乗車券は磁気カード式。
 広電では電車に加えて宮島松大汽船も乗れる一日乗車券(840円)を発売していて、これを購入して往復とも宮島松大汽船(片道170円)とすれば、100円のトクになります。
 ただ、今回は松大汽船とJRの宮島航路を乗り比べてみたかったので、敢えて電車のみとしました。
 このカード、降車だけでなく乗車の際もカードリーダーに通さなければならず、乗車時に通さないと降車時にエラーが出る事になります。
 宮島線が多区間制の運賃制度を採っているからだろうけれど、いちいち面倒くさいなあというのが正直な印象。
(なおバスカード・パセオカード・アストラムカードは今年の3月をもって終了しているのでご注意)

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 宮島行の5000形「グリーンムーバー」。

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 駅前の停留所には、乗車方法に関するお知らせが大きく掲げられていました。

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 広電宮島口駅のホーム。
 日中は大体2・3番線から交互に出発するようです。

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 広電宮島口駅は数年前に改築されています。

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 宮島への行きは、宮島松大汽船を利用。
 あいにくの天候ながらさすがは11月の休日、観光客が多くて10分間隔のピストン輸送です。

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 船は、船室とオープンデッキに分かれています。
 所要10分なので、それ程たいそうな設備はありません。

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 宮島松大汽船は直行ですが、南を走るJRの航路は、宮島行に関しては厳島神社の大鳥居を掠めた航路を取るようです。

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 宮島のターミナル。
 宮島口の他、宇品への高速船も発着します。

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 宮島といえば、なんといっても「鹿」。
 全体的には人懐こくって、子供なんかしつこく追い回されたりしていましたね。
 なお、たまに角が残っている鹿もいるらしく、こちらは少々凶暴な所があるらしいので要注意、との事。

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 厳島神社の大鳥居。
 潮が引いている時は、すぐ近くまで歩いて行けます。
(という事で、似たような環境にある、フランスのモン・サン・ミッシェルと姉妹関係にあるのだそうです)

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 厳島神社の本殿。
 厳島神社は、広島市内にある原爆ドームと共に、ユネスコの世界遺産に指定されています。
 フェリーを介してはいますが、広電は2つの世界遺産を結んでいる訳です。
 こういう鉄道、意外に珍しいかも。

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 JR西日本宮島フェリー。
「乗り比べ」と書きましたけれど、この程度の航路では運賃も同じだし、船の造りもほとんど同じで、はっきりどこがどう違うというのはありません。

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 改めて、宮島口のフェリー乗場です。
 左が宮島松大汽船、右が西日本宮島フェリーです。
 どちらも広島地域のICカード「PASPY」が利用できます。
(JR側は「ICOCA」も利用可能)
 全体的には、心持ちJRの方がお客さんが多かったかなあ。

 午後は広電の広島市内線を乗り歩きます。

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 広電西広島に停車中の800形。
 3系統ですが、現在は朝方を除いて宇品二丁目折返しに短縮されています。

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 広島港の終点。
 路面電車のターミナルとしては相当大規模です。
 客船のターミナルからは、瀬戸内の島々や松山へ行く船が発着しています。
 でも確かに宇品二丁目から先は、そんなにお客さんは多くないかもなあ。

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 横川駅。
 ここも最近大きく改良され、江波行の他、紙屋町経由で広電前に行く7系統も設定されるようになっています。

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 広電本社記念碑。
 原爆の被害にあったが立ち直ったと記されています。

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 最後にもう一度、暗くなってしまいましたが、広電西広島に戻ってきました。
 結局白島線(9系統)は残してしまったなあ。

 広電では、ここにきて接近表示や掲示板などの改良にかなり力を入れています。

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 紙屋町などの一部主要停留所には、このようなフルカラーLEDの接近表示が設けられていました。

 久し振りに広電をほぼ全線乗り歩いてみた感触では、どの区間も信号が多く、今一つノロいなあという印象が否めない。
 曙町2丁目の交差点では、直進で青信号が出ているのに、前の電停に電車が停車していたため進入できず、そのまま赤信号になってしまった、というケースも見られました。
 これでは例えば最高速度(40㎞/h)だけを引き上げるというだけでも不十分で、軌道の整備や信号システムも含め、総合的に改善しないと、なかなか所要時分を短縮できないのではないでしょうか。
 車両も特に単車は、老朽化した車両も少なくない、車体は新しくても性能が低いという事で、これまで長大連接車を中心に新型に置き換えが進められましたが、そろそろ単車についても計画的に新型に置き換える事も必要になってきているのではないかと感じました。
 これによって、性能の向上による所要時分の短縮も期待できるだろうし。

 もう空は真っ暗ですが、夜空を見上げると三日月と星が見えました。
 2日間悪天でフラストレーションも溜まりましたが、明日はガンガン撮影できるでしょうか。
 期待しましょう。

20年ぶりの国内大旅行・西日本 8<番外編>に続く
 次回は本筋は一旦お休みし、宮島航路に就航する2社のフェリー計7隻を全て公開します。

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《今日見た・聞いた・思った事》
 今日は成田空港に行ってきました。
 もちろん旅客機撮影のためで、今日は滑走路の南側、R/W34Lでの撮影でした。
 詳しくは後ほど書きますが、電車・バスで行く場合はバスの便数が少ない(一番近いバス停は「航空博物館北」か「住宅入口」)、公式ポイントでないためコンビニどころか飲料の販売機もない、という場所です。
 訪れる際には充分ご注意を。 
  
《今日のニュースから》
旭山動物園 今シーズン最初の「ペンギンの散歩」開始

№595 20年ぶりの国内大旅行・西日本 7.残念ながら 今日は雨

 長旅も半分が終わり、今日から後半です。
 しかし出だしは残念な天気になりました。

11月 5日(土)
 岡山で迎えた朝は、はっきり雨模様。
 これだけの長丁場の旅行だから、もちろん毎日毎日晴れにはならない事は解かっているつもりだけれど、今日は晴れて欲しかった。
 岡山電軌で3000型の東武日光線復刻色の電車が走る日だったから。
 通常は毎月第一土曜日に2往復するだけなので、ヨソ者が見て、撮って、乗るのは一仕事ですから…。

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 岡山電軌は「MOMO」が2編成になり、岡山駅での並びも見られるようになりました。
 新編成は外観はそれ程変わらないけれど、車内は岡山駅前寄りが黒系、東山寄りが白系とはっきり分かれていました。
 乗車は、また次の機会。

 驚かされたのが、この8101号車のラッピング。

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 東山寄り正面とその右側はJALの広告。
 ところが…。

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 岡山駅前寄り正面とその右側が、なんとANAの広告。
 JALは岡山便増便、ANAはB787の岡山就航で、当然ANAはあるだろうなとは思っていたのですが。
 つまりはライバル2社が広告費を折半し合っている訳で、「こんなのアリか?」とビックリしました。

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 ご存知「たま電車」。
 №556で書いた事の繰り返しですが、和歌山電鐵の本家とは違って車内は改造まではされていないし、清輝橋線のお客さんにも見てもらいたいはずなので、他車と共通運用でいいのではないかと思いますが、どうでしょうか。

 この悪天候なので、今日はおとなしく広島へ移動するだけ。
 電車だけでなくバスも両備の「SOLAVI」とか見かけたし、中鉄バスもブルーリボンⅡとかレインボーⅡとか走っていたので撮りたかったのだけれど。
 一方で宇野バスはまるで顔ぶれが変わっていませんでした。

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 10時50分発1735Mは、黄色一色の115系更新編成(クハ115-1402×4連)でした。

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 転換クロスシートに改装された車内。

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 終点、糸崎の近くで。
 左手奥に見えるのは尾道大橋。

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 糸崎で351Mに乗り換えます。
 ホームのすぐ反対にいたのは、瀬戸内色で未更新のクハ115-338以下の4連。

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 車窓は、今度は一転して山間部。
 近郊列車のほか、EF67後押しのフレートライナー等とも出会いました。

 広島も雨。
 残念ながら今日はここまで。
 明日もどうやら、どうあっても晴れてはくれないようです。
 久し振りに宮島に行って、それから広電を乗り歩いてみようと思います。

20年ぶりの国内大旅行・西日本 8に続く

 申し訳ありませんが、コメントは受け付けない事にしています。この記事について何かありましたら、本体の「日本の路線バス・フォトライブラリー」上からメールを下さい。折返し返事をしたいと思います。
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《今日のニュースから》
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