前回に続いて旅客機になります。
JALのA300-600Rが、先月一杯を持ってついに退役しました。
JAS時代の1991年7月に就航してちょうど20年、本来は3月26日退役の所、東日本大震災の影響により退役が2ヶ月延期され、復興輸送に携わってきました。
ところで、A300-600Rという機種ですが、エアバス社が初めて開発したA300型機に、初めてハイテク・コクピットを装備したA310型と同様のコクピットを装備したタイプで、当初の600型から、航続距離を延長させた600R型機に移行する事になります。
全世界規模で活躍してきましたが、2007年をもって生産を終了、日本同様世界各地でも少しづつ活躍の場が狭まりつつあるようです。
JAL(JAS)については近いうちにご覧頂くとして、ここではそれ以外の航空会社で使用されていたA300-600Rの内、私が撮影してきたものを一気にご覧頂く事にします。
大韓航空 HL7281
これは、「R」がつかない初期のタイプ。
中国東方航空 B-2325
中国南方航空 B-2329
元中国北方航空機です。下をご覧下さい。
中国西北航空 B-2310
2003年に中国東方航空に統合されています。
中国北方航空 B-2329
同じく2003年、こちらは中国南方航空に統合。
統合後は上をご覧下さい。
チャイナ・エアライン N8888P
エア・ホンコン B-LDF
貨物用のA300-600F。
同社はDHLと提携していて、後部にマークがあります。
タイ国際航空
ゴメンナサイ。レジが読めません…。
旧塗装。
イラン航空 EP-IBA
エミレーツ航空 A6-EKC
クウェート航空 9K-AMA
ルフトハンザ・ドイツ航空 D-AIAM
私的な話をすると、JAL(JAS)以外で搭乗したA300-600Rは、ルフトハンザが唯一です。
ギャラクシー・エアラインズ JA01GX
貨物用のA300-600F。
佐川急便系列の貨物専用航空会社でしたが、短命に終わりました。
JALからの退役により、日本で見られるA300-600Rは、定期便では大韓航空の東京(成田)-済州、大阪(関空)-ソウル(仁川)線のみとなりました。
大韓航空でもA330へのリプレースが急速に進んでいて、あとわずかで見られなくなるのでしょう。
後はエア・ホンコンや中国貨運航空などの貨物用が最後となるのでしょうか。
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それにしても、もう2年経ったんだ…。
《今日のニュースから》
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