№154 バスラマ・インターナショナル118(ぽると出版)

 最近、メールを頂きました。
 横浜博覧会(1989年の「YES’89」)の臨港線の写真の検索をしていたら、本体のサイトにたどり着いたとかで、返事を差し上げた所、当ブログを「お気に入り」に登録していただいたとか。
 本当にありがとうございます。
 こういうメールを頂くと、より気合が入りますし、いい加減な事はかけないぞと身が引き締まる思いです。
 他にも気のせいか?各記事にアクセスして頂く数が、ほんのわずかずつですが多くなってきている気がします。
 ありがたい事だと思います。
 未熟なブログ、そしてサイトではありますが、今後ともよろしくお願いいたします。

 今日はバスラマ・インターナショナル118号を取り上げます。
 いつもの通り、気になるトピックスを拾い、取り上げてみます。

◆各地の新車から
 神戸市と、南海りんかんバスにブルーリボンシティ・ハイブリッド。
 南海りんかんは、在来のオレンジ系デザインの色違い。
 ワンポイントのお坊さんがかわいい。
 また、大阪空港交通にはセレガ・ハイブリッド。
 なお、ここにはまだ出てきていません(間に合わなかったでしょう)が、なんと小田急バスでブルーリボンシティ・ハイブリッドが導入されているそうです。

◆日本一の高速バス「はかた号」 新たな頂点へ
 前号で写真が公開された新「はかた号」の試乗記。
 高速バス初の3クラスですが、プレミアム…4席、ビジネス(在来席)…21席、エコノミー…10席。
 旅客機だと、エコノミーが一番多くなるのだけれど、この点が、独立3列大型シートからスタートしている夜行バスらしい設定かなと思います。
 ダイヤの面で、「東京発が20時位だとちょうどいい」と記されています。
 しかしそうなると、新宿での休息時間の確保も必要だから、今度は博多発新宿行も1時間繰り上げ、博多は18時出発にしなければならないでしょう。
 大都市間を結ぶ夜行バスとしては早過ぎる気がします。
 それで利用が確保できるでしょうか。
 それと、朝方の軽食サービスって、今はどうなっているんだろう?
 途中のSA・PAでの休憩についても触れられればと思います。
 あと西鉄としては、「はかた号」にこれだけの力を入れられるのだから、4月より京都線と統合される「ムーンライト号」についても、今一度、車両面での革新的なサービスの提供が期待されます。
 「ムーンライト号」あっての西鉄夜行高速バスだと思いますから。

 それにしても東京~福岡は空路がANA・JALにLCCのスカイマーク。
 鉄道が新幹線〈のぞみ〉。
 バスが「はかた号」に、ツアーバス。
 いずれも一長一短があるけれど、こうして並べてみると、やはり在来線の夜行列車は全ての面で劣ってしまい、出る幕はないかなあ。
 昨年の今頃は〈はやぶさ〉〈富士〉の廃止が大きく取り上げられていたけれど、仕方がない事だったのでしょう。

◆ 京成の連接バス 第2のステージへ
 最初にこの記事を読んだ時、「あれ?」と思いました。
 幕張の連接バスの2代目「ベンツ・シターロG」が先月19日に運行を開始しているのですが、記事だけでは、その日の内に一気に全車両が新型に置き換わったように読めます。
 実際には№150で書いたように、2日後の2月21日(日曜日)の時点では、在来のボルボ車も運用されていました。
 徐々に置き換わっていくのかなと思っていたのですが、既にシターロGは初期の10台が勢ぞろいしているようだったし、どういう事だったのだろう?
 この日は短い区間ではありましたが新車にも乗りましたし、以前には神奈中の厚木ルートでも乗車した事があります。
 確かに国産のノンステップ車とは違うよなあと痛感させられたのは事実です。
(特にタイヤハウス上の最前部席)
 連接バス同士の置き換えは、日本では初のケースになります。
 今後は、置き換え前と後で、運行する側・乗客の双方で、何がどう変わったのか、という具体的な検証の記事が期待されます。
 それが、「バスラマ」誌が渇望する、「真に利用しやすい国産ノンステップバス」の登場につながるのではないでしょうか。
 あと、同時に環七シャトルバス用のブルーリボンシティ・ハイブリッド(昨日本体で写真を公開させて頂きました。)も紹介されています。
 フロントの飾りとか、記事では触れられていなかったけれども、丸型の尾灯類は、TDR乗り入れを意識しているのかなあと思いました。
(全便がTDR乗り入れではないが。)

◆ バス事業者訪問134 京浜急行バス

画像

 京浜急行バスも、「ノクターン」で夜行バスに革命を起こした事業者、のはずですが、なんだか自ら随分シビアな分析をされているようです。
 既存のバス事業者は、大手といえども航空のような全国組織ではないのも、ツアーバスが台頭してくると、長距離運行では不利にしているのかも知れない。
 高速バスの複数クラス化は確か「ノクターン」が先鞭を切ったはず(ただし弘南バス車のみ)で、今一度京急夜行高速バスも元気を取り戻して欲しいと思います。
(「ノクターン」に関しては、12月の東北新幹線新青森延伸が一つの転機となるかも知れない。)
 インターネット予約サービスについても触れられていましたが、試しに操作してみたところ、インターネットと、電話予約の座席センターで、残席数が別々になっているのですね。
 航空ではそういう事はしていないのだけれど。
(運賃別で残席数が別になっているが。)
 しかし、新エアロクィーンも入っているようだけれど、(京急バスに限らず)まだ撮っていないなあ。
 一般路線バスでは、「キマグレン」のバスがありませんねえ。
 まだ運行中のはずですが。

 ちなみに、電鉄系のバス分社についても触れられていましたが、昨年の相鉄を最後に、関東の大手私鉄は全てバスが分離しました。
(相鉄は変則で、鉄道が分離し、バスは持ち株会社に残っている。ただ、10月をメドに相鉄バスに統合される見込み。)
 大手私鉄でバス部門を保有しているのは、もはや西鉄のみ。
 また関東地方の場合、中小まで広げても、バスを保有する鉄道会社は、関東鉄道と小湊鐵道のみです。 

◆ その他
 ノンステップ電気バスが大阪と富山で走り出したとのトピックス。
 この内、富山はポンチョLをベースにしていて、富山市のコミュニティバスで試験運行を開始したという事です。
 富山と聞いて、ちょっと思い出したのが、富山ライトレールのフィーダーバス。
 ご存知の通り富山ライトレールはJR富山港線から転換したLRTで、鉄道友の会の2007年ブルーリボン賞を受賞した超低床電車が運行されています。
 そして、蓮町と岩瀬浜から、電車に連絡するフィーダーバス路線があるのですが、どちらも車両がかなり古いのが気になりました。

画像
画像

 電車が最新鋭であるのなら、接続するバスも、それにふさわしい最新鋭の車両が欲しいと感じたものです。
 こういう路線に、ノンステップ電気バスが入ると良いですね。

 最近のバスラマ誌で一つ気になっているのはツアーバスの扱いで、もちろんそれ自体はいいのですが、なぜ「ウィラー・エクスプレス」だけ?
 裏表紙の見返しに広告もありますが、ツアーバスの実態は解からないですけれど、他のツアーバス事業者についても同列に扱わないと不公平では?

 次号の事業者訪問は富士急行だそうで、色々な意味でもっと注目されて良いバス事業者だと思っているので、今から楽しみにしています。

 申し訳ありませんが、コメントは受け付けない事にしています。この記事について何かありましたら、本体の「日本の路線バス・フォトライブラリー」上からメールを下さい。折返し返事をしたいと思います。
 また、何か質問がありましたら、やはり本体上からメールを下さい。解かる範囲でお答えをしたいと思います。質問と答えは当ブログにも掲載します。(名前は公表しません。)



トミカ ロングタイプトミカ No.138 機関車バス青春号
タカラトミー

ユーザレビュー:

amazon.co.jpで買う
Amazonアソシエイト by ウェブリブログ商品ポータルで情報を見る