まず、お詫びがあります。
私のブログでは、記事のタイトルに通しのナンバーをつけていますが、実は全タイトルをチェックしていた所、№293と№294が欠落していた事が判明しました。
(京成のスカイアクセスのダイヤ作成のあたり)
昨日一晩かけて番号と、一部テキストの訂正を行っています。
(昨日休みだったのはそのため)
申し訳ありませんでした。
さて先日、今年最初の泊りがけで関西に行ってきました。
今回は電車の「色」にこだわって行ったのですが、どうだったでしょうか。
初日は伊賀鉄道。
一昨年の9月に訪問して以来(№30及び№31)ですが、この間にいよいよ元東急1000系の200系が運用を開始、860系の内「赤くノ一」(私が勝手につけた名前です)ともう1編成は引退してしまいました。
「赤くノ一」は撮影済みだから良かったけれど、861F(「青くノ一」)をまだ撮影していなくて、これはまずいとばかり、年明け早々出かける事になりました。
1月8日(土)
最近では極めて異例の事なのですが、今回は往復とも新幹線利用。
行きは、品川始発の<のぞみ99号>利用。
この列車は前夜から留置されていた編成を運用するものと勝手に考えていましたが、発車10分前に23番線にノッソリノッソリと入ってきました。
N700系は初めて。
車内は昨年乗車したTGVと比べるとシンプルそのもの。
仕切り壁の大型フルカラーLED表示が目につきます。
近くで見ると少しどぎつく(色彩じゃなくて)感じられて、もう少し文字は小さくてもいいから、スペースを大きくとって、スクロールではなく連続表示にした方が良いのではないかと感じました。
とにかく朝が早かったので、名古屋まではほとんど寝ていました。
名古屋から伊賀神戸までは近鉄の急行を乗り継いで行きます。
名古屋線伊勢中川行急行は、前4両は名古屋線唯一の5800系(5814F)。
後2両は奈良線から転属の9000系でした。
伊勢若松・白子と2駅連続でアーバンライナーに抜かれます。
伊賀神戸駅では、200系の第2編成が待っていました。
2代目「赤くノ一」。
「伊賀市シルバー人材センター」から派遣された職員が添乗しているのは前回と同じで、検札も行っています。
但し、この日は丸山で降りて、すぐに反対方向の電車に乗り換えていきました。
反対の編成は、最近運用を始めたばかりらしい203Fで、地元企業のラッピングが施されていたようでした。
あんまり広告ラッピング車は好きじゃないんだよなぁ。
中間車改造らしく、ヘッドライトは丸型。
猪田道で下車。
ここで伊賀神戸行を待つ事にしますが、まずきたのが「新青くノ一」の201F。
そして2本目が…。
残念ながら?旧塗装復刻車でした。
休日の伊賀鉄道の最大運用数は4だから、この時点では「青くノ一」は動いていない…。
後続の電車で上野市を目指します。
上野市で「くノ一」同士が並びます。
肝心の861Fは車庫の中…。
少なくとも日中は出てきそうにない…。
なお、860系のもう1編成の廃車は、広告カラーだった865Fです。
この電車は伊賀上野直通なので引き続き伊賀上野まで乗り通します。
この日はJR関西本線が工事運休日。
亀山行ホームへの跨線橋には、鎖が掛けられていました。
駅前も閑散としていました。
この後少し遠いのだけれど、服部川の橋梁まで歩いて201Fを撮った後(それが一番上の画像)、歩いて上野市駅まで戻ります。
だって次は1時間後だもの…。
その途中で見かけた、上水道水源地送水機関室。
国の登録文化財だそうです。
(立ち入り不可。塀の外から眺めるのみ)
今日は望みがなさそうなので、伊賀神戸に戻り、大阪方面を目指す事にします。
また早目に来ないと…。
201Fの車内には、こんな写真が掲げられていました。
201Fへの「青くノ一」ラッピング作業の様子。
ただ、一生懸命作業をされた皆様には大変申し訳ない言い草になってしまうのですが、やはり本気を出すのであれば、ラッピングではなく、塗装を施して欲しかった…。
まあローカル線では塗装の費用や手間は馬鹿にならず、ステンレスカーだからラッピングの方がいいのでしょうが。
伊賀神戸駅の大阪線2610系急行。
なお、「五十鈴川」という行先は大阪線では通常は設定されず(名古屋線にはある)、初詣対策の臨時の延長になります。
青空が広がり、まだ陽も高いので、どこかで途中下車してバスでも撮りたいなあ。
大和八木で途中下車。
駅付近は再開発工事中で、南側に広場ができて、奈良交通バスも数台待機していました。
ただ、駅付近は撮影が難しそう。
結局大和高田バイパスの四条ランプまでえっちらおっちら歩いて、ここで撮影する事に。
でも、ほとんどがイオンモール橿原アルル行(土休日は12分毎)。
その中の、元近鉄バスの中型車の画像については、先日更新した本体でアップしています。
その他では…。
通常は新宮行の長距離車ですが、忍海までの区間運転の運用でした。
16時を回って陽が大分西に傾いてきたので、後は真っ直ぐ急行で大阪を目指します。
河内国分を発車すると、夕陽がきれいでした…。
明日は、阪堺電軌の電車を撮る予定ですが、どうなりますか。
都電色、撮れるといいけれど…。
申し訳ありませんが、コメントは受け付けない事にしています。この記事について何かありましたら、本体の「日本の路線バス・フォトライブラリー」上からメールを下さい。折返し返事をしたいと思います。
また、何か質問がありましたら、やはり本体上からメールを下さい。解かる範囲でお答えをしたいと思います。質問と答えは当ブログにも掲載します。
JTB時刻表2011年2月号については、30日に書く予定です。
《今日のニュースから》
米大手格付け会社 日本国債の格付けを引き下げ
№408 バスで行くバス 21.光明泉(東京都目黒区)
「JTB時刻表2011年2月号」がいよいよ発売になりました。
表紙は九州新幹線のN700系。
詳しくは29日に書く予定ですが、それにしても<みずほ600号>とか<さくら501号>なんて、どこかピンとこない列車名だなあ。
今回の「バスで行くバス」は、久し振りの東京の銭湯を取り上げます。
今回は中目黒の「光明泉」さんです。
中目黒は中目黒ゲートタウンやアトラスタワーのオープンもあって、急激に変貌を遂げている所ですが(山手通りの拡幅工事も進行中)、駅を離れると、閑静な住宅街の中に、個性的な店が数多く見られます。
代官山からも歩いて来れるので、合わせて回る若者も多いようです。
もちろん、代官山からこの銭湯を目指すのもいいでしょう。
(訪問日:2011年1月18日)
<アクセス>
東急東横線・東京メトロ日比谷線中目黒駅から徒歩約5分。
駅から、及びGTプラザ前のバス停①(東急バス〔渋41〕系統渋谷駅行)・②(東急バス〔黒09〕系統下馬一丁目行)からの場合は、高架下の横断歩道(「中目黒駅」信号)で山手通りを渡る。
ここにはバス停③(〔渋41〕系統大井町駅行及び〔黒09〕系統目黒駅行)がある。
バスの右手に見える、高架線とアトラスタワー・アリーナの間の小道を入り、目黒川を渡って直進。
小さなパン屋「ロータス・バケット」を左折すると、ガードのすぐ先の左手。
幸田ビルの2Fが光明泉。(1Fはコインランドリー)
なお、中目黒駅は現在改良工事中で、周辺の道路も一部通行止めになっているからご注意を。
駒沢通りを走る東急バス〔渋71〕系統(渋谷駅東口~洗足駅)及び〔恵32〕系統(恵比寿駅~用賀駅)の場合は、正覚寺下で下車。
上下でバス停が大きく離れているが、いずれも歩道の渋谷方にある(画像に写っている)階段を降りて左折。
この付近はパーキングチケットを導入しており、1時間300円という事なので、極端に長くなければ風呂の利用にも使えるかもしれない。
この他、東急トランセのデマンドバス停「青葉台二丁目」も利用できるかもしれない。
降りたら進行方向へ、東横線のガードにぶつかるまでひたすら真っ直ぐ。
マンションと一体のビルの中ゆえ少々小ぢんまりしているが、カウンターではどこか田中マルクス闘莉王に雰囲気が似たお兄さんが、笑顔で迎えてくれる事が多い。
<営業時間・休業日>
15時~26時と長い。
不定休で、当分休みの予定はないと言っていた。
<脱衣所>
TVなし。
マッサージシートは100円で10分。
ドライヤーは10分で3分。
缶飲料の販売機があり、ビール(アサヒ生140円)も販売している。
<浴場>
屋根が多少低く、その分小ぢんまり感じられるかも知れない。
21のカランの内、女湯との仕切り側の5つつはパーテーションで仕切られている。
風呂はジェット・泡風呂・深風呂はラジウム温泉を使用しているとしている。
壁画が割りと可愛らしく、風呂側は女性とクラシックカーの取り合わせ、というエレガントなもの。
サウナは200円。他に水風呂。
<その他>
カウンター前にイスが1つ置いてある。
TVあり。
ここでも各種飲料を販売している。
ラムネ80円、ビールはキリン一番搾り220円。
コーヒー牛乳はメグミルクで120円。
他にミネラルウォーターなどもあり。
申し訳ありませんが、コメントは受け付けない事にしています。この記事について何かありましたら、本体の「日本の路線バス・フォトライブラリー」上からメールを下さい。折返し返事をしたいと思います。
また、何か質問がありましたら、やはり本体上からメールを下さい。解かる範囲でお答えをしたいと思います。質問と答えは当ブログにも掲載します。
《今日のニュースから》
脱走の三島市「かみつき猿」 今朝再捕獲
表紙は九州新幹線のN700系。
詳しくは29日に書く予定ですが、それにしても<みずほ600号>とか<さくら501号>なんて、どこかピンとこない列車名だなあ。
今回の「バスで行くバス」は、久し振りの東京の銭湯を取り上げます。
今回は中目黒の「光明泉」さんです。
中目黒は中目黒ゲートタウンやアトラスタワーのオープンもあって、急激に変貌を遂げている所ですが(山手通りの拡幅工事も進行中)、駅を離れると、閑静な住宅街の中に、個性的な店が数多く見られます。
代官山からも歩いて来れるので、合わせて回る若者も多いようです。
もちろん、代官山からこの銭湯を目指すのもいいでしょう。
(訪問日:2011年1月18日)
<アクセス>
東急東横線・東京メトロ日比谷線中目黒駅から徒歩約5分。
駅から、及びGTプラザ前のバス停①(東急バス〔渋41〕系統渋谷駅行)・②(東急バス〔黒09〕系統下馬一丁目行)からの場合は、高架下の横断歩道(「中目黒駅」信号)で山手通りを渡る。
ここにはバス停③(〔渋41〕系統大井町駅行及び〔黒09〕系統目黒駅行)がある。
バスの右手に見える、高架線とアトラスタワー・アリーナの間の小道を入り、目黒川を渡って直進。
小さなパン屋「ロータス・バケット」を左折すると、ガードのすぐ先の左手。
幸田ビルの2Fが光明泉。(1Fはコインランドリー)
なお、中目黒駅は現在改良工事中で、周辺の道路も一部通行止めになっているからご注意を。
駒沢通りを走る東急バス〔渋71〕系統(渋谷駅東口~洗足駅)及び〔恵32〕系統(恵比寿駅~用賀駅)の場合は、正覚寺下で下車。
上下でバス停が大きく離れているが、いずれも歩道の渋谷方にある(画像に写っている)階段を降りて左折。
この付近はパーキングチケットを導入しており、1時間300円という事なので、極端に長くなければ風呂の利用にも使えるかもしれない。
この他、東急トランセのデマンドバス停「青葉台二丁目」も利用できるかもしれない。
降りたら進行方向へ、東横線のガードにぶつかるまでひたすら真っ直ぐ。
マンションと一体のビルの中ゆえ少々小ぢんまりしているが、カウンターではどこか田中マルクス闘莉王に雰囲気が似たお兄さんが、笑顔で迎えてくれる事が多い。
<営業時間・休業日>
15時~26時と長い。
不定休で、当分休みの予定はないと言っていた。
<脱衣所>
TVなし。
マッサージシートは100円で10分。
ドライヤーは10分で3分。
缶飲料の販売機があり、ビール(アサヒ生140円)も販売している。
<浴場>
屋根が多少低く、その分小ぢんまり感じられるかも知れない。
21のカランの内、女湯との仕切り側の5つつはパーテーションで仕切られている。
風呂はジェット・泡風呂・深風呂はラジウム温泉を使用しているとしている。
壁画が割りと可愛らしく、風呂側は女性とクラシックカーの取り合わせ、というエレガントなもの。
サウナは200円。他に水風呂。
<その他>
カウンター前にイスが1つ置いてある。
TVあり。
ここでも各種飲料を販売している。
ラムネ80円、ビールはキリン一番搾り220円。
コーヒー牛乳はメグミルクで120円。
他にミネラルウォーターなどもあり。
申し訳ありませんが、コメントは受け付けない事にしています。この記事について何かありましたら、本体の「日本の路線バス・フォトライブラリー」上からメールを下さい。折返し返事をしたいと思います。
また、何か質問がありましたら、やはり本体上からメールを下さい。解かる範囲でお答えをしたいと思います。質問と答えは当ブログにも掲載します。
《今日のニュースから》
脱走の三島市「かみつき猿」 今朝再捕獲
№407 フランスの鉄道 総まとめ
3日間お休みして申し訳ありませんでした。
昨年10月26日~11月6日にかけてのフランスの旅行について、12月から前々回にかけて2ヶ月、足掛け2年に渡って綴りました。
最後に総まとめとして、フランスの鉄道及び鉄道の旅について、簡潔ながらまとめてみたいと思います。
1. フランスの基幹鉄道運営組織はSNCF(Societe Nationale des Chemins de fer Francais)=フランス国鉄。
総延長約29,000㎞で、「トラン・ジョーヌ」などごく少数の路線を除いて、高速新線も含み1435㎜軌間。
2. 列車種別は必ずしも明確ではないが、高速新線を使用した超特急TGVを筆頭に、在来線ではコラーユ・テオス(Corail Teoz=特急格 主にTGVの恩恵が及ばない路線で運行)、コラーユ(Corail=急行格)、テーウーエル(TER=快速格)、普通列車がある。パリ近郊にはトランジリアン(Transillien)及びRATPとの相互乗り入れ路線であるエル・ウー・エル(RER)が運行されている。夜行列車にはコラーユ・ルネア(Corail Lunea)がある。
3. 都市間輸送はもはやTGV偏重という印象が強い。パリに関わりない区間でも高速新線を走行するTGVの列車がある。一般の列車はパリ近郊を除くと、列車本数はあまり多くない。普通列車だと幹線でもせいぜい1~2時間に一本、ローカル線だと1日数本というレベル。土曜日は比較的平日に近い本数が確保されるが、休日はかなり減る。
4. TERは各地域圏に運営が委託されているようで、同じ形式でもおのおの異なるカラーリング・マーキングが施されている。
5. 車両は以前は客車列車が中心で、プッシュプル・トレインスタイルも目立つ。ただ、最近はTER以下だと、EC・DCにとって代わられつつあるようだ。新型車両では欧州に特徴的な多目的(バリアフリー・自転車積み込み等)の利用に対応した設備が整えられている。デザインはラッピングが多用されていたりしてしゃれた面もある。しかし一方ではパリ近郊でさえ、旧型車両がかなり残っている。窓ガラスの汚れが激しかったり、トイレの水周りが壊れたままだったりと、ソフト面での整備に多々問題が見られるようだ。
6. 電化率は北部で高く、南部は比較的低いようだ。幹線区は良く整備され、在来線でも160㎞は平気で出せる。
7. 国際列車も今日ではTGVなどの高速列車が主力になり、イギリス行「ユーロスター」(運営は別格)やベネルクス、ドイツ、スイス、イタリアへの列車が設定されている。一方在来タイプの国際列車は少なくなり、スペイン(タルゴ)やイタリアの一部へ走る位。国境付近ではローカル列車の相互乗り入れもあるようだ。
8. 駅の数は日本に比べたらやはり少ない。廃止になった駅も少なくないようだ。大半の駅の駅舎は、パリ・モンパルナスやリヨン・パール・デューなど一部を除いて昔ながらの建築がそのまま残されている。駅舎以外にも歴史的構造物が多く、この分野での見所は多い。ターミナル駅では、発車20分前にならないと出発するホームが表示されない。
9. TGVやコラーユ・テオス、コラーユ・リネアは全席指定で追加料金が必要。包括運賃が設定されている。
「フランスレイルパス」のパスホルダー運賃は枠があらかじめ決まっていて、全体的に空席があっても利用できないケースが少なくない。
10. 私鉄はプロヴァンス鉄道やコルシカ島などごく小規模な路線がごくわずかしか走っていない。地下鉄はパリで世界最大級の路線網を誇り、リヨンなどでも見られる。それにも増して最近では各都市でLRTの建設・延伸が急ピッチで進み、一部では「トラム・トレイン」として一般鉄道への乗り入れも見られる。
11. 最後にあくまで個人的な心象になるが、今回の年金改革をめぐる騒動に見られるように、フランスという国は一見優雅な印象を与えるが、実は過激な行動や現象が多い(1995年の核実験や、2002年大統領選の極右の台頭など)。
当然鉄道も例外のはずはなく、しょっちゅうストライキなどが起きる。
「政治的な関心の高さ」から来るのか?
しかし一方で利用者のモラルという点ではどうなんだろう?
地下鉄で顕著だが、無賃乗車が際立って多いし(改札が乗車と降車で明確に分離されているが、降車側の扉を強引にこじ開けて進入する)、車内で勝手に歌ったり、楽器を演奏して金を貰おうとしたり…。
よその国の事だから「お国柄」という以外ないのだが、どうも個人的にはついていけない部分が多い…。
もっと穏やかに鉄道の旅を楽しみたいものだ。
「穏やかに」という意味では、上に挙げたように、特にフランスレイルパス利用の場合、ホルダー枠が埋まって希望していた列車に乗れず、プランがガタガタになってしまう場合が少なからず発生する事は、ある程度覚悟しておいた方が良い。
「この列車にはぜひ乗りたい」「この列車に乗れないと困る」という場合は、手数料がかかってでも、あらかじめ日本出国前に、レイルパスと共に予約を入れておくべきでしょう。
個人的には鉄道博物館に行けなかった事、「トラン・ジョーヌ」に乗れなかった事は残念でなりません。
何とか出来るだけ早くフランスを再訪し、両者を訪れたいものです。
といっていつになるのかさっぱりわかりませんが…。
2ヶ月に渡ってお送りした、今回のフランス旅行の各記事に関しては、以下の文献を参考にさせて頂きました。
「トーマスクック時刻表 2010 夏・秋」(ダイヤモンド社)
「世界のLRT」(三浦幹男・服部重敬・宇都宮浄人/JTBキャンブックス)
「世界の駅」(三浦幹男・杉江弘/JTBキャンブックス)
「ヨーロッパ鉄道旅行大旅行」(長真弓/晶文社)
「世界の鉄道」(社団法人 海外鉄道技術協力協会/ぎょうせい)
その他、Wikipediaなど一部のWebサイト
№374 乗り物中心のフランス旅行記 1
№375 乗り物中心のフランス旅行記 2
№376 乗り物中心のフランス旅行記 3
№378 乗り物中心のフランス旅行記 4
№379 乗り物中心のフランス旅行記 5
№381 乗り物中心のフランス旅行記 6
№384 乗り物中心のフランス旅行記 7
№386 乗り物中心のフランス旅行記 8
№388 乗り物中心のフランス旅行記 9
№389 乗り物中心のフランス旅行記 10
№390 乗り物中心のフランス旅行記 11<終>
№399 パリの6大ターミナル 1.サン・ラザール
№400 パリの6大ターミナル 2.ノール
№401 パリの6大ターミナル 3.エスト
№403 パリの6大ターミナル 4.リヨン
№404 パリの6大ターミナル 5.オーステルリッツ
№405 パリの6大ターミナル 6.モンパルナス
申し訳ありませんが、コメントは受け付けない事にしています。この記事について何かありましたら、本体の「日本の路線バス・フォトライブラリー」上からメールを下さい。折返し返事をしたいと思います。
また、何か質問がありましたら、やはり本体上からメールを下さい。解かる範囲でお答えをしたいと思います。質問と答えは当ブログにも掲載します。
《今日のニュースから》
秋葉原の歩行者天国 約2年7ヶ月振りに再開
昨年10月26日~11月6日にかけてのフランスの旅行について、12月から前々回にかけて2ヶ月、足掛け2年に渡って綴りました。
最後に総まとめとして、フランスの鉄道及び鉄道の旅について、簡潔ながらまとめてみたいと思います。
1. フランスの基幹鉄道運営組織はSNCF(Societe Nationale des Chemins de fer Francais)=フランス国鉄。
総延長約29,000㎞で、「トラン・ジョーヌ」などごく少数の路線を除いて、高速新線も含み1435㎜軌間。
2. 列車種別は必ずしも明確ではないが、高速新線を使用した超特急TGVを筆頭に、在来線ではコラーユ・テオス(Corail Teoz=特急格 主にTGVの恩恵が及ばない路線で運行)、コラーユ(Corail=急行格)、テーウーエル(TER=快速格)、普通列車がある。パリ近郊にはトランジリアン(Transillien)及びRATPとの相互乗り入れ路線であるエル・ウー・エル(RER)が運行されている。夜行列車にはコラーユ・ルネア(Corail Lunea)がある。
3. 都市間輸送はもはやTGV偏重という印象が強い。パリに関わりない区間でも高速新線を走行するTGVの列車がある。一般の列車はパリ近郊を除くと、列車本数はあまり多くない。普通列車だと幹線でもせいぜい1~2時間に一本、ローカル線だと1日数本というレベル。土曜日は比較的平日に近い本数が確保されるが、休日はかなり減る。
4. TERは各地域圏に運営が委託されているようで、同じ形式でもおのおの異なるカラーリング・マーキングが施されている。
5. 車両は以前は客車列車が中心で、プッシュプル・トレインスタイルも目立つ。ただ、最近はTER以下だと、EC・DCにとって代わられつつあるようだ。新型車両では欧州に特徴的な多目的(バリアフリー・自転車積み込み等)の利用に対応した設備が整えられている。デザインはラッピングが多用されていたりしてしゃれた面もある。しかし一方ではパリ近郊でさえ、旧型車両がかなり残っている。窓ガラスの汚れが激しかったり、トイレの水周りが壊れたままだったりと、ソフト面での整備に多々問題が見られるようだ。
6. 電化率は北部で高く、南部は比較的低いようだ。幹線区は良く整備され、在来線でも160㎞は平気で出せる。
7. 国際列車も今日ではTGVなどの高速列車が主力になり、イギリス行「ユーロスター」(運営は別格)やベネルクス、ドイツ、スイス、イタリアへの列車が設定されている。一方在来タイプの国際列車は少なくなり、スペイン(タルゴ)やイタリアの一部へ走る位。国境付近ではローカル列車の相互乗り入れもあるようだ。
8. 駅の数は日本に比べたらやはり少ない。廃止になった駅も少なくないようだ。大半の駅の駅舎は、パリ・モンパルナスやリヨン・パール・デューなど一部を除いて昔ながらの建築がそのまま残されている。駅舎以外にも歴史的構造物が多く、この分野での見所は多い。ターミナル駅では、発車20分前にならないと出発するホームが表示されない。
9. TGVやコラーユ・テオス、コラーユ・リネアは全席指定で追加料金が必要。包括運賃が設定されている。
「フランスレイルパス」のパスホルダー運賃は枠があらかじめ決まっていて、全体的に空席があっても利用できないケースが少なくない。
10. 私鉄はプロヴァンス鉄道やコルシカ島などごく小規模な路線がごくわずかしか走っていない。地下鉄はパリで世界最大級の路線網を誇り、リヨンなどでも見られる。それにも増して最近では各都市でLRTの建設・延伸が急ピッチで進み、一部では「トラム・トレイン」として一般鉄道への乗り入れも見られる。
11. 最後にあくまで個人的な心象になるが、今回の年金改革をめぐる騒動に見られるように、フランスという国は一見優雅な印象を与えるが、実は過激な行動や現象が多い(1995年の核実験や、2002年大統領選の極右の台頭など)。
当然鉄道も例外のはずはなく、しょっちゅうストライキなどが起きる。
「政治的な関心の高さ」から来るのか?
しかし一方で利用者のモラルという点ではどうなんだろう?
地下鉄で顕著だが、無賃乗車が際立って多いし(改札が乗車と降車で明確に分離されているが、降車側の扉を強引にこじ開けて進入する)、車内で勝手に歌ったり、楽器を演奏して金を貰おうとしたり…。
よその国の事だから「お国柄」という以外ないのだが、どうも個人的にはついていけない部分が多い…。
もっと穏やかに鉄道の旅を楽しみたいものだ。
「穏やかに」という意味では、上に挙げたように、特にフランスレイルパス利用の場合、ホルダー枠が埋まって希望していた列車に乗れず、プランがガタガタになってしまう場合が少なからず発生する事は、ある程度覚悟しておいた方が良い。
「この列車にはぜひ乗りたい」「この列車に乗れないと困る」という場合は、手数料がかかってでも、あらかじめ日本出国前に、レイルパスと共に予約を入れておくべきでしょう。
個人的には鉄道博物館に行けなかった事、「トラン・ジョーヌ」に乗れなかった事は残念でなりません。
何とか出来るだけ早くフランスを再訪し、両者を訪れたいものです。
といっていつになるのかさっぱりわかりませんが…。
2ヶ月に渡ってお送りした、今回のフランス旅行の各記事に関しては、以下の文献を参考にさせて頂きました。
「トーマスクック時刻表 2010 夏・秋」(ダイヤモンド社)
「世界のLRT」(三浦幹男・服部重敬・宇都宮浄人/JTBキャンブックス)
「世界の駅」(三浦幹男・杉江弘/JTBキャンブックス)
「ヨーロッパ鉄道旅行大旅行」(長真弓/晶文社)
「世界の鉄道」(社団法人 海外鉄道技術協力協会/ぎょうせい)
その他、Wikipediaなど一部のWebサイト
№374 乗り物中心のフランス旅行記 1
№375 乗り物中心のフランス旅行記 2
№376 乗り物中心のフランス旅行記 3
№378 乗り物中心のフランス旅行記 4
№379 乗り物中心のフランス旅行記 5
№381 乗り物中心のフランス旅行記 6
№384 乗り物中心のフランス旅行記 7
№386 乗り物中心のフランス旅行記 8
№388 乗り物中心のフランス旅行記 9
№389 乗り物中心のフランス旅行記 10
№390 乗り物中心のフランス旅行記 11<終>
№399 パリの6大ターミナル 1.サン・ラザール
№400 パリの6大ターミナル 2.ノール
№401 パリの6大ターミナル 3.エスト
№403 パリの6大ターミナル 4.リヨン
№404 パリの6大ターミナル 5.オーステルリッツ
№405 パリの6大ターミナル 6.モンパルナス
申し訳ありませんが、コメントは受け付けない事にしています。この記事について何かありましたら、本体の「日本の路線バス・フォトライブラリー」上からメールを下さい。折返し返事をしたいと思います。
また、何か質問がありましたら、やはり本体上からメールを下さい。解かる範囲でお答えをしたいと思います。質問と答えは当ブログにも掲載します。
《今日のニュースから》
秋葉原の歩行者天国 約2年7ヶ月振りに再開