№397 JRグループ 3月12日(土)ダイヤ改正(PART2)

 昨年末の12月17日にJRグループのダイヤ改正が発表になり、JR九州・四国・東海・貨物については取り上げましたが、JR西日本については一部のプレスリリースのPDFファイルが読めなかったため、後回しになってしまいました。
 今日、先日読めなかった「詳細」「金沢支社」「福知山支社」のPDFファイルを入手しましたので、何をいまさらの感もありますが、ここで取り上げて見たいと思います。

JR西日本 12日改正
 新幹線がらみについては、JR九州及び東海の発表と同じ。
 山陽新幹線について付け加えると、
1.「ひかりレールスター」の、「サイレンスカー」と「チャイルドクッションのサービス」が終了
「ひかりレールスター」は<さくら>に統合されて発展的解消が噂されており、これを先取りしたものでしょうか。
2.100系4連を廃止し、500系・700系8連の<こだま>を増強
 700系の8連とは、ほぼ間違いなく「ひかりレールスター」からの転用でしょう。
 100系は2011年度中に全廃との事。
 
 続いて在来線は、
1.特急
◆<雷鳥>の全<サンダーバード>化
 あわせて停車駅の見直しにより、停車間隔を調整、できるだけ均等化。
◆北近畿方面に新型車両287系を導入
 あわせて運転系統を整理し、<北近畿>を<こうのとり>と改称した上で愛称を8種類→4種類に統合。
  新大阪⇔城崎温泉 <こうのとり>
  京都⇔城崎温泉 <きのさき>
  京都⇔天橋立・久美浜 <はしだて>
  京都⇔東舞鶴 <まいづる>
<文殊><たんば>の名は消える事になります。
 北近畿タンゴ鉄道の特急車に関しては、
1.「タンゴエクスプローラー」はJRへの乗り入れを廃止
2.「タンゴディスカバリー」は、列車名は<はしだて><まいづる>として運転
(なお、新たに線内特急として<たんごリレー>を設定)

<北近畿>→<こうのとり>の改称という事もあって、287系は<こうのとり>中心になるのかと思っていたが、公表分の時刻表を見ると、とりあえずは京都側が手厚く運用される事になるようです。
<こうのとり>は7月には4→7往復になるが、6月までは、3往復は381系で運用されるとは少々驚き。
 183系の<こうのとり>も当分は設定される事になりますが、381系共々、正面のマークはどうなるのだろう?
◆その他
<くろしお>の一部列車の運行区間短縮、(前回改正で臨時列車化していた)<はるか>6往復の取り止め、など。

2.一般列車
1.アーバンネットワーク
◆「OSAKA STATION CITY」開業に合わせて、阪和線(関西空港線)・大和路線・JR宝塚線の快速を20→15分間隔に増強。
 同時に阪和線は「区間快速」を設定して運転形態を変更、日中の学研都市線からJR宝塚線直通の快速は塚口で折返し。
 これにより、阪和線・大和路線では普通列車が10→15分間隔に削減される区間があります。
◆新快速及び阪和線に225系を導入、新快速は土休日は全列車、平日も大半を12連で運転
◆新快速が全列車南草津に、快速が全列車大正に停車
◆<はんわライナー><やまとじライナー>、桜島線シャトル取り止め
◆その他
 芸備線の運転系統を狩留家で分割、その他本数削減、始発繰り下げ、最終繰上げ、接続改善など。

 特に広島地域で全般的に普通列車のダイヤ設定が後退する事になるようで、山陽最大の政令指定都市でありながらどうした事だろう?
 広島地域は民営化以降、普通列車の新型車両が1両も入っていないのだし、どうも今後が気がかりな地域です。

 なお、3月5日に<はやぶさ>がデビューするJR東日本、及び北海道は結局何もリリースがありませんでした。
 JR東日本は既に<はやぶさ>のダイヤや料金も発表しているし、南武線のダイヤ改正も発表済みですから、これ以上は何もないのでしょう。

 詳しい事は今後発売される時刻表をチェックして行く事になりますが、新幹線フィーバーの陰で在来線は元気を失いつつあるように思えてなりません…。

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