先日の日曜日は、横須賀線のE217系を利用して、成田空港に行きました。
E217系は113系置き換え用として1994年より製作された近郊型で、普通車では初めて4ドアを採用、車内はオールロングシート車とセミクロスシート車に分かれています。
4ドアセミクロスシートはこれが初めてではなく、1989年に相鉄で製作された7000系の一部車両で試験的に採用され、後に8000系・9000系にも採用されています。
JRではE217系の後、E231系・E233系の近郊タイプで採用され、東海道・宇都宮・高崎線や湘南新宿ライン等で見る事ができます。
また京浜東北線から房総各線区に転用改造された209系でも、先頭のクハ209がセミクロス構造となりました。
このセミクロスシートなのですが、あくまで個人的な印象になりますけれど、相鉄7000系の頃からあまり感心できる代物ではないと感じていました。
まずクロスシートの脇を固めるサイドシートが狭く感じる事。
相鉄のサハ7662・7664の場合は数字的にも、なんと1人あたり430㎜の狭さです。
(連結側の3人掛け部は480㎜もあるのだが)
8000系・9000系はデータがないのですが、恐らく同じ数字でしょう。
JRではE217系以降は全て450㎜あり、一応当時の水準は満たしているようなのですが、現実には両側を仕切り板とクロスシートの背もたれ部に挟まれているため数字よりも狭く感じ、実際体格が大きな乗客が2人並んだら相当窮屈です。
なので、この部分が空いていても、乗客が敬遠してしまう場面も見かけます。
クロスシートはいずれもシートピッチ1,500㎜が確保されており、旧国鉄急行型の1,460㎜より広く、国鉄末期の近郊型211系と同じ幅になっていてこの点は合格かとも思います。
しかし、ボックスタイプの4人向かい合わせタイプだと、今の水準ではもう少しピッチが欲しいと思いますし、背もたれが垂直でなんだか昔の急行型と同じように思います。
もう少しピッチも広く、加えて座席自体も大型化してゆったりしたものでないと、こちらも空席があっても(特に窓際だと)座りづらいだろうと思います。
後続のJR東日本のE721系は1人あたり460㎜、クロス部のシートピッチは1,580㎜が確保されており、一般的なロングシートの通勤車も460㎜の幅が確保されるようになってきていますので、クロスシート車についてもこの程度の数値はもう必要だろうと思います。
(特にE217系は成田空港に入り、体格がさらに大きな外国人の利用が多くなるので)
現状の4ドアセミクロスシートのレイアウトです。
ではどうするか。
ここでは、クロス部は現状のボックスタイプのままとする事を前提にして考えてみました。
① クロスシートはピッチを拡大した上で、オフセットに配置する。
② サイドシートは、クロス部の片側は省略し、反対側に2人分配置する。
③ 全席1人あたりの幅を460㎜に拡大する。
ピッチも幅も拡大すると、ドア間で8人は確保できず、1両あたりの着席定員が12人も減って完全ロングシート車よりも少なくなるので、この点は批判の対象になる事も覚悟しています。
しかし現状のドア間8人は、やはりクロス・サイドどちらも窮屈な感が否めません。
また、座席転換機能を備えた近鉄の「L/Cカー」や、東武の「TJライナー」、仙石線205系も、ドア間の着席は6人と割り切っています。
「たくさん座れるけれど窮屈」か、「少なくなるけれどゆったり」か、特に長距離の乗車も多い近郊型では考える必要もあるか思います。
それで、座席を減らすと寸法を拡大してもなお、立ち客の床面積が増える事になりますが、どう使うか。
昨今の通勤・近郊列車でもう一つ考えなければならない事に、「ベビーカー」の急増があります。
駅のエレベーターの整備が進みましたし、バスでもそのまま乗れるようになりました。
加えて「ママ鉄」の増加もあるのでしょうか、電車におけるベビーカーの利用も増加傾向にあります。
しかしその結果、車内におけるベビーカーの占有面積がかなり大きくなり、特に最近はベビーカー自体が大型化する傾向にありますので、乗降の際に妨げになるケースを良く見かけるようになりました。
そこで、この座席レイアウト変更によって生じた、クロスシート脇のスペースをベビーカーに利用してもらう、という事を提案したい訳です。
もちろん、この場所自体がいいかどうかは子供を持たない私には解からず、特にお子様をお持ちの母親の皆様の意見を聞いてみたいとは思います。
いずれにしろ車内におけるベビーカーの居場所も、4ドアセミクロスに限らず、どんな列車であれ考えておく必要が出てきたと思います。
これが私なりに考えた改善案ですが、いかがでしょうか。
これがうまくいけば近郊型に限らず、純粋な通勤型でもそれ程激しい混雑がない路線(例えば相模線)にも導入が可能になるかも知れません。
どこかで意見や感想を聞ければと思います。
あと座席そのものの座り心地ですが、確かに少々硬いなあと思うのは事実。
熱海で、同じ片持ち式のJR東海・313系に乗り換えると、差がはっきり感じられます。
E233系では若干良くなっていますが、やはりこの点でもさらに改善を。
申し訳ありませんが、コメントは受け付けない事にしています。この記事について何かありましたら、本体の「日本の路線バス・フォトライブラリー」上からメールを下さい。折返し返事をしたいと思います。
また、何か質問がありましたら、やはり本体上からメールを下さい。解かる範囲でお答えをしたいと思います。質問と答えは当ブログにも掲載します。
今日は横浜線の東神奈川~小机・町田間で臨時列車が設定されています。
でも東神奈川駅の臨時列車の時刻表には「日産スタジアム」って書いてあったんだよなあ。
柏レイソルは残念ながら、3位決定戦は敗戦になりました。
《今日のニュースから》
サッカー・クラブW杯 バルセロナが2年ぶり2度目の優勝
№602 20年ぶりの国内大旅行・西日本 12<終>阿波おどりの町から、ANA988便で帰宅の途に
11月10日(木)
長い旅も、ついに最終日です!
徳島から、午後のANA便で東京に戻ります。
徳島はあまり来る機会がないので、午前中だけでもバスの写真を撮りたいと、徳島を長旅の終点に選んだのですが、朝から曇がち。
ただ、ほんのわずかですが青空が一瞬広がったので、隙をうかがって数枚撮影。
徳島駅。
駅前の郵便ポストには、一番上の画像のように、阿波踊りの像がありました。
徳島駅前のバス乗り場。
ここは一般の路線バスでは、徳島市営バスと徳島バス、それに隣の小松島市からも市営バスが入ってきます。
ちなみにバスの時刻表には、「8/12~8/15の間、阿波おどりのため土休日ダイヤで運行」の注釈がありました。
普通は「お盆のため」で済む所ですが、さすがは徳島。
国道11号を走る、徳島バスのポンチョ。
詳細は不明ですが、最近運行を開始したらしいです。
ロングですが、1ドア。
こちらは徳島市営バス。
通常の市営バスは帯の色が紺ですが、ノンステップ車は紫。
また、一部の循環バスは専用車として、さらに帯の色を系統ごとに変えているようでした。
残念ながら青空は一瞬で、すぐに雲が空を覆ってしまいました。
次に徳島に来れるのっていつかなあ。
高松と同じで、最近は本州からの高速バスもガンガンくるので、是非まとめて撮りたいと思っているのですが。
昼を過ぎて、徳島空港に向かいます。
徳島空港へは、もちろん空港専用のバスもあり、12時25分に出発しますが、それより前の12時00分に一般の路線バスとして、空港経由の鳴門公園行がありますのでこちらを利用してみました。
当然空港バスとルートが違い、北島町を経由し、一つ一つバス停を通過していきます。
ここで恥をさらしますが、失敗談。
駅から空港ターミナルまでは430円で、空港バスと同じ運賃。
ところが手元には小銭がほとんどなく、お札も1万円と5千円だけ。
当然バスの運賃箱では両替はできません。
まあたまたま東京から来たANA便を受ける空港バスが停車していたので、両替して頂いたから良かったものの、この旅では、電車・バス代の支払いもクレジット・カードだったり、ICや磁気のカードが大半だったから、現金の支払いに関して感覚が狂っていたようでした。
ドライバーの皆様、この場を借りてお詫びとお礼を申し上げます。
さて、この空港ターミナルは、去年の4月に移転し、新規オープンしました。
(バスで来る途中に、旧ターミナルが未だ残っているのも見えます)
「徳島阿波おどり空港」の異名を持つだけあって、どこもかしこも阿波おどり尽くしでした。
外の入口の脇には銅像。
ターミナル内も、エスカレーター脇には阿波おどりの壁画が。
他にも、出発ロビーのモニターでは阿波おどりのビデオが放映されていました。
ANAのB737-800はかなり前からいましたが、やがてJALのB767-300も到着。
両社の東京羽田便が相次いで出発するとあって、出発ロビーはビジネス風のお客さんが多かったようです。
ANAの徳島線は10月30日より1往復増便されていて(これから乗る988便が増便)、記念してキャンペーンを行なっていました。
(この先は申し訳ないのですが、通常離着陸時の電子機器制限時に使用するケンコーのカメラを、間違って空港で預けるバッグの中に入れっぱなしにしてしまいました。なので離着陸時の写真がありません。ゴメンナサイ)
という事で徳島を定刻より早目に出発して離陸、紀伊水道を横断して紀伊半島上空へ。
しかしこの日は天気が悪く、高度が低い(キャプテンアナウンスでは5,100mと言っていた)事もあって、上も下も雲が広がって、うっとおしい…。
機内のモニターでは、「B787開発秘話」みたいなプログラムを放映していました。
羽田空港はターミナルではなく、北側の貨物地区の前のオープンスポットに到着、ターミナルまではバスで移動します。
羽田も天気は良くないけれど、雨は降っていないのは幸い。
そして…。
2つ左隣にはB787-8の姿がありました。
実はすぐ右隣にもB787-8がいて、つまりは2機とも貨物地区にいて、その間に到着した事になります。
モニターでプログラムを放映していた事もあって、バスの中でも話題になっていました。
B787-8を写真に収めたのは、これが初めてになります。
ついに、長旅も終わりました。
さて、これからしばらくは次の仕事探しをしなくては…。
まあ、かといってそれだけで終わりにはしませんが。
とにかく、早く精神的に安定した日が戻ってくるよう、自ら励むだけです。
でも、やっぱりまた早く、どこか遠くに行きたいなあ。
申し訳ありませんが、コメントは受け付けない事にしています。この記事について何かありましたら、本体の「日本の路線バス・フォトライブラリー」上からメールを下さい。折返し返事をしたいと思います。
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今日はこの他、松坂大輔選手・村田修一選手が、北上市で被災地の子供たちと交流したとの事です。
《今日のニュースから》
“なでしこジャパン”鮫島彩選手 いわき市のサッカー教室で楢葉町の子供たちと交流
№601 JRグループ 3月17日(土)ダイヤ改正
来年3月17日(土)のJRのダイヤ改正の概要が本日発表になりました。
まず一つ、明るい話題があります。
八戸線がこの日より全線で運転を再開すると発表がありました。
(JR東日本・盛岡支店HPより)
時刻表も公表されていて、震災前とほとんど同じになっています。
では各社のプレスリリースからチェックして行きますが、全体的にはやはり少々「しょぼい」ものになっている気がします。
ちょっとばかしショッキングな所も。
なお北海道は、今日は発表がありませんでした。
(北海道は今回は行なわないかも知れない)
JR東日本
新幹線
◆ E5系使用の<はやて>増、<なすの>に新設定
E5系は10編成になり、<はやて>は7往復。
新たに<なすの>2往復に設定されます。
<なすの>の「グランクラス」料金は3,000円になりますが、付帯サービスはなし。
4月27日にはもう1編成追加されて<はやて><やまびこ>各1往復がE5系になるようですが、<はやぶさ>は今回は増発なし。
◆ <つばさ>併結の一部<やまびこ>をE2系に置き換え、<つばさ>所要時分短縮
東京~山形間は最速2時間29分になります。
◆ <やまびこ208号>速達化(→<やまびこ128号>
今は全区間各駅停車の所、仙台からは今の<Maxやまびこ128号>のダイヤに乗って東京まで早く着くという事。
<やまびこ208号>は仙台始発になります。
◆ 夕方に東京→盛岡直通<やまびこ69号>設定
東京~仙台間<Maxやまびこ145号>と、仙台~盛岡間<やまびこ99号>を1本化。
今の<やまびこ99号>は土休日運休ですが、毎日運転になるのかどうかは記されていませんでした。
(たぶん毎日運転でしょう)
◆ <Maxとき302号>はE4系16連に変更し、本庄早稲田に停車
<Maxとき302号>の通過駅は上毛高原だけになります。
新潟から16連で走るのでしょうか?だとしたら初めて新潟~越後湯沢間で16連が走る事になります。
<あさま506号>は本庄早稲田通過に変更。
<Maxとき300号>もE4系に変更(高崎までは8連)。
こうして見るとE5系の追加もさる事ながら、E4系の運用が上越新幹線にシフトしていく事が伺えます。
今後は200系だけでなく、E1系についても注意が必要でしょう。
在来線
◆ 常磐線<ひたち>系にE657系投入
改正時点では<スーパーひたち>10往復、<フレッシュひたち>4.5往復に投入。
651系は<スーパー><フレッシュ>あわせて11往復に激減する事になります。
◆ <スーパーあずさ>一部が立川に停車増
これで中央線の特急(定期)は<スーパーあずさ19・14号>1往復を除いて、全て立川に停車。
◆ 武蔵野線<しもうさ>運転時刻をラッシュ時間帯にシフト
◆ 横浜線・南武線・八高線・成田線(成田~成田空港間)で一部増発、運転区間延長
◆ 武蔵野線に吉川美南駅開業
◆ <日本海><きたぐに>廃止
これが少々ショッキングで、<日本海>はまだしも、<きたぐに>まで廃止になるとは、少なくともこの時点では思わなかった。
確かに噂としてはあったものの、大阪~新潟間は夜行列車として適当な距離ではないかと思え、何とかならないかという気がしてなりませんが…。
どちらも多客時には臨時列車として運転されるそうですが、<日本海>については、秋田~青森間では代替の<つがる>運転という話もありません。
(普通列車のダイヤ調整で補完)
直江津→新潟間は<きたぐに>とほぼ同じダイヤで、全車指定席の快速<おはよう信越>を設定。
◆ <草津><あかぎ>見直し
<草津1・6号>は廃止、2編成連結14連は、平日の<あかぎ>1往復だけ?
<ホームライナー鴻巣>が185系7連に変更。
◆ <成田エクスプレス>削減・編成短縮
東京~成田空港間は現状維持だが、新宿~東京間2往復、横浜~東京間3往復は取り止め。
◆ 久留里線でタブレット閉塞を廃止
この他、東海道・伊東線の国府津~熱海~伊東間、横須賀線の逗子~久里浜間が「見直し」。
確かに利用が少なくなる区間ではあるけれど、神奈川県で削減とはね…。
<妙高>の内2往復は近郊型による全車自由席列車に変更。
仙台~石巻間の臨時快速が、毎日運転になります。
また<カシオペア><北斗星>の食堂車が完全禁煙化。
JR東海
新幹線
◆ 300系引退、N700系・700系に統一
特に定期の<のぞみ>は全列車N700系で運転。
ちなみにJR東海のプレスリリースでは「N700系は300系に比べて25%の電力消費量の削減になります」とありましたが、こんな事は今まで書かれてはいなかったような気がします。
昨今の電力事情を反映しているのでしょうか。
これに伴ってなのか、一部<のぞみ>の所要時分が短縮。
◆ 岡山発着<のぞみ>増発
上りは6時00分~7時00分の東京行<のぞみ>が20分間隔になります。
上下とも岡山からの対東京のビジネスに力を入れているようです。
大阪もそうだろうけれど、今は岡山が対航空の競争の激戦区になっているのかも知れません。
(その視点で見ると、ANAがB787-8の初就航地に岡山を選んだのは、思った以上に新幹線を意識しているからかも)
<ひかり>の一部は新大阪で分割、山陽側を<こだま>で運転。
在来線
◆ <あさぎり>車両置き換え・削減し運転区間も短縮
新宿~御殿場間3往復に縮小(土休日は4往復)の上、全て小田急のMSEで運転。
371系退役は噂には聞いていましたが、小田急の20000形RSEも撤退。
小田急のプレスリリース(別に書く予定)では、10000形HiSE、5000形と共に引退との事。
MSEは3社へ直通運転する事になります。
なお小田急線内は新百合ヶ丘・相模大野・秦野に停車し、町田は通過。
20年前の特急格上げ、沼津直通開始時点では東海バスが電車のカラーに合わせた特急バスを接続運行するなど、特に小田急グループが力を入れていたものですが、観光の利用がやはり振るわなかったのでしょうか。
最近相次いで開業した、高速バスの影響もあるかも知れません。
◆ 東海道線に相見駅開業
昨年「今年3月で開業か」と大ウソを書いてしまった、幸田~岡崎間に建設が進んでいた駅。
◆ 下り特別快速2本が幸田特別停車
朝方の普通列車2本が相見で通過待ちを行なうため。
◆ 中央線・太多線でラッシュ時に増発・一部快速格上げ
引き換えに<ホームライナー太多>は廃止。
この他<しなの16号>の南木曽停車を<20号>に変更、土休日日中の愛知環状鉄道直通取り止め、美濃赤坂支線・飯田線でワンマン運転開始など。
JR西日本
新幹線
<のぞみ>についてはJR東海を、<みずほ><さくら>についてはJR九州も見て下さい。
なお「ひかりレールスター」は<さくら>への立替もありますが、日中は純減になっている時間帯があります。
「ひかりレールスター」はもはや1往復だけ?
他のポイント。
◆ 停車駅が多い<ひかり>を設定
新大阪~博多間1往復、岡山→広島間1本。
ただしいずれも<こだま>からの立て替えではないでしょうか。
◆ 100系・300系引退
山陽区間ではN700系・700系・500系に統一。
この他、700系8連(レールスター)が完全禁煙。
在来線
◆ 紀勢線特急に新型287系投入・全列車<くろしお>に統一
287系は改正時点では4往復、7月までには7往復で運転。
全列車が海南に停車。
◆ <はまかぜ>の所要時分短縮
播但線・山陰本線の高速化工事が行なわれたためで、大阪~城崎温泉間では平均6分、最大で15分(3号)の短縮。
◆ 福知山線・阪和線・きのくに線に225系投入
福知山線では113系の運用が終了。
きのくに線では所要時分を短縮。
◆ 金沢では521系を富山まで運用、運転間隔の調整、特急との接続の改善、高山本線で通勤時増発、日中の運転区間短縮 など
◆ 岡山では<やくも>と<みずほ>が接続、岡山~法界院間で普通列車削減 など
◆ 広島では夕刻の快速「通勤ライナー」を全て普通列車に変更(呉線は除く)し、一部削減 呉線快速<安芸路ライナー>は海田市・吉浦に停車 そのほか芸備線・福塩線・小野田線・山陰本線で普通列車削減
やっぱり広島が一番問題だなあ。
芸備線の備後落合~庄原間は5往復にまで削減。
(芸備線は「奥出雲おろち号」運転時に1往復臨時運転あり)
福塩線の府中~三次間も6往復に削減され、日中約6~7時間列車なし。
呉線は普通列車の一部が<安芸路ライナー>になり、<安芸路ライナー>は30分間隔になるものの、通過駅は1時間おきになります。
小野田線は日中4時間列車が空白になる時間帯があり、長門本山支線では夕方は1往復のみ。
山陽方面では、山間部だけでなく都市圏でも列車削減の傾向が顕著になってきていて、広島近辺については後日取り上げる予定ですが、かなりまずい傾向ではないでしょうか。
JR四国
◆ 早朝の新居浜→松山間<いしづち51号>を設定
◆ 窪川→高知間<あしずり52号>を設定
高知で<南風4号・しまんと4号>に接続。
また<南風2号>接続の須崎発普通列車を設定という事ですが、これは時刻変更かも知れない。
◆ <しまんと6号>を2時間繰り下げ、併結相手を<南風20号>→<24号>に変更
◆ <南風>全列車が多度津に停車
◆ <南風><しまんと>の一部が高知で系統分割、高知から<あしずり>で運転
高知折り返しとなる<南風><しまんと>はいずれも3・4連で、2連の<あしずり>に乗換という事か。
高知駅では同一ホーム上の1⇔2番線間で乗換可能。
◆<あしずり54号><ホームエクスプレス阿南3号>取り止め、<剣山3号>短縮
◆ <うずしお>停車駅増
この他牟岐線・徳島線で普通列車新設、高松駅での<うずしお>⇔<マリンライナー>の接続を改善など。
JR九州
◆ 山陽新幹線直通<みずほ><さくら>増発
<みずほ>は1往復増で5往復、<さくら>は7往復増で18往復となり、朝夕は1時間あたり2往復が直通。
九州新幹線内の<さくら>も増発(ただし<つばめ>からの立て替えもあるみたい)。
合わせて最速の所要時分が1~3分短縮され、新大阪~鹿児島中央間は最速3時間42分(<みずほ608号>)。
なお新下関折返し<さくら>は、上りは博多発<こだま>・熊本発<つばめ>に変更され、運転時間帯も変更。
◆ <ゆふ><ゆふいんの森>の一部を大分~別府間延長
◆ <ソニック><にちりん>の乗換駅を大分に統一
◆ 福北ゆたか線のラッシュ時にロングシート車を投入し、混雑を緩和
817系2000番台(2連)、3000番台(3連)合計27両を新製するという事で、車内のデザインのイラストも公開されていました。
また始発列車繰上げ、最終列車繰り下げで新幹線との接続を改善。
この他鹿児島本線で早朝に快速を、筑肥線の早朝・深夜、豊肥線の深夜、及び日豊本線の下校時間帯に普通列車を増発。
今回は、在来線特急はほとんど変化がないようです。
JR貨物
◆ 常磐線の不通により、関東~北海道間・関東~東北間各2往復を東北線経由及び上越・羽越線経由で設定
上越線経由になるのは、
95 梶ヶ谷21:54 → 6:22(+2)札幌
94 札幌8:47 → 19:12(+1)梶ヶ谷
95列車は途中熊谷・南長岡を経由し、北海道への直通輸送サービスを提供
◆ 富士駅コンテナホーム拡張
これにより、一部で報じられている通り、ワム80000形の紙輸送が終了になります。
◆ 東京~福岡間でコキ106形(海上コンテナ対応)増強
以上、各社及び各支社のプレスリリースからチェックしてみました。
地元という事もあって、ちょっと東日本偏重になってしまったかも知れません。
当然もっと詳しいディティールは解かりませんから、来年の時刻表3月号が発売になった時点で、改めて眺めて見たいと思います。
なおJR以外では小田急の他、今日の時点ではIGRいわて銀河鉄道のプレスリリースを確認していますが、他も含めて後日取り上げる事にします。
申し訳ありませんが、コメントは受け付けない事にしています。この記事について何かありましたら、本体の「日本の路線バス・フォトライブラリー」上からメールを下さい。折返し返事をしたいと思います。
また、何か質問がありましたら、やはり本体上からメールを下さい。解かる範囲でお答えをしたいと思います。質問と答えは当ブログにも掲載します。
昨年の時点で常磐線の特急はいわきで系統を分割し、いわき~仙台間に新タイプの特急を設定する事になっていました。
色々主義主張はあるでしょうが、とにもかくにもまずはこの一大事が完全に終息しない限り、何も先には進まないでしょう。
《今日のニュースから》
福島第一原発事故 野田首相 「ステップ2」の完了を宣言
まず一つ、明るい話題があります。
八戸線がこの日より全線で運転を再開すると発表がありました。
(JR東日本・盛岡支店HPより)
時刻表も公表されていて、震災前とほとんど同じになっています。
では各社のプレスリリースからチェックして行きますが、全体的にはやはり少々「しょぼい」ものになっている気がします。
ちょっとばかしショッキングな所も。
なお北海道は、今日は発表がありませんでした。
(北海道は今回は行なわないかも知れない)
JR東日本
新幹線
◆ E5系使用の<はやて>増、<なすの>に新設定
E5系は10編成になり、<はやて>は7往復。
新たに<なすの>2往復に設定されます。
<なすの>の「グランクラス」料金は3,000円になりますが、付帯サービスはなし。
4月27日にはもう1編成追加されて<はやて><やまびこ>各1往復がE5系になるようですが、<はやぶさ>は今回は増発なし。
◆ <つばさ>併結の一部<やまびこ>をE2系に置き換え、<つばさ>所要時分短縮
東京~山形間は最速2時間29分になります。
◆ <やまびこ208号>速達化(→<やまびこ128号>
今は全区間各駅停車の所、仙台からは今の<Maxやまびこ128号>のダイヤに乗って東京まで早く着くという事。
<やまびこ208号>は仙台始発になります。
◆ 夕方に東京→盛岡直通<やまびこ69号>設定
東京~仙台間<Maxやまびこ145号>と、仙台~盛岡間<やまびこ99号>を1本化。
今の<やまびこ99号>は土休日運休ですが、毎日運転になるのかどうかは記されていませんでした。
(たぶん毎日運転でしょう)
◆ <Maxとき302号>はE4系16連に変更し、本庄早稲田に停車
<Maxとき302号>の通過駅は上毛高原だけになります。
新潟から16連で走るのでしょうか?だとしたら初めて新潟~越後湯沢間で16連が走る事になります。
<あさま506号>は本庄早稲田通過に変更。
<Maxとき300号>もE4系に変更(高崎までは8連)。
こうして見るとE5系の追加もさる事ながら、E4系の運用が上越新幹線にシフトしていく事が伺えます。
今後は200系だけでなく、E1系についても注意が必要でしょう。
在来線
◆ 常磐線<ひたち>系にE657系投入
改正時点では<スーパーひたち>10往復、<フレッシュひたち>4.5往復に投入。
651系は<スーパー><フレッシュ>あわせて11往復に激減する事になります。
◆ <スーパーあずさ>一部が立川に停車増
これで中央線の特急(定期)は<スーパーあずさ19・14号>1往復を除いて、全て立川に停車。
◆ 武蔵野線<しもうさ>運転時刻をラッシュ時間帯にシフト
◆ 横浜線・南武線・八高線・成田線(成田~成田空港間)で一部増発、運転区間延長
◆ 武蔵野線に吉川美南駅開業
◆ <日本海><きたぐに>廃止
これが少々ショッキングで、<日本海>はまだしも、<きたぐに>まで廃止になるとは、少なくともこの時点では思わなかった。
確かに噂としてはあったものの、大阪~新潟間は夜行列車として適当な距離ではないかと思え、何とかならないかという気がしてなりませんが…。
どちらも多客時には臨時列車として運転されるそうですが、<日本海>については、秋田~青森間では代替の<つがる>運転という話もありません。
(普通列車のダイヤ調整で補完)
直江津→新潟間は<きたぐに>とほぼ同じダイヤで、全車指定席の快速<おはよう信越>を設定。
◆ <草津><あかぎ>見直し
<草津1・6号>は廃止、2編成連結14連は、平日の<あかぎ>1往復だけ?
<ホームライナー鴻巣>が185系7連に変更。
◆ <成田エクスプレス>削減・編成短縮
東京~成田空港間は現状維持だが、新宿~東京間2往復、横浜~東京間3往復は取り止め。
◆ 久留里線でタブレット閉塞を廃止
この他、東海道・伊東線の国府津~熱海~伊東間、横須賀線の逗子~久里浜間が「見直し」。
確かに利用が少なくなる区間ではあるけれど、神奈川県で削減とはね…。
<妙高>の内2往復は近郊型による全車自由席列車に変更。
仙台~石巻間の臨時快速が、毎日運転になります。
また<カシオペア><北斗星>の食堂車が完全禁煙化。
JR東海
新幹線
◆ 300系引退、N700系・700系に統一
特に定期の<のぞみ>は全列車N700系で運転。
ちなみにJR東海のプレスリリースでは「N700系は300系に比べて25%の電力消費量の削減になります」とありましたが、こんな事は今まで書かれてはいなかったような気がします。
昨今の電力事情を反映しているのでしょうか。
これに伴ってなのか、一部<のぞみ>の所要時分が短縮。
◆ 岡山発着<のぞみ>増発
上りは6時00分~7時00分の東京行<のぞみ>が20分間隔になります。
上下とも岡山からの対東京のビジネスに力を入れているようです。
大阪もそうだろうけれど、今は岡山が対航空の競争の激戦区になっているのかも知れません。
(その視点で見ると、ANAがB787-8の初就航地に岡山を選んだのは、思った以上に新幹線を意識しているからかも)
<ひかり>の一部は新大阪で分割、山陽側を<こだま>で運転。
在来線
◆ <あさぎり>車両置き換え・削減し運転区間も短縮
新宿~御殿場間3往復に縮小(土休日は4往復)の上、全て小田急のMSEで運転。
371系退役は噂には聞いていましたが、小田急の20000形RSEも撤退。
小田急のプレスリリース(別に書く予定)では、10000形HiSE、5000形と共に引退との事。
MSEは3社へ直通運転する事になります。
なお小田急線内は新百合ヶ丘・相模大野・秦野に停車し、町田は通過。
20年前の特急格上げ、沼津直通開始時点では東海バスが電車のカラーに合わせた特急バスを接続運行するなど、特に小田急グループが力を入れていたものですが、観光の利用がやはり振るわなかったのでしょうか。
最近相次いで開業した、高速バスの影響もあるかも知れません。
◆ 東海道線に相見駅開業
昨年「今年3月で開業か」と大ウソを書いてしまった、幸田~岡崎間に建設が進んでいた駅。
◆ 下り特別快速2本が幸田特別停車
朝方の普通列車2本が相見で通過待ちを行なうため。
◆ 中央線・太多線でラッシュ時に増発・一部快速格上げ
引き換えに<ホームライナー太多>は廃止。
この他<しなの16号>の南木曽停車を<20号>に変更、土休日日中の愛知環状鉄道直通取り止め、美濃赤坂支線・飯田線でワンマン運転開始など。
JR西日本
新幹線
<のぞみ>についてはJR東海を、<みずほ><さくら>についてはJR九州も見て下さい。
なお「ひかりレールスター」は<さくら>への立替もありますが、日中は純減になっている時間帯があります。
「ひかりレールスター」はもはや1往復だけ?
他のポイント。
◆ 停車駅が多い<ひかり>を設定
新大阪~博多間1往復、岡山→広島間1本。
ただしいずれも<こだま>からの立て替えではないでしょうか。
◆ 100系・300系引退
山陽区間ではN700系・700系・500系に統一。
この他、700系8連(レールスター)が完全禁煙。
在来線
◆ 紀勢線特急に新型287系投入・全列車<くろしお>に統一
287系は改正時点では4往復、7月までには7往復で運転。
全列車が海南に停車。
◆ <はまかぜ>の所要時分短縮
播但線・山陰本線の高速化工事が行なわれたためで、大阪~城崎温泉間では平均6分、最大で15分(3号)の短縮。
◆ 福知山線・阪和線・きのくに線に225系投入
福知山線では113系の運用が終了。
きのくに線では所要時分を短縮。
◆ 金沢では521系を富山まで運用、運転間隔の調整、特急との接続の改善、高山本線で通勤時増発、日中の運転区間短縮 など
◆ 岡山では<やくも>と<みずほ>が接続、岡山~法界院間で普通列車削減 など
◆ 広島では夕刻の快速「通勤ライナー」を全て普通列車に変更(呉線は除く)し、一部削減 呉線快速<安芸路ライナー>は海田市・吉浦に停車 そのほか芸備線・福塩線・小野田線・山陰本線で普通列車削減
やっぱり広島が一番問題だなあ。
芸備線の備後落合~庄原間は5往復にまで削減。
(芸備線は「奥出雲おろち号」運転時に1往復臨時運転あり)
福塩線の府中~三次間も6往復に削減され、日中約6~7時間列車なし。
呉線は普通列車の一部が<安芸路ライナー>になり、<安芸路ライナー>は30分間隔になるものの、通過駅は1時間おきになります。
小野田線は日中4時間列車が空白になる時間帯があり、長門本山支線では夕方は1往復のみ。
山陽方面では、山間部だけでなく都市圏でも列車削減の傾向が顕著になってきていて、広島近辺については後日取り上げる予定ですが、かなりまずい傾向ではないでしょうか。
JR四国
◆ 早朝の新居浜→松山間<いしづち51号>を設定
◆ 窪川→高知間<あしずり52号>を設定
高知で<南風4号・しまんと4号>に接続。
また<南風2号>接続の須崎発普通列車を設定という事ですが、これは時刻変更かも知れない。
◆ <しまんと6号>を2時間繰り下げ、併結相手を<南風20号>→<24号>に変更
◆ <南風>全列車が多度津に停車
◆ <南風><しまんと>の一部が高知で系統分割、高知から<あしずり>で運転
高知折り返しとなる<南風><しまんと>はいずれも3・4連で、2連の<あしずり>に乗換という事か。
高知駅では同一ホーム上の1⇔2番線間で乗換可能。
◆<あしずり54号><ホームエクスプレス阿南3号>取り止め、<剣山3号>短縮
◆ <うずしお>停車駅増
この他牟岐線・徳島線で普通列車新設、高松駅での<うずしお>⇔<マリンライナー>の接続を改善など。
JR九州
◆ 山陽新幹線直通<みずほ><さくら>増発
<みずほ>は1往復増で5往復、<さくら>は7往復増で18往復となり、朝夕は1時間あたり2往復が直通。
九州新幹線内の<さくら>も増発(ただし<つばめ>からの立て替えもあるみたい)。
合わせて最速の所要時分が1~3分短縮され、新大阪~鹿児島中央間は最速3時間42分(<みずほ608号>)。
なお新下関折返し<さくら>は、上りは博多発<こだま>・熊本発<つばめ>に変更され、運転時間帯も変更。
◆ <ゆふ><ゆふいんの森>の一部を大分~別府間延長
◆ <ソニック><にちりん>の乗換駅を大分に統一
◆ 福北ゆたか線のラッシュ時にロングシート車を投入し、混雑を緩和
817系2000番台(2連)、3000番台(3連)合計27両を新製するという事で、車内のデザインのイラストも公開されていました。
また始発列車繰上げ、最終列車繰り下げで新幹線との接続を改善。
この他鹿児島本線で早朝に快速を、筑肥線の早朝・深夜、豊肥線の深夜、及び日豊本線の下校時間帯に普通列車を増発。
今回は、在来線特急はほとんど変化がないようです。
JR貨物
◆ 常磐線の不通により、関東~北海道間・関東~東北間各2往復を東北線経由及び上越・羽越線経由で設定
上越線経由になるのは、
95 梶ヶ谷21:54 → 6:22(+2)札幌
94 札幌8:47 → 19:12(+1)梶ヶ谷
95列車は途中熊谷・南長岡を経由し、北海道への直通輸送サービスを提供
◆ 富士駅コンテナホーム拡張
これにより、一部で報じられている通り、ワム80000形の紙輸送が終了になります。
◆ 東京~福岡間でコキ106形(海上コンテナ対応)増強
以上、各社及び各支社のプレスリリースからチェックしてみました。
地元という事もあって、ちょっと東日本偏重になってしまったかも知れません。
当然もっと詳しいディティールは解かりませんから、来年の時刻表3月号が発売になった時点で、改めて眺めて見たいと思います。
なおJR以外では小田急の他、今日の時点ではIGRいわて銀河鉄道のプレスリリースを確認していますが、他も含めて後日取り上げる事にします。
申し訳ありませんが、コメントは受け付けない事にしています。この記事について何かありましたら、本体の「日本の路線バス・フォトライブラリー」上からメールを下さい。折返し返事をしたいと思います。
また、何か質問がありましたら、やはり本体上からメールを下さい。解かる範囲でお答えをしたいと思います。質問と答えは当ブログにも掲載します。
昨年の時点で常磐線の特急はいわきで系統を分割し、いわき~仙台間に新タイプの特急を設定する事になっていました。
色々主義主張はあるでしょうが、とにもかくにもまずはこの一大事が完全に終息しない限り、何も先には進まないでしょう。
《今日のニュースから》
福島第一原発事故 野田首相 「ステップ2」の完了を宣言