№303 30年振りの銚子電鉄

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 今日は多少遅くなってしまいましたが、8月8日(日)に日帰りで銚子に行ってきた時の事を書きたいと思います。
 なんと30年ぶりの銚子です。
 あの時は、今は廃止になってしまいましたが千葉交通の定期観光バスに乗って、やはり廃止になった利根川の渡し舟に乗って、それからこれもなくなってしまいましたが犬吠埼のユースホステルに泊まって、帰りはこれも廃止になった165系の急行<犬吠>を利用したものです。
 もちろん銚子電鉄も乗りましたが、何しろ30年も経てば、顔ぶれがまったく変わってしまいました。

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 銚子駅。
 大きな赤い屋根が印象的です。
 この駅は30年前と変わっていない…と思います。

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 銚子電鉄の銚子駅。
 JRの2・3番線ホームの先にあります。
 この乗り場の建物は改築されているはずです。

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 今回利用した銚子電鉄の1日乗車券「弧廻手形」。
 銚子駅には駅員がいないので、車掌(といっても運転扱いは行わず、笠上黒生まで添乗して乗車券類を発券)から購入しました。

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 昨日の№304でも少し書いたように、銚子電鉄では7月24日より、伊予鉄道800系(前身は京王2010系)の運用を開始しました。

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 その記念のヘッドマーク。

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 森の中を行く、観音前~笠上黒生

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 終点の外川駅。
 小ぢんまりした木造駅舎。
 駅員がいます。

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 駅のはずれに留置されている「澪つくし号」。
「トロッコ列車」の草分け的存在ですが、再起は難しそうな…。

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 駅前の坂道を下ると、5分足らずで漁港に出られます。

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 中間の笠上黒生駅。
 唯一行き違いが可能な駅です。
 駅員がいます。

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 上りホームには「桃太郎電鉄」のキャラクターの像があります。

 ここで、この日動いていた銚子電鉄の車両をご覧頂きます。

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 2002F。
 2000系は伊予鉄道時代に、3両固定編成の中間に運転台を設置し、閑散時には1両切り離して2連で運用できるようにしていました。
 上でご覧頂いたようにその運転台は京王5000系風のパノラミックウインドウの貫通型になっていますが、細身なので多少違和感があります。
 この編成は「イオン犬吠ショッピングセンター」のラッピング車になっています。
(銚子駅前から千葉交通が運行するシャトルバスで行きます)
 なお、2000系は銚子電鉄初の冷房車でもあります。
 でも2両固定編成というのは輸送力過剰にはならないのかな?

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 その増設された側の運転台。

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 車内。
 伊予鉄道時代そのまま?

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 2運用のもう一方が1001号でした。
 営団地下鉄(現東京メトロ)銀座線。

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 車体だけでなく、座席にも「桃太郎電鉄」のキャラクターが描かれています。

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 君ヶ浜~海鹿島
 銚子電鉄はこういう草むした区間が多いです。

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 西海鹿島~笠上黒生を銚子に向かう2001F。
 銚子電鉄に限らないですが、こういうローカル路線に派手派手しいラッピング車は似合わないと思うけれど…。

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 仲ノ町駅。
 銚子の次の駅で、車庫があります。
 駅員もいます。
 ただ、行き違いはできません。

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 その仲ノ町駅の構内の車庫。
 2002Fは京王時代のグリーンが復刻されています。
 その隣が1002号。

 ここから先はバスの写真をご覧頂きましょう。
 銚子付近は千葉交通が中心でしたが、最近一部の路線がちばこうバス(千葉交タクシー)に移管されています。

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千葉交タクシー T05
KK-RX4JFEA(1999年)で、千葉交通時代は59-40。
 ポートセンター行。

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千葉交タクシー T05
KC-RJ1JJAA(1999年)で、千葉交通時代は59-39。
 千葉交通の先代カラーそのまんま。

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千葉交タクシー T10
 銚子駅~魚市場~ポートタワーウォッセ~犬吠埼灯台~地球展望館を1日6往復する観光シャトルバス。
 1日・2日乗車券も発売されています。
 車両は他からの中古車両だと思います。

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千葉交タクシー T08
KK-MJ23HE(2002年)で、千葉交通時代は52-46。
 なお、同色で千葉交通籍の車両もあり、長崎線などで運用されているようです。

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 その長崎線の終点近くの海岸。
 バス停で言うと、老人憩いの家こもうら荘~長崎西口
(この写真は、9月1日付けの本体の更新時にTOPで使用させていただきます)

 
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 また銚子駅前に戻って、これは自家用バスなのですが、濃飛バスそのまんま。
 利根川の向こうの茨城県にあるリゾートホテルで合宿に利用される事が多いらしく、この日もどこかの学校の部活動の生徒たちが乗り込んでいきました。
 この他、同じように茨城県から利根川を渡ってやってくる関東鉄道のバス路線もあります。

 16時21分発の成田線で帰路につく事にします。
 銚子駅のホームにこんな表示が出ていました。

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「ボックスシート」だって…。
 113系だという事がすぐ解かります。

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 成田線の千葉行458M。

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 113系の車内。
 更新工事を行っていないのなら、座席の地の色はやはり紺色の単色のほうが似合うと思うけれど…。

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 下総豊里駅で211系の2449Mと交換。

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 滑河を過ぎると右手に、成田空港に着陸せんとする旅客機が姿を現します。
 これはデルタのB777のようでした。

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 四街道で<成田エクスプレス42号>通過待ち。

 千葉で快速に乗り継ぎ、東京でも乗り換えて、結局東戸塚まで3時間30分もかかりました。
 同じ関東地方とはいえ、銚子はやはり遠いなあ。

 さて、これで今夏の「青春18きっぷ」は2日分使いました。
 あと3日分。
 今度はどこへ行きましょうか…。

 申し訳ありませんが、コメントは受け付けない事にしています。この記事について何かありましたら、本体の「日本の路線バス・フォトライブラリー」上からメールを下さい。折返し返事をしたいと思います。
 また、何か質問がありましたら、やはり本体上からメールを下さい。解かる範囲でお答えをしたいと思います。質問と答えは当ブログにも掲載します。

№302 今日でブログ開始一周年

 今日8月16日は、このブログをスタートさせて1周年になります。
 いつもの繰り返しになってしまいますが、つたない当ブログにお付き合いくださいまして、有難うございます。

 このブログは、2003年4月1日にスタートさせたWebサイト「日本の路線バス・フォトライブラリー」の姉妹編としてスタートさせました。
 当時は…正直今も変わっていないのですが、いろいろな事情があって本体のサイトの更新が滞るようになり(現在は毎月1日付け…正確には前日の晩)、なにしろネットの世界って少し更新が滞るとすぐ「死んで」いるとみなされてしまうので、それではこの世界で自分は生きているんだ、という事を知ってもらうべくスタートさせたのが当ブログです。
 当時はうまいタイトルを思いつけず、安易に「姉妹版」と名づけていました。
 今年の4月1日より、現在の名前にしています。

 それにしても私って物書きの才能がないなあ、って書いている最中に自分自身が思ってしまうほどできの悪いテキストばかり書いてしまって、せっかく見てもらっているのに申し訳ないなあといつも思ってしまいます。
 もちろん、自分自身何度も工夫を重ねてはいるのですが…。
 それでも、ごくたまに … 本当に「たまに」ですが … 感想のメールをもらったりすると、本当にうれしいです。
「生きて」いた甲斐があったって…ちょっと大げさでしたか。

 今後とも、皆さんに見てもらえるようなブログ作りに大いに励んでいきたいと思います。
 その一環として、少しばかしテキストの分量を、意識して少なくして、コンパクトにまとめる努力をしてみたいと思います。
「ダラダラ」書くのが一番いけないだろうと思いまして。
(内容によってはテキストが多めになってしまう事もありえますが)
 また、できる限り毎日更新したいですが、そのためには今まで書いてきたのとは別の、ちょっと軽めの記事も必要なのだろうと思っています。
 自分でも10分~20分位でスイスイかけるような物。
 そんなテストケースになるような物をちょっと書いてみます。


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 遠い昔の話ですが、初めて四国へ行った時に撮影した写真の中の1枚。
 伊予鉄道の800系(京王2010系)は先日(7月25日)のさよなら運転で引退したそうですが、そのさよなら運転を行った826号車の旧塗装時代です。
 昭和→平成と世の中が変わった、その衝撃覚めやらぬ1989年1月16日の撮影。
 場所は…間違っていたらゴメンナサイですが、多分郡中線で松山市を発車した直後ではないかと思います。


 この位の分量の記事も、今後少しづつ書いていく予定です。
 もちろん、今まで書いてきたような記事も、内容をさらに見直しつつ続けていきます。

 それで、どしどし感想が欲しいのですが、繰り返し書いているように当ブログではコメントを受け付けていません。
「炎上」が怖いので…。
 感想・意見などに関しては、本体の「日本の路線バス・フォトライブラリー」上からメールを下さい。
 折返し返事をしたいと思います。
 また、何か質問がありましたら、やはり本体上からメールを下さい。
 解かる範囲でお答えをしたいと思います。
 質問と答えは当ブログにも掲載します。

 なお明日は、少し遅くなってしまいましたが、上に書いた伊予鉄道800系のうち4両が移籍、伊予鉄のさよなら運転の前日に営業運行を開始したという、銚子電気鉄道等の撮り歩きについて書く予定です。
 それでは、2年目の当ブログ、そして本体のサイトも、どうぞよろしくお願いいたします。

№301 日本の旅客機 2010-2011(イカロス出版)

 今日はイカロス出版より発行された「日本の旅客機 2010-2011」(イカロス出版)の「レビュー」です。
 今年は前年より一月早く、先月末に発売になりました。
 なので少々遅いのですが、ここで取り上げます。

 今年も例年通り2つ特集記事が組まれ、その間にメインとなる各社毎の運行機種カタログが挟まるスタイルになっています。
 巻末に白黒でシートマップと全登録リストというのも変わらず。

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(2003年6月7日 新千歳空港 JA8905)
 巻頭特集として、『地殻変動にゆれる「日の丸フリート」』
 いまさら言うまでもなく、今年1月19日にJALが会社更生手続きを開始、再建策の一つとしてB747-400及びA300-600Rを一気に全機退役させると発表があったのはかなりのショッキングな出来事でした。
 それも踏まえ、航空各社自身の情勢も踏まえ、退役機及び新型機の行方についての情報が詳報されています。
 私自身、確かに昨年版で「B747-400はこの1年が正念場」とは書きました。
 それにしても特にJALからの全機一斉退役は、ある程度覚悟されていた事とはいえ、大幅な前倒しになった事はショックだった。
(個人的には「ワン・ワールド」(JA8913)をついに撮れなかった…(泣)
 また冷静に考えても高需要路線は決して少なくないので、いきなり全部やってしまうと、需要が回復した時に逆に運びきれなくなってしまうのでは?という気がします。
 もちろん現状ではJALが独断で決める事は許されない状況だし、(これはANAもだけれど)大型機において就航路線がわずかになり、結果少数派に陥った場合、メンテナンスとかも考えたら運用の効率やコストが悪くなりそうな気がします。
 後は去年のクラシックのように、笑顔でお別れを言えるイベントが組まれるといいと思いますが。
 それと上記2機種以上に、B767-300Fがわずか3年でリタイアしてしまうのも(貨物専用機の事業自体が終了)、JAL自身の情勢の厳しさを物語っているかなと感じました。
 JALもANAも、期待は導入が遅れに遅れているB787という事になりそうですが(ANAの1号機がスペシャルカラーになりそうというのは初耳)、前に少し書いたようにまた遅延かとチラホラ噂が出ているようで、果たして来年、少なくともANA機材は「日本の旅客機」で取り上げられるでしょうか?

『旅客機最新データ』
 今年はLCC・地域航空会社も一つのカテゴリーにまとめられ、全体的な総括がなされています。
 機種毎の紹介は昨年と同じ構成で、JAL、ANAともB777-200ER・300ERがトップバッターに据えられています。
 ANAはB767-300ERにウィングレットを装着させるとリリースして大分経ちますが、いまだに姿を現しません。
どうなっているのかな?
 国内線のB777-300の写真は「ガンダムジェット」になっていました。
 早い。
 
〔2010-2011版で初登場の機種〕
 フジ・ドリーム・エアラインズ E175
 
〔2010-2011版で姿を消した機種〕
 スカイマーク B767-300ER

 なお、JALのB767-200はこの時点では2機が残ってはいるものの、すでにラインから外れています。
 それと、FDAの4号機はE170で、機体カラーは緑になるそうです。 

 第2特集が『ニッポンのキャビンはどこまで進化するのか?』
 全然縁がないけれど、JAL・ANAのファーストクラス(F)・ビジネスクラス(C)の、ここ20年の変遷について取り上げられています。
 写真を見た感じでは、両社とも1990年代前半のFクラスより、現在のCクラスの方が遥かに上になっているというのは驚きです。
 上の各記事にも絡みますが、21世紀に入るとJAL・ANA共新サービスはB777でスタートさせるようになっています。
 おぼろげながら、両社とも長距離路線の主役がB747からB777に取って代わる時期が近いと考えていたように思います。
 一つ気になっているのはエンターテイメントのサービスで、いまやエコノミークラス(Y)もAVODのパーソナルモニターが当たり前になり、提供プログラムも飛躍的に多くなっている現状において、F・Cクラスはこの分野ではどうやってYクラスと差をつける事になるのだろう?
(例えばプログラムの数では、決定的な差にはならない気がする。後は例えば、地上のTVニュースなどのプログラムをリアルタイムで視聴できるようにするとか?)

 巻末に『日本の旅客機 全航空会社全機種シートマップ』
 JALでスカイスリーパー・ソロ(F)を装備した3クラスのB747-400はもはや3機だけで、サンパウロ線で飛んでいるようです。
 サンパウロ線は9月一杯でなくなりますから、その時点で運命を共にする事になるのでしょう。
 ANAはB777-300ER新造機の「プレミアム・エコノミー」(PY)のサービス提供が遅れていて、今の所は3クラス(F・C・Y)のまま。
 事前のアナウンスでは今月あたりからサービスが始まるとしていたのですが、今日現在まだ開始のリリースが出ていません。

 最後に『全登録記号リスト』があり、これを見た限りではJAL・ANAともB767-300ER追加発注分(B787遅延対策)の1号機が先月着いているようなのですが…。
 JALはなぜか番号がJA623JからJA651Jと大幅に飛んでいるようです。

 来年は繰り返しになりますが、とにかくB787-8(少なくともANA機)が見られるのか、そしてB747とA300が去り、路線の縮小も避けられないJALフリートがどこに向かうのか、という事になるでしょう。

 申し訳ありませんが、コメントは受け付けない事にしています。この記事について何かありましたら、本体の「日本の路線バス・フォトライブラリー」上からメールを下さい。折返し返事をしたいと思います。
 また、何か質問がありましたら、やはり本体上からメールを下さい。解かる範囲でお答えをしたいと思います。質問と答えは当ブログにも掲載します。