今日は東北地方で強風が吹いて、昨日滞在した八戸では最大瞬間風速32.6mを記録。
東北新幹線が一部不通になり、在来線も大幅にダイヤが乱れているようです。
天皇・皇后両陛下の岩手県の被災地への訪問も、6日に延期になったという事でした。
JTB時刻表2011年5月号が先月20日に発売されました。
言うまでもなく東日本大震災(この号では「東日本大地震」と記載)による影響が反映されています。
といっても締め切りが3月25日という事で、この後4月7日まで状況を見定めた上で、黄色のページや本文の欄外に注意書きが記載された、速報的な形態になっています。
表紙はJR四国の予土線(打井川~土佐大正)で、四万十川沿いを行くキハ32の単行です。
「ダイヤに輝く鉄おとめ」は休載になりました。
(前号では青い森鉄道と予告されていました)
◆ 新のりもの風土記シリーズ124 成田エクスプレスから転身!長野電鉄『スノーモンキー』
2月より運行を開始した、長野電鉄の新特急車『スノーモンキー』。
元成田エクスプレス253系の内の3連2本を購入したもの。
(キャプションでは「短い3連になって…」とあるが、今回の購入分は最初から3連だったはず)
シンボルマーク以外はNEXそのまんまだなあ。
「Spa猿~ん」はどの程度の利用があるだろう。
小田急ロマンスカーHiSEと並ぶ写真もありますが、両者は共に新宿に乗り入れていました。
(但しこの時点では当然、直接並ぶ事はなかった)
一方で旧型2000系が引退しましたが、これで長野電鉄からオリジナル車両は全て姿を消した事になります。
参考として、東武直通用に転用される253系も公開されています。
(運行開始は未定・4月29日からの運行再開分は引き続き485系らしい)
◆ 駅旅本線 第62駅
最終回になりました。
明知鉄道の岩村駅。
唯一の交換駅であり、現在は自動信号になっているものの、信号テコが保存されて乗客が動かす事が出来るようです。
また、№434で書いた、急行<大正ロマン号>と、その食堂車についても記されています。
◆ 駅弁細見 285
宇都宮駅の「とちぎ霧降高原牛めし」。
大宮駅でも発売されているそうですが、肝心の日光駅では発売されていないようです。
まあ今は定期列車はロングシートの線内折返ししかないから発売しても売れないだろうけれど…。
(東武日光にはないのかな?)
「ノリノリのりもの情報局」では、近鉄「さくらライナー」のリニューアルや流鉄3000形「若葉」のさようなら運転。
それに沿岸バスの「萌えっ子フリーきっぷ 3rd シーズン」…。
流鉄はTX開業以降、もうラッシュでも3連は必要としていないようです。
◆ 黄色のページ
冒頭の「NEWS」で東日本大震災について簡潔ながら記され、4月7日現在の不通区間が記されています。
(岩泉線は昨年夏の水害で既に運休中だった)
お遊び的なページとしては、3月に新たに運行を開始した新幹線<さくら><はやぶさ><みずほ>の、運行開始時からのダイヤの変遷が並べられています。
今回のこの3列車は、
「寝台特急で使用された名前が新幹線で使用される初のケース」
という事になります。
ブルートレイン時代で見ると、どの列車も平成中頃以降から目だって停車駅が増えてきている事が見て取れます。
ブルートレインの削減・統合による結果でしょう。
(一方で大阪~広島間は停車駅がなくなった)
会社線のページでは北陸鉄道石川線の全駅・全列車の時刻表があります。
4月1日改正で、若干の減便。
新西金沢での北陸本線との接続を考慮したという事です。
◆ 本文
東日本大震災の被害を受け、不通になっている区間(4月7日現在)は網がかけられています。
時刻そのものはとりあえず、所定のものをそのまま記載。
ところで、TVニュース等では津波の直撃を受けた仙石線205系や常磐線E721系の画像が衝撃を与えましたが、この網がかけられた区間では、地震発生時の14時46分にはどれだけの列車が運行されていたのだろう?
1.常磐線 (いわき~亘理間)
下り 667M (原ノ町終点到着直後)
253M (始発原ノ町発車直前)
669M (末次~広野間)
上り 672M (末次~久ノ浜間)
242M (小高~桃内間)
244M (相馬~日立木間)
246M (亘理~浜吉田間)
また、<スーパーひたち15号>→<スーパーひたち50号>で折返し待ちの651系が、原ノ町に取り残されているはずです。
2.仙石線 (東塩釜~石巻間)
下り 1321S (石巻終点到着直後)
3353S (快速:野蒜停車中)
上り 1426S (野蒜停車中)
3.石巻線 (石巻~女川間)
下り 1639D (女川終点到着直後)
4.気仙沼線 (全線)
下り 2943D (志津川~清水浜間)
上り 2940D (和渕~前谷地間)
5.大船渡線 (気仙沼~盛間)
上り 338D (大船渡~下船渡間)
6.山田線 (釜石~宮古間)
下り 1647D (津軽石停車中)
7.八戸線 (階上~久慈間)
上り 448D (始発久慈発車直後)
8.飯山線 (戸狩野沢温泉~十日町間)
下り 135D (越後水沢停車中)
上り 186D (上桑名川~上境間)
9.三陸鉄道南リアス線 (全線)
下り 213D (吉浜~唐丹間)
10.三陸鉄道北リアス線 (小本~陸中野田間)
上り 116D (白井海岸停車中)
11.阿武隈急行 (福島~瀬上間・梁川~角田間)
上り 934M (卸町~福島間)
936M (兜~富野間)
12.仙台空港鉄道 (全線) 1344M→1343Mが仙台空港駅で折返しを待っていたと思われる
13.鹿島臨海鉄道 (新鉾田~大洋間)
下り 151D (北浦湖畔~大洋間)
特に津波の直撃を受けた常磐線や三陸海岸沿いの各路線は、列車そのものの行方の殆どがはっきりと示されておらず … 乗客・乗務員は全て難を逃れたようですが … 非常に不安です。
それで、震災に関連する路線のページには「東日本大地震の影響により…」の注釈が欄外に記されているのですが、これが、今回は直接の被害がないJR西日本区間の山陽本線とか、福知山線等にも記載があったりします。
カーボンブラシの製造が出来ずに部品がなくなり、運休や増結の取り止めという事態が発生したためですが、実際には数日で何とか解決し、アーバンネットワークについては回避されています。
女性専用車の終日運用も、予定通り実施されています。
会社線については、殆どの路線は一応今の所は震災前のダイヤをそのまま記載し、必要に応じて注釈を入れています。
ただ、松島ベイクルーズ・丸文松島汽船・金華山観光などの遊覧船が、全部「休航中」になってしまいました。
盛岡~宮古間の岩手県北バス「106急行」は、3月30日からの予定時刻を掲載しています。
スーパー特急・特急は取り止め、急行を盛岡駅東口~宮古駅前間で9往復運転。
国際線航空では、一応サマースケジュールをそのまま掲載していますが、欄外にあるとおり、実際には欠航や経路変更(直行から途中別の空港を経由する形に変更)、機材変更(小型化)が相次いでいます。
エジプト航空の成田~カイロ・関空~(ルクソール)~カイロの各線が「当分の間休航予定」とありますが、これは震災・原発事故とは関係なく、2月頭から既に欠航になっていて、サマースケジュール一杯続くようです。
ANAやアシアナ航空とのコードシェアが始まって間もない事だったのですが…。
政変の影響なのは間違いなく、他地域の国際線やエジプト国内線もかなり混乱しているようです。
なお、トランスアエロ航空の成田~サンクトペテルブルグ線は、今年の運航は全て取り止めとなったようです。
「たいむ・たいむてぇぶる」は巻末のホテル・旅館のページの後に移りました。
次号ですが、被災した路線の大半が運行を再開しましたが、一方で津波の直撃を受けた路線については、復旧させるにしても相当な長期化は避けられない見込みです。
(気仙沼線など、別ルートでの復旧が取りざたされています)
それらを反映した内容となるのでしょうか。
申し訳ありませんが、コメントは受け付けない事にしています。この記事について何かありましたら、本体の「日本の路線バス・フォトライブラリー」上からメールを下さい。折返し返事をしたいと思います。
また、何か質問がありましたら、やはり本体上からメールを下さい。解かる範囲でお答えをしたいと思います。質問と答えは当ブログにも掲載します。
次回のブログの更新は5日の予定です。
また、前日4日には、(予告より1日遅くなりますが)本体の更新を行います。
松本電気鉄道改めアルピコ交通への画像追加(旧川中島バスですが)や、「アーカイヴ・消えた事業者」への事業者の追加、岡山電気軌道のデータの追加や画像の拡大を行います。
今月は勤務の都合で、当ブログの更新回数が大幅に少なくなる見込みです。
この事故は約2年前、大西洋上を飛行中のエール・フランス航空(AF)のエアバスA330が洋上で墜落し、乗客・乗員228人全員が死亡したものです。
洋上の事故は手がかりの発見が容易ではないだけに、データが正確に解析できれば、今回の発見は原因の解明には非常に大きいのではないでしょうか。
《今日のニュースから》
AF航空機墜落事故 水深4000mの海底からフライトレコーダー回収