№549 バスマガジンvol.49(講談社ビーシー/講談社)

「バスマガジンvol.49」は先月末に発売になりました。
 表紙は明石市営バス。

◆ 沖縄のバス Enjoy Guide 2011
 うわー、まいったな。
 18Pの総力特集という感じで、これ読んだら、また沖縄に行きたくなっちゃた。
 1990年代後半~2000年代前半にかけて都合3回行っているのですが、もう10年近くご無沙汰してしまいました。 新原ビーチの終点は色々なメディアで出てくるようだけれど、やはりここが沖縄のバスを代表するシーンになるからでしょうか。
 この新原ビーチの待合所とか、辺土名バスターミナルの建物のように、「一見素っ気無いコンクリ作り」+「格子状の窓」という建物が、沖縄らしさを演出しているのでしょうか。

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 車両面では当然10年近く経っちゃったし、ここでは大きくは書かれてはいないけれど、那覇バスと琉球バスの資本の変化もあって、ものすごく様変わりしているというのが、「最新車両ガイド」だけでも伺えます。
 中古とはいえ、ついに大型ノンステップ車も現れたし。 
 
◆ 明石市交通部バス事業完全ガイド!

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「バスマガジン」誌は廃止間際の公営バスを大きく取り上げる事が多く、vol.45の呉市、vol.48(前号)の苫小牧市に次いで今年3者目。
(いずれも来年3月一杯で廃止)
 明石市営は企業部交通課→交通部となったが、最初から「局」になった事はなかったみたい。
 明石市は比較的東西に細長く、播磨灘と神戸市に挟まれる恰好で、新幹線の駅もあるけれど思ったほど広くない。
 その中でもう全体の20%しか運行エリアがないというのでは、公営バスとしてやって行くのはやはり辛いかも。
 同じ道路を複数の公営バスが走る事自体は他にもあるけれど(横浜市営バスが川崎駅西口に乗り入れている)、共同運行で時刻表が統一されているのは、さすがに例がないようです。
 時計が大きく描かれたイラストバスとかは撮ってみたいけれど…。
(一昨年の暮れに明石に降りた時に見かけたのだけれど、撮れなかった)

◆ おじゃまします バス会社潜入レポート vol.49 ジェイ・アール北海道バス
 ジェイ・アール北海道バス(JHB)は一般路線バスの割合がJRバス各社の中では最も高いそうで(一方でJR東海バスは全面廃止、JR四国バスも2路線だけ)、まあ札幌の路線網が国鉄バス時代から充実していたし、市営バスを一部引き継いでいるからそうなるでしょう。
 早くから地下鉄との乗り継ぎ割引も行なっていたし。
 カラーグラフは札幌市内が中心で、深名線や日勝線の写真がほとんどなかったのは残念。
 行く事自体大変な場所ではありますが。
「女性専用車」って、難しいんだよね…。
 鉄道でも、10両に1両程度の設定で「逆差別だ、憲法違反だ」とか騒ぐ輩がいるし。
 車両面での解説のキャプションで気になったのは、中古車両の譲渡元が(札幌市営からの引継ぎを除いて)皆「私鉄系バス事業者」とか、「公営交通事業者」とか、あいまいな表現になっている事。
「バスマガジン」でははっきりと譲渡元を表記するのが普通だと思ったのですが、ひょっとしたらJHBの意向なのかも知れない。
 全体的には神奈川からの移籍車両が多いようで、その点では親近感もあります。
 744-8801は座席からして相鉄バスじゃないかなあ。
 北海道日本ハムファイタースは監督が交代する事になりそうですが、そうなると希望ナンバーも交換する事になるのでしょうか?
(もちろん新監督が背番号88を引き継げば問題ないが)

◆ 路線バス全方位レポートvol.48 兵庫県
 PART2として、南部(播州)の神姫バス、北部(山陰)の全但バス、そして淡路島の淡路交通を中心に取り上げられています。
 全但バスは一時、神姫バスの資本参加が取りざたされた事もあったと思いますが、その辺については特に触れられていませんでした。
 相当苦しそうではあるけれど、それでも大型ノンステップ車が40台強走っているそうで、まだ救いがあるかもしれません。
 逆に淡路交通はノンステップ車がないんだ…。
「みなと観光バス」が全く別の資本で2社共存というのは紛らわしく(しかも三宮では両方見られる)、何とかならんかと思います。
 南あわじの方は、車体の英文ロゴのフォントからして、日本交通の系列のようです。
(日本交通の公式Webサイトの高速バス時刻表に「淡路島特急線」の時刻表が掲載されている)

 今号はこの他に「Things happened in a year」で東急バス、「全国バスターミナル探方」で新宿駅JR高速バスターミナルなど。
 東急バスの荏原〔営〕は路線の他営業所への移管が進められたので、川崎〔営〕同様廃止になるのかと思っていたのですが、それはなさそう。
 カラーグラフでは、その東急バスのリバイバルカラーが勢ぞろいしていますが、観光バスカラー2代目(白ベースに金+赤)は補正のミスなのかかなりグレーっぽくなっちゃっています。
 最初見たとき、「あれ、こんな色だったっけ?」と思ってしまいました。
 オリーブ系のレインボーⅡは時々見かけるけれど、早く撮りに行かないと。
 南国交通は事故廃車のエアロエースの代替車両が紹介されていました。

 次号は堀川バスですか。
 福岡県の事業者で、一見地味そうだけれど、特に貸切バスは定評があるようです。
 それと、今回はメルファ/ガーラミオやポンチョ、エアロエースMMなどのポスト新長期規制車両のガイドが載りましたが、本命の「エルガミオ/レインボーⅡ」のポスト新長期規制モデルがまだ発表になっていません。
 次号までに発表があって、紹介記事が載る事になるでしょうか。

 申し訳ありませんが、コメントは受け付けない事にしています。この記事について何かありましたら、本体の「日本の路線バス・フォトライブラリー」上からメールを下さい。折返し返事をしたいと思います。
 また、何か質問がありましたら、やはり本体上からメールを下さい。解かる範囲でお答えをしたいと思います。質問と答えは当ブログにも掲載します。
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《今日見た・聞いた・思った事》
 今なにげなくNHKの「スタジオパークからこんにちわ」を見ていたらゲストがスキマスイッチで、今年度から「中学生日記」のオープニングを歌っているのだそう。
 オープニング自体がアニメになっていて、「中学生日記」の公式HPで現在公開中なので一度見てみてください。
 乗り物目線で見ると、ワンカット冬景色の路面電車が出てきて、ベースとなった場所は間違いなく函館市電の青柳町。

《今日のニュースから》
野田首相 朝霞国家公務員宿舎建設の5年間凍結を指示