いつか予告したと思いますが、昨日・今日の2日に分けて、九州に行ってきました。
といっても昨日は鹿児島空港について、しかし鹿児島は天気が悪かったから熊本県の人吉に転進、さらにJRと西鉄を乗り継いで福岡へ。
今日は午前中だけ福岡市内でバスの写真を撮り、夕方のANA便で帰ってきた、という所です。
昨日天気が悪かったというのは、本来鹿児島か熊本でバスを撮りたかったというのがあるので、残念でした。
今日はもう疲れたし、明日は早く出なければならないので、今日は短く済ませたいと思います。
予告編的になりますが、昨日は人吉で、産交バスのローカル線に乗ってきました。
人吉から球磨村の山奥にある黒白まで走る黒白線で、画像はその終点の黒白です。
以前人吉に来た時にこの路線の存在を知り、特に終点の名前のユーモラスさに惹かれて、次に来る機会ができたらと思っていました。
後日もう少し詳しく書きますが、それにしても、久し振りに「当たり」のローカル線でした。
JR肥薩線と並行する人吉~一勝地間からして球磨川沿いの小道を行き、一勝地からは山奥の小集落を縫ってグングン上って行く路線です。
石積みの棚田とか、古びた民家などが存分に残リ、昔ながらの農村地帯の風情を存分に味わえます。
車道もまた、「人吉水俣線」とかたいそうな名前の県道でありながらマイカー同士のすれ違いさえ不可能な小道。
沿線の人口もかなり少なさそうで、民営バス路線として残っているのが奇跡的と思える路線でした。
(もちろん自治体からの補助金が相当出ているはずですが)
終点の黒白は折返し場がなく、ポンチョ(新車みたい)でさえ2度の切り返しを必要とするY字路で折り返すという、スゴイ場所です。
このご時世ですからいつ廃止になったり、良くても自治体のワゴン車の路線に切り替わったりするか解かりません。
当然SUN-Qパスで乗れる路線ですから、人吉まで来たら、是非乗ってみて欲しい路線です。
(土・休日も平日と同じ4往復を運行、今時これも奇跡的)
こんな感じの事を、この後もう少し詳しく書く予定です。
お楽しみに。
申し訳ありませんが、コメントは受け付けない事にしています。この記事について何かありましたら、本体の「日本の路線バス・フォトライブラリー」上からメールを下さい。折返し返事をしたいと思います。
また、何か質問がありましたら、やはり本体上からメールを下さい。解かる範囲でお答えをしたいと思います。質問と答えは当ブログにも掲載します。
車体への落書きはヨーロッパではもっとひどく(イタリアでは高速鉄道にさえある)、しかも平気で営業運転をやっていて見苦しい事この上ないのですが、日本ではしかるべき所に訴えるのが当然です。
それにしても列車運行中とは大胆というか、何というか…。
《今日のニュースから》
仙台市営地下鉄 車体への落書きを発見・警察に被害届
№556 私鉄の車両シリーズ98 岡山電気軌道7000(他)形
「私鉄の車両シリーズ」、今回は岡山電気軌道(岡電)の7000形と、それ以降の7000形に準じた車体を持つ各形式について取り上げます。
岡電は岡山市内に2系統の路面電車を運営する小規模な事業者です。
2路線で全長4.7㎞は日本最小。
長らく単車や、他都市からの中古車両を使用してきましたが、会社創立70周年の1980年、車体更新による新形式車両がデビューする事になりました。
大半が在来車両の車体更新であり、基本的には皆同型ながら、元の車両及び製作年によって形式が異なっています。
第1弾の7000形は、元呉市電800形で1967年に移籍した2000形を、アルナ工機製の車体に更新して製作されました。
新造車体は同じ年デビューの「軽快電車」長崎電軌2000形の影響を強く受けており、大形正面窓と側窓を持ち、冷暖房を完備しています。
岡電は路面電車としては珍しく島式ホームが多いため、ドアは前後に配置されています。
台車や主要機器は元の車両のものを再用しています。
翌1981年デビューの7100形は、1000形(元秋田市電200形)がベースになりました。
1000形は転入時、岡電初のボギー車両でした。
新造車体は顔つきが多少変わり、バンパーが大型化されたうえ、テールランプの位置が上がっています。
また、側窓の保護棒が廃止されています。
1982年の7200形は3500形(元大分交通別大線500形)、1983年の7300形は2500形・2600形(元呉市電700形・600形)をベースにして製作されており、扉の窓が大型化されています。
さらに1984年製の7400形、1985年製の7500形は、台車や走行機器も新規に製造した、完全な新造車両となりました。
全形式ともモーターは全て37.5kwを2機搭載、直接制御をそのまま使用しています。
パンタグラフは、先代の社長が考案した「石津式」を使用しています。
背高のやぐらの上に乗った小ぶりのパンタを錘の重力で上下させた上で架線に密着させるというもので、走行中前後にフワフワ揺れるのが特徴的です。
これ以降は車体をモデルチェンジした7600形に移行しましたが、この車体のグループは合計10両が製造されて、今でも岡電の最大勢力として活躍しています。
このうち7101号車は2009年4月より、岡電の親会社である両備ホールディングスが買収し、岡電の子会社となった和歌山電鐵(元南海貴志川線)貴志川駅の「駅長ネコ」として全国的に有名になった「たま」のキャラクターをあしらった「たま電車」として運行されています。
車体には「たま」が35匹描かれ、車内のシートも「たま」をイメージした柄に交換されています。
現在、「たま電車」は1系統でダイヤを限定して運行しています。
公式HPにも時刻がありますが、岡山駅発10時28分~17時08分、東山発10時10分~16時50分の間、40分間隔で運行。
以前も少し書きましたが、本家・和歌山電鐵の「たま電車」と違って大幅な改造は行なわれていないし、清輝橋線(2系統)のお客さんにも見て、乗ってもらいたいはずだから、他の車両と共通の運用で良いと思うのですが…。
今回の記事は
「日本の路面電車Ⅰ 現役路線編」(原口隆行/JTBキャンブックス)
「ローカル私鉄車両20年 路面電車・中私鉄編」(寺田裕一/JTBキャンブックス)
「鉄道ピクトリアル1994年7月臨時増刊号 【特集】路面電車」(鉄道図書刊行会)
「鉄道ピクトリアル2000年7月臨時増刊号 【特集】路面電車~LRT」(鉄道図書刊行会)
「鉄道ピクトリアル2011年8月臨時増刊号 【特集】路面電車」(鉄道図書刊行会)
「週刊 歴史でめぐる鉄道全路線 公営鉄道・私鉄07 広島電鉄 岡山電気軌道・水島臨海鉄道」(朝日新聞出版) 等
を参考にさせて頂きました。
次回は伊予鉄道の3100系です。
元京王井の頭線の3000系で、一気に郊外線の主力に躍り出ました。
申し訳ありませんが、コメントは受け付けない事にしています。この記事について何かありましたら、本体の「日本の路線バス・フォトライブラリー」上からメールを下さい。折返し返事をしたいと思います。
また、何か質問がありましたら、やはり本体上からメールを下さい。解かる範囲でお答えをしたいと思います。質問と答えは当ブログにも掲載します。
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《今日見た・聞いた・思った事》
最近は都市部の駅を中心にエレベーターの整備が進められていますが、どの駅でも月1回程度は点検作業のため数時間停止する事があります。
最近はお年寄りや障害者の方々ばかりでなく、ベビーカーの乗客の利用も多いのですが、エレベーターが止まってしまうと、お母さんがベビーカーを抱えて(場合によってはお子様ごと)階段を上り下りしなければならなくなり、負担も大きくなるし、お子様にとって危険でしょう。
とりあえず定期点検の場合は日時が決まっているのだから、あらかじめ事業者のHPで点検日を予告しておく事も必要でしょう。
また、コストやホームの広さ、そして今の情勢では電力の供給にも左右されますが、今後条件がそろった場合は、デパートやオフィスビル同様、1ホームに2ヶ所以上のエレベーターの整備を考える事があっても良いのではないでしょうか。
確かに被害にあった牛丼チェーンの内の9割が集中とは、明らかに襲われる側にも大きな原因があります。
色々言い分はあるでしょうが、放置すれば自らの評判にも関わって、経営にも悪影響を与えるのでは?
《今日のニュースから》
警視庁 「すき家」運営「ゼンショー」に防犯体制の強化を要請
岡電は岡山市内に2系統の路面電車を運営する小規模な事業者です。
2路線で全長4.7㎞は日本最小。
長らく単車や、他都市からの中古車両を使用してきましたが、会社創立70周年の1980年、車体更新による新形式車両がデビューする事になりました。
大半が在来車両の車体更新であり、基本的には皆同型ながら、元の車両及び製作年によって形式が異なっています。
第1弾の7000形は、元呉市電800形で1967年に移籍した2000形を、アルナ工機製の車体に更新して製作されました。
新造車体は同じ年デビューの「軽快電車」長崎電軌2000形の影響を強く受けており、大形正面窓と側窓を持ち、冷暖房を完備しています。
岡電は路面電車としては珍しく島式ホームが多いため、ドアは前後に配置されています。
台車や主要機器は元の車両のものを再用しています。
翌1981年デビューの7100形は、1000形(元秋田市電200形)がベースになりました。
1000形は転入時、岡電初のボギー車両でした。
新造車体は顔つきが多少変わり、バンパーが大型化されたうえ、テールランプの位置が上がっています。
また、側窓の保護棒が廃止されています。
1982年の7200形は3500形(元大分交通別大線500形)、1983年の7300形は2500形・2600形(元呉市電700形・600形)をベースにして製作されており、扉の窓が大型化されています。
さらに1984年製の7400形、1985年製の7500形は、台車や走行機器も新規に製造した、完全な新造車両となりました。
全形式ともモーターは全て37.5kwを2機搭載、直接制御をそのまま使用しています。
パンタグラフは、先代の社長が考案した「石津式」を使用しています。
背高のやぐらの上に乗った小ぶりのパンタを錘の重力で上下させた上で架線に密着させるというもので、走行中前後にフワフワ揺れるのが特徴的です。
これ以降は車体をモデルチェンジした7600形に移行しましたが、この車体のグループは合計10両が製造されて、今でも岡電の最大勢力として活躍しています。
このうち7101号車は2009年4月より、岡電の親会社である両備ホールディングスが買収し、岡電の子会社となった和歌山電鐵(元南海貴志川線)貴志川駅の「駅長ネコ」として全国的に有名になった「たま」のキャラクターをあしらった「たま電車」として運行されています。
車体には「たま」が35匹描かれ、車内のシートも「たま」をイメージした柄に交換されています。
現在、「たま電車」は1系統でダイヤを限定して運行しています。
公式HPにも時刻がありますが、岡山駅発10時28分~17時08分、東山発10時10分~16時50分の間、40分間隔で運行。
以前も少し書きましたが、本家・和歌山電鐵の「たま電車」と違って大幅な改造は行なわれていないし、清輝橋線(2系統)のお客さんにも見て、乗ってもらいたいはずだから、他の車両と共通の運用で良いと思うのですが…。
今回の記事は
「日本の路面電車Ⅰ 現役路線編」(原口隆行/JTBキャンブックス)
「ローカル私鉄車両20年 路面電車・中私鉄編」(寺田裕一/JTBキャンブックス)
「鉄道ピクトリアル1994年7月臨時増刊号 【特集】路面電車」(鉄道図書刊行会)
「鉄道ピクトリアル2000年7月臨時増刊号 【特集】路面電車~LRT」(鉄道図書刊行会)
「鉄道ピクトリアル2011年8月臨時増刊号 【特集】路面電車」(鉄道図書刊行会)
「週刊 歴史でめぐる鉄道全路線 公営鉄道・私鉄07 広島電鉄 岡山電気軌道・水島臨海鉄道」(朝日新聞出版) 等
を参考にさせて頂きました。
次回は伊予鉄道の3100系です。
元京王井の頭線の3000系で、一気に郊外線の主力に躍り出ました。
申し訳ありませんが、コメントは受け付けない事にしています。この記事について何かありましたら、本体の「日本の路線バス・フォトライブラリー」上からメールを下さい。折返し返事をしたいと思います。
また、何か質問がありましたら、やはり本体上からメールを下さい。解かる範囲でお答えをしたいと思います。質問と答えは当ブログにも掲載します。
******************
《今日見た・聞いた・思った事》
最近は都市部の駅を中心にエレベーターの整備が進められていますが、どの駅でも月1回程度は点検作業のため数時間停止する事があります。
最近はお年寄りや障害者の方々ばかりでなく、ベビーカーの乗客の利用も多いのですが、エレベーターが止まってしまうと、お母さんがベビーカーを抱えて(場合によってはお子様ごと)階段を上り下りしなければならなくなり、負担も大きくなるし、お子様にとって危険でしょう。
とりあえず定期点検の場合は日時が決まっているのだから、あらかじめ事業者のHPで点検日を予告しておく事も必要でしょう。
また、コストやホームの広さ、そして今の情勢では電力の供給にも左右されますが、今後条件がそろった場合は、デパートやオフィスビル同様、1ホームに2ヶ所以上のエレベーターの整備を考える事があっても良いのではないでしょうか。
確かに被害にあった牛丼チェーンの内の9割が集中とは、明らかに襲われる側にも大きな原因があります。
色々言い分はあるでしょうが、放置すれば自らの評判にも関わって、経営にも悪影響を与えるのでは?
《今日のニュースから》
警視庁 「すき家」運営「ゼンショー」に防犯体制の強化を要請
№555 バスグラフィックvol.12(ネコ・パブリッシング)
「バスグラフィックvol.12」はこれまでの実績通り、先月末に刊行されました。
ちょっと遅くなりましたがここで取り上げます。
初めに新ローザに新エアロエース・ショートタイプMMと、立川バスの「リラックマバス3台目」
「リラックマバス」は、3台並んだ姿が裏表紙を飾っています。
メイン特集は《クローズアップ!みんなの都営バス》。
都営交通が100周年を迎えた事で各種刊行物が多く出版され、ネコ・パブリッシングも特に都電を中心に随分手がけてきましたけれど、バスで都営交通100周年からみははこれが初めてになります。
「はとバス3代目イメージガール」を起用した観光路線バスの旅とか、女性バス運転手のルポなどは、前号の東急トランセの代官山と同じで、ある程度一般受けを狙ったのでしょうか?
都営バスの歴史では、「観光バス」「深夜急行バス」「2階建てバス」「銀ブラバス」など多彩なバスがあるのですが、ここではある程度一般的な路線バスに絞って特集が組まれているようです。
相変わらず昔の都営バスの形式写真がふんだんに掲げられて、飽きる事はないです。
(もう少しメーカー・ボディ別に整理すれば良かったかも)
初代「グリーンシャトル」車は、この後羽後交通や関東鉄道等に移籍していきますが、もうどこにも走っていないようです。
都営バスの歴史上でも大事な車両だと思われるので、せめてどこかに廃車体位は残っていないものでしょうか?
それにしても都営バスは、1980~1990年代位は、4メーカー並行導入はもちろん、同メーカーでも三菱ふそうはボディが三菱と呉羽、いすゞは川重(IK)と富士重を並行導入していたので、非常にバラエティに富んでいて、傍から見ていても楽しかった。
その意味では、今の一括導入に加えて車種の統一(加えてUDの事実上の撤退も)が進んだ今の都営(に限らないが)バスは、確かに少々つまらなくなってしまったかも知れないなあ。
一方テキストに関しては、「みんくる」「ゆるっ都バス旅」(表紙で出てきているのだし)について全く取り上げられていないのが少々物足なかった所。
また、都営バスは「ラッピング広告」発祥の地だけに、その点についても触れられても良かった。
(個人的には好みではないが)
マニアックな視点では、どうして早稲田〔営〕だけ、「視野拡大型」が採用されたのだろう?
(同じ呉羽ボディでも渋谷〔営〕には採用されていない)
それに、そろそろツーステップ車(D・E代車)が全滅を迎えようとしていますが、その現況の記事があっても良かった。
特にVol.9で特集されたKC-LR333Jが、渋谷駅を発着する〔渋88〕で運用されていて、文字通り異彩を放っているので。
(ただし休日ダイヤでは運用されない)
他にも色々あるのだけれど、それだけ都営バスを掘り下げようとすると、それこそ何ページあっても足りなくなる、という事なのでしょう。
海外で走る都営バスの記事もあるけれど、ここはスリランカが取り上げられれば良かったかも。
「東日本」と同じく、大津波からの復興支援で都営バスが大量に無償譲渡された事は、一般のニュースにも大きく取り上げられていますから。
巻末には「都市新バス仕様」の一覧が並んでいるけれど、もう今は一部の車両のフロントのマーク以外に違いはないし、本来の専用車も一般系統に混用されている現状を見ると、都市新バスそのものの見直しも行なわれるべきかも知れない。
《おんたけ交通のエアロスター》は、前号の中央アルプス観光と同様随分マイナー … だと思ったけれど、新宿行高速バスもあるし、昔はもっと広範囲に走っていたと思っていたのですが。
時刻表を調べ直してみると、例えば南木曽駅~妻籠・馬篭の路線は、今は南木曽町役場が運行している事になっていました。
その「町営バス」便として、おんたけ交通のエアロスターが運用されているという事なのでしょうか。
(現在JTB時刻表上でおんたけ交通として運行されている一般の路線バスは、木曽福島駅~濁河温泉(夏)・チャオスノーリゾート(冬)線のみ)
車両も大分カラーリングが変わっちゃいました。
巻末にその非冷房の初代エアロスターの折込ポスターが入っています。
白黒ページの《トヨタの大型バス》では、トヨタのバスの製造が終了して行く過程が興味深い。
逆にいすゞ・日野は自家用車の製造をやめている訳で、他の国は解からないけれど、日本ではマイカーと大型トラック・バスを同時に造るのは難しいという事なのでしょう。
トヨタバスそのものではないが、山形交通は営業所が山形県内で13もあったのですか。
(今は5つしかない)
《北海道青春バス紀行》は第4弾になり、帯広のワイン交通、十勝バス、北海道拓殖バスに道南の苫小牧市営バスと道南バス。
特に帯広の十勝バスと拓殖バスが素晴らしいなあ。
また、路線・貸切兼用車が多かった事の背景も、「なるほどなあ」と思わせました。
もっとも今はこうは行かないでしょうが。
ワイン交通はサンプルカラー?
次号は、12月後半の刊行でしょう。
どんなバスが出てくるでしょうか?
申し訳ありませんが、コメントは受け付けない事にしています。この記事について何かありましたら、本体の「日本の路線バス・フォトライブラリー」上からメールを下さい。折返し返事をしたいと思います。
また、何か質問がありましたら、やはり本体上からメールを下さい。解かる範囲でお答えをしたいと思います。質問と答えは当ブログにも掲載します。
《今日のニュースから》
ソニー液晶テレビ『ブラビア』 全世界の160万台の無償修理を発表
ちょっと遅くなりましたがここで取り上げます。
初めに新ローザに新エアロエース・ショートタイプMMと、立川バスの「リラックマバス3台目」
「リラックマバス」は、3台並んだ姿が裏表紙を飾っています。
メイン特集は《クローズアップ!みんなの都営バス》。
都営交通が100周年を迎えた事で各種刊行物が多く出版され、ネコ・パブリッシングも特に都電を中心に随分手がけてきましたけれど、バスで都営交通100周年からみははこれが初めてになります。
「はとバス3代目イメージガール」を起用した観光路線バスの旅とか、女性バス運転手のルポなどは、前号の東急トランセの代官山と同じで、ある程度一般受けを狙ったのでしょうか?
都営バスの歴史では、「観光バス」「深夜急行バス」「2階建てバス」「銀ブラバス」など多彩なバスがあるのですが、ここではある程度一般的な路線バスに絞って特集が組まれているようです。
相変わらず昔の都営バスの形式写真がふんだんに掲げられて、飽きる事はないです。
(もう少しメーカー・ボディ別に整理すれば良かったかも)
初代「グリーンシャトル」車は、この後羽後交通や関東鉄道等に移籍していきますが、もうどこにも走っていないようです。
都営バスの歴史上でも大事な車両だと思われるので、せめてどこかに廃車体位は残っていないものでしょうか?
それにしても都営バスは、1980~1990年代位は、4メーカー並行導入はもちろん、同メーカーでも三菱ふそうはボディが三菱と呉羽、いすゞは川重(IK)と富士重を並行導入していたので、非常にバラエティに富んでいて、傍から見ていても楽しかった。
その意味では、今の一括導入に加えて車種の統一(加えてUDの事実上の撤退も)が進んだ今の都営(に限らないが)バスは、確かに少々つまらなくなってしまったかも知れないなあ。
一方テキストに関しては、「みんくる」「ゆるっ都バス旅」(表紙で出てきているのだし)について全く取り上げられていないのが少々物足なかった所。
また、都営バスは「ラッピング広告」発祥の地だけに、その点についても触れられても良かった。
(個人的には好みではないが)
マニアックな視点では、どうして早稲田〔営〕だけ、「視野拡大型」が採用されたのだろう?
(同じ呉羽ボディでも渋谷〔営〕には採用されていない)
それに、そろそろツーステップ車(D・E代車)が全滅を迎えようとしていますが、その現況の記事があっても良かった。
特にVol.9で特集されたKC-LR333Jが、渋谷駅を発着する〔渋88〕で運用されていて、文字通り異彩を放っているので。
(ただし休日ダイヤでは運用されない)
他にも色々あるのだけれど、それだけ都営バスを掘り下げようとすると、それこそ何ページあっても足りなくなる、という事なのでしょう。
海外で走る都営バスの記事もあるけれど、ここはスリランカが取り上げられれば良かったかも。
「東日本」と同じく、大津波からの復興支援で都営バスが大量に無償譲渡された事は、一般のニュースにも大きく取り上げられていますから。
巻末には「都市新バス仕様」の一覧が並んでいるけれど、もう今は一部の車両のフロントのマーク以外に違いはないし、本来の専用車も一般系統に混用されている現状を見ると、都市新バスそのものの見直しも行なわれるべきかも知れない。
《おんたけ交通のエアロスター》は、前号の中央アルプス観光と同様随分マイナー … だと思ったけれど、新宿行高速バスもあるし、昔はもっと広範囲に走っていたと思っていたのですが。
時刻表を調べ直してみると、例えば南木曽駅~妻籠・馬篭の路線は、今は南木曽町役場が運行している事になっていました。
その「町営バス」便として、おんたけ交通のエアロスターが運用されているという事なのでしょうか。
(現在JTB時刻表上でおんたけ交通として運行されている一般の路線バスは、木曽福島駅~濁河温泉(夏)・チャオスノーリゾート(冬)線のみ)
車両も大分カラーリングが変わっちゃいました。
巻末にその非冷房の初代エアロスターの折込ポスターが入っています。
白黒ページの《トヨタの大型バス》では、トヨタのバスの製造が終了して行く過程が興味深い。
逆にいすゞ・日野は自家用車の製造をやめている訳で、他の国は解からないけれど、日本ではマイカーと大型トラック・バスを同時に造るのは難しいという事なのでしょう。
トヨタバスそのものではないが、山形交通は営業所が山形県内で13もあったのですか。
(今は5つしかない)
《北海道青春バス紀行》は第4弾になり、帯広のワイン交通、十勝バス、北海道拓殖バスに道南の苫小牧市営バスと道南バス。
特に帯広の十勝バスと拓殖バスが素晴らしいなあ。
また、路線・貸切兼用車が多かった事の背景も、「なるほどなあ」と思わせました。
もっとも今はこうは行かないでしょうが。
ワイン交通はサンプルカラー?
次号は、12月後半の刊行でしょう。
どんなバスが出てくるでしょうか?
申し訳ありませんが、コメントは受け付けない事にしています。この記事について何かありましたら、本体の「日本の路線バス・フォトライブラリー」上からメールを下さい。折返し返事をしたいと思います。
また、何か質問がありましたら、やはり本体上からメールを下さい。解かる範囲でお答えをしたいと思います。質問と答えは当ブログにも掲載します。
《今日のニュースから》
ソニー液晶テレビ『ブラビア』 全世界の160万台の無償修理を発表