最終日の姫路市営バスや、名古屋市営のレトロカラー車も撮ってきましたよ。
ちょっとビックリしたのが初日25日の京都で、ちょうど開業100年の嵐電が、この日から紫一色の新カラー車の運行を開始したというのを、当日初めて知りました。
(プレスリリースも当日)
雨の中でしたが、とりあえず撮ってみました。
今回の旅行については、来月書きたいと思います。
今日は私鉄の車両シリーズ、京王5000系です。
京王5000系・旧5070系(→5100系)は1963年、1500V昇圧・新宿地下駅への乗り入れが行われた京王線にデビューした通勤車です。
京王線から姿を消して14年経った今でも名車の誉れ高い系列で、前年の井の頭線3000系に続き、1964年の鉄道友の会ローレル賞を受賞しています。
車体長は18mに延長され、裾を絞った形態としています。
カラーはそれまでの緑一色からアイボリー+赤帯に一新されています。
正面は貫通扉の両側にパノラミックウインドウを配置、優雅なデザインに仕上がっています。
側窓はユニット式。
台車は京王初の空気バネになりました。
5000系は4連で製作され、特急等では2ユニットを併結しています。
5070系は5000系の増結用として、並行して製作されました。
当初は2連で、第12編成までは2700系の電装品を採用した釣掛け式、第13編成からはカルダン駆動で製作されています。
カルダン駆動車は後に3連化されました。
1968年に5100系に改称しています。
1969年までの7年間で合計155両が製作されましたが、高性能車の試行錯誤が繰り返された時期の製作のためか、年毎に仕様に変更が見られます。
車体幅は1964年までの2,700mmに対し、1965年の編成からは2,800mmに拡幅。
画期的な出来事として、1968年導入の編成からは、関東私鉄の通勤車では初めて、冷房を装備しました。
在来車両も一部は冷房改造が行われましたが、編成によって冷房の形式に違いがあります。
例えば、上に画像を掲げた5717F(前4連)は1970年の第2次冷房改造車ですが、
両端の5717・5767 … 集約分散型
中間の5017・5067 … 集中型
方式はおなじでも、冷房の形式が異なる車両もありました。
この他、台車や制動方式にも年式によって違いが見られます。
6000系以降の大型20m車両導入により、1986年から廃車が始まりました。
5100系は1994年に全廃、5000系も1996年にさよなら運転を行ない引退しました。
3両は事業用車に転用されましたが、2004年に廃車になっています。
一方、1987年の伊予鉄道向け以降、先頭車を中心に多数が地方私鉄へ譲渡されました。
現在も伊予鉄の他、高松琴平電気鉄道・一畑電車・富士急行・わたらせ渓谷鉄道で合計68両が活躍しています。
【編成】
←新宿方 京王八王子・橋本方→
Mc1 5100* - M2 5150* - Tc 5850 + Mc1 5100* - M2 5150* - Tc 5850
Mc1 5100* - Tc 5850 + Tc1 5750 - *M1 5000- M2 5050* - Tc2 5750
Tc1 5750 - *M1 5000- M2 5050* - Tc2 5750 + Tc1 5750 - *M1 5000- M2 5050* - Tc2 5750
* パンタグラフ
※1986年3月時点の編成
なお、京王帝都電鉄→京王電鉄の改称は、5000系引退後の1998年7月1日です。
今回の記事は
「私鉄の車両17 京王帝都電鉄」(保育社) ※現在はネコ・パブリッシングによって復刻
「鉄道ピクトリアル1993年7月臨時増刊号 【特集】京王帝都電鉄」(鉄道図書刊行会)
「鉄道ピクトリアル2003年7月臨時増刊号 【特集】京王電鉄」(鉄道図書刊行会)
を参考にさせて頂きました。
次回のこのシリーズは、小田急の通勤車・4000系(新しい方)を書きます。
申し訳ありませんが、コメントは受け付けない事にしています。この記事について何かありましたら、本体の「日本の路線バス・フォトライブラリー」上からメールを下さい。折返し返事をしたいと思います。
また、何か質問がありましたら、やはり本体上からメールを下さい。解かる範囲でお答えをしたいと思います。質問と答えは当ブログにも掲載します。(名前は公表しません。)
▽TOMY プラレール限定車両京王1000系 バイオレット
渋谷模型 HOBBY SHOP @TOYS
井の頭としては3000系以来、34年ぶりの新車として1996年から運行を開始しました。軽量化を図った
楽天市場 by
渋谷模型 HOBBY SHOP @TOYS
井の頭としては3000系以来、34年ぶりの新車として1996年から運行を開始しました。軽量化を図った
楽天市場 by