少し遅くなってしまいましたが、昨年12月28日深夜~1月2日にかけて、足掛け2年にわたって近畿(主に兵庫県)と東海地方の旅に行ってまいりましたので、ここで取り上げてみたいと思います。
何分私の場合、空模様に左右される部分が多いので、かなりあっちへふらふら、こっちへふらふらになって分かりづらい部分も多々あろうかと思いますが、その点はご容赦を。
12月29日(火)
小田原から「ムーンライトながら」に乗車。
小田原駅の自動指定券販売機で指定券を購入。
この晩はまだ空席が残っていました。
189系10両編成。
大垣で223系の快速姫路行に乗換。
しかし、ホームが別々の上、「ムーンライト」が到着する狭い階段が2箇所にあるだけ、しかも快速は223系の4連なので、空席を求める旅行者がダッシュで階段に殺到し、少々危なっかしいのでは?
結局大半の乗客が席につけず、米原まで立ちっぱなしになる事に。
米原では同じ223系の新快速網干行(前8両が米原始発、後4両は長浜から)に乗換。
こちらは同じホームでの乗り換えになるのだけれど、やはり乗換の旅行者が空席をめがけてダッシュ、ここも危なっかしいなあ。
どうせ期間限定の臨時になったのだから、「ムーンライト」を米原まで延長するか、さもなくば、新快速の米原始発編成を快速と振り替えて大垣始発にするとかの措置があってもいいのでは?
そうでないと、大垣~米原間の中間駅からの旅客も迷惑なのではないかと…。
米原は曇り空だったけれど、京都方面へ南下するうちに、見る見る青空が広がってきました。
よしよし。
加古川駅は高架化され、加古川線ホームへは、連絡改札が設けられていました。
ICOCA等のICカードが利用できない事もあるでしょう。
103系2連は、本来ならDC時代と同じ緑色の所、随分けばけばしいラッピング。
車内では絵画展を行っていました。
それにしても加古川線に乗るのは、何年、いや何十年ぶりだろう?
電化はされましたが、線路は貧弱なままのように見えました。
久し振りに降りた粟生駅は、全く姿を変えていました。
この年に改築されたばかりだそうで、「シルキーウェイあわの里」が併設されています。
駅員は、JR西日本の子会社が請け負っているようです。
しかし、3つの会社の路線が四方から乗り入れているという要衝の駅なのに、周辺にはコンビ二も、食料品店も何もない…。
朝飯も食べていないっていうのに、腹が減った…。
さて、北条鉄道も、これまた何年ぶりになるのだろう?
やってきたのは、元三木鉄道ミキ300-104から転じたフラワ2000-3。
子供連れのお父さんが、停車駅ごとにドアから携帯で写真を撮影していました。
まず播磨下里で降ります。
車内に「一日乗車券」を発売しているとあったので、運転士に800円を払うと、ここでは「引換券」をもらう事になります。
北条町駅で本券に引き換えるという事です。
ここで、北条町まで行って折り返してきたフラワ2000-3を撮影。
結局、この日の北条鉄道線は、(少なくとも日中は)フラワ2000-3が粟生と北条町を行ったりきたりする事になります。
播磨下里の木造駅舎は昔のまま。
無人駅の旧駅務室は「やすらぎの下里庵」という、コミュニティスペースのようなものに転用されています。
ただ、オープンする日は限られています。
各駅の花壇にはこのようなメッセージが。
既に加古川線の電化は完成しているのですが。
北条鉄道の終点、北条町駅。
かつては木造駅舎でしたが、2001年に新駅舎に移転。
ここで、一日乗車券を引き換えます。
それと、記念乗車券も購入。
硬券の一日乗車券とは珍しい。
他にフラワ2000-2、2000-3もあるようです。
駅ホーム前の留置線に留置されていたフラワ2000-2。
北条鉄道オリジナル2号車ですが、イベント対応のため、ロングシートになっています。
残念ながら、今日は運用はもうないようです。
基本的に北条鉄道オリジナルの2両と、三木鉄道からの車両は、車体には外観上ほとんど違いはありません。
一つ違うのは、運転席の反対側のドアとパノラミックウィンドウの間にある、覗き窓。
北条町駅と、道路を隔てて反対側にある「アスティアかさい」。
COOP、専門店街の他、地域交流センター、それに図書館も入っているようです。
北条町駅に隣接してバスターミナルも併設されています(右手・大阪行高速バスも発着)が、バス停名は「アスティアかさい(加西)」。
ここで、北条町で撮影した神姫バスの写真を2枚。
主にアスティアかさい~大和間で運用されていると思われるリエッセ。
この路線は平日のみの運行ですが、翌30日から年末・年始は休日ダイヤの運行になりますので、この日が今年最後の運行という事になります。
神姫バスでは少数派の日産ディーゼル・RN。
加西市の市街地循環(コミュニティ)バス。
やはり今日が、今年最後の運行です。
15時42分発粟生行で北条町を後にします。
次にここを訪れるのは、いつになるでしょうか。
夕暮れ時になり、影も長くなりました。
北条鉄道については、以前当ブログでも書きましたのでご覧下さい。
粟生で乗り換えた加古川行はクモハ125の単行。
厄神駅の三木鉄道廃線跡。
遠く左手には、加古川線の車両基地があります。
この電車はそれなりに混んでいて活気もありましたが、この地域は山陽道・中国道と、大阪への高速道路が2本も走っていて、加古川線や北条鉄道を挟み撃ちにしています。
三木鉄道は廃線になってしまい、神戸電鉄粟生線も危機が伝えられています。
この地域の鉄道網は大丈夫でしょうか…。ちょっと心配です。
加古川で新快速敦賀行に乗り換えて神戸へ。
大垣行の快速を追い抜いて発車します。
福井県へ行く列車が、岐阜県へ行く列車を追い抜く訳です。(どちらも後8両は米原までですが。)
その大垣行は、「緩行線の車両トラブルのため、垂水・須磨・舞子は通過になります。」とアナウンスが入りました。
播磨灘に夕陽が沈んでゆきます…。
なんと美しい…。
しかし、ダンゴ状態の緩行線をノロノロ走る快速を2本追い抜いて行きますが、車掌の放送には、緩行線のダイヤの乱れについては何も触れていませんでした。
こういうのはいかがなものか…。
普段から関西を訪れるたびに少し感じている事なのですが、なんだか、同じJR西日本の「アーバンネットワーク」なのに、新快速と快速・普通列車ではどこか別物みたい…。
三宮駅近くのホテルにチェックインの後、阪神電車の三宮駅の観察に行ってきました。
近鉄との相互直通運転開始後では初めてです。
ホームの柱には、タイガースの甲子園年間予約席募集のポスター。
左下には…。
赤星ーっ!!
トラキチでなくても、突然の引退はショックな出来事でした。
しかし、赤星選手ってJR東日本出身なのですが、JRでは何をやっていたのだろう?
18時03分発奈良行快速急行は近鉄編成でした。
停車中の列車を見て気になったのは、快速急行発着の3番線ホームの大阪方のカーブがきつく、近鉄編成の場合は、奈良方の先頭と2両目の両端のドアがホームから相当大きく離れていた事。
転落事故が起きそうで危ないと思いました。
三宮駅は大改良工事の真っ只中で、暫定的な姿ではありますが、せめて落下物検知装置の整備位は必要だと感じました。
夜行明けの上にグルグル歩き回って、さすがに疲れました。
せっかくの神戸ですが、22時前には床に就きます。
申し訳ありませんが、コメントは受け付けない事にしています。この記事について何かありましたら、本体の「日本の路線バス・フォトライブラリー」上からメールを下さい。折返し返事をしたいと思います。
また、何か質問がありましたら、やはり本体上からメールを下さい。解かる範囲でお答えをしたいと思います。質問と答えは当ブログにも掲載します。(名前は公表しません。)
№110 多すぎるのかもしれない 日本の祝日
今日は交通にあまり(全然ではないが)関係ない事を書きます。
明日1月11日は「成人の日」の祝日です。
(そういえば今日吉祥寺に行ってきましたけれど、晴れ着のお嬢さんが多かった…。)
昨日の土曜日・今日の日曜日と合わせて3連休です。
以前は1月15日に固定でしたが、2000年になって、1月の第2月曜日が当てられる事になりました。
ついこの間まで年末・年始の休暇があって、まだ1週間にもならないのに、これではなかなかおとそ気分が抜けないですね?
(なお、15日が当たる可能性がある第3月曜日にしなかったのは、阪神・淡路大震災の発生日(1995年1月17日)とも重なる可能性があり、被災者に配慮したという事です。)
こんな事を考えるのは多分私だけだと思いますが、最近の日本の祝日って、多すぎるのではないかと感じます。
今年2010年の日本の祝日は…
1月1日…元旦 1月11日(1月第2月曜日)…成人の日 2月11日…建国記念の日 3月21日(春分日)…春分の日 4月29日…昭和の日(以前はみどりの日・昭和時代は天皇誕生日だった) 5月3日…憲法記念日 5月4日…みどりの日 5月5日…こどもの日 7月19日(7月第3月曜日)…海の日 9月20日(9月第3月曜日)…敬老の日 9月23日…秋分の日 10月11日(10月第2月曜日)…体育の日 11月3日…文化の日 11月23日…勤労感謝の日 12月23日…天皇誕生日
と、合計で15日あります。
昔の日本は欧米等に比べて働きすぎだと国際的な批判も浴び、そのためか2000年代前半までは祝日を新規に制定し、休日をを増やしてきました。
2007年に「みどりの日」(元は4月29日だったが、国民の休日だった5月4日を正式な祝日にし、4月29日は「昭和の日」とした。純粋な新規制定の祝日は2003年の「海の日」が最後)を制定して今の年間15日になっています。
実は、この数字は既に欧米主要国などを上回っています。
アメリカ…13日 イギリス…11日 フランス…14日 ドイツ…11日 イタリア…12日 スペイン…9日 中国…10日 韓国…13日
(多少異なるかもしれない。この他に各地域・宗教・民族等によって異なる祝日があるようだ。)
なぜ私が日本の祝日が多すぎると考えるのかというと、この日数以上に中身がない、あまり国民の歴史・生活・習慣に根ざしていない、あるいは意味を失ってしまっているだろう祝日が多々あるのではないか、という事があります。
欧米の場合は、国民の大半が信仰しているだろうキリスト教に根ざしていたり、国の歴史上の大事件にかかわる祝日が大半です。
アメリカだと 2月12日…リンカーンの誕生日 7月4日…独立記念日 11月第4木曜日…サンクスギヴィングディ 12月25日…クリスマス(欧州もそう。キリスト教圏ではクリスマスは聖なる祝日です!電車がかなり運休します!)
フランスでは 4月4日(今年2010年の場合)…復活祭 11月1日…万聖節 11月11日…第一次世界大戦終戦記念日 など。
ひるがえって日本では、どうにも無理して祝日を増やさんとして、とってつけたものが多いような気がします。
もちろん、成立の過程で、様々ないきさつがあった祝日が多かった事も解かります。
(例えば、「体育の日」は以前は10月10日の固定だったが、これは1964年の東京オリンピック開会式の日)
しかし、一方で例えば「海の日」なんてあまりはっきりした意味が見出せません。
また、「敬老の日」についても、もはや高齢化の問題は1日だけで考えれば済むものではなくなってきているし、明日の「成人の日」に至っては、数年前に各地で、成人の日の祝賀行事が荒れて大きな問題になり、存在の是非が論議された事もありました。
これでは「祝」日とは言えないのでは?
私は、そろそろここいらで、祝日のあり方について、抜本的な見直し、はっきり言ってしまえば削減を検討すべきではないかと考えています。
お隣の韓国でも1990年代以降、祝日(公休日)の見直しを行っているようでもありますし。
私案として、
1.「成人の日」「昭和の日」「こどもの日」「海の日」「敬老の日」「体育の日」「文化の日」「勤労感謝の日」は廃止する。
2.一方で、要求の多い「メーデー(5月1日)」「終戦記念日(8月15日)」を祝日とする。
これにより、
1月1日 元旦
2月11日 建国記念の日
3月下旬(春分節) 春分の日
5月1日 メーデー
5月3日 憲法記念日
8月15日 終戦記念日
9月下旬(秋分節) 秋分の日
12月23日 天皇誕生日
また、5月1日が祝日となる事で、3日と挟まれた2日も、国民の休日となります。
いかがでしょうか?
ゴールデンウィークが最短で3日、最高でも土曜日を含めて5日と短縮になってしまうのは、たぶん異論が多いでしょう。
でも、これで充分じゃないですか?
新会計年度・新学期が始まってまだ1ヶ月もたたない内に1週間もの長期の休みが入ってしまうのは、特に新しい生活にまだ馴れていない部分が多い新社会人、新入生にとってはマイナスではないでしょうか。
それに、欧米等では当然、この時期も普通に経済活動が行われているので、グローバル経済の中では、企業にとっても長期の休みは歓迎できないはずです。
去年発生した9月の「シルバーウィーク」も同じです。
(本当に長期の休暇が必要なら、バランス上10月の後半が良いのだが。)
日本では、既に祝日でなくても、年末年始やお盆の長期の休みが定着しているから、これ以上無理に祝日を維持したり、増やしたりする必要はないのではないでしょうか。
また、就業日が増える事で雇用が増える(わずかでも失業率の改善)、あるいは週休二日維持でも、学校の授業時間が増える事も期待できそうです。
(これについては異論も多々あるでしょうが。)
当然、休日が減る事への反発は多くなるでしょう。(特に観光・行楽にかかわる業界。交通も一部はそう。)
それには、単純な祝日増より、
1.未だに実現できていない完全週休二日制を、全ての業界で実現させる。
2.年休制度を改善する。取りやすくするように、職場のムードの改善も必要。
3.祝日はきっちり休む。特に元旦。少なくとも、郊外の食料品スーパーやコンビニが元旦に24時間営業を行なう必要はない。
4.祝日が土曜と重なったら、日曜の時と同様、振り替え休日となるよう法改正の実施。
の方が有効と考えます。
1.2は、労働者の休暇の分散で、交通や観光地の大混雑を緩和する意味でも有効かと。
これは特に現場の労働者・ひいては労働組合の責任が大です。
私的な戯言を並べましたが、是非どなたか一人・二人でも賛同していただけると幸いです。
申し訳ありませんが、コメントは受け付けない事にしています。この記事について何かありましたら、本体の「日本の路線バス・フォトライブラリー」上からメールを下さい。折返し返事をしたいと思います。
また、何か質問がありましたら、やはり本体上からメールを下さい。解かる範囲でお答えをしたいと思います。質問と答えは当ブログにも掲載します。(名前は公表しません。)
新年になってから、私的なオピニオンが多くなりすぎたようです。
昨年末~今年初めにかけて、足掛け2年で旅行に行ってきました。
主に近畿(特に兵庫県)と中部(静岡県)に行って参りましたので、ちょっと遅くなってしまいましたが、その報告を明日から6回に分けて書きたいと思います。
明日1月11日は「成人の日」の祝日です。
(そういえば今日吉祥寺に行ってきましたけれど、晴れ着のお嬢さんが多かった…。)
昨日の土曜日・今日の日曜日と合わせて3連休です。
以前は1月15日に固定でしたが、2000年になって、1月の第2月曜日が当てられる事になりました。
ついこの間まで年末・年始の休暇があって、まだ1週間にもならないのに、これではなかなかおとそ気分が抜けないですね?
(なお、15日が当たる可能性がある第3月曜日にしなかったのは、阪神・淡路大震災の発生日(1995年1月17日)とも重なる可能性があり、被災者に配慮したという事です。)
こんな事を考えるのは多分私だけだと思いますが、最近の日本の祝日って、多すぎるのではないかと感じます。
今年2010年の日本の祝日は…
1月1日…元旦 1月11日(1月第2月曜日)…成人の日 2月11日…建国記念の日 3月21日(春分日)…春分の日 4月29日…昭和の日(以前はみどりの日・昭和時代は天皇誕生日だった) 5月3日…憲法記念日 5月4日…みどりの日 5月5日…こどもの日 7月19日(7月第3月曜日)…海の日 9月20日(9月第3月曜日)…敬老の日 9月23日…秋分の日 10月11日(10月第2月曜日)…体育の日 11月3日…文化の日 11月23日…勤労感謝の日 12月23日…天皇誕生日
と、合計で15日あります。
昔の日本は欧米等に比べて働きすぎだと国際的な批判も浴び、そのためか2000年代前半までは祝日を新規に制定し、休日をを増やしてきました。
2007年に「みどりの日」(元は4月29日だったが、国民の休日だった5月4日を正式な祝日にし、4月29日は「昭和の日」とした。純粋な新規制定の祝日は2003年の「海の日」が最後)を制定して今の年間15日になっています。
実は、この数字は既に欧米主要国などを上回っています。
アメリカ…13日 イギリス…11日 フランス…14日 ドイツ…11日 イタリア…12日 スペイン…9日 中国…10日 韓国…13日
(多少異なるかもしれない。この他に各地域・宗教・民族等によって異なる祝日があるようだ。)
なぜ私が日本の祝日が多すぎると考えるのかというと、この日数以上に中身がない、あまり国民の歴史・生活・習慣に根ざしていない、あるいは意味を失ってしまっているだろう祝日が多々あるのではないか、という事があります。
欧米の場合は、国民の大半が信仰しているだろうキリスト教に根ざしていたり、国の歴史上の大事件にかかわる祝日が大半です。
アメリカだと 2月12日…リンカーンの誕生日 7月4日…独立記念日 11月第4木曜日…サンクスギヴィングディ 12月25日…クリスマス(欧州もそう。キリスト教圏ではクリスマスは聖なる祝日です!電車がかなり運休します!)
フランスでは 4月4日(今年2010年の場合)…復活祭 11月1日…万聖節 11月11日…第一次世界大戦終戦記念日 など。
ひるがえって日本では、どうにも無理して祝日を増やさんとして、とってつけたものが多いような気がします。
もちろん、成立の過程で、様々ないきさつがあった祝日が多かった事も解かります。
(例えば、「体育の日」は以前は10月10日の固定だったが、これは1964年の東京オリンピック開会式の日)
しかし、一方で例えば「海の日」なんてあまりはっきりした意味が見出せません。
また、「敬老の日」についても、もはや高齢化の問題は1日だけで考えれば済むものではなくなってきているし、明日の「成人の日」に至っては、数年前に各地で、成人の日の祝賀行事が荒れて大きな問題になり、存在の是非が論議された事もありました。
これでは「祝」日とは言えないのでは?
私は、そろそろここいらで、祝日のあり方について、抜本的な見直し、はっきり言ってしまえば削減を検討すべきではないかと考えています。
お隣の韓国でも1990年代以降、祝日(公休日)の見直しを行っているようでもありますし。
私案として、
1.「成人の日」「昭和の日」「こどもの日」「海の日」「敬老の日」「体育の日」「文化の日」「勤労感謝の日」は廃止する。
2.一方で、要求の多い「メーデー(5月1日)」「終戦記念日(8月15日)」を祝日とする。
これにより、
1月1日 元旦
2月11日 建国記念の日
3月下旬(春分節) 春分の日
5月1日 メーデー
5月3日 憲法記念日
8月15日 終戦記念日
9月下旬(秋分節) 秋分の日
12月23日 天皇誕生日
また、5月1日が祝日となる事で、3日と挟まれた2日も、国民の休日となります。
いかがでしょうか?
ゴールデンウィークが最短で3日、最高でも土曜日を含めて5日と短縮になってしまうのは、たぶん異論が多いでしょう。
でも、これで充分じゃないですか?
新会計年度・新学期が始まってまだ1ヶ月もたたない内に1週間もの長期の休みが入ってしまうのは、特に新しい生活にまだ馴れていない部分が多い新社会人、新入生にとってはマイナスではないでしょうか。
それに、欧米等では当然、この時期も普通に経済活動が行われているので、グローバル経済の中では、企業にとっても長期の休みは歓迎できないはずです。
去年発生した9月の「シルバーウィーク」も同じです。
(本当に長期の休暇が必要なら、バランス上10月の後半が良いのだが。)
日本では、既に祝日でなくても、年末年始やお盆の長期の休みが定着しているから、これ以上無理に祝日を維持したり、増やしたりする必要はないのではないでしょうか。
また、就業日が増える事で雇用が増える(わずかでも失業率の改善)、あるいは週休二日維持でも、学校の授業時間が増える事も期待できそうです。
(これについては異論も多々あるでしょうが。)
当然、休日が減る事への反発は多くなるでしょう。(特に観光・行楽にかかわる業界。交通も一部はそう。)
それには、単純な祝日増より、
1.未だに実現できていない完全週休二日制を、全ての業界で実現させる。
2.年休制度を改善する。取りやすくするように、職場のムードの改善も必要。
3.祝日はきっちり休む。特に元旦。少なくとも、郊外の食料品スーパーやコンビニが元旦に24時間営業を行なう必要はない。
4.祝日が土曜と重なったら、日曜の時と同様、振り替え休日となるよう法改正の実施。
の方が有効と考えます。
1.2は、労働者の休暇の分散で、交通や観光地の大混雑を緩和する意味でも有効かと。
これは特に現場の労働者・ひいては労働組合の責任が大です。
私的な戯言を並べましたが、是非どなたか一人・二人でも賛同していただけると幸いです。
申し訳ありませんが、コメントは受け付けない事にしています。この記事について何かありましたら、本体の「日本の路線バス・フォトライブラリー」上からメールを下さい。折返し返事をしたいと思います。
また、何か質問がありましたら、やはり本体上からメールを下さい。解かる範囲でお答えをしたいと思います。質問と答えは当ブログにも掲載します。(名前は公表しません。)
新年になってから、私的なオピニオンが多くなりすぎたようです。
昨年末~今年初めにかけて、足掛け2年で旅行に行ってきました。
主に近畿(特に兵庫県)と中部(静岡県)に行って参りましたので、ちょっと遅くなってしまいましたが、その報告を明日から6回に分けて書きたいと思います。
№109 そうなのか?鉄道→バスへの趣味の乗換
今朝の朝日新聞に、面白い記事がありました。
「週刊首都圏」 …首都圏在住者以外の方、ゴメンナサイ… に「進化する乗り物マニア」のタイトル。
前半は、鉄道好きな息子に付き合う内に、自分まで鉄道趣味にのめり込むようになったという「ママ鉄」。
お父さんが電車の中で子供と一緒に「鉄」をやっている、というのはよく列車の中でも見るけれど、お母さんもですか。
お父さんの場合は元々自分が好きで、それを子供に伝えている、というケースが多いのだろうけれど、お母さんの場合は息子から伝わってくるんですね。
私自身の偏見もあるけれど、女性の場合はああいう複雑なメカニズム(車両だけでなく、鉄道そのもののシステムも)は得意じゃないだろうと思っていたので、意外性がありますね。
でも、今は鉄道の現場で働く女性も少ないないのだし、そういう見方ではいけないのでしょう。
日暮里駅前の「サイゼリア」では、東北・上越新幹線や京成線が走っている窓際は、ランチタイムは子連れの母親で占められて予約がないと座れず、店長も目を丸くしているのだとか。
7月の新スカイライナーや、来年のE5系デビュー時には、さぞや大騒ぎになるんだろうなぁ。
店側も、今から対策を考えておいた方が良いかも…?
それより気になったのは、後段のバス趣味の話。
1985年のつくば万博で使用された連接バス(写真ではリムジン移籍後の姿)を購入した宇都宮市の会社員(これが3台目だとか。)を紹介した後、日本バス友の会のコメントとして、
「画一化が進む鉄道に飽きた、マニア同士の知識争いに疲れた。」
事を理由に、鉄道からバスに乗り換えるファンが多いと記しています。
そうかなあ?
後段はともかく、画一化という点では、バスの方がレディメイドである分、より画一的だし、まして最近はボディメーカーの統廃合、OEM供給でその傾向がいっそう強まっているので、それは違うような気もします。
そもそも私自身、当ブログの初期に書いたように、通学で乗っていた東急バスからバス趣味に入っていますけれど、後に自然と鉄道もやるようになり、すぐに両者を並行してやってきていますから、鉄道とバスのファン層って同じだと思っていた。
趣味の分野で「鉄道VSバス」という事はありえない気がします。
同じ地べたの乗り物なのだから。
「未開拓の分野が多く、誰もが先駆者になれる可能性がある。」という、高崎経済大学の大島教授のコメントがあります。
彼は地元のバス路線に関する論文で博士号を取得したそうです。
今後も後に続く人は多く出てくるでしょう。
研究の分野でバスを語る場合、同じ地域の公共交通である鉄道とバスは共存共栄していかなければなりませんから、是非バスだけに偏るのではなく、鉄道を含めた公共交通全般の中でバスについて語って頂きたいなあと思います。
あと、これからバス趣味を始めようか、という方へ、特に写真を中心にしようとする場合に、私の経験からちょっとアドバイス。
これはバスだけに限りません。鉄道でも旅客機でも何でもそうですが…。
撮影日と撮影場所は、必ず写真毎に記録しておく事。
特に撮影日がないと、一気に資料性を失います。
私自身、Webサイトを始めてみてつくづく痛感されられた事です。
最後に、首都圏の路線バス事業者数のデータがありますが、東京都35者、千葉県34者は分かるけれど、茨城県が25者もあるのですね。
神奈川県(23者)、埼玉県(20者)より多い…。
もちろん分社も別々にカウントしているのだろうし、新規参入も多いと思いますが、一方で栃木県が10者、山梨県が9者、群馬県にいたっては7者しかありません。
同じ北関東でも、どうしてこんなに差があるのだろう?
栃木や群馬は大手事業者がほとんどなかった(かつての東武鉄道位)ので分社も少ないし、なによりマイカーが普及しすぎているから、新規参入しても旨味がない、という事でしょうか。
このあたりも、今後バス趣味の研究の対象になりうるかも。
申し訳ありませんが、コメントは受け付けない事にしています。この記事について何かありましたら、本体の「日本の路線バス・フォトライブラリー」上からメールを下さい。折返し返事をしたいと思います。
また、何か質問がありましたら、やはり本体上からメールを下さい。解かる範囲でお答えをしたいと思います。質問と答えは当ブログにも掲載します。(名前は公表しません。)