今月20日の月曜日、ロシアで国内線の旅客機が墜落、多くの犠牲者を出しました。
この便はモスクワからペトロザボーツクに向かっていた国内線で、着陸直前に空港の手前の道路付近に墜落してしまったそうです。
使用されていたツポレフTu-134は旧東側で多用されていた小型ジェット旅客機ですが、製造から40年ほど経って老朽化しており、ロシア政府は数年の内に全機引退させると表明していたそうです。
ただ、空港付近が悪天候だった(夜だったし)との情報もあり、まだ「ツポレフ機だから」と決め付けるのは早計でしょう。
今後の調査の結果を待つべきです。
さてそのロシア機ですが、私はどれ位撮影した事があっただろう?
№186でTu-154について書きましたが、ここではこれと、成田で撮影して№206で書いたTu-204とAn-124、及び№216で書いたIl-62を除いたロシア機の写真をご覧頂こうかと思います。
と言っても、このこれらを除くとわずか6枚なんですが…。
日本にいると、やはり旧ソ連機を撮る機会は少なくなりますね。
プルコボ航空 Tu-134 RA-65759
これが、事故機と同型のTu-134です。
レドーム部の窓、まん丸のキャビンの窓、垂直尾翼から突き出たアンテナ?が、これぞ旧ソ連という雰囲気を醸し出しています。
ベラビア Tu-134A EW-65133
座席数はだいたい70~80位といいますから、日本でも飛んでいるE170~175と同程度と言う事になります。
ベラビアとは、ベラルーシの航空会社です。
アエロフロート・ロシア航空 Il-86 RA-86079
旧ソ連初のワイドボディ機。
ただし最大航続距離がA300(B2・B4)並だとか…。
プルコボ航空 Il-86 RA-86106
エンジンは4発ですが、確かに素人目にもいかにも非力そう…。
アエロフロート・ロシア航空 Il-76TD RA-76482
旧ソ連機で今でも力を発揮できる分野は、やはり貨物機という事でしょうか。
アントノフ・エアライン An124-100
ゴメンナサイ、レジが読めませんでした。
軍用機をベースにしているだけあって、輸送力は世界最大級とか。
広島電鉄の「グリーン・ムーバー」の第1弾を空輸してきたのは、このタイプではなかったでしょうか。
貨物機に関してはそのキャパシティからまだまだ世界的に需要があるかもしれませんが、旅客用に関しては明らかに西側のボーイングやエアバスなどに劣り、旧東でさえ、特にワールド・アライアンスに加盟するような大手だと、もう旧ソ連製を使う事はないでしょう。
恐らくは…。
申し訳ありませんが、コメントは受け付けない事にしています。この記事について何かありましたら、本体の「日本の路線バス・フォトライブラリー」上からメールを下さい。折返し返事をしたいと思います。
また、何か質問がありましたら、やはり本体上からメールを下さい。解かる範囲でお答えをしたいと思います。質問と答えは当ブログにも掲載します。
《今日のニュースから》
奈良・薬師寺東塔 解体修理前に安全祈願の法要