№288 バスマガジンvol.42(講談社ビーシー/講談社)

 羽田空港の国際線新ターミナルの完成が近づき、今日報道陣に公開されたそうです。
 展望デッキはどうなっているんだろう?
 また、国内線ターミナルとの間は、京急線及び東京モノレールが無料で利用できるようになるようです。
 もちろん航空旅客だけになると思われますが。
 海外ではブリスベーン(オーストラリア)などの例がありますが、当然日本では初のケースになります。
 それと京急も、国際線ターミナル駅の開業及び空港バスの国際線ターミナル乗入れについてプレスリリースを出しました。
 注目されるのは、蒲田駅~羽田空港に新設されるシャトルバス。
 イラストからすると、三菱ふそう・LKG-MP37FMFS(クーラーはデンソー?)になるようです。
(リムジンカラーで、運行は羽田京急バス)
 
 話題が全く変わって、「バスマガジン vol.42」は、先月27日に発売になりました。
 表紙は三菱ふそうの新エアロクィーン。

◆ Pick UP★The New Bus
 日野のセレガ・ブルーリボンシティ・ハイブリッド、それに三菱ふそうのエアロスター、エアロクィーン&エアロエースを、試乗も交えて紹介しています。
<セレガシリーズ>
 全体的な外観は大きく変わったという事はないですが、12mフルサイズの場合、他にはリアのアドブルー供給孔のフタが見分けるポイントでしょうか。
 気になっているのは、共同開発のはずのいすゞ「ガーラ」が、今日現在何も発表がない事。
「AIR LOOP」が日野のオリジナル技術なので、いすゞはどう関わる事になるのだろう。
<ブルーリボンシティ ハイブリッド>
 外観上の見分け方はやはり電動式になるクーラーでしょうか。
 アイドリングストップ時も冷房が入るというのは、特にターミナルでの長時間停車中に恩恵がありそうです。
<エアロスター>
 Vol.41で取り上げられていて、ここでは特に触れる事はないです。
 既に発売中なのだけれど、どこか採用して運行している所はあるのでしょうか。
(地元の神奈中は今の所PKG-車を引き続き入れているようです。)
 やはり上に上げた羽田京急バスの空港シャトルは期待大です。
<エアロエース&エアロクィーン>
 外観上ではっきり違うのが、公式側のリアのメッシュ。
 なお、エアロスターもエアロクィーン&エアロエースも、UDトラックスにOEM供給される事になっていますが(スペースランナーA、スペースウィングA、スペースアローA)、どうした事か一切触れられていませんでした。

◆ 一般路線バス 共同運行路線の現状
 さすがに「バスマガジン」はいつもながらマニアックな所に目をつけていて感心させられます。
「共同運行」というからには、個人的にはダイヤの調整をやった上で、時刻表を1枚に統一して欲しい。
 例えば今は神奈中に統一されたけれど、横浜市の港南区内で横浜市営バスと神奈中バスが同じルート・区間を走り、同じ系統番号を名乗る系統があったが、30(上大岡駅~上永谷駅~上大岡駅)、71(上大岡駅~南高校~上大岡駅)系統などは時刻表が統一されていなかったし、共通定期券もなかった。
(「バスマガジン」の基準だとこれは「共管」という事になるらしいが)
 同じ市営・神奈中でも時刻表を統一し、共通定期券も発売される系統があったので、事情は知らないが統一が取れていないし、次はどちらが何時に来るのか、時刻表を見比べるのが面倒だと思ったものです。
 
 都庁循環の〔C・H01〕系統が最初から京王バスとの共同運行が考えられていたとは知らなかった。
 京王の参入が大分後だし、都営がのちに京王に開放したのかと思っていた。
 箱根登山バスと伊豆箱根バスがダイヤを月代わりで交代するというのは湯河原温泉~湯河原駅にもあり、こちらの方が本数が遥かに多いです。
 異色と思われるのが現在運行中の大磯駅~ロングビーチ線。
 夏季のみの運行なのですが、神奈中バスと伊豆箱根バスの共同運行です。
 エリア的には完全に神奈中で、伊豆箱根としては完全にエリアから外れて孤立した路線なのですが、ロングビーチは西武系だから、小田急系の神奈中だけには任せられないのでしょう。

◆ 今月の気になりバス事業者 日本中央グループ
 ちょうど手元に、7年前に発行された日本中央グループの冊子があり、赤城山をバックにした本社・前橋バスターミナルの全景の写真が見開きで掲げられていました。
 バスの他タクシーの駐車場も広く取られていますが、付近は写真を見る限り田んぼが広がるばかりで何もなさそうだ。
「シルクライナー」は北陸経由の大阪行なんて随分カルトなルートをもありますが、群馬県の主要な都市だったら必ず大阪に行ける様に設定されている訳です。
 ただ同じ日本中央バスの大阪行でも、高崎駅が便によって西口と東口に別れてしまっているのはどんなものだろう?
 残念なのは、一般路線バスの写真が3点(うち内部1点)だけという事。
 4ページでグループ全てを網羅するのでスペースがなかったのかも知れないけれど、もう少し枚数が欲しかった。

画像

(2006年3月18日撮影 前橋駅前)
 例えばこの車両は群馬県初のノンステップ車。
(M-1069・いすゞKC-LV832L)
※日産ディーゼル・三菱ふそうもあり

画像

(2006年3月18日撮影 前橋駅前)
 またこれは西大室線用とされるオリジナルカラーのノンステップ車。
(M-1087 日産ディーゼルKK-RM252GAN)
 奥多野線は全線乗ると2時間位かかるので、ポンチョではきついと思うけれどなあ。
 一般路線は全体的に拡大傾向にありますが、宮城村(現在は前橋市の一部)の2路線は今年の3月を持って廃止になったようです。

◆ おじゃまします バス会社潜入レポート vol.42 アルピコグループ
「アルピコグループ」とは、松本電気鉄道・諏訪バス・川中島バスの事。
 しかしこのグループも経営難で私的整理とは、地方はどこもきびしいなあ。
 3社とも沿線は豊かな自然を誇るので、その辺を売りに人を呼んで欲しい、マイカーには負けないで欲しいと思います。
 とはいえ、特に松本電鉄は以前はJR大糸線沿線にもマイクロバス(確かいすゞDBR)のローカル線があって、中房温泉行のバスも運行していたのですが、みんななくなってしまいました。
 営業所も池田〔営〕など、かなり廃止になったようです。
 塩尻〔営〕なんて今やコミュニティだけ。
 №64で書いたように、一般路線は全滅してしまいました。
 新島々〔営〕はドライバーが3人だけですか。
 今時分のシーズンは上高地や乗鞍へガンガン走っているし、駐車場シャトルも頻発しているのですが、ではそれらの便の大半は松本〔営〕のドライバーが運転しているわけですか。
 確かに冬季は一転して短距離のローカル便が数本走るだけになるから、その方が良いのでしょう。
 松本電鉄と川中島バスについては、9月1日付(8月31日夜)の更新で本体のデータを追加する予定です。

◆ Things happened in a year 第3回 小田急バス
 日野ブルーリボンシティ・ハイブリッドの導入は意外だったけれど、小田急としてはエアロスター・エコハイブリッドという選択はなかったのでしょうかね。
 エルガミオ7mはあのサイズでよくぞ新宿にと思っていましたが、何でも秋田中央交通に移籍しているらしいです。
 後は社番の付け方が一部変わり、年式が判別できるようになったのは、個人的には親切。

◆ 都府県別・地域別路線バス全方位レポート vol.42 山口県
 全体的には東部の防長交通と西部のサンデン交通に分かれているようです。
 JRバスもあるのだけれど、記されてはいませんでしたが岩国の路線は廃止になってかなり経ってしまいました。
 岩国市営もやはり内部での民営化という方向に進んでいるようです。
「くるりん」のポンチョは新タイプに代替されたみたい。

画像

(2009年5月13日撮影 岩国駅前)
 カラーは現行のポンチョも変わっていないようです。
 なお、ギャラリーバス3種「錦帯橋」「おはん」「島耕作」は岩国駅~錦帯橋~新岩国駅線で完全にダイヤ限定なので、整備に入ったりしなければ捕捉は容易です。
 いわくにバスの公式HPを見て下さい。

 今回はポスト新長期規制対応モデルの発表が多かったためかいくつか連載記事が休載になりましたが、特に「全国乗合バス100選」はvol38を最後に、4号連続休載になってしまいました。
 次号も特集はポスト新長期規制対応モデルが中心らしいですが、特に今回は発表されなかったJ-BUSのエルガ及びブルーリボンⅡ(またはその後継?)は発表になるでしょうか。
 
 申し訳ありませんが、コメントは受け付けない事にしています。この記事について何かありましたら、本体の「日本の路線バス・フォトライブラリー」上からメールを下さい。折返し返事をしたいと思います。
 また、何か質問がありましたら、やはり本体上からメールを下さい。解かる範囲でお答えをしたいと思います。質問と答えは当ブログにも掲載します。(名前は公表しません。)



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