№182 姫路と名古屋にバスを追う 2・姫路市営バス最終運行日
3月26日(金)
朝起きたら、神戸の空模様は微妙。
でも、後悔はしたくなかったので、姫路に向かう事にします。
姫路までは山陽特急。
姫路に近づくと、青空が広がってきました。よしよし。
山陽姫路駅を出て、道路の反対側、JRの駅からだと右手に市営バス専用ターミナルがあります。
乗場に掲げられた、市営バス廃止のお知らせ。
いよいよ最後の日です。
ターミナルの構内。
背後はJR姫路駅の駅ビル。
JR線は既に全路線が高架化されています。
ターミナルに掲げられた、市営バスの最後の路線網。
ターミナルの乗場。
どこか古めかしさも感じさせました。
一旦姫路駅前を離れて、姫路港の方へ市営バスを撮りに行きます。
山陽電車で飾磨まで戻ります。
姫路200か365
いすゞPA-LR234J1。
飾磨支所前付近で撮りました。
市営バスのバス停。
翌日から神姫バスになるのですが、お知らせが掲げられている以外は、新しいバス停が立っているとか、そんな事はありませんでした。
途中で、神姫バスの教習車と出会いました。
この付近は完全に市営バスのエリアで、神姫バスの路線は存在しませんでした。
姫路港のターミナル。
この港からは、小豆島行と、家島諸島行の船便が出ます。
姫路駅まで、市営バスで戻ります。
最初で最後の市営バスでした。
後でご覧頂きますが、日野レインボーでした。
ハイバックシートで結構豪華。
船から乗り継いだ乗客も多かったようで、途中の乗り降りも結構頻繁でした。
途中、手柄付近で見かけたモノレールの廃線跡。
これも姫路市営での運行でしたが、1966~74年のわずか8年の営業でした。
(車両は最近一般公開されています。)
姫路港線は神姫バス移譲時に姫路駅南口発着に変更されますが、ダイヤ自体は大きな変更は行われないようです。
姫路市営バスの車両の写真をご覧頂きましょう。
全部の車両が、フロントにお別れの横断幕を掲げていました。
姫路200か44
日産ディーゼルKC-HU2MLCA。
43号車と共に姫路市営バス最後のワンステップ車になりました。
予備車的な存在だったそうですが、最終日は午前中は一般路線で運用されていたようでした。
午後は43号車と共に、イベント的な運行で使われていたようでした。
姫路200か361
日産ディーゼルKL-UA452KAN。
姫路200か226
日野KK-HR1JKEE。
姫路200か322
三菱ふそうKK-MJ27HL。
なお、最新鋭車の日野PJ-KV234L1(ブルーリボンⅡ)は、姫路駅前では1回も見かけませんでした。
神姫バス移譲のための作業に入っていたのでしょうか。
既に大半の路線の移譲が進んでいたため、姫路駅前に現れるバスの9割方は神姫バス、という感じ。
神姫バスのターミナル。
山陽百貨店の中にあり、神姫バスの本社も入っています。
2階には山陽電鉄の駅があります。
なお、ここからではなく、北条行など路上から出発する系統もあります。
神姫バスの写真もたくさん撮りましたが、そのなかから元姫路市営バスの車両の写真をご覧頂きましょう。
1982
いすゞKL-LV280L1。
2台採用されたCNGノンステップ車の内の1台。
姫路市営時代には「バスラマ・インターナショナル103号」の表紙を飾っていました。
なお神姫バスには、オリジナルの三菱ふそうCNGノンステップ車も数台存在します。
22981
日産ディーゼルKC-RM211GAN。
4480
日産ディーゼルKC-UA460KAM。
神姫バスの日産ディーゼル車は全て姫路市営バスからの移籍だそうで、№111で取り上げた加西市の市街地循環バスも、元姫路市営バスでした。
午後になり、市営バスターミナルでは撤退作業が始まります。
飲み物の自動販売機の撤去作業などが進められていました。
夕方になると、テレビ局のカメラの姿が見えました。
姫路城をバックにした市営バス(冒頭の画像のような)を撮って、夜のローカルニュースで放映するのでしょう。
肝心の市営バスが黒くなってしまって申し訳ありません。
本当は最後まで姫路に留まり、最終便の出発も見届けるべきかもしれませんでしたが、この日の内に名古屋に行くので、この姿を見届けて、姫路市営バスとはお別れです。
市営バスターミナルは跡地が再開発されるようで、JR駅ビル共々周辺が今後どうなるのか、注目です。
次に来る機会があったら、どう変わっているのでしょうか。
姫路市営バスについては、本体の5月1日付けの更新で「アーカイヴ・消えた事業者」で公開する予定です。
また、神姫バスも、新たにコンテンツを立ち上げて、他の車両の画像共々公開する事にしています。
なお、今回の車両のデータについては、「バスラマインターナショナル103・109号」「バスマガジンvol.39」を参考にさせて頂きました。
さて、JRの「青春18きっぷ」は1日分温存、名古屋までは私鉄の乗り継ぎで向かいます。
山陽姫路16時29分発、阪神梅田行直通特急。
尼崎で乗り換えた阪神なんば線は近鉄編成。
阪神線内ながら、山陽→近鉄の乗り継ぎになりました。
名古屋からは特急で先を急ぐ事にします。
大阪難波18時30分発名古屋行乙特急は、通常は8連の所、金曜日だけ名張まで10両編成で走るそうです。
名張切り離しの2連は、22600系でした。
大阪難波駅の駅弁「爛漫弁当」。
名古屋のホテルで見た天気予報では、明日の名古屋は「晴れのち曇」。
名古屋市営レトロカラーは、何とか午前中に撮ってしまいたいけれど、どうなりますか。
申し訳ありませんが、コメントは受け付けない事にしています。この記事について何かありましたら、本体の「日本の路線バス・フォトライブラリー」上からメールを下さい。折返し返事をしたいと思います。
また、何か質問がありましたら、やはり本体上からメールを下さい。解かる範囲でお答えをしたいと思います。質問と答えは当ブログにも掲載します。(名前は公表しません。)