№179 やっと撮れた「ド~ラえっもっん♪」

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 やっと撮れました、「ドラえもん」ジェット。
 昨日とは一転、早朝から快晴となった今日、早起きして羽田空港へ向かうと、なんと、ちょうど13番から出発する所ではありませんか。

 札幌行507便で、本来は3月ダイヤでは唯一、B747-400Dで運行される便です。

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 機体後部に描かれたイラスト。

 でも、JALの公式Webサイト上の特設コンテンツでは、翌日の運航予定が公表されていたのですね。
 もっと早く気付けばよかった。
 明日は伊丹から新千歳へ向かい、羽田まで1往復して、再び伊丹に戻る運用のようです。

 アニメ「ドラえもん」は、31年前の1979年4月、テレビ朝日でTVシリーズがスタートしました。
「ガンダム」と同じ年です。
(これより前にも日本テレビでTVシリーズが製作・放映されたが、この時は人気が出なかった。)
 翌1980年に映画の第1作「のび太の恐竜」が公開され、それから今年が30周年というわけです。
 さすがに「ドラえもん」ともなるとインパクトが大きく、JR北海道・西日本や都営地下鉄・つくばエクスプレスなどでスタンプラリーが行われている他、コンビニなどでもキャンペーンが行われています。
 JALはこの映画の協賛企業なんですね。

 ところで、「ドラえもんジェット」はJA8941が抜擢されていますが、№4で書いたとおり、昨年は「コブクロジェット」として就航していました。
 この時にも書きましたが、どうもこのJA8941というのは、スペシャルマーキング機として利用される機会が他の機体と比較して圧倒的に多いようです。
 近いうちに特集を組んでみようかと思います。

 申し訳ありませんが、コメントは受け付けない事にしています。この記事について何かありましたら、本体の「日本の路線バス・フォトライブラリー」上からメールを下さい。折返し返事をしたいと思います。
 また、何か質問がありましたら、やはり本体上からメールを下さい。解かる範囲でお答えをしたいと思います。質問と答えは当ブログにも掲載します。(名前は公表しません。)


 さて、明日は本体の「日本の路線バス・フォトライブラリー」の更新のため、当ブログはお休みさせていただきます。
 2003年4月1日にスタートした本体のサイトは、明後日で7周年になります。
「ドラえもん」には遠く及びませんが、よく続いたものです。
 ひとえに皆様のおかげです。
 改めて御礼申し上げます。
 今回の更新では、首都圏の事業者の他、先日撮影してきた名古屋市営の「レトロカラー」や、「都心ループ」用エルガミオ、「メーグル」用ブルーリボンシティ・ハイブリッドの画像を公開します。
 なお、先日最終運行を迎えた姫路市営バスについては5月に更新する予定です。
 それと、当ブログですが、バス以外について書く機会の方が多くなっちゃっているので、4月からタイトルを変更する事にしています。



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№178 私鉄の車両シリーズ30 小田急電鉄4000形

 本題に入る前に。
 モスクワの地下鉄で自爆テロと見られる爆発事件が連続して発生し、多数の死者が出ているという事です。
 モスクワの地下鉄では6年前にもテロによる爆発事件で大勢の死者が出ていますし、最近では長距離急行列車をねらったテロらしき事件も起きています。
 ロシアに限らず、イスラエルではパレスチナ過激派によるバス車内での自爆テロが相次いだ時期がありましたし、ロンドンでもサミットの最中にバスが爆破される事件が起きた事もあります。
 日本でも地下鉄サリン事件は今だに記憶に新しい所です。
 政治的・思想的な事を云々語るつもりはありませんが、その争いに公共交通機関が巻き添えを喰らい、大勢の旅客が犠牲になるのは、悲しむべき事と言わざるを得ません。
 人々が「つまらない」争いごとを止め、安心してバスや鉄道、旅客機などを利用できる日が来る事を強く望みます。

 ちなみにJALのWebサイトのTOPには、「モスクワ線は平常どおりの運行を予定しているが、警戒が強化されているので空港には早目に来るように。」という旨のお知らせがありました。
 JALは2007年にモスクワの空港をドモジェドボに移転していますが、ここは市内への鉄道のアクセスがあるそうです。

 本題に入って、今日は小田急電鉄の4000形について書きます。
 4000系というと、かつて、「HB」「ABF」車と総称された旧型車を5000形並の車体に更新し、後に高性能・冷房化が行われて2004年まで使用された鋼製通勤車が存在しました。
 ここでは、その後2007年度にデビューした、地下鉄千代田線直通対応のステンレスカーの2代目について取り上げます。
 初代については、別の機会に取り上げます。

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 4000形の基本仕様は、JR東日本のE233系をベースとしています。
 4056FはJR新津車両製作所です。
 新津製の私鉄車両は、相鉄10000系、東京都10-300系に次ぐものになりました。
 車体も同様の軽量ステンレスで、東急車輛の製造方法が取り入れられています。
 ただし、千代田線の建築限界から、車体幅は2,790㎜の狭幅タイプとなっています。
 もちろん、非常用の貫通扉も設けられています。
 帯の色は、それまでのステンレスカーより鮮やかなブルーになりました。
 この帯の色や、前面のデザインは、VSE・MSEを手がけたデザイナー・岡部憲明氏の監修を受けています。
 制御方式はIPM素子のVVVFで、「編成滑走制御」を導入しています。
 主な機器や回路はJR車同様二重化され、故障に強い設計が追求されています。
 ただし、E233系と違い、予備のパンタグラフは装備されていません。

 運転室は非常扉を車掌側にオフセットして設置されており、前後方向に拡張されています。
 コンソールはワンハンドル方式。
 TIOS装置のモニターを設けています。
 D-ATS-P設置の準備工事も行なわれています。
 行先表示装置は前面・側面ともフルカラーLEDとし、JR車と同様の表示内容を提供しています。

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 車内の仕様も基本的にJR車に準じていますが、暖色系となりました。
 座席は片持ち式で、1人あたり座席幅は460㎜に拡幅。
 座席間には4-3の仕切りを兼ねてスタンションポールを設置しています。
 車椅子スペースはE233系と異なり両先頭車両に設置、1次車のみ折り畳み式の座席を設けていました。
 ドア上部には、液晶15インチの表示装置を設けています。
 当面は1扉につき1台で、次停車駅の案内などを表示しています。

 2009年までに11編成が製作され、千代田線直通の急行・多摩急行に投入され、1000形の4+6連分割運用を置き換えました。
 また、改良工事の進捗により全線で快速急行・急行の10連運転が可能になっている事から、地上区間の快速急行・急行への運用も拡大しています。
(1000形の10両固定編成と共通運用。)

【編成】
←新宿     小田原・藤沢
 Tc1 4050 - M1 4000* - M2 4100 - M3 4200* - M4 4300 - T1 4350 - T2 4450 - M5 4400* - M6 4500 - Tc2 4550
* パンタグラフ

 今回の記事は
「鉄道ピクトリアル2008年10月臨時増刊号 鉄道車両年鑑」(鉄道図書刊行会)
を参考にさせて頂きました。

 次回のこのシリーズは、東急8500系です。
 ただし、明日は違う事を書く予定です。
 また、31日もお休みを頂く予定で、次回は4月になります。

 申し訳ありませんが、コメントは受け付けない事にしています。この記事について何かありましたら、本体の「日本の路線バス・フォトライブラリー」上からメールを下さい。折返し返事をしたいと思います。
 また、何か質問がありましたら、やはり本体上からメールを下さい。解かる範囲でお答えをしたいと思います。質問と答えは当ブログにも掲載します。(名前は公表しません。)

№177 私鉄の車両シリーズ29 京王帝都電鉄5000・5100系

 3日間お休みを頂き、この間に姫路や名古屋に行ってきました。
 最終日の姫路市営バスや、名古屋市営のレトロカラー車も撮ってきましたよ。
 ちょっとビックリしたのが初日25日の京都で、ちょうど開業100年の嵐電が、この日から紫一色の新カラー車の運行を開始したというのを、当日初めて知りました。
(プレスリリースも当日)
 雨の中でしたが、とりあえず撮ってみました。
 今回の旅行については、来月書きたいと思います。
 今日は私鉄の車両シリーズ、京王5000系です。
 
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 京王5000系・5070系(→5100系)は1963年、1500V昇圧・新宿地下駅への乗り入れが行われた京王線にデビューした通勤車です。
 京王線から姿を消して14年経った今でも名車の誉れ高い系列で、前年の井の頭線3000系に続き、1964年の鉄道友の会ローレル賞を受賞しています。

 車体長は18mに延長され、裾を絞った形態としています。
 カラーはそれまでの緑一色からアイボリー+赤帯に一新されています。
 正面は貫通扉の両側にパノラミックウインドウを配置、優雅なデザインに仕上がっています。
 側窓はユニット式。
 台車は京王初の空気バネになりました。

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 5000系は4連で製作され、特急等では2ユニットを併結しています。
 5070系は5000系の増結用として、並行して製作されました。
 当初は2連で、第12編成までは2700系の電装品を採用した釣掛け式、第13編成からはカルダン駆動で製作されています。
 カルダン駆動車は後に3連化されました。
 1968年に5100系に改称しています。

 1969年までの7年間で合計155両が製作されましたが、高性能車の試行錯誤が繰り返された時期の製作のためか、年毎に仕様に変更が見られます。
 車体幅は1964年までの2,700mmに対し、1965年の編成からは2,800mmに拡幅。
 画期的な出来事として、1968年導入の編成からは、関東私鉄の通勤車では初めて、冷房を装備しました。
 在来車両も一部は冷房改造が行われましたが、編成によって冷房の形式に違いがあります。
 例えば、上に画像を掲げた5717F(前4連)は1970年の第2次冷房改造車ですが、

 両端の5717・5767 … 集約分散型
 中間の5017・5067 … 集中型
 
 方式はおなじでも、冷房の形式が異なる車両もありました。
 この他、台車や制動方式にも年式によって違いが見られます。

 6000系以降の大型20m車両導入により、1986年から廃車が始まりました。
 5100系は1994年に全廃、5000系も1996年にさよなら運転を行ない引退しました。
 3両は事業用車に転用されましたが、2004年に廃車になっています。
 一方、1987年の伊予鉄道向け以降、先頭車を中心に多数が地方私鉄へ譲渡されました。
 現在も伊予鉄の他、高松琴平電気鉄道・一畑電車・富士急行・わたらせ渓谷鉄道で合計68両が活躍しています。

【編成】
←新宿     京王八王子・橋本
 Mc1 5100* - M2 5150* - Tc 5850 + Mc1 5100* - M2 5150* - Tc 5850
 Mc1 5100* - Tc 5850 + Tc1 5750 - *M1 5000- M2 5050* - Tc2 5750
 Tc1 5750 - *M1 5000- M2 5050* - Tc2 5750 + Tc1 5750 - *M1 5000- M2 5050* - Tc2 5750
* パンタグラフ
※1986年3月時点の編成


 なお、京王帝都電鉄→京王電鉄の改称は、5000系引退後の1998年7月1日です。

 今回の記事は
「私鉄の車両17 京王帝都電鉄」(保育社) ※現在はネコ・パブリッシングによって復刻
「鉄道ピクトリアル1993年7月臨時増刊号 【特集】京王帝都電鉄」(鉄道図書刊行会)
「鉄道ピクトリアル2003年7月臨時増刊号 【特集】京王電鉄」(鉄道図書刊行会)
を参考にさせて頂きました。

 次回のこのシリーズは、小田急の通勤車・4000系(新しい方)を書きます。

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