№184 帰ってきました。

 秋田・岩手・青森と回って来ましたが、今晩帰ってまいりました。
 とりあえず今日は帰宅の報告だけで、本格的な再開は明日以降とします。
 さて、この4日間はどうだったのかというと…。

4月5日(月)
 残念ながら一日中曇り空。
 久し振りに由利高原鉄道に乗ったが、駅舎を新築した駅が目立つ。
 帰りの列車は団体さんの貸切があって、「おばこ」姿のおばあちゃんがサービスに当たるシーンも垣間見えた。
 本荘から秋田駅までの帰りは、羽後交通の急行便。
 日本海の眺めを楽しめる。

4月6日(火)
 一転して晴。
 秋田市内で秋田中央交通バス、横手市内で羽後交通バスを撮影。
 こちらも久し振りという北上線に乗る。
 改めて見直すと、どこか荒涼とした印象も与える車窓だった。
 北上は新幹線停車駅でありながら、駅前はどこか侘しい。

4月7日(水)
 盛岡は朝方は雨が残るが、昼前から晴れて来た。
 岩手県交通は国際興業カラーのキュービックばかりで、何だか10年位前の池袋か浦和のよう。
 IGRで二戸に向かい、JRバスや岩手県北バスを撮る。
 苫米地では青い森701系2本も撮影。
 でも貨物列車のELは、今や皆EH500だなあ。

4月8日(木・今日)
 青森市内はそろそろ新幹線乗り入れモード。
 青森駅前は駅前広場の工事が行なわれていて、新青森駅付近も広場の造成工事が進む。
 昼前から快晴になった弘前で、弘南バスを撮影。
 以前に比べてもさらに中・小型車の割合が多くなったようだ。
 青森空港の展望デッキの金網は中途半端に目障りで残念だったが、JALのフライトは快適だった。

 簡単に書くと、こんな所でしょうか。
 この後写真が出来ましたら、1日ごとに詳しく書きたいと思いますので、お楽しみに。
 なお、今回の旅行で撮影したバスの写真は、一部を除いて5月1日の本体の更新時に公開します。
(JRバス東北のコンテンツを新設する予定。)

 申し訳ありませんが、コメントは受け付けない事にしています。この記事について何かありましたら、本体の「日本の路線バス・フォトライブラリー」上からメールを下さい。折返し返事をしたいと思います。
 また、何か質問がありましたら、やはり本体上からメールを下さい。解かる範囲でお答えをしたいと思います。質問と答えは当ブログにも掲載します。(名前は公表しません。)

№183 姫路と名古屋にバスを追う 3・「レトロ」だ「ループ」だ「メーグル」だ

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3月27日(土)
 今日の名古屋は、朝から快晴です。
 チェックアウトの後、名古屋駅に荷物を預けて栄へ。

 №121で書いたように、「昭和レトロカラー」車は〔名駅16〕系統(名古屋駅~栄・東新町)で、ダイヤを限定して運行しています。
 土曜ダイヤだと、10時台まで約1時間おきに往復した後、一旦入庫してしまうようなので、何とかここまでには撮影したいと思っていました。
 でもこの系統は、東西に延びる広小路通りを走るので、午前中だときれいに撮影できる場所が少ないんですよね。
 栄の広小路久屋東交差点でで待ってみたのですが、9時台までは交差点全体に影がかかってしまって撮影は不可能。
 それで、10時過ぎまではオアシス21の前で、出発便の写真を撮っていました。

 10時を過ぎて、交差点全体にも陽が差してきました。
 当然レトロカラーを狙うのですが、その前にサプライズな1台。

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M-5
 「メーグル」用の新車。
 ブルーリボンシティ・ハイブリッドになりました。
 この後のメーグルは在来の中型ノンステップだったので、単なる増備のようです。

 そして、10時40分過ぎ、ついに「レトロカラー」撮影成功。
 それが、一番上の写真です。

 撮影ばかりじゃなく、市営バスでどこかの終点に行ってみようと思います。
 前から考えていた「新大正橋西」に行ってみようと、〔幹栄2〕系統に乗りました。
 稲西〔営〕の新エアロスター・ノンステップ。

 広小路通りは何だか走りづらい。
 単に車が多いだけでなく、信号の表示の間隔がてんでバラバラなので、一つ青信号を通過しても、すぐ次の赤信号につかまってしまうという感じ。
 おかげで、広小路本町~広小路伏見の一区間だけで、遅れが一気に6分に増大してしまいます。
 栄を出たばかりなのに。
 ところで、この通りは都心ループ〔栄758〕が走っているのですが、新エルガミオが都心ループカラーで走っているのを見かけました。
 前回来た時はなかったので、正真正銘バリバリの新車。
 帰ってから撮れると良いのですが。

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 何とか市の中心部を抜け、新大正橋で庄内川を渡ると、名古屋市から大治町になります。
 右の名鉄バスは津島行。

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 終点の新大正橋西。
 川を渡った先を左折して着きます。
 ここは庄内川と新川に挟まれた平地にあります。
 名古屋市ではなく大治町。
 折返しの間に、付近を少し回ってみます。
 以前は農村地帯だったのでしょうか。
 人通りも少なく、閑静な感じがします。

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 バス停近くの神明社。
 桜の木は、間もなく満開になるでしょう。

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 神明社の簡素な社。
 おじいちゃんおばあちゃんたちがシートを広げて賑やかそうでしたね。

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 庄内川の堤防に上がって、名古屋駅方面を眺めてみます。
 一番右手の高層ビルは、最近完成したモード学園。
 近くで見ると解かりますが、なんとも妙ちくりんなデザイン。
(新宿もそうですよね。)
〔幹栄2〕系統は、そのモード学園のビルの袂を走ってきた訳です。

 折り返しの便で帰りますが、広小路通りの渋滞はさらに激しくなっていました。
 工事で1車線狭くなっている事もあったし、先に上げた事情に加え、脇道からの信号が必要以上に「青」が長いように思えました。
 そのため、系統によっては20~30分位の遅れが発生してしまい、「レトロカラー」運用も指定のダイヤより30分程度の遅延が発生、「都心ループ」も2台ダンゴで走っていったりしていました。
 何とかなりませんかねぇ。
 そんな中で撮影した市営バスの写真です。

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TS-5
 都心ループ用新エルガミオ。
 TS-7までは確認できました。
 なお、在来の三菱ふそうエアロミディも若干運用されていました。
 新エルガミオは一般色もあり、〔栄16〕(栄オアシス21~名古屋大学)で運用されていました。

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S-575
 改めて「レトロカラー」をご覧頂きます。
 他の地域の旧塗装復刻車と同様、比較的新しい車体(FHI 7E)に施されているのでミスマッチではあるのですが、これはこれでバスらしく楽しいと思いました。
 後は…以前も書きましたが、やはり「レモングリーン」もやって欲しい所。

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NS-38
 これは栄で撮りました。
「メーグル」ですが、車番でもわかるとおりあくまで予備車で、外装もラッピングです。
 上に挙げたBLCハイブリッドのM-5は、予備車運用を解消するために増備されたものだと勝手に考えていたのですが、違うようですね。

「レトロカラー」「都心ループ」「メーグル」(BLCハイブリッド)については、1日の本体の更新時に公開させていただきました。

 予報よりも晴れが長く、夕方までは撮影が楽しめそうです。
 それで、名鉄バスセンターの近くの名鉄バス・名古屋中央〔営〕の近くまで移動してみました。

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 名鉄バスの名古屋中央営業所。
 ここは各地から来る高速バスの待機場所でもあります。
 中央には京王バスの姿もあります。
 片方はエアロエースだ…。

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三交南紀交通 2814
 今回はあまり目新しいものはなかったのですが、その中から1枚。
 南紀特急用のエアロエースです。
 これについては、5月の本体の更新時に改めて公開します。

 16時を過ぎた所で、帰路につくことにします。
「青春18きっぷ」使用で、戸塚まで普通列車の乗り継ぎ。

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 名鉄百貨店前に立つ、ドラゴンズ応援の巨大マネキン。

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 名古屋駅ビルになっている、高島屋の一階のコンコースの行列。
 有名ドーナツ店のものですが、こういうのは苦手だなあ。

 16時32分発・特別快速豊橋行5116Fに乗ろうと行列の先頭で待っていたのですが…。

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 特別快速は尾張一宮~木曽川で踏切障害があったとかで、本来特別快速の後に発車するはずの3190Fが先に出発してしまいました。
 刈谷まで先に着くというから、5116Fは相当な遅れのはずです。
 下りは普通に出発して行っているようだから、不通にはなっていません。
 ところでこの時、放送は何度か流れましたが(これも正直聞き取りにくかった。)、発車時刻の案内には何も表示がありませんでした。
 関東だったらちょっとした騒ぎになる場面なのに、少々遺憾です。
 改札には何か表示が出たのかもしれませんが。

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名古屋→豊橋 特別快速 5116F
 結局、17分遅れで到着。
 クモハ313-1。
 結局豊橋まで遅れを回復できず、この後の乗継がメタメタになります。
 結果論だけど、1本前の新快速5340Fに乗るべきだったか。
 まあ、今日中に戸塚にたどり着ければいいか。
 慌てずに行きましょう。

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豊橋→浜松 普通 5972M
 クモハ311-4。

 浜松には18時20分に着きましたが、ここで乗り継ぎを調べると、2本見送って49分に乗っても、熱海の到着が同じになるのですね。
 なので、ここで夕食という事にして、うどんを食べます。

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浜松→静岡 普通 844M
 クモハ313-2514。
 6両編成で、後の3両は211系。
 途中ですれ違った普通列車も、6連の場合はほとんどが211系(下り方)+313系(上り方)の組み合わせでした。
 211系にトイレがないからだと思いますが…。

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静岡→熱海 普通 1472M
 クモハ313-2502。

 丹那トンネルを抜けて熱海に着くと、いよいよ関東地方に帰ってきたという印象が強くなります。
(熱海はまだ静岡県だが、ここはJR東日本の東京近郊区間。)

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熱海→小田原(東京行) 普通 948M
 クハE231-8035。
 この列車は、小田原で快速〈アクティー〉に接続します。
 ラッキー。

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小田原→戸塚(東京行) 快速〈アクティー〉3772M
 モハ211-2016。
 戸塚着22時27分。
 名古屋から約5時間40分かかりました。
 お疲れ様!

 3日間、色々あっちへウロウロこっちへウロウロでドタバタしてしまいましたが、ともかく最終日の姫路市営バス、及び名古屋市営の「レトロカラー」を撮影できました。
 良かった良かった。

 申し訳ありませんが、コメントは受け付けない事にしています。この記事について何かありましたら、本体の「日本の路線バス・フォトライブラリー」上からメールを下さい。折返し返事をしたいと思います。
 また、何か質問がありましたら、やはり本体上からメールを下さい。解かる範囲でお答えをしたいと思います。質問と答えは当ブログにも掲載します。(名前は公表しません。)

 さて、性懲りもなく明日から、今度は東北方面に出かけてきます。
 往復ともJALのA300-600R。
 実は昨日、JALのA300-600RはB747-400と共に、今年度一杯で全機リタイアするという一部報道がありました。
 正式な発表ではないのですが、もしこの報道が事実なら、ヘタするとこの往復が「お別れフライト」になってしまうかも知れません…。
 だけど、東北地方の天気が全体的に良くなく、心配だなあ。
 秋田や岩手、青森のバスや第3セクター鉄道の写真を撮りたいのですが…。
 このため、当ブログの更新はしばらくお休み。
 次回は、8日(木曜日)に更新する予定です。

№182 姫路と名古屋にバスを追う 2・姫路市営バス最終運行日

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3月26日(金)

 朝起きたら、神戸の空模様は微妙。
 でも、後悔はしたくなかったので、姫路に向かう事にします。
 姫路までは山陽特急。
 姫路に近づくと、青空が広がってきました。よしよし。

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 山陽姫路駅を出て、道路の反対側、JRの駅からだと右手に市営バス専用ターミナルがあります。

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 乗場に掲げられた、市営バス廃止のお知らせ。
 いよいよ最後の日です。

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 ターミナルの構内。
 背後はJR姫路駅の駅ビル。
 JR線は既に全路線が高架化されています。

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 ターミナルに掲げられた、市営バスの最後の路線網。

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 ターミナルの乗場。
 どこか古めかしさも感じさせました。

 一旦姫路駅前を離れて、姫路港の方へ市営バスを撮りに行きます。
 山陽電車で飾磨まで戻ります。

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姫路200か365
 いすゞPA-LR234J1。
 飾磨支所前付近で撮りました。

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 市営バスのバス停。
 翌日から神姫バスになるのですが、お知らせが掲げられている以外は、新しいバス停が立っているとか、そんな事はありませんでした。

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 途中で、神姫バスの教習車と出会いました。
 この付近は完全に市営バスのエリアで、神姫バスの路線は存在しませんでした。

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 姫路港のターミナル。
 この港からは、小豆島行と、家島諸島行の船便が出ます。

 姫路駅まで、市営バスで戻ります。
 最初で最後の市営バスでした。
 後でご覧頂きますが、日野レインボーでした。
 ハイバックシートで結構豪華。
 船から乗り継いだ乗客も多かったようで、途中の乗り降りも結構頻繁でした。

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 途中、手柄付近で見かけたモノレールの廃線跡。
 これも姫路市営での運行でしたが、1966~74年のわずか8年の営業でした。
(車両は最近一般公開されています。)

 姫路港線は神姫バス移譲時に姫路駅南口発着に変更されますが、ダイヤ自体は大きな変更は行われないようです。

 姫路市営バスの車両の写真をご覧頂きましょう。
 全部の車両が、フロントにお別れの横断幕を掲げていました。

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姫路200か44
 日産ディーゼルKC-HU2MLCA。
 43号車と共に姫路市営バス最後のワンステップ車になりました。
 予備車的な存在だったそうですが、最終日は午前中は一般路線で運用されていたようでした。
 午後は43号車と共に、イベント的な運行で使われていたようでした。

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姫路200か361
 日産ディーゼルKL-UA452KAN。

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姫路200か226
 日野KK-HR1JKEE。

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姫路200か322
 三菱ふそうKK-MJ27HL。

 なお、最新鋭車の日野PJ-KV234L1(ブルーリボンⅡ)は、姫路駅前では1回も見かけませんでした。
 神姫バス移譲のための作業に入っていたのでしょうか。

 既に大半の路線の移譲が進んでいたため、姫路駅前に現れるバスの9割方は神姫バス、という感じ。

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 神姫バスのターミナル。
 山陽百貨店の中にあり、神姫バスの本社も入っています。
 2階には山陽電鉄の駅があります。
 なお、ここからではなく、北条行など路上から出発する系統もあります。

 神姫バスの写真もたくさん撮りましたが、そのなかから姫路市営バスの車両の写真をご覧頂きましょう。

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1982
 いすゞKL-LV280L1。
 2台採用されたCNGノンステップ車の内の1台。
 姫路市営時代には「バスラマ・インターナショナル103号」の表紙を飾っていました。
 なお神姫バスには、オリジナルの三菱ふそうCNGノンステップ車も数台存在します。

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22981
 日産ディーゼルKC-RM211GAN。

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4480
 日産ディーゼルKC-UA460KAM。
 神姫バスの日産ディーゼル車は全て姫路市営バスからの移籍だそうで、№111で取り上げた加西市の市街地循環バスも、姫路市営バスでした。

 午後になり、市営バスターミナルでは撤退作業が始まります。
 飲み物の自動販売機の撤去作業などが進められていました。

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 夕方になると、テレビ局のカメラの姿が見えました。
 姫路城をバックにした市営バス(冒頭の画像のような)を撮って、夜のローカルニュースで放映するのでしょう。

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 肝心の市営バスが黒くなってしまって申し訳ありません。
 本当は最後まで姫路に留まり、最終便の出発も見届けるべきかもしれませんでしたが、この日の内に名古屋に行くので、この姿を見届けて、姫路市営バスとはお別れです。
 市営バスターミナルは跡地が再開発されるようで、JR駅ビル共々周辺が今後どうなるのか、注目です。
 次に来る機会があったら、どう変わっているのでしょうか。

 姫路市営バスについては、本体の5月1日付けの更新で「アーカイヴ・消えた事業者」で公開する予定です。
 また、神姫バスも、新たにコンテンツを立ち上げて、他の車両の画像共々公開する事にしています。
 なお、今回の車両のデータについては、「バスラマインターナショナル103・109号」「バスマガジンvol.39」を参考にさせて頂きました。


 さて、JRの「青春18きっぷ」は1日分温存、名古屋までは私鉄の乗り継ぎで向かいます。

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 山陽姫路16時29分発、阪神梅田行直通特急。

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 尼崎で乗り換えた阪神なんば線は近鉄編成。
 阪神線内ながら、山陽→近鉄の乗り継ぎになりました。

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 名古屋からは特急で先を急ぐ事にします。
 大阪難波18時30分発名古屋行乙特急は、通常は8連の所、金曜日だけ名張まで10両編成で走るそうです。
 名張切り離しの2連は、22600系でした。

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 大阪難波駅の駅弁「爛漫弁当」。

 名古屋のホテルで見た天気予報では、明日の名古屋は「晴れのち曇」。
 名古屋市営レトロカラーは、何とか午前中に撮ってしまいたいけれど、どうなりますか。
 
 申し訳ありませんが、コメントは受け付けない事にしています。この記事について何かありましたら、本体の「日本の路線バス・フォトライブラリー」上からメールを下さい。折返し返事をしたいと思います。
 また、何か質問がありましたら、やはり本体上からメールを下さい。解かる範囲でお答えをしたいと思います。質問と答えは当ブログにも掲載します。(名前は公表しません。)