№412 私鉄の車両シリーズ85 横浜高速鉄道Y500系

 フランス旅行などについて書いていたので相当間が空いてしまいましたが、久し振りに「私鉄の車両シリーズ」をやります。
 今回は横浜高速鉄道・みなとみらい線のY500系です。
 本当は開業7周年を迎える明日書いた方がタイムリーなのですが、明日は仕事で更新できませんので…。

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 まずみなとみらい線について。
 横浜高速鉄道みなとみらい線は、ちょうど7年前の2004年2月1日に開業した、横浜市内(横浜~元町・中華街間4.1㎞)の地下鉄道です。
 当初は国鉄横浜線との相互直通運転が計画されていましたが、国鉄の財政悪化のため、相互直通の相手を東急東横線に変更したという経緯があります。
 開業と同時にほぼ全列車が東横線への直通運転を実施しています。
 そのみなとみらい線用に製作されたのがY500系です。

 みなとみらい線では、列車の運転・検査業務を全面的に東急に委託しており、Y500系も、2002年に田園都市線に投入された5000系とほぼ共通の設計になっています。
 東急5000系は「人と環境に優しい車両」をコンセプトとした、東急の新標準車両と位置づけられています。
 JR東日本のE231系をベースにして製造コストの低減を図りつつ、東急線の実態に合った仕様を備えています。
 走行システムは3000系をベースとし、低騒音化・消費電力の削減を図っています。
 車体はビードレス・全ダルフィニッシュ構造で、前面は滑らかな流線型となりました。
 車内では、座席はE231系と同様の片持ち式シートとなり、仕切りをかねたスタンションポールが設けられています。
 ドア上部には「TOQビジョン」と称する液晶モニターを各部2箇所ずつ設置。

 Y500系も基本的な仕様は5000系と同じとしていますが、先頭車の車体長のみ200㎜延長されています。
 クーラーは集中式ですが、2社の製品を並行して採用しており、編成によって形態が異なっています。
 車体内外のデザイン面には、「みなと横浜」を強く意識した独自の意匠が見られます。
 車体色は横浜をイメージしたネイビーブルーをベースとし、屋根やスカートも同色に塗装。
 側面と連結部には「みなとみらい」のMを青と黄色でデザイン、船の舵や錨を透かしで加えています。

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 座席モケットは「横濱スカーフ」を背もたれの柄に使用しています。

 8連6本が東急車輛によって製作され、みなとみらい線の開業時より営業運転に入りました。
 なお、将来的には10連化も想定されており、形式番号にも反映されています。
 東急の元住吉検車区に配置され、他の東急編成と完全に共通に運用されています。
 今後は2014年予定の東京メトロ副都心線、さらには西武池袋線・東武東上線への直通運転も期待されており、一部の車両は対応の改造に入っているようです。

【編成】
←横浜     元町・中華街
 Tc2 Y510 - M2' Y540 - *M1 Y550* - T2 Y560 - T1 Y570 - M2 Y580 - *M1' Y590* - Tc1 Y500
* パンタグラフ

 今回の記事は
「鉄道ピクトリアル2004年7月臨時増刊号 【特集】東京急行電鉄」(鉄道図書刊行会)
「鉄道ピクトリアル2004年10月臨時増刊号 鉄道車両年鑑」(鉄道図書刊行会)
「東急ステンレスカーのあゆみ」(萩原俊夫/JTBキャンブックス)
を参考にさせて頂きました。

 次回のこのシリーズは、札幌市電のVVVF制御車、8500型のシリーズについて書きます。

 申し訳ありませんが、コメントは受け付けない事にしています。この記事について何かありましたら、本体の「日本の路線バス・フォトライブラリー」上からメールを下さい。折返し返事をしたいと思います。
 また、何か質問がありましたら、やはり本体上からメールを下さい。解かる範囲でお答えをしたいと思います。質問と答えは当ブログにも掲載します。

 回送車両で良かった…。
《今日のニュースから》
福井県で記録的大雪 富山地鉄市内線 雪で脱線

№411 JTB時刻表2011年2月号(JTBパブリッシング)

 噴火災害に大雪、アトラクションからの転落事故、海外では大規模デモと、どうにも慌しい日曜日の一日。
 戸塚でも午後には雪が舞いました。
 夜空の星々は美しいのですが…。

 いよいよJTB時刻表2月号が発売され、黄色のページでの速報ではありますが、九州新幹線のダイヤの全貌が明らかになりました。
 表紙も当然九州新幹線のN700系(新大牟田~新玉名)。

 グラビアも全て九州新幹線がらみになりました。
(「鉄おとめ」は前号予告通りお休み)

◆ 新乗り物風土記シリーズ121 3月12日、全線開業! 九州新幹線 鹿児島ルート
 特にN700系のについて詳しく取り上げられています。
 車内の写真もありますが、隣に掲げられた800系と比べると、車内のインテリア自体は多少おとなしいかな。
 普通車指定席の2-2シートは「ひかりレールスター」譲りか。
 後はビジネス対応はどうなっているのか、というあたりの記述はありませんでした。
(JR九州のHPにも、特にその点については触れられていなかった)

◆ 九州新幹線・ 撮影ポイントガイド
 時刻表としては異色の企画かな、と思いますが、沿線5箇所のの撮影地ガイドがアクセスと共に取り上げられています。
 5箇所とも駅(在来線や肥薩おれんじ鉄道を含む)からいける所になっています。
 九州らしいと思えたのは、既に開業している区間だけれど、新水俣~出水でしょうか。

◆ 駅旅本線 第59駅
 豊肥本線の宮地駅。
 ここも20年以上前に経由した事があるのだけれど、正直ほとんど記憶なし。
 大きなオレンジ色の屋根がとても印象的です。
 今はダイヤ上、普通列車でここをスルーする列車は2往復のみで、乗換駅としての役割が大きいようです。
(肥後と豊後の境にも近いし)
 なお囲み記事で特急<あそぼーい!>についても触れられていますが、<あそぼーい!>は改造内容の変更とかで、運行開始の延期がJR九州よりリリースされています。
(私が勘違いしていたけれど、<あそぼーい!>運行開始までの特急<阿蘇ゆるっと博>は185系による運行だそうです)

◆ 駅弁細見 282
 博多駅で新発売の「九州新幹線 さくら辧當」。
 N700系タイプの容器に入っており、ソーセージやエビフライ、ミカンが入っていたりして、多分にファミリー向けという感じがします。
「売切御礼」の「鶏檸檬すてーき辧當」もおいしそうで、値段もリーズナブルになっているので、こちらにも食指が動きそうです。

◆ 黄色のページ
 3月12日のJRグループのダイヤ改正のあらましが5ページに渡って取り上げられていますが、既にプレスリリースの時点で書きましたからここでは省略し、新幹線を中心にダイヤを分析してみます。

<九州新幹線>
 一応<みずほ><さくら><つばめ>の3本立てではあるものの、主役は完全に<さくら>。
 九州新幹線内の追い抜きが初めて発生、下りで5回、上りで4回あります。
(両者定期列車のみで)

下り
 みずほ601号 ⇔ つばめ333号 (熊本)
 さくら543号 ⇔ つばめ339号 (新鳥栖)
 さくら429号 ⇔ つばめ365号 (筑後船小屋)
 みずほ605号 ⇔ つばめ367号 (新鳥栖)
 みずほ607号 ⇔ つばめ375号 (筑後船小屋)
上り
 みずほ600号 ⇔ つばめ328号 (新鳥栖)
 みずほ602号 ⇔ つばめ334号 (新鳥栖)
 みずほ604号 ⇔ つばめ360号 (新鳥栖)
 みずほ606号 ⇔ つばめ368号 (熊本)

<山陽新幹線>
 新大阪~鹿児島中央直通は1時間に1本の設定で、山陽区間では<みずほ>と<さくら>が同時間帯に走るわけではなく、<さくら>枠の前後に<みずほ>が走る形になります。
「ひかりレールスター」は新大阪~博多10往復、新大阪~広島1往復に削減されています。

 ここでは<こだま>に注目してみます。
 新たに設定の700系8連の<こだま>は次の通り。

下り
こだま859号 小倉 7:54 → 8:13 博多
こだま823号 広島 6:49 → 8:21 博多
こだま731号 新大阪 6:05 → 10:37 博多
こだま733号 姫路 7:15 → 7:46 岡山
こだま739号 新大阪 7:41 → 12:24 博多
こだま741号 岡山 10:02 → 13:24 博多
こだま743号 新大阪 9:38 → 14:25 博多
こだま753号 岡山 15:51 → 19:23 博多
こだま767号 新大阪 18:38 → 23:52 博多
こだま769号 新大阪 19:33 → 22:09 広島
こだま771号 岡山 21:11 → 22:38 広島
こだま775号 新大阪20:40 → 21:55 岡山
上り
こだま720号 福山 6:09 → 7:41 新大阪
こだま722号 広島 6:36 → 9:20 新大阪
こだま746号 博多 13:20 → 18:05 新大阪
こだま748号 博多 14:20 → 19:05 新大阪
こだま752号 博多 15:20 → 18:52 岡山
こだま754号 博多 15:46 → 20:27 新大阪
こだま764号 博多 18:44 → 23:19 新大阪
こだま770号 博多 21:47 → 23:58 福山

 また100系は岡山~博多のみの運用となり、新大阪では見られなくなります。
下り
こだま821号 広島 6:00 → 7:39 博多
こだま855号 小倉 7:32 → 7:51 博多(休日運休)
こだま857号 新山口 7:10 → 8:01 博多
こだま721号 岡山 6:00 → 7:04 広島
こだま725号 岡山 6:29 → 7:38 広島
こだま749号 岡山 13:51 → 17:23 博多
こだま751号 岡山 14:45 → 18:23 博多
こだま755号 岡山 16:51 → 20:33 博多
こだま825号 広島 17:49 → 19:51 博多
こだま757号 岡山 17:51 → 21:23 博多
こだま827号 広島 18:50 → 20:58 博多
こだま765号 岡山 19:45 → 23:27 博多  
上り
こだま730号 博多 6:24 → 9:53 岡山
こだま852号 博多 7:03 → 7:22 小倉(休日運休)
こだま736号 博多 8:12 → 11:53 岡山
こだま738号 博多 9:12 → 12:53 岡山
こだま740号 博多10:20 → 13:56 岡山
こだま762号 博多18:15 → 21:35 岡山
こだま820号 博多19:12 → 21:08 広島
こだま766号 博多19:46 → 22:48 岡山
こだま864号 博多23:28 → 23:47 小倉

 一方で<こだま768号>(博多 20:20 → 23:32 岡山)がN700系8連なのが注目されます。
 それにしてもこれで山陽区間では列車が在来の<のぞみ><ひかり><こだま>に加え、<みずほ><さくら>と5種類ですか。
 これは東北新幹線・上野~福島の6種類に次ぐ多さとなり、東北と違って方面別(新在直通がある)という訳でもないから少々ややこしく感じられるでしょう。
<ひかり>が「レールスター」削減もあって中途半端になってきていて、あるいはそう遠くない将来、<ひかり>の名は山陽新幹線からは消えてしまうかも知れません。
 何度も書いてきた事ですが、やはり東海道と山陽はもう時刻表を分離すべき時です。

<在来線特急>
 これも勘違いだったけれど、肥前山口で<かもめ>と<みどり>が相互に接続を取り合うわけではないようです。
 肥前山口は分岐駅だけれど結局は小駅なので、787系の<かもめ>はほとんどが通過。
 787系は<みどり>にも2往復入ります。
(下り29・31号、上り4・6号)
<有明>の内、熊本発着の1往復は、つまり新幹線のダイヤを設定できない時間帯の運転という事になり、なんだか最近特に首都圏で多い、最終電車接続の深夜バスみたい。
<有明>の内、小倉~博多は<きらめき>として残りますが、同じ新幹線並行区間で博多以南がほぼ全廃なのとは対照的。
 大半が787系であり、<かもめ>と統合して小倉~長崎の運転とするのもありなのではと考えますが…。

 JRダイヤ改正・新幹線以外ではJR253系「スノーモンキー」デビューに伴う、2月13日からの長野電鉄の改正ダイヤを掲載。
 「スノーモンキー」はどう運用されるのかと思ったけれど、「ゆけむり」と併用のようです。
(両者1本ずつ運用)
 また、土休日運休の設定がなくなり、全列車を毎日運転。
「B特急」は停車駅を変更した上で全区間特急として運行、さらに一部普通列車の減便も行われるとの事です。


「ノリノリのりもの情報局」で横浜高速鉄道みなとみらい線の新キャラクター「神繍皇女」の台紙つき記念入場券を発売とありましたけれど、この「神繍皇女」のマークをつけたY500系が今月20日位まで走っていたのは、ご覧になられた方々も多いでしょう。

◆ 本文
 東北新幹線では1週間前の3月5日に<はやぶさ>が運行を開始します。
 これは本文中の修正に留まっています。
<はやぶさ>は当面東京~新青森2往復、東京~仙台1往復の設定。
 これに伴い、<はやて12号>は盛岡~東京に運行区間を短縮しています。

 これで新青森から鹿児島中央まで新幹線だけで行けるようになる訳ですが、興味がもたれるのは、一番早い乗り継ぎだと所要時分がどの位になるかという事。
 その日の内の乗り継ぎが成立するのは新青森→鹿児島中央の南行では8回、逆の北行では7回ありました。
 最速は10時間21分でした。
(乗り換えは最低5分取って計算)

<みずほ600号> 鹿児島中央 6:58 → 8:17 博多
<のぞみ16号> 博多 8:30 → 13:33 東京
<はやて29号> 東京 13:56 → 17:19 新青森

 全体的には11時間前後はかかるようです。
 特に東京で<はやて>と、鹿児島接続の博多<のぞみ>がうまくリンクしないので。
<はやぶさ><みずほ>とも当面は本数が少なく、運行時間帯が偏っている事もあります。
 この両者が今後増発され、運転時間帯も拡大されれば、コンスタントに10時間台で行けるようになるでしょう。

 また、JR最北端の稚内と最南端の西大山の間は、指宿枕崎線の詳細がまだわからないからはっきりとした数字は出せませんが(特急<指宿のたまて箱>は貢献しない)、南行で26時間程度になるようです。

 航空はサマースケジュール移行(3月27日)を控えて、国内、国際とも目立った変化はないようです。
 ANAのマニラ線就航(2月27日)が目につく程度か。
 また、羽田発着の北米路線の就航(アメリカン・デルタ)が皆2月後半にずれ込んでいます。
 JALのB747-400がついに2月一杯で終わりとなり、最後のホノルル線は3月1日からB767にリプレース。
(A300-600Rも3月26日まで)

 今月は速報ダイヤを中心に、新幹線についてこだわってみました。
 3月号では在来線の確定ダイヤも発表になりますので、在来線についてもチェックしてみる事にしています。

 申し訳ありませんが、コメントは受け付けない事にしています。この記事について何かありましたら、本体の「日本の路線バス・フォトライブラリー」上からメールを下さい。折返し返事をしたいと思います。
 また、何か質問がありましたら、やはり本体上からメールを下さい。解かる範囲でお答えをしたいと思います。質問と答えは当ブログにも掲載します。

 今日唯一の明るいニュースではないでしょうか。
 李忠成のボレーシュートのゴール、見事でした。
《今日のニュースから》
サッカー・アジア杯 日本が2大会ぶりの優勝

№410 今年初の関西旅行 2.何年ぶり?阪堺電軌

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1月9日(日)

 今日は阪堺電軌の電車の撮影がメインになりますが、朝はまず大阪市営地下鉄20系を撮りに行きます。
 20系は大阪市営初のVVVF車で、初期タイプは、現在は全車両中央線で運用されています。
 という事で、以前何回か行った事がある近鉄東大阪線の新石切駅に向かいました。

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…スミマセン、阪堺とは関係ないところから始まって…。
 実は20系初期タイプは撮っていなかったもので。

 この後もしばらく大阪市営がらみが続きます。
 大阪市営バスの終点の一つ、南港南六丁目を目指してみます。
 南埠頭の西の端にあります。

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 南港南六丁目への路線が出る南港バスターミナルは、ニュートラムのポートターミナル駅に隣接していますが、近頃が乗り入れ路線が急激に減ったようで、非常に殺風景。
 それに、この南港南六丁目へ行く路線は昨年の3月にポートターミナル~南港南六丁目の16系統が地下鉄住之江公園~南港バスターミナルの15系統と統合されているのですが、ターミナル内の路線の案内がいまだ修正されていないのもマイナスポイント。
 肝心の南港南六丁目行も、運悪く10時台は1時間以上間が空きます。
(南港バスターミナル折返しが入るようだ)
 1時間も待つ位なら、とまずは歩いて南港南六丁目を目指してみました。

 平日だったらトラックとかがガンガン行き交うのかもしれないけれど、休日の今日は車も人も少ないよう。
 倉庫群も皆しまっていて、冷たい北風が吹き抜けるだけ…。

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 終点は、南埠頭の公道の行き止まり、ロータリーに位置している。
 しかし、その先にあった遊泳場は閉鎖されて久しいようだし、隣接する魚釣り園も、どうした事か扉が硬く閉ざされ、立ち入れません。
 11時を回って住之江公園からブルーリボンⅡが着いたが、降りてきたのは一人だけ、乗車したのも自分一人だけだった。
 どうにもわびしすぎる…。

 ともあれ11時29分の便で住之江公園へ。

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 平林大橋を経由し、南港通を駆け抜ける。
 左手にはインテックス大阪(この日はコミックシティを開催、ニュートラムは特別ダイヤだった)を初めとする南港地域、そして港大橋。

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 終点の住之江公園のバスターミナル。
 市営バスの住之江公園の車庫にバスターミナルが併設され、ショッピングセンターも入っています。

 さて、ここからはいよいよ阪堺電軌の写真をご覧頂きます。
 新年も1週間経ちましたが、住之江大社付近は相変わらず初詣の人々で賑わっています。
 ここでは、スペシャルカラーの電車の画像をご覧頂きましょう。

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 モ163号。
 南海大阪軌道線カラーで、営業協力により、このカラーをまとった都電7511号が今走っているわけです。(№241をどうぞ)

 
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 モ165号。
 南海線のツートンカラーをまとっているわけですが、惜しいのは、側面の広告の文字が少々大きすぎる事かな…。

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 モ172号。
 緑地に白帯をまとっていますが、どのような意味があるのかは不明でした。

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 モ501号。
 昔広告電車で見られた、黄色地+雲をイメージした白のツートンカラーになっています。

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 モ172号。
 デビュー当時のツートンカラーの復刻だそうです。

 この他、600型・700型も運用されていましたが、見た限りでは皆広告カラー(ラッピング?)になっていて、オリジナルカラーは見かけませんでした。
 それにしても住吉大社付近は走りづらそうだなあ。
 道が狭いのに駐車場に入ろうとするマイカーが渋滞をつくってしまっているし、自転車もマナーが良くなくて危なっかしい。
 前日は接触事故もあったそうで、初詣の時期は、マイカーは前面通行巴にした方が良いのではないか。

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 我孫子道の車庫。
 都電色の502号は車庫の中でした。残念…。

 我孫子道から恵美須町まで乗り通してみます。
 何年ぶりだろう…?

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 久し振りに乗ってみた感触では、専用軌道はまだいいとは思いましたが、併用軌道はかなり問題があるように感じました。
 特に玉出付近は線路敷きがずれていて、片方の車線は安全地帯は白線だけ。
 車道も狭く、あまり良い環境ではないようです。
 もう少し中央よりに敷設し直し、電停の整備も進めるべきでしょう。

 堺市内のLRT計画の頓挫により、雲行きが怪しくなっている阪堺電軌ですが、当面は堺市の補助で何とかやっていけるようです。
 とはいえモ161型に代表されるように車両は古く、非冷房の車両も残っているし、線路も整備が進んでいないしで、色々問題は多いようです。
 とりあえず地道に、在来路線のサービスレベルの向上に努めるべきなのでしょう。

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 さて、非常にお恥ずかしい話ですが、実は通天閣をこんな近くから眺めるのは、初めてです。
 正直東京タワーやエッフェル塔と比べたらかなり小規模なのは事実。
 しかしそれだけにすぐ回りを庶民的な店が並び、これぞ大阪ミナミという印象がしました。
 しかし、1時間待ちですか…。
 残念ながら行列に並ぶと帰りの<のぞみ>に間に合わなくなるので、ここで大阪を後にして、帰路に就く事にします。
 502号、早く何とかしないと…。
(もっとも、都電共々ラッピングらしいのだが)

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 大阪駅に発着するJR京都・神戸線(東海道・山陽本線)は、225系が既に新快速運用に入っていました。
 大阪駅の工事も、いよいよ大詰めのようです。

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 新大阪駅停車中の「ひかりレールスター」。
 新ダイヤでは、本数を減らす事になりそうです。

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 帰りは新横浜まで<のぞみ246号>。
 東海道・山陽新幹線は、九州直通も含め、N700系への統一がさらに加速しそう。

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 昨日も書いた通り、車内は本当にシンプル。
 輸送本位という印象は確かにあります。

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 普通車では壁際にACコンセントがあり、ノートPCを使用したり、携帯電話に充電したり出来ます。
 N700系では東海道区間に限って、無線LANによるインターネットが出来るのだとか。
 やっぱりビジネスに特化した仕様という事が出来るでしょう。

 新幹線も航空との競争は激しくなるばかりですが、空港まで別アクセスが必要で(近くても)、出発より早めに空港に来なければならず、手荷物等の検査があり(年を追う毎に厳しくなる)、機内に入ってもシートは(特に国内線は)少々窮屈、という航空に比べたら、新幹線の「ゆとり」というのも捨てがたいものがあるよなあ、と改めて思わされました。
 TGVと比べて車体が大きく、シートピッチも広いし。
 後は確かに、せめてスタバやドトール的な、小規模でも喫茶室でもあれば一息つけて、もっと新幹線の旅を楽しもうという旅客が増えるのではないでしょうか。
(ただし、以前フランス旅行の時の№386で書いたが、今度は我々がそういうレベルでOKできるかどうかという問題があると思う)

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 で、新大阪で買っておいた駅弁。
 名古屋を出発してから食しました。

 新横浜で横浜線に乗り換え、20時前には帰宅できました。

 さて、今回はある程度「色」にこだわりましたが、肝心の伊賀鉄道の「青くノ一」、阪堺電軌の「都電色」が撮れなかった…。
 また早いうちに訪れないと、特に伊賀鉄道がかなりヤバイ…。

 申し訳ありませんが、コメントは受け付けない事にしています。この記事について何かありましたら、本体の「日本の路線バス・フォトライブラリー」上からメールを下さい。折返し返事をしたいと思います。
 また、何か質問がありましたら、やはり本体上からメールを下さい。解かる範囲でお答えをしたいと思います。質問と答えは当ブログにも掲載します。

《今日のニュースから》
エジプト大使館前 ムバラク大統領退陣求めデモ