あっという間に韓国とお別れの時が来ました。
帰りは仁川→成田便を利用する事になります。
6月5日(日)
仁川空港ターミナルビル
仁川空港ターミナルビル 出発階
仁川空港の出発階は、フロアの中央部に免税品などの店舗が並び、その両側にカウンターがある。日本各地へ行くOZのエコノミークラスは、他の東南アジア行と同じになるので行列が長い。それにしてもまだ7時30分なのに人が多いなあ。20分以上待たされた。
雲西の安ホテルでは、朝食サービスはロビーの脇のセルフサービスのトーストとコーヒーだけだったので、改めてここで朝食バイキングを採る。
仁川空港ターミナル フィンガー
仁川空港ターミナル32番ゲート
メインターミナルは、両側に2本のフィンガーが延びて、その両側に旅客機が発着するスタイル。(他にサテライトが増築されている)フィンガーは中央部にショップが並び、ゲートはそのショップの裏側になる。他では見た事がない、変わったスタイルだと思う。
出発準備
OZ104便はB777-200だと思っていたのだが、32番ゲートで出発準備を行っているのは、行きの羽田→金浦便と同じA330-200だ。やはり乗客が少なくなっているのだろうか。NH6974、CO4434のナンバーがついている。
さて、出発準備が整い、搭乗開始。日本語のアナウンスも入る。
口蹄疫防護マット
日本では大震災・原発事故で忘れられているだろうが、韓国では昨年末から口蹄疫の被害が拡大していた。到着ロビーに向かう出口には防護マットが敷かれている。今はどういう状況なのだろう。
搭乗口には日本の新聞も置かれているが前日のもの。衛星版は入らないのだろうか。
タキシング
姿の見えない乗客がいて多少もたついたが、ともあれ10分遅れで出発、東側の滑走路(33R)へタキシングして行く。後方に見えるのはLCCのジン・エアーとOZ機だ。
離陸
離陸してすぐに海上へ、空港の上空を一周する格好で上昇して行く。しかし空港付近はまだ良かったのだが、ソウル市方面は雲が多い。
日本海(東海)
離陸して20分強で朝鮮半島とはお別れ、日本海(東海)に抜ける。この付近になると青空が広がり、真っ青な海が美しい。
機内サービス
機内食
ここで機内食のサービスが回る。今日はキャビンクルーに1人日本人がいたが、こちらには回ってこられなかった。食事は焼肉メイン。しかし日本そばまでついて、ここでも箸がない…。
思うにこの時間でこの内容だと、朝食には重いし(空港で朝を食べた事もあったが)、昼食には若干早い。もう少し軽いメニューでも良さそうな気がするのだが。
日本列島に差し掛かると急に揺れが大きくなり、ベルトサインも点灯する。日本上空の大気は不安定そうだ。津からセントレア、伊良湖あたりが一番揺れたか。成田が近付き、降下が始まると耳がミシミシし始める。
利根川上空
東関道 四本木
成田の着陸はB滑走路のR/W16L。利根川の上空を横切り、№210・№211で撮影地としてご紹介した、東関道脇の四本木のポイントをかすめて着陸する。上空から見るとこんな感じ。畑はビニールハウスが作られていた。
着陸し、第2ターミナルを掠めて第1ターミナルに向かう。一時はB滑走路の撮影ポイントとしても使われていた天神峰は、やはりフェンスが頑丈に張り巡らされていて、もはや撮影には向かないようだ。
成田空港到着直前
成田空港到着
到着の前、同じOZのB767-300を見る。1時間前に仁川を出発した便の折返しではないだろうか。結局成田は16分の遅れで、仁川での遅れを取り戻す事はできなかった。
パスポートコントロールは割とすんなりだったけれど、荷物が出てくるのに非常に時間がかかる。国際線を利用すると(国内線も一部はそうだが)、これが一番じれったい。
成田空港からのJR線は節電でちょうど<成田エクスプレス>運休の時間帯にかち合ってしまい、13時00分発の横須賀線直通快速で帰る事になる。JRは<成田エクスプレス>がなくなると、事実上ローカル列車だけになってしまって、本数も少ないし、東京まで時間がかかりすぎる。もうちょっと何とかならないものか。
あっという間でしたが、初の韓国旅行は、幸い大きなトラブルもなく、つつがなく終わりました。
国内旅行の感覚でいける国とはいえ、やはり海外旅行、特に私みたいに移動そのものも目的になるような旅をするようなものにとっては、やはりあと1~2日は欲しいかなあ。
次に行く機会があるのかどうかは解かりませんが、もし行く事があれば、今度はもう少し鉄道の旅を加えてみたいと思います。
在来線の列車には乗ってみたいなあ。
ところで、出発前に懸念していた撮影の問題は … 結局何もありませんでした。
もちろん空港の外周の滑走路とかでは撮影はダメに違いないけれど … 見張り小屋まであった位だから … ターミナルの中から記念写真的に撮る位なら全然OKなのでは?
地下鉄も、駅構内に撮影禁止の標識がある訳でもなく、撮影しても兵隊さんが近付いてフィルム没収、なんて事は全くありませんでした。
従って、もちろん軍事基地などが近かったら最大限の注意を払わなければならないのですが、普通の観光旅行のスナップ的な写真だったら、何も問題がないのではないかと思います。
さあ、次の海外はどこへ行こうかな?
香港あたりを考えていますが…。
申し訳ありませんが、コメントは受け付けない事にしています。この記事について何かありましたら、本体の「日本の路線バス・フォトライブラリー」上からメールを下さい。折返し返事をしたいと思います。
また、何か質問がありましたら、やはり本体上からメールを下さい。解かる範囲でお答えをしたいと思います。質問と答えは当ブログにも掲載します。
たまにはこんな平和なニュースも欲しいですよねえ。
大震災・原発事故はもちろん、爆弾テロだの銃乱射だのなんていうのもご勘弁。
《今日のニュースから》
北海道・厚沢部町 直径2mの巨大コロッケ製作
№505 韓国46時間弾丸旅行 5
台風6号はどうやら日本から離れて行ってくれそうです。
雨もありますが、今朝は涼しいというか、ひょっとしたら多少寒い位かも。
東京電力管内の電力の使用率も、日中で60%台だそうです。
冷房を使わなければ、何とか現状でもしのげそうなのですが…。
ソウル~金浦空港~仁川空港間には、空港鉄道「A'REX」が運行されている。2007年に両空港間が先行して開業、ソウル~金浦空港間は昨年開通したらしい。今回は途中の雲西(ウンソ)で下車して一泊、翌朝に空港を目指す事になり、各駅停車を利用する事になった。少しばかし簡単だが記してみる。
ソウル駅切符売り場
ソウル駅の乗場はKORAILの駅に隣接しているが、ホームは地下7階と相当深い。
仁川空港までは完全ノンストップの「直通列車」と各駅停車の「一般列車」が運行されている。
直通列車は6時00分~22時00分(ソウル発)の間30分間隔の運転で所要43分。運賃13,300ウォン(約1,000円)。専用のクロスシート車両が運用されているようだ。
一般列車は最短53分で3,700ウォン(約290円)。
乗車券は先日の地下鉄と共通のICカードだ。ソウル駅では直通列車と一般列車で改札が別になっている。
A'REX各駅停車車内
各駅停車の車内は、一般の通勤電車と同様の4ドアロングシート車。車内の片隅に1箇所、荷物置き場が設けられている。各駅停車は仁川空港行と黔岩(コマム)折返しが交互に運行されている。仁川空港行は大体1時間当たり5本の運行か。
モニター
車内モニターでは市内から空港への流れについてのビデオも流される。(韓国語・英語)。モニターでは仁川空港からのフライトインフォメーションも表示される。
走行中
深い地下線を走り、デジタルメディアシティ駅を過ぎると高架線になる(金浦空港駅は前に書いた通り、地下鉄9号線のホームと同一レベルの地下線)。20時を回ってさすがに暗くなってきたし、窓ガラスには濃い色もついているから地上に出てもその様子はうまくわからないかも。雰囲気的にはやはりTXに良く似ているだろう。
隣の駅までの距離が比較的長く、特に黔岩~雲西間は15分もかかっている(18㎞も離れている)。なお、今後いくつか中間に駅が新設される予定らしい。
今回は雲西で途中下車し、駅近くの安ホテルに泊まる。雲西は空港がある島にある町で、思ったよりも歴史はありそう。空港とは関係なく、昔から発展してきた町なのだろう。
雲西駅
翌朝の雲西駅。高架駅。駅付近のたたずまいもまた、日本の通勤新線のそれに近い。駅舎のデザインは斬新だ。
雲西駅構内
駅構内もまた日本のそれに近い。コンビニ「GS25」も入っている。地元の小学校の生徒さんらしい絵画の作品が展示されていた。ホームは相対式。なおA'REXは全て完全ホームドアだ。
券売機
券売機は地下鉄と同じだ。IC乗車券は1回限りで、下車駅で保証金変換機に投入する事でデポジットが返却されるシステム。
券売機は日本語・中国語も選択できる。これを見て思ったのだが、日本の鉄道ではそろそろ英語は選択できる券売機が流通するようになったが、韓国語・中国語対応の券売機はまだどれだけ普及しているのだろうか。韓国・中国との往来が急激に増えている今、両言語に対応できる券売機の普及が、通常の鉄道でも急がれるべきではないだろうか。
LED表示
ドアの上にはマップ式の次駅停車案内とLED式の表示が交互に配置されている。LED表示では日本語も表示される。もちろん、車内放送にも日本語が入る。
仁川国際空港駅
終点の仁川国際空港駅。この駅は、あともう1線設けられる構造になっている。
ちょっと駆け足の記述になってしまった。
次回ソウルを訪れる機会があったら、ノンストップ特急も利用してみたい。
それにしても、ソウルからノンストップで43分もかかると言う事は、仁川は成田並みに都心から遠いという事か?
運賃は驚くほど安いが…。
さて、もう日本に帰らなければならない。
アシアナ航空の成田行に乗る事になるが、それは次回。
申し訳ありませんが、コメントは受け付けない事にしています。この記事について何かありましたら、本体の「日本の路線バス・フォトライブラリー」上からメールを下さい。折返し返事をしたいと思います。
また、何か質問がありましたら、やはり本体上からメールを下さい。解かる範囲でお答えをしたいと思います。質問と答えは当ブログにも掲載します。
《今日のニュースから》
コンピューター・ウィルス作成・保存で男性を逮捕 ウィルス作成罪初適用
雨もありますが、今朝は涼しいというか、ひょっとしたら多少寒い位かも。
東京電力管内の電力の使用率も、日中で60%台だそうです。
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ソウル~金浦空港~仁川空港間には、空港鉄道「A'REX」が運行されている。2007年に両空港間が先行して開業、ソウル~金浦空港間は昨年開通したらしい。今回は途中の雲西(ウンソ)で下車して一泊、翌朝に空港を目指す事になり、各駅停車を利用する事になった。少しばかし簡単だが記してみる。
ソウル駅切符売り場
ソウル駅の乗場はKORAILの駅に隣接しているが、ホームは地下7階と相当深い。
仁川空港までは完全ノンストップの「直通列車」と各駅停車の「一般列車」が運行されている。
直通列車は6時00分~22時00分(ソウル発)の間30分間隔の運転で所要43分。運賃13,300ウォン(約1,000円)。専用のクロスシート車両が運用されているようだ。
一般列車は最短53分で3,700ウォン(約290円)。
乗車券は先日の地下鉄と共通のICカードだ。ソウル駅では直通列車と一般列車で改札が別になっている。
A'REX各駅停車車内
各駅停車の車内は、一般の通勤電車と同様の4ドアロングシート車。車内の片隅に1箇所、荷物置き場が設けられている。各駅停車は仁川空港行と黔岩(コマム)折返しが交互に運行されている。仁川空港行は大体1時間当たり5本の運行か。
モニター
車内モニターでは市内から空港への流れについてのビデオも流される。(韓国語・英語)。モニターでは仁川空港からのフライトインフォメーションも表示される。
走行中
深い地下線を走り、デジタルメディアシティ駅を過ぎると高架線になる(金浦空港駅は前に書いた通り、地下鉄9号線のホームと同一レベルの地下線)。20時を回ってさすがに暗くなってきたし、窓ガラスには濃い色もついているから地上に出てもその様子はうまくわからないかも。雰囲気的にはやはりTXに良く似ているだろう。
隣の駅までの距離が比較的長く、特に黔岩~雲西間は15分もかかっている(18㎞も離れている)。なお、今後いくつか中間に駅が新設される予定らしい。
今回は雲西で途中下車し、駅近くの安ホテルに泊まる。雲西は空港がある島にある町で、思ったよりも歴史はありそう。空港とは関係なく、昔から発展してきた町なのだろう。
雲西駅
翌朝の雲西駅。高架駅。駅付近のたたずまいもまた、日本の通勤新線のそれに近い。駅舎のデザインは斬新だ。
雲西駅構内
駅構内もまた日本のそれに近い。コンビニ「GS25」も入っている。地元の小学校の生徒さんらしい絵画の作品が展示されていた。ホームは相対式。なおA'REXは全て完全ホームドアだ。
券売機
券売機は地下鉄と同じだ。IC乗車券は1回限りで、下車駅で保証金変換機に投入する事でデポジットが返却されるシステム。
券売機は日本語・中国語も選択できる。これを見て思ったのだが、日本の鉄道ではそろそろ英語は選択できる券売機が流通するようになったが、韓国語・中国語対応の券売機はまだどれだけ普及しているのだろうか。韓国・中国との往来が急激に増えている今、両言語に対応できる券売機の普及が、通常の鉄道でも急がれるべきではないだろうか。
LED表示
ドアの上にはマップ式の次駅停車案内とLED式の表示が交互に配置されている。LED表示では日本語も表示される。もちろん、車内放送にも日本語が入る。
仁川国際空港駅
終点の仁川国際空港駅。この駅は、あともう1線設けられる構造になっている。
ちょっと駆け足の記述になってしまった。
次回ソウルを訪れる機会があったら、ノンストップ特急も利用してみたい。
それにしても、ソウルからノンストップで43分もかかると言う事は、仁川は成田並みに都心から遠いという事か?
運賃は驚くほど安いが…。
さて、もう日本に帰らなければならない。
アシアナ航空の成田行に乗る事になるが、それは次回。
申し訳ありませんが、コメントは受け付けない事にしています。この記事について何かありましたら、本体の「日本の路線バス・フォトライブラリー」上からメールを下さい。折返し返事をしたいと思います。
また、何か質問がありましたら、やはり本体上からメールを下さい。解かる範囲でお答えをしたいと思います。質問と答えは当ブログにも掲載します。
《今日のニュースから》
コンピューター・ウィルス作成・保存で男性を逮捕 ウィルス作成罪初適用
№504 韓国46時間弾丸旅行 4
今日は江戸東京博物館で開催中の「東京の交通100年博」に行って来ました。
それについては後日書きます。
また、これに合わせてなのか、都電やひいては路面電車についての書籍類が多数発売されていますが、それらについてもおいおい取り上げて行く予定です。
名残惜しいが、もうソウルへ帰る時間だ。
いよいよ「韓流高速鉄道」、KTXを利用しよう。
釜山駅
出札窓口
始発の釜山駅は、KTXの運行開始に合わせて改装されたのだろうか。駅前の円形のモニュメントが印象的。
少々甘く見ていたが、やはり土曜日の午後なので、KTXの切符を求める乗客は相当多い。自動券売機(英語可)
を利用しようと思ったのだが、クレジットカードの支払いの所で「Number of Manthly Installer」と表示されるのは何だ?結局カウンターの行列に並ぶ事になる。幸い15時50分発146列車に空きが残っていた。52,700ウォン(約4,000円)。
釜山駅構内
釜山港
駅は海に面していて、釜山港を望む事ができる。
それにしても多少不謹慎ながら、もし釜山港に今回の日本のような大津波が押し寄せたらどうなるのだろう?国の経済に対する悪影響は、恐らくは日本とは比べ物にならなくなるだろうなあ。
釜山駅に並ぶKTX
KTXは、フランスのTGVの技術を元に造られ、列車も良く似ているが、顔つきがなんとなく韓国風?という感じがする。客車は18両で、内4両がファーストクラス、1両がシネマカー(ファーストクラス専用か?)、他13両が普通車。
146列車は、途中東大邱(トンテグ 16時30分)と大田(テジョン 17時18分)に停車し、ソウルに18時08分に到着する、最も早いパターンの列車。定刻に出発すると、いきなり長大トンネルに突入する。かなり長い。
KTX普通車車内
車窓
車内は本家フランスのような、中央部を向かい合わせにした集団見合い型。シートポケットにはかなり分厚い車内誌も入っている。最もほとんどが韓国語で、日本語など全くないのだが。
指定された座席は通路側だったが、とりあえず窓際は空いている。最も蔚山(ウルサン)までは7割以上はトンネルと言う感じ。その合間合間には、のどかな田舎町が見えたりするのだが。蔚山までは意外にスピードが出ない気がした。東大邱までの区間は昨年秋に開業したばかりなのだが、まだ一部未整備の所があるのかも知れない。途中蔚山・新慶州を通過したのだが、どちらもなぜか通過線ではなく、ホーム側を速度を落として通過して行く。
(どちらも東海道新幹線の静岡のような、真ん中にホームに接しない通過線があるタイプ、のように見えたのだが)
車内販売が回ってきたのでコーヒーと言ったら、スターバックスのマーク入りの瓶の飲料を渡された。3,000ウォン。
KTXインフォメーション
車窓
セマウル
東大邱はいつの間にか10分程の遅れ。特に何かあったわけではないのだが。東大邱は引き続き在来線の駅に発着する。どっと大勢の乗客が乗車、窓際の席も、少々太目の女性が座る。
東大邱からしばらくは在来線。デッキのドアの窓から外を眺めている。15分程で再び新線に入り、やがて在来線に「セマウル」を見る。合間合間に小集落も見られる。どこかからバスが通じているのだろうか。
大田が近付くと、また在来線。どうも煮え切らない感じがする。大田でも遅れを取り返せず。東大邱もそうだったが、大田もまた構内は工事中。新ホームを造っているようだった。DLの貨物列車を見かける。
車内を一回りしてみた。ファーストクラスは立ち入れなかったが、普通車はほぼ満席で、デッキ部の補助席が皆ふさがっているのもなんとなくTGVに似た雰囲気だ。意外にノートパソコンは少なかった。もうスマートフォンだとか、電子書籍という時代なのだろうか。
ソウル近郊
ソウル近郊電車
漢江
車内モニター ソウル終着案内
ソウル駅ホーム
席に戻ってウトウトしている間に、列車はソウルの郊外に差し掛かり、近郊電車とも出会う。漢江を渡り、ソウル駅に到着した。12分の遅れだった。乗客がまだゾロゾロ降りている最中なのに電源が落ちて、車内が暗くなるのはどんなものだろうか。この列車はすぐ、18時40分発(亀浦経由)釜山行313列車で折り返すらしい。
KTXに初めて乗車した印象だけれど、座席は窮屈だと事前に聞かされていたが、そんな事は感じなかった。本家TGVと違ってリクライニングもするし、ピッチ自体も若干広いかも知れない。
それよりも供食体制が多少問題かなと思った。所要時分がせいぜい2時間強だから食堂車やBARがないのはまあいいとして、車内販売もスナック菓子とかドリンクばかりで、弁当やサンドイッチといった、食事になるような物は販売していない。自動販売機もあるが、やはり同じ。車内で食事を取りたい場合は、あらかじめ乗車前に入手しておくべきだろう。
全体的には、まだ在来線を走行する区間も多く、そのためか前日乗車した高速バス(4時間20分)とは、ルートやターミナルの位置の違い(特に釜山)を考えても、所要時分の差が意外に小さい。まだ本来の実力は出し切れていないかもしれず、今後どの程度高速新線の整備が進むかだろう。
なお、次世代のKTXとして、韓国が独自に開発した「KTXサンチョン」というのがあるらしいが、何でも不具合があって運行を停止しているらしく、今回は全く見かけなかった。
ヌリロ
ソウル駅構内に停車していた新型電車「ヌリロ」。水原の方へ運行されているようだ。
ソウル駅
ソウル駅構内
ソウル駅旧駅舎
ソウル駅もまた斬新な装いだ。中も広い。東京駅を模したとされる旧駅舎は閉鎖されていて、この後文化会館とすべく改修工事が行われている。
韓流映画広告
韓国映画の広告。左が「ママ」、右が「サムクチ」、と読むのだろうか?
(間違っていたらゴメンナサイ)
韓流観光列車
旅行代理店の前を通り過ぎたら、日本語が目についたのでビックリ。こんな列車が走っているんだ。今年から運行が始まったようだ。申し込みは現地で(日本語でもOKみたい)。
ところで、上のKTXの所で、車内で食事をするなら乗車前に調達をと書いた。
ではソウルから乗車の場合、こんなのはどうだろう。
焼肉店プルコギブラザーズ
駅構内には焼肉店「プルコギブラザーズ」が入っているが、ここで調製している弁当(ドシラク)を乗車前に購入する。値段も(日本人の感覚からすれば)かなりオトク、韓国の味がコンパクトに詰まっているのでこれはオススメだ。
プルコギ弁当
これはプルコギ弁当。11,900ウォン(約850円)で、ペットボトルのミネラルウォーターがサービス。
参考までに店頭で配布しているメニューの画像を公開しておきます。
弁当メニュー
明日はもう午前中の便で帰国の途につかなければならない。帰りは仁川から成田への便になるが、仁川の近くの雲西(ウンソ)のホテルに予約を入れてある。雲西までは空港鉄道「AREX」に乗って行くが、次回は簡単ですが、そのAREXについて書きます。
申し訳ありませんが、コメントは受け付けない事にしています。この記事について何かありましたら、本体の「日本の路線バス・フォトライブラリー」上からメールを下さい。折返し返事をしたいと思います。
また、何か質問がありましたら、やはり本体上からメールを下さい。解かる範囲でお答えをしたいと思います。質問と答えは当ブログにも掲載します。
《今日のニュースから》
福島第1原発原子炉 「安定的冷却を達成」と評価
それについては後日書きます。
また、これに合わせてなのか、都電やひいては路面電車についての書籍類が多数発売されていますが、それらについてもおいおい取り上げて行く予定です。
名残惜しいが、もうソウルへ帰る時間だ。
いよいよ「韓流高速鉄道」、KTXを利用しよう。
釜山駅
出札窓口
始発の釜山駅は、KTXの運行開始に合わせて改装されたのだろうか。駅前の円形のモニュメントが印象的。
少々甘く見ていたが、やはり土曜日の午後なので、KTXの切符を求める乗客は相当多い。自動券売機(英語可)
を利用しようと思ったのだが、クレジットカードの支払いの所で「Number of Manthly Installer」と表示されるのは何だ?結局カウンターの行列に並ぶ事になる。幸い15時50分発146列車に空きが残っていた。52,700ウォン(約4,000円)。
釜山駅構内
釜山港
駅は海に面していて、釜山港を望む事ができる。
それにしても多少不謹慎ながら、もし釜山港に今回の日本のような大津波が押し寄せたらどうなるのだろう?国の経済に対する悪影響は、恐らくは日本とは比べ物にならなくなるだろうなあ。
釜山駅に並ぶKTX
KTXは、フランスのTGVの技術を元に造られ、列車も良く似ているが、顔つきがなんとなく韓国風?という感じがする。客車は18両で、内4両がファーストクラス、1両がシネマカー(ファーストクラス専用か?)、他13両が普通車。
146列車は、途中東大邱(トンテグ 16時30分)と大田(テジョン 17時18分)に停車し、ソウルに18時08分に到着する、最も早いパターンの列車。定刻に出発すると、いきなり長大トンネルに突入する。かなり長い。
KTX普通車車内
車窓
車内は本家フランスのような、中央部を向かい合わせにした集団見合い型。シートポケットにはかなり分厚い車内誌も入っている。最もほとんどが韓国語で、日本語など全くないのだが。
指定された座席は通路側だったが、とりあえず窓際は空いている。最も蔚山(ウルサン)までは7割以上はトンネルと言う感じ。その合間合間には、のどかな田舎町が見えたりするのだが。蔚山までは意外にスピードが出ない気がした。東大邱までの区間は昨年秋に開業したばかりなのだが、まだ一部未整備の所があるのかも知れない。途中蔚山・新慶州を通過したのだが、どちらもなぜか通過線ではなく、ホーム側を速度を落として通過して行く。
(どちらも東海道新幹線の静岡のような、真ん中にホームに接しない通過線があるタイプ、のように見えたのだが)
車内販売が回ってきたのでコーヒーと言ったら、スターバックスのマーク入りの瓶の飲料を渡された。3,000ウォン。
KTXインフォメーション
車窓
セマウル
東大邱はいつの間にか10分程の遅れ。特に何かあったわけではないのだが。東大邱は引き続き在来線の駅に発着する。どっと大勢の乗客が乗車、窓際の席も、少々太目の女性が座る。
東大邱からしばらくは在来線。デッキのドアの窓から外を眺めている。15分程で再び新線に入り、やがて在来線に「セマウル」を見る。合間合間に小集落も見られる。どこかからバスが通じているのだろうか。
大田が近付くと、また在来線。どうも煮え切らない感じがする。大田でも遅れを取り返せず。東大邱もそうだったが、大田もまた構内は工事中。新ホームを造っているようだった。DLの貨物列車を見かける。
車内を一回りしてみた。ファーストクラスは立ち入れなかったが、普通車はほぼ満席で、デッキ部の補助席が皆ふさがっているのもなんとなくTGVに似た雰囲気だ。意外にノートパソコンは少なかった。もうスマートフォンだとか、電子書籍という時代なのだろうか。
ソウル近郊
ソウル近郊電車
漢江
車内モニター ソウル終着案内
ソウル駅ホーム
席に戻ってウトウトしている間に、列車はソウルの郊外に差し掛かり、近郊電車とも出会う。漢江を渡り、ソウル駅に到着した。12分の遅れだった。乗客がまだゾロゾロ降りている最中なのに電源が落ちて、車内が暗くなるのはどんなものだろうか。この列車はすぐ、18時40分発(亀浦経由)釜山行313列車で折り返すらしい。
KTXに初めて乗車した印象だけれど、座席は窮屈だと事前に聞かされていたが、そんな事は感じなかった。本家TGVと違ってリクライニングもするし、ピッチ自体も若干広いかも知れない。
それよりも供食体制が多少問題かなと思った。所要時分がせいぜい2時間強だから食堂車やBARがないのはまあいいとして、車内販売もスナック菓子とかドリンクばかりで、弁当やサンドイッチといった、食事になるような物は販売していない。自動販売機もあるが、やはり同じ。車内で食事を取りたい場合は、あらかじめ乗車前に入手しておくべきだろう。
全体的には、まだ在来線を走行する区間も多く、そのためか前日乗車した高速バス(4時間20分)とは、ルートやターミナルの位置の違い(特に釜山)を考えても、所要時分の差が意外に小さい。まだ本来の実力は出し切れていないかもしれず、今後どの程度高速新線の整備が進むかだろう。
なお、次世代のKTXとして、韓国が独自に開発した「KTXサンチョン」というのがあるらしいが、何でも不具合があって運行を停止しているらしく、今回は全く見かけなかった。
ヌリロ
ソウル駅構内に停車していた新型電車「ヌリロ」。水原の方へ運行されているようだ。
ソウル駅
ソウル駅構内
ソウル駅旧駅舎
ソウル駅もまた斬新な装いだ。中も広い。東京駅を模したとされる旧駅舎は閉鎖されていて、この後文化会館とすべく改修工事が行われている。
韓流映画広告
韓国映画の広告。左が「ママ」、右が「サムクチ」、と読むのだろうか?
(間違っていたらゴメンナサイ)
韓流観光列車
旅行代理店の前を通り過ぎたら、日本語が目についたのでビックリ。こんな列車が走っているんだ。今年から運行が始まったようだ。申し込みは現地で(日本語でもOKみたい)。
ところで、上のKTXの所で、車内で食事をするなら乗車前に調達をと書いた。
ではソウルから乗車の場合、こんなのはどうだろう。
焼肉店プルコギブラザーズ
駅構内には焼肉店「プルコギブラザーズ」が入っているが、ここで調製している弁当(ドシラク)を乗車前に購入する。値段も(日本人の感覚からすれば)かなりオトク、韓国の味がコンパクトに詰まっているのでこれはオススメだ。
プルコギ弁当
これはプルコギ弁当。11,900ウォン(約850円)で、ペットボトルのミネラルウォーターがサービス。
参考までに店頭で配布しているメニューの画像を公開しておきます。
弁当メニュー
明日はもう午前中の便で帰国の途につかなければならない。帰りは仁川から成田への便になるが、仁川の近くの雲西(ウンソ)のホテルに予約を入れてある。雲西までは空港鉄道「AREX」に乗って行くが、次回は簡単ですが、そのAREXについて書きます。
申し訳ありませんが、コメントは受け付けない事にしています。この記事について何かありましたら、本体の「日本の路線バス・フォトライブラリー」上からメールを下さい。折返し返事をしたいと思います。
また、何か質問がありましたら、やはり本体上からメールを下さい。解かる範囲でお答えをしたいと思います。質問と答えは当ブログにも掲載します。
《今日のニュースから》
福島第1原発原子炉 「安定的冷却を達成」と評価