「バスラマ・インターナショナル125」は先月25日に発売。
先に、東日本大震災に伴うバス業界の動きの速報から。
福島・宮城・岩手の沿岸部の津波による被害の状況が記されています。
しかし首都圏だと鉄道はまだしもバスの被害の情報って殆ど入らないのでどうなっているんだろうと思っていたのですが、被災車両の中には営業運行中だった車両もあったと思われ、乗客や乗務員は大丈夫だったのでしょうか?
大阪市営バスで支援に入った車両の内2台はそのまま釜石市に譲渡され、無料巡回バスとして使用されるそうです。
(大阪市交通局の公式HPの写真からすると、守口〔営〕のKC-LV280L)
この他、別枠で首都圏から等の高速バスの運行に関する記事がありましたが、首都圏を初めとする各地で発生した、燃油不足から来る一時的な運休や減便については、今回は記されていませんでした。
◆各地の新車から
小田急バスのジブリ美術館線のエルガミオはレインボーⅡ顔。
ちょっと紛らわしいですね。
大型ではポスト新長期規制車両が続々入っているようです。
JR四国バスは「JR」のアルファベット2文字は使わず、マークも入っていません。
(公式HPもそう)
といって北海道の「JHB」マークのようなものも今の所はないのですが、いずれオリジナルのマークが制定されるのでしょうか。
◆ リニューアルされた「新宿WEバス」
最近は新宿に足をあまり運んでいないので、どういう運行状況かは解からなかったのですが、なんか全然乗客がいなかったらしく、2月に大幅な路線の再編成などが行われたそうです。
「鳴り物入りでスタート」 → 「でも乗客がほとんどいない」 というと、あの「銀ブラバス」を思い出してしまうのですが、今回は運営事業者が民営なのでより深刻だったと思われます。
再編成の結果、乗客は増えてきているという事で一安心なのですが、これを踏まえて、「行政主導のバス(地方のコミュニティバスを意識したと思われる表現)は、本当に沿線住民のニーズに沿ったサービスを提供しているのか?」と疑問を呈しています。
東京23区内のコミュニティ的な路線に限ると、一方で成功例と思われる港区「ちぃばす」等も含むのですが、やはり既存の地下鉄・バスなど、特に前にもどこかで書きましたが、東京都交通局との連携は是非必要になるのではないでしょうか。
新宿のように行楽や買い物の利用者を取り込もうというならなおさらで、共通一日乗車券の設定や、バスマップ(都営なら「みんくるガイド」)へのルート記載などが求められるでしょう。
◆ 三菱重工業の大型電気バスが実証走行
三菱重工業が、三菱ふそうのエアロスター・エコハイブリッドをベースにした大型電気バス(ピュアEV)の実証走行を京都市と青森市で行ったというもので、京都では京都市営バスとして有償で、青森では青森観光バスに委託して無償で運行されたという事です。
記事では、走行に関しては申し分ないが、今回の震災(による電力不足)を踏まえて、大型バスでピュアEVは疑問、ハイブリッド車をベースにした方が現実的ではないかと結んでいます。
そういえば先日、神奈川でいすゞと慶応大学が共同で開発した電気バスがお披露目になったとも聞いていますが(夜間の充電を想定しているらしい)、これからバス(に限らないが)の動力源は、結構問題になるかも知れません。
◆ バス事業者訪問144 近江鉄道/湖国バス
今回は乗合事業者の2社構成で、まずは滋賀県の近江鉄道。
ここでは記されていませんが、昔は「近江バス」として独立した事業者だったものが、1986年に近江鉄道に吸収され、同鉄道のバス部門となっているもので、最近の業界の流れからは随分異色にも思えます。
ネットワーク的には草津を中心にした湖南地域が活発、八日市や彦根はまあまあ、湖北のコミュニティは厳しそうだというのが、路線概要からもなんとなく伺えます。
また、運行エリアに対して営業所数が少なく、特に高島市のコミュニティは長浜から回送してくるのだとしたら、えらく運用効率が悪くなってしまいそうですが、分車庫みたいなものはないのでしょうか?
ICカードに積極的に取り組んでいるようですが、いずれは「PiTaPa」や「ICOCA」との共通化は避けて通れなくなるかもしれません。
しかしそうなると自社独自の営業政策があまり取れなくなるので、完全な統一はやれないでしょう。
ゆるい形の相互利用、あるいは一方通行の利用(ICOCAが広島のPASPYエリアで利用できるような)が現実的かも知れない。
もう一つ、これも記載がなかったのですが、近江鉄道では伊丹・関西の両空港へのリムジンバスも運行していました。
画像(関西空港線)でわかるとおり、かなり空港輸送を意識した仕様になっていたようですが、こちらもほぼ同時期に廃止になっているようです。
車両面では、主力だった日産ディーゼル(UDトラックス)が事実上バス製造・販売から撤退している現状では、どういう方向に行くのでしょうか。
当分は西武バスからの中古でまかなえるでしょうが…。
◆ バス事業者訪問145 立川バス/シティバス立川
もう一社は社名の如く、多摩の立川を中心にネットワークを広げる立川バス、そして不採算路線の受託を目的に設立されたシティバス立川。
実は当初、ぽると出版の公式HPで立川バスが取り上げられる事を知った時、真っ先に浮かんだのはシティバス立川の、立川バス内部での扱い。
最近、似たような性格で設立されたはずの、近隣の西武自動車・ケイビーバス・多摩バス・臨港グリーンバス等が相次いで本体に再統合されているので、シティバス立川はどういう立ち位置で臨むのかなと思っていたのですが、その辺については記されていませんでした。
当面親子2社並立という事でいいでしょうか。
なるほど今の多摩の中心は八王子ではなく、立川ですか。
確かに八王子はそごうも閉店してしまいますしね…。
(最も立川は、JR中央本線の特急はまだ一部が通過ですが)
車両面ではロケーションもあり、ノンステップバスとツーステップバスが主力でワンステップは少数派というのは、変わった構成といえます。
田舎の路線が少なくなかったからか、前後ドア車など都内としては多少異色な仕様が見られ、「アーカイヴス」の写真を見てもどこかひなびた感じがしました。
最近の新車はかなり小田急バスに近付いているように感じられます。
なお、以前は日産ディーゼル車も導入されていました。
末期は全てシティバス立川籍だったようです。
それから、立川バスは横田基地内の輸送も行っているのですが、一切記載がありませんでした。
シークレットの部分だし、一般の乗客が乗れるわけではないから、取り上げる必要はないでしょう。
どんな車両を使用しているのか、ちょっとは気になりますけれど。
◆その他
九州の新八代~宮崎間に<B&Sみやざき>、青森では<みずうみ><おいらせ>用のセレガ・ガーラ。
新幹線縦断ルートの北と南で、新幹線カラーの高速・長距離バスが走り出した訳です。
ただ、<みずうみ><おいらせ>は震災発生時から長期の運休に陥り、ようやく4月23日に<みずうみ>1往復、29日から<みずうみ>3往復、<おいらせ>2往復で運行を再開した所です。
先日新青森で<みずうみ>を見ましたが、GWというのに殆ど乗客がなく気の毒でした。
もうGW中はどうしようもないけれど、何とか夏休み …「ねぶた祭り」もありますし… には盛況になって欲しいと思います。
いわさきバスネットワークが鹿児島市内に観光巡回バスの運行を開始しました。
「あっちゃん号」「せごどん号」のポンチョ2台ですが、せごどん(西郷隆盛)はともかく、あっちゃん(天璋院篤姫)は大胆な起用だなあ。
3年前にNHKの大河ドラマで初めて広く知られる事になった篤姫(宮崎あおいが演じた)ですが、バスのイラストでは随分あっけらかんとしたキャラクターになっています。
だいたい、メガネってかけていましたっけ?
今回の「バスラマ」ではコミュニティバスに代表される小規模バス輸送、そしてバスのエネルギー源について現状への疑問を呈する記事がありました。
そうなると、今までこういうテーマでは例えば新車が出た、新ルートが開設された、あるいはどこかで試験車両が開発された、そういう時点で色々論評がなされるのが通例ですが、今後はそれらに先んじて、
「コミュニティバスのあり方は?」
「エネルギー源はどう確保すべきか?」
といった、全体的な問題を提起するような記事が求められるのではないでしょうか。
申し訳ありませんが、コメントは受け付けない事にしています。この記事について何かありましたら、本体の「日本の路線バス・フォトライブラリー」上からメールを下さい。折返し返事をしたいと思います。
また、何か質問がありましたら、やはり本体上からメールを下さい。解かる範囲でお答えをしたいと思います。質問と答えは当ブログにも掲載します。
勤務の都合で、次回更新は10日になる予定です。
なお、「バスジャパン・ハンドブックシリーズR73 神戸市交通局」が発売になっていますが、現在データ整理中です。しばらくお待ち下さい。
《今日のニュースから》
米オバマ大統領「グラウンド・ゼロ」を訪問 同時多発テロ犠牲者に献花
№459 ありがとう、ジャンボ JAL BOEING 747-400 (イカロス出版)
今年3月1日を持ってJALのB747-400が全機退役した事は、航空ファンにとって大きな衝撃となりました。
私も当ブログ(№426から6回連続)で特集させていただきましたが、今回イカロス出版より、記念の写真集が発売になりました。
JALにおける導入から退役までの経緯には触れられておらず(年表のみ。個人的には発注時にボーイングから公表された、80年代鶴丸カラーの想像イラストは見てみたかったが)、747-400が飛ぶ風景を2期に分けて、それと退役記念フライトの模様とメカニック的な解説、そして全44機の履歴で構成されています。
さすがに全ページがカラーで見ごたえ満点。
おお、石井竜也の姿もありますねぇ。
個人的に印象的なのは、やはり先代鶴丸時代の、香港カーブ(旧空港での名物アプローチ)でしょうか。
関係者へのインタビューもあるが、特に(多分私より10~15位は若い)副操縦士のラストメッセージは、無念さがそこかしこに滲んでいるようでした。
圧巻だと思ったのは、69種類にも及ぶコンフィギュレーションのカタログ。
一番少ない「C84」の264席と、一番多い「R40」(D)の568席では、同じサイズ・形態の機体なのに倍以上違う。
それだけB747の懐が大きかったとも言えるし、半日がかりの長距離路線から1時間程度の国内線まで、恐らくは世界で一番就航路線のバラエティが富んでいたJALが、その懐の大きさを生かしきった結果といえるのでしょう。
最後に全44機のプロフィールがありますが、Fの2機以外は全て先代鶴丸、JJカラー時代の両方を経験していることがわかります。
Dは短距離の国内線で酷使されたためか、少なくとも5機はもう解体されてしまったようです。
なお、今でも撮れなかったことが個人的に悔やまれる「one world」機(JA8913)は、トランスアエロ航空に移った後の画像がWeb上などで公開されています。
ひいきのひき倒しかも知れないけれど、この一冊を眺めると、「JALのB747-400は、世界で一番美しいB747-400だったんだなあ」って感じます。
何度か書いているように、私的には先代鶴丸カラーが一番思い入れがありますけれど、JJカラーも、改めて見直すとシンプルで良いカラーリングと感じました。
色々な事情に翻弄された挙句、最後は対外的には不当に白眼視されて姿を消す羽目になってしまいましたが、ぜひこの一冊が、「日本にはこんなに美しくて、カッコイイ旅客機があったんだよ」と後世に伝える役目を果たして欲しいですし、そうなりうる1冊だと思います。
申し訳ありませんが、コメントは受け付けない事にしています。この記事について何かありましたら、本体の「日本の路線バス・フォトライブラリー」上からメールを下さい。折返し返事をしたいと思います。
また、何か質問がありましたら、やはり本体上からメールを下さい。解かる範囲でお答えをしたいと思います。質問と答えは当ブログにも掲載します。
《今日のニュースから》
巨人・小笠原道大選手 通産38人目の2000本安打達成
№458 JTB時刻表2011年5月号(JTBパブリッシング)
今日は東北地方で強風が吹いて、昨日滞在した八戸では最大瞬間風速32.6mを記録。
東北新幹線が一部不通になり、在来線も大幅にダイヤが乱れているようです。
天皇・皇后両陛下の岩手県の被災地への訪問も、6日に延期になったという事でした。
JTB時刻表2011年5月号が先月20日に発売されました。
言うまでもなく東日本大震災(この号では「東日本大地震」と記載)による影響が反映されています。
といっても締め切りが3月25日という事で、この後4月7日まで状況を見定めた上で、黄色のページや本文の欄外に注意書きが記載された、速報的な形態になっています。
表紙はJR四国の予土線(打井川~土佐大正)で、四万十川沿いを行くキハ32の単行です。
「ダイヤに輝く鉄おとめ」は休載になりました。
(前号では青い森鉄道と予告されていました)
◆ 新のりもの風土記シリーズ124 成田エクスプレスから転身!長野電鉄『スノーモンキー』
2月より運行を開始した、長野電鉄の新特急車『スノーモンキー』。
元成田エクスプレス253系の内の3連2本を購入したもの。
(キャプションでは「短い3連になって…」とあるが、今回の購入分は最初から3連だったはず)
シンボルマーク以外はNEXそのまんまだなあ。
「Spa猿~ん」はどの程度の利用があるだろう。
小田急ロマンスカーHiSEと並ぶ写真もありますが、両者は共に新宿に乗り入れていました。
(但しこの時点では当然、直接並ぶ事はなかった)
一方で旧型2000系が引退しましたが、これで長野電鉄からオリジナル車両は全て姿を消した事になります。
参考として、東武直通用に転用される253系も公開されています。
(運行開始は未定・4月29日からの運行再開分は引き続き485系らしい)
◆ 駅旅本線 第62駅
最終回になりました。
明知鉄道の岩村駅。
唯一の交換駅であり、現在は自動信号になっているものの、信号テコが保存されて乗客が動かす事が出来るようです。
また、№434で書いた、急行<大正ロマン号>と、その食堂車についても記されています。
◆ 駅弁細見 285
宇都宮駅の「とちぎ霧降高原牛めし」。
大宮駅でも発売されているそうですが、肝心の日光駅では発売されていないようです。
まあ今は定期列車はロングシートの線内折返ししかないから発売しても売れないだろうけれど…。
(東武日光にはないのかな?)
「ノリノリのりもの情報局」では、近鉄「さくらライナー」のリニューアルや流鉄3000形「若葉」のさようなら運転。
それに沿岸バスの「萌えっ子フリーきっぷ 3rd シーズン」…。
流鉄はTX開業以降、もうラッシュでも3連は必要としていないようです。
◆ 黄色のページ
冒頭の「NEWS」で東日本大震災について簡潔ながら記され、4月7日現在の不通区間が記されています。
(岩泉線は昨年夏の水害で既に運休中だった)
お遊び的なページとしては、3月に新たに運行を開始した新幹線<さくら><はやぶさ><みずほ>の、運行開始時からのダイヤの変遷が並べられています。
今回のこの3列車は、
「寝台特急で使用された名前が新幹線で使用される初のケース」
という事になります。
ブルートレイン時代で見ると、どの列車も平成中頃以降から目だって停車駅が増えてきている事が見て取れます。
ブルートレインの削減・統合による結果でしょう。
(一方で大阪~広島間は停車駅がなくなった)
会社線のページでは北陸鉄道石川線の全駅・全列車の時刻表があります。
4月1日改正で、若干の減便。
新西金沢での北陸本線との接続を考慮したという事です。
◆ 本文
東日本大震災の被害を受け、不通になっている区間(4月7日現在)は網がかけられています。
時刻そのものはとりあえず、所定のものをそのまま記載。
ところで、TVニュース等では津波の直撃を受けた仙石線205系や常磐線E721系の画像が衝撃を与えましたが、この網がかけられた区間では、地震発生時の14時46分にはどれだけの列車が運行されていたのだろう?
1.常磐線 (いわき~亘理間)
下り 667M (原ノ町終点到着直後)
253M (始発原ノ町発車直前)
669M (末次~広野間)
上り 672M (末次~久ノ浜間)
242M (小高~桃内間)
244M (相馬~日立木間)
246M (亘理~浜吉田間)
また、<スーパーひたち15号>→<スーパーひたち50号>で折返し待ちの651系が、原ノ町に取り残されているはずです。
2.仙石線 (東塩釜~石巻間)
下り 1321S (石巻終点到着直後)
3353S (快速:野蒜停車中)
上り 1426S (野蒜停車中)
3.石巻線 (石巻~女川間)
下り 1639D (女川終点到着直後)
4.気仙沼線 (全線)
下り 2943D (志津川~清水浜間)
上り 2940D (和渕~前谷地間)
5.大船渡線 (気仙沼~盛間)
上り 338D (大船渡~下船渡間)
6.山田線 (釜石~宮古間)
下り 1647D (津軽石停車中)
7.八戸線 (階上~久慈間)
上り 448D (始発久慈発車直後)
8.飯山線 (戸狩野沢温泉~十日町間)
下り 135D (越後水沢停車中)
上り 186D (上桑名川~上境間)
9.三陸鉄道南リアス線 (全線)
下り 213D (吉浜~唐丹間)
10.三陸鉄道北リアス線 (小本~陸中野田間)
上り 116D (白井海岸停車中)
11.阿武隈急行 (福島~瀬上間・梁川~角田間)
上り 934M (卸町~福島間)
936M (兜~富野間)
12.仙台空港鉄道 (全線) 1344M→1343Mが仙台空港駅で折返しを待っていたと思われる
13.鹿島臨海鉄道 (新鉾田~大洋間)
下り 151D (北浦湖畔~大洋間)
特に津波の直撃を受けた常磐線や三陸海岸沿いの各路線は、列車そのものの行方の殆どがはっきりと示されておらず … 乗客・乗務員は全て難を逃れたようですが … 非常に不安です。
それで、震災に関連する路線のページには「東日本大地震の影響により…」の注釈が欄外に記されているのですが、これが、今回は直接の被害がないJR西日本区間の山陽本線とか、福知山線等にも記載があったりします。
カーボンブラシの製造が出来ずに部品がなくなり、運休や増結の取り止めという事態が発生したためですが、実際には数日で何とか解決し、アーバンネットワークについては回避されています。
女性専用車の終日運用も、予定通り実施されています。
会社線については、殆どの路線は一応今の所は震災前のダイヤをそのまま記載し、必要に応じて注釈を入れています。
ただ、松島ベイクルーズ・丸文松島汽船・金華山観光などの遊覧船が、全部「休航中」になってしまいました。
盛岡~宮古間の岩手県北バス「106急行」は、3月30日からの予定時刻を掲載しています。
スーパー特急・特急は取り止め、急行を盛岡駅東口~宮古駅前間で9往復運転。
国際線航空では、一応サマースケジュールをそのまま掲載していますが、欄外にあるとおり、実際には欠航や経路変更(直行から途中別の空港を経由する形に変更)、機材変更(小型化)が相次いでいます。
エジプト航空の成田~カイロ・関空~(ルクソール)~カイロの各線が「当分の間休航予定」とありますが、これは震災・原発事故とは関係なく、2月頭から既に欠航になっていて、サマースケジュール一杯続くようです。
ANAやアシアナ航空とのコードシェアが始まって間もない事だったのですが…。
政変の影響なのは間違いなく、他地域の国際線やエジプト国内線もかなり混乱しているようです。
なお、トランスアエロ航空の成田~サンクトペテルブルグ線は、今年の運航は全て取り止めとなったようです。
「たいむ・たいむてぇぶる」は巻末のホテル・旅館のページの後に移りました。
次号ですが、被災した路線の大半が運行を再開しましたが、一方で津波の直撃を受けた路線については、復旧させるにしても相当な長期化は避けられない見込みです。
(気仙沼線など、別ルートでの復旧が取りざたされています)
それらを反映した内容となるのでしょうか。
申し訳ありませんが、コメントは受け付けない事にしています。この記事について何かありましたら、本体の「日本の路線バス・フォトライブラリー」上からメールを下さい。折返し返事をしたいと思います。
また、何か質問がありましたら、やはり本体上からメールを下さい。解かる範囲でお答えをしたいと思います。質問と答えは当ブログにも掲載します。
次回のブログの更新は5日の予定です。
また、前日4日には、(予告より1日遅くなりますが)本体の更新を行います。
松本電気鉄道改めアルピコ交通への画像追加(旧川中島バスですが)や、「アーカイヴ・消えた事業者」への事業者の追加、岡山電気軌道のデータの追加や画像の拡大を行います。
今月は勤務の都合で、当ブログの更新回数が大幅に少なくなる見込みです。
この事故は約2年前、大西洋上を飛行中のエール・フランス航空(AF)のエアバスA330が洋上で墜落し、乗客・乗員228人全員が死亡したものです。
洋上の事故は手がかりの発見が容易ではないだけに、データが正確に解析できれば、今回の発見は原因の解明には非常に大きいのではないでしょうか。
《今日のニュースから》
AF航空機墜落事故 水深4000mの海底からフライトレコーダー回収
東北新幹線が一部不通になり、在来線も大幅にダイヤが乱れているようです。
天皇・皇后両陛下の岩手県の被災地への訪問も、6日に延期になったという事でした。
JTB時刻表2011年5月号が先月20日に発売されました。
言うまでもなく東日本大震災(この号では「東日本大地震」と記載)による影響が反映されています。
といっても締め切りが3月25日という事で、この後4月7日まで状況を見定めた上で、黄色のページや本文の欄外に注意書きが記載された、速報的な形態になっています。
表紙はJR四国の予土線(打井川~土佐大正)で、四万十川沿いを行くキハ32の単行です。
「ダイヤに輝く鉄おとめ」は休載になりました。
(前号では青い森鉄道と予告されていました)
◆ 新のりもの風土記シリーズ124 成田エクスプレスから転身!長野電鉄『スノーモンキー』
2月より運行を開始した、長野電鉄の新特急車『スノーモンキー』。
元成田エクスプレス253系の内の3連2本を購入したもの。
(キャプションでは「短い3連になって…」とあるが、今回の購入分は最初から3連だったはず)
シンボルマーク以外はNEXそのまんまだなあ。
「Spa猿~ん」はどの程度の利用があるだろう。
小田急ロマンスカーHiSEと並ぶ写真もありますが、両者は共に新宿に乗り入れていました。
(但しこの時点では当然、直接並ぶ事はなかった)
一方で旧型2000系が引退しましたが、これで長野電鉄からオリジナル車両は全て姿を消した事になります。
参考として、東武直通用に転用される253系も公開されています。
(運行開始は未定・4月29日からの運行再開分は引き続き485系らしい)
◆ 駅旅本線 第62駅
最終回になりました。
明知鉄道の岩村駅。
唯一の交換駅であり、現在は自動信号になっているものの、信号テコが保存されて乗客が動かす事が出来るようです。
また、№434で書いた、急行<大正ロマン号>と、その食堂車についても記されています。
◆ 駅弁細見 285
宇都宮駅の「とちぎ霧降高原牛めし」。
大宮駅でも発売されているそうですが、肝心の日光駅では発売されていないようです。
まあ今は定期列車はロングシートの線内折返ししかないから発売しても売れないだろうけれど…。
(東武日光にはないのかな?)
「ノリノリのりもの情報局」では、近鉄「さくらライナー」のリニューアルや流鉄3000形「若葉」のさようなら運転。
それに沿岸バスの「萌えっ子フリーきっぷ 3rd シーズン」…。
流鉄はTX開業以降、もうラッシュでも3連は必要としていないようです。
◆ 黄色のページ
冒頭の「NEWS」で東日本大震災について簡潔ながら記され、4月7日現在の不通区間が記されています。
(岩泉線は昨年夏の水害で既に運休中だった)
お遊び的なページとしては、3月に新たに運行を開始した新幹線<さくら><はやぶさ><みずほ>の、運行開始時からのダイヤの変遷が並べられています。
今回のこの3列車は、
「寝台特急で使用された名前が新幹線で使用される初のケース」
という事になります。
ブルートレイン時代で見ると、どの列車も平成中頃以降から目だって停車駅が増えてきている事が見て取れます。
ブルートレインの削減・統合による結果でしょう。
(一方で大阪~広島間は停車駅がなくなった)
会社線のページでは北陸鉄道石川線の全駅・全列車の時刻表があります。
4月1日改正で、若干の減便。
新西金沢での北陸本線との接続を考慮したという事です。
◆ 本文
東日本大震災の被害を受け、不通になっている区間(4月7日現在)は網がかけられています。
時刻そのものはとりあえず、所定のものをそのまま記載。
ところで、TVニュース等では津波の直撃を受けた仙石線205系や常磐線E721系の画像が衝撃を与えましたが、この網がかけられた区間では、地震発生時の14時46分にはどれだけの列車が運行されていたのだろう?
1.常磐線 (いわき~亘理間)
下り 667M (原ノ町終点到着直後)
253M (始発原ノ町発車直前)
669M (末次~広野間)
上り 672M (末次~久ノ浜間)
242M (小高~桃内間)
244M (相馬~日立木間)
246M (亘理~浜吉田間)
また、<スーパーひたち15号>→<スーパーひたち50号>で折返し待ちの651系が、原ノ町に取り残されているはずです。
2.仙石線 (東塩釜~石巻間)
下り 1321S (石巻終点到着直後)
3353S (快速:野蒜停車中)
上り 1426S (野蒜停車中)
3.石巻線 (石巻~女川間)
下り 1639D (女川終点到着直後)
4.気仙沼線 (全線)
下り 2943D (志津川~清水浜間)
上り 2940D (和渕~前谷地間)
5.大船渡線 (気仙沼~盛間)
上り 338D (大船渡~下船渡間)
6.山田線 (釜石~宮古間)
下り 1647D (津軽石停車中)
7.八戸線 (階上~久慈間)
上り 448D (始発久慈発車直後)
8.飯山線 (戸狩野沢温泉~十日町間)
下り 135D (越後水沢停車中)
上り 186D (上桑名川~上境間)
9.三陸鉄道南リアス線 (全線)
下り 213D (吉浜~唐丹間)
10.三陸鉄道北リアス線 (小本~陸中野田間)
上り 116D (白井海岸停車中)
11.阿武隈急行 (福島~瀬上間・梁川~角田間)
上り 934M (卸町~福島間)
936M (兜~富野間)
12.仙台空港鉄道 (全線) 1344M→1343Mが仙台空港駅で折返しを待っていたと思われる
13.鹿島臨海鉄道 (新鉾田~大洋間)
下り 151D (北浦湖畔~大洋間)
特に津波の直撃を受けた常磐線や三陸海岸沿いの各路線は、列車そのものの行方の殆どがはっきりと示されておらず … 乗客・乗務員は全て難を逃れたようですが … 非常に不安です。
それで、震災に関連する路線のページには「東日本大地震の影響により…」の注釈が欄外に記されているのですが、これが、今回は直接の被害がないJR西日本区間の山陽本線とか、福知山線等にも記載があったりします。
カーボンブラシの製造が出来ずに部品がなくなり、運休や増結の取り止めという事態が発生したためですが、実際には数日で何とか解決し、アーバンネットワークについては回避されています。
女性専用車の終日運用も、予定通り実施されています。
会社線については、殆どの路線は一応今の所は震災前のダイヤをそのまま記載し、必要に応じて注釈を入れています。
ただ、松島ベイクルーズ・丸文松島汽船・金華山観光などの遊覧船が、全部「休航中」になってしまいました。
盛岡~宮古間の岩手県北バス「106急行」は、3月30日からの予定時刻を掲載しています。
スーパー特急・特急は取り止め、急行を盛岡駅東口~宮古駅前間で9往復運転。
国際線航空では、一応サマースケジュールをそのまま掲載していますが、欄外にあるとおり、実際には欠航や経路変更(直行から途中別の空港を経由する形に変更)、機材変更(小型化)が相次いでいます。
エジプト航空の成田~カイロ・関空~(ルクソール)~カイロの各線が「当分の間休航予定」とありますが、これは震災・原発事故とは関係なく、2月頭から既に欠航になっていて、サマースケジュール一杯続くようです。
ANAやアシアナ航空とのコードシェアが始まって間もない事だったのですが…。
政変の影響なのは間違いなく、他地域の国際線やエジプト国内線もかなり混乱しているようです。
なお、トランスアエロ航空の成田~サンクトペテルブルグ線は、今年の運航は全て取り止めとなったようです。
「たいむ・たいむてぇぶる」は巻末のホテル・旅館のページの後に移りました。
次号ですが、被災した路線の大半が運行を再開しましたが、一方で津波の直撃を受けた路線については、復旧させるにしても相当な長期化は避けられない見込みです。
(気仙沼線など、別ルートでの復旧が取りざたされています)
それらを反映した内容となるのでしょうか。
申し訳ありませんが、コメントは受け付けない事にしています。この記事について何かありましたら、本体の「日本の路線バス・フォトライブラリー」上からメールを下さい。折返し返事をしたいと思います。
また、何か質問がありましたら、やはり本体上からメールを下さい。解かる範囲でお答えをしたいと思います。質問と答えは当ブログにも掲載します。
次回のブログの更新は5日の予定です。
また、前日4日には、(予告より1日遅くなりますが)本体の更新を行います。
松本電気鉄道改めアルピコ交通への画像追加(旧川中島バスですが)や、「アーカイヴ・消えた事業者」への事業者の追加、岡山電気軌道のデータの追加や画像の拡大を行います。
今月は勤務の都合で、当ブログの更新回数が大幅に少なくなる見込みです。
この事故は約2年前、大西洋上を飛行中のエール・フランス航空(AF)のエアバスA330が洋上で墜落し、乗客・乗員228人全員が死亡したものです。
洋上の事故は手がかりの発見が容易ではないだけに、データが正確に解析できれば、今回の発見は原因の解明には非常に大きいのではないでしょうか。
《今日のニュースから》
AF航空機墜落事故 水深4000mの海底からフライトレコーダー回収