いよいよお盆休みですが、早速高速道路は50㎞の渋滞も発生したそうです。
昨年、当ブログを始めて直後の№2で、69㎞の渋滞が発生した事を書きましたが、今年は一部区間の無料かもあるし(それらって、車線が少ない区間も少なくないようです)、下手すると昨年以上の渋滞も発生してしまうかも知れません。
ホント、何とかならんものでしょうかねぇ。
さて、本題に戻ってダイヤの作り方の連載の第4回です。
4.スジ引きⅠ
昨日までの3回で、
1.基になる時刻表を、列車種別ごとに色分けしておき、さらに場合によって到着時刻を割出しておく
2.方眼紙を数枚張り重ねて、ダイヤをの用紙を作成する。
3.そして、その用紙に駅をあらわす縦軸の線と、時刻のある横軸の線を引き、スジを入れる準備を完成させる
という所まで来ました。
ではいよいよ、各列車のスジを引いていきましょう。
長くなるので、数回に分けて書きます。
用意するもの:1で色分けを済ませておいた時刻表、ボールペン、定規。
なお、今回は急遽、北総線内各駅で無料で手に入る全線の時刻表を併用する事にします。
北総線内の矢切・東松戸・新鎌ヶ谷・印西牧の原が到着時刻も入っていましたので。
定規は今回は短いほうがやりやすいです。
ボールペンですが、私はPILOTの「HI-TECシリーズ」で、0.5㎜のものを使っています。
カラーの種類が豊富なのが理由です。
(ただしマイナーな色は大きな文房具店・書店でないと手に入らないかも)
種別によって色分けしてスジを引いていく訳ですが、今回は次の色を使っていきます。
スカイライナー … 紫
シティライナー … 茶色
(路線図では薄紫色を使っているが、この色のボールペンがちょっと見つからなかったので今回は茶色で代用)
モーニングライナー・イブニングライナー … 群青
アクセス特急 … オレンジ
快速特急 … 緑
特急 … 赤
通勤特急 … 水色
快速 … ピンク
急行(北総線内には残っている) … 青
普通 … 黒
いよいよスジを引いていく訳ですが、基本的には格の低い方→高い方から引いていきます。
つまり、最初は普通(各駅停車)から引きます。
これは、先に特急やスカイライナー等を引いてしまうと、後から普通列車を引いてしまうと、駅間で抜かれてしまうという矛盾が発生してしまう可能性があるからです。
特に大都市圏では、特急等といえども前を走る低速の列車に頭を抑えられ、駅で抜くまではノロノロ運転になるというのは、日常の利用でも経験するでしょう。
また、そうでなくても全区間が運転条件が同じではなく、先行列車の邪魔がなくても途中までノロノロになってしまう事もあります。
なので先に普通列車から引き、優等列車は普通列車の待避駅での停車時間などを見ながら、矛盾のないように引いていくわけです。
上に書いた事をわかりやすくするため(なったかなあ?)、概念を簡単なダイヤで説明してみます。一番左の時刻表をダイヤに起こす時、中央のように先に特急(赤の点線)を先に引いてしまうと、その後に普通列車を入れると、B駅において、普通列車が特急が通過した後に到着する事になってしまう。つまり、A駅を発車した特急は不本意ながらB駅までは普通列車の後をつけていき、B駅で追い抜いた後E駅まで全速で走る、というダイヤが予想できる。そこで右のように先に普通列車を引き、後で特急のスジを、普通列車の待避駅での停車時間を見ながら引いていく事になる。
スジの引き方自体はいまさら私ごときが書く必要もないでしょうが、改めて記してみます。
この場合、A駅の10時と、B駅の10時15分を直線で結ぶ。
本来B駅が停車なら最低でも15~20秒は停車がある訳ですが、時刻表では記されないし、待避などの長時間の停車がなければ無視します。
ほぼ到着時刻=発着時刻として良いでしょう。
そしてC駅は到着が10時22分となっていますから、B駅の15分との間に直線を引き、発車が26分ですから4分空けます。
以下D駅・E駅と同様に引いていきます。
引いてみるとわかると思いますが、ピシッとした直線にはならず、カクカクした折れ線になります。
前回書いたように距離に比例して駅の線を引いているのでこういう事になる訳です。
序盤はちょっと単調になりますが、辛抱して1列車ずつ入れていきます。
下りが終わって上りになると、少しは精神的に楽かもしれません。
折返しのパターンとかが見えてきますから…。
まずは普通列車のスジを引き終わりました。
次回からは優等列車のスジを引いていきますが、もし間違ったスジを入れてしまったらどうしよう?という事を少し書きます。
ただし、明日はもしかしたら休むか、違う事を書くかも知れません。
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