B787日本到着の喜びも一転、大変危機的な事態に陥っていた事が判明しました。
今月6日、沖縄から羽田に向かっていたANA(ANKに委託)のB737-700が、浜松沖で急降下を起こしてCA2名が負傷、一部の乗客が体調不良を訴えていたアクシデントがありました。
運輸安全委員会の調査の中間報告では、なんと降下中に機体がほぼ裏返しの「背面飛行」になり、失速に近い状況に陥っていたというのです。
この9月6日というのは、先日№544で書いたばかりですが、JALのB777-300で羽田から新千歳に飛んだ日でした。
羽田離陸直後結構きついタービュランスに遭って、「勘弁してくれよお」とか思っていたフライトでしたので、この事故の第一報を聞いた時点では、やはり台風の影響から来る、気流の悪さが原因だったのかなあとか感じていました。
しかしそうではなく、副操縦士が、休憩から戻った機長をコクピットに入れるためにドアのスイッチを操作しようとして、誤って「ラダーコントロールスイッチ」を操作、この事態に陥ったという事のようです。
(よく考えればかなり後 … 苫小牧についた後 … の事だし、浜松沖だから場所も全然違う)
委員会が公表している動画も見てみましたが、これが本当なら、よく墜落しなかったものだと思います。
それにしても、乗客は皆「背面飛行」に気づかなかったというのは、たとえ夜間で、しかも明かりがほとんどない海上でもあったとはいえ、本当かなあ?とも思いました。
今後さらに調査が進む事になりますが、新聞記事などを見た個人的な感触では、パイロットの操作ミスだけではなく、機体のコントロールに関わる重要なスイッチが、ドアの開閉を行なうスイッチの近くにあったという設計上の問題もあるのではないか?と感じました。
ともあれ、誰もが納得できるような調査が行われる事が求められます。
この事故に隠れた感もありますが、同時に6月に奥尻で発生した、HACのSAAB340Bの陸地への異常接近事故についても中間報告がありました。
高度の入力ミスで一時は地上まで30mまで接近していたそうです。
ここまで大事でなくても、どうも最近ちょくちょく航空がらみのトラブルが起きているような気がします。
「B787」とか、「LCC」とかの話題が多くて、少々浮かれ気味の所があるのでしょうか。
ちょうど今「全国交通安全週間」で、バスの運転手が「安全な運転に務めます」とアナウンスしていたりもしますが、航空に限らず全ての交通で、不言実行で安全運行に努めてほしいと、改めて思います。
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苫小牧市営バスと神戸市営バスの画像を新規に公開する他、川崎市営バスの「藤子・F・不二雄ミュージアム」のシャトルバスなどの画像を追加で公開する事にしています。
お楽しみに。
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