№568 東急バス ファン感謝祭
10月30日(土)、東急バスの新羽営業所で、東急バス発足20周年を記念した「ファン感謝祭」が開催されました。
ちょっと遅くなってしまいましたが、ここで改めて書いてみたいと思います。
事前に配布されていた、感謝祭の告知のチラシです。
(実際は2つ折り)
「バスラマ・インターナショナル」のぽると出版が協力になっていますが、東急バス発足時に特集号を作成したこと、10年前の10周年記念の時に「東急バス10年のあゆみ」を制作しているという縁があります。
キリンビバレッジと共に物販のブースを出していました。
この日、綱島駅~新羽営業所庚申堀~勝田団地~勝田折返所間の〔綱71〕系統で、旧塗装復刻車の内の一般路線車4台が運用されていた事は、前に書きました。
事前のプレスリリースでは9時台からの時刻が公表されていましたが、実際にはもっと早くから運用されていました。
綱島駅8時49分発はH1179。
感謝祭の中吊り広告。
20周年記念ではもう一つ、「体験教室」が行なわれます。
その中吊り広告。
感謝祭の開始は11時からでまだ時間があるので、とりあえず勝田折返所まで乗り通しました。
事情は解かりませんでしたが、AO1130は〔綱71〕の運用開始が遅くなり(綱島駅発は10時33分から。前日にプレスリリースでも公表されていた)、代わりに新羽〔営〕のNI1177が運用されていました。
形式はこちらと同じLKG-MP35FKと思われます。
新羽営業所までは歩いて戻りました。
勝田団地を走るH1179。
沿道では三脚を立てて待っているファンの姿もありました。
SLみたい。
前にもご覧頂きましたが、新羽営業所庚申堀バス停付近を走るSI1126です。
結構田舎的な風景も残されています。
何しろ蔵がある位です。
もう少し時間がありますので、旧塗装車をまとめて撮影しました。
改めてご覧頂きます。
AO1130(青葉台〔営〕) 日野LKG-KV234L3
一つ前の路線車のカラー。
なおこの後、瀬田〔営〕のエアロスター・ノンステップが1台、この塗装に塗り替えられたとの事です。
H1179(東山田〔営〕) 三菱ふそうLKG-MP35FK
先代の貸切カラー。
SI1126(下馬〔営〕) 日野PDG-KR234J2
初代貸切カラー。
この塗装は、旧上田電鉄でも使われていました。
なお、通常は〔綱71〕では中型車は運用されません。
NJ1153(虹ヶ丘〔営〕) いすゞLKG-LV234N3
「マーキュリーカラー」。
後で書きますが、このカラーは現在も使われています。
路線車でも意外に違和感を感じないのは、今現在北海道のじょうてつで使われているからでしょうか。
この4台が、このローテーションで運用されていました。
時間になりました。営業所に向かいます。
早くから長い行列ができていました。
特に「バスコレ」などを発売する「うりばA」がかなり長くなっていました。
受付。
ここで東急バスの新キャラクター「ノッテちゃん」のグッズがもらえます。
その一つ、クリアファイル。
他に小さいメモ帳。
また、東急バスの路線図も配布されていました。
整備工場。
エンジンルームの扉を開き、内部を公開しています。
一番右は特定輸送のガーラミオ。
メインの展示車両の画像をご覧頂きますが、どうした事か、一番肝心な「ミルキーウェイ」復刻のNI3175は、なぜか撮るのを忘れていました…(フィルムを現像してから判明)。
申し訳ありません。あらかじめご了承下さい。
展示車両は6台が予告されていましたが、2台追加で展示されていました。
まず1列目。
H1181(東山田〔営〕) 三菱ふそうLKG-MP35FP
11月1日に運行を開始している、通勤高速バス「E-Liner」用の新色ワン・ロマ。
虹ヶ丘営業所→渋谷駅間で、とりあえずは平日の朝方に片道5本でスタートしています。
虹ヶ丘が始発なのに、東山田〔営〕担当。
NI3775(新羽〔営〕) 三菱ふそうPJ-MS86JP
先に申し上げた、撮影を忘れてしまったNI3175(三菱ふそうLKG-MS96JP)をはさんで、今のリムジンカラーをまとう空港車。
NI3727(新羽〔営〕) 日野PKG-RU1ESAA
当日になって追加で展示されていた、セレガ空港車。
展示車両の2列目。
H930(東山田〔営〕) 日野BJG-HU8JLFP
BLCハイブリッド。
S2278(東急トランセ 瀬田〔営〕) 三菱ふそうKL-MS86MP
マーキュリーカラーをまとう貸切車。
貸切車は、現在は東急トランセが運行しています。
NJ1856(虹ヶ丘〔営〕) いすゞKC-LV380N
ツーステップの路線車。
NI1803(新羽〔営〕) 日産ディーゼルKC-UA460HSN
これも当日追加で展示されていました。
以前は川崎〔営〕配置で、その前は新羽〔営〕にいたそうですから、恐らく〔城01〕系統が一時川崎〔営〕持ちになった時に一度転属、川崎〔営〕が廃止(昨年)になるのを前に〔城01〕系統が再び新羽〔営〕持ちになった時点で戻ってきた、という経緯があると思われます。
NJ1856もそうですが、ツーステップ車はこの1999年式が最後になりました。
恐らくは両車とも、今年中には姿を消すのかと思います。
以上、駆け足でファン感謝祭の様子を書いてみました。
今回は営業所の敷地の半分弱を使用して行なわれましたが、正直多少狭いかなと感じました。
まあ東急バスの営業所はどこも狭いし、新羽〔営〕が会場に選ばれたのは、市営地下鉄の新羽駅から歩いて来れるからだったのかと思います。
(他の営業所はほとんどが皆鉄道の駅から距離があり、通常はバスの利用が必要になる)
これからの東急バスの発展に期待します。
申し訳ありませんが、コメントは受け付けない事にしています。この記事について何かありましたら、本体の「日本の路線バス・フォトライブラリー」上からメールを下さい。折返し返事をしたいと思います。
また、何か質問がありましたら、やはり本体上からメールを下さい。解かる範囲でお答えをしたいと思います。質問と答えは当ブログにも掲載します。
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《今日見た・聞いた・思った事》
西武バスと西鉄が共同で、大宮・池袋・横浜~福岡線を12月8日から運行すると発表しました。
(実際の運行は西武観光バスと西鉄高速バス)
西鉄は現在新宿~福岡線を運行していますが、この路線はそれを上回る、日本最長路線となります。
今回は全席4列シートの低価格志向で時期によって運賃が変動し、閑散期の大宮~福岡間は8,000円になります。
詳しくは公式Webサイトを見て頂きたいと思いますが、このバスの名称が「Lions Express」。
西武はもちろん、西鉄もかつてはライオンズを保有していましたから、ライオンズつながりというわけです。
(この数年行なわれている「ライオンズ・クラシック」は、西鉄も協賛していた)
西武バスのリリースのチラシの想像図を見ますと、今の埼玉西武ライオンズが着用しているユニフォームの「レジェンド・ブルー」をベースにしたガーラ?になっています。
西武バスというと青・赤・緑の3色の帯に、レオのマークのライオンズカラーがお馴染みなのですが、肝心のライオンズが今このカラーを使っていません。
果たしてこれが契機となって、色が変わったりする事があるのでしょうか。
そして、恐らくは会員制ツアーバスをかなり意識したと思われるこの路線、成算はあるでしょうか。
《今日のニュースから》
グーグル通信記録 総務省が削除要求の行政指導