今朝のBSで、パリで行われている航空ショーの話題がありました。
全容はわかりませんが、旅客機ではボーイングのB747-8「インターコンチネンタル」が初公開、B787もお披露目、一方エアバスはA380(17日より成田に来ている大韓航空のものみたい)や、軍用機などが公開されているようでした。
別のWebページに寄れば、三菱重工のMRJの売り込みも行われていたようです。
そして、欧州の企業が2050年を目標にして新型超音速旅客機の開発を目指しているとも伝えられました。
SF映画に出てくるようなデザインをベースにしているとかで、最高速度がマッハ4、パリ~東京間を2時間30分で結ぶという構想のようです。
動力源とかは不明でしたが、まさか原子力ではないですよね?
(№41や昨日もとりあげた「サンダーバード」の「ファイヤーフラッシュ」も、ほぼ同距離のロンドン~東京間を2時間30分で飛ぶという設定だったようだ)
大気圏に固執する限りは、これ程のスピードは性能面からも環境面からも無理っぽいと思うので、人気コミック「プラネテス」(幸村誠/講談社)に出てくる「アルナイルⅧ型」のように、大気圏外の高高度を飛行する事になるのではないでしょうか。
かつて世界には超音速旅客機「コンコルド」がありました。
開発当初は世界各地の大都市を結ぶ、夢の旅客機としてもてはやされていましたが(JALも発注はしていた)、しかし開発費用がどんどん巨額になるし、「ソニック・ブーム」と呼ばれる現象による環境への影響も懸念されてキャンセルが続出。
結局、事実上エール・フランス航空(AF)とブリティッシュ・エアウェイズ(BA)の2社のみが、大西洋路線で細々と就航させていましたが、2003年10月24日を持って退役となりました。
なお、日本にも合計6回飛来しています。
関西空港に開港の翌日の1994年9月4日、チャーター便で飛来したのが最後でした。
私はもちろん、コンコルドには乗ったことはありません。
だってファーストクラスより遥かに高い運賃では手が出ませんよ。
でも、運航中のコンコルドを見た事はありました。
今から11年前の2000年6月5日、ロンドンのヒースロー空港です。
ヒースロー空港内にある航空ファン向けの「スペクターズ・テラス」から。
離陸のシーンを見る事が出来ました。
ロンドンなのになぜかAFでしたが。
それにしても、うまく言葉に出来ないのですが、とにかく凄まじい爆音を轟かせて離陸して行きました。
ヒースロー空港ってかなり広いのですが、たぶんその全体で聞こえた事でしょう。
そしてこれは、帰国の際に搭乗したJAL402便(B747-400・№426で書いた、通算100機目のB747に搭乗した時)の、離陸に向けたタキシングの時に見かけたBAのコンコルドです。
残念ながらこの日のヒースローは曇り空。
搭乗はともかく、いつかは青空の下で撮りたいなと思っていたのですが、結局かなう事はありませんでした。
今後の超音速旅客機ですが、上でも少し触れましたが、環境への配慮はもはや当たり前だし、加えて経済性も、少なくとも今のA380、あるいはB747-8位にはならないと、既存の航空会社では手が出せないでしょう。
まあ後40年あるので、一気に開発が進んでくれるのでしょう。
最もその頃には、私は生きているかどうか怪しいのですが…。
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