№117 ただ今帰りました…。

 今日は「青春18きっぷ」の残り1日を使って、名古屋まで夜行日帰りをしてきました。
 お恥ずかしい話ですけれど、名古屋市営バスが市営バス創業80周年という事で、12日から旧塗装復刻車を運行しているというのを、今朝初めて知りました。
 他のWebサイトでご覧になった方も多いと思いますが、「昭和レトロカラー」と称した昭和40年代のワンマンカーのカラー(上半分クリーム+下半分グリーンの濃淡に赤帯)で、浄心〔営〕のS-575(いすゞKC-LV280N・FHIボディ)に施されています。

 それで、〔名駅16〕系統(名古屋駅~東新町)を中心に運行しているというので、昼前から狙ってみたのですが、この系統は難しい。
 〔名駅16〕系統が走る広小路通りはひたすらビルが並んでいるので、影が長い。
 それと、名古屋市内は昼過ぎになって曇り空になってしまったので、結局きちんとした車両の撮影は出来ませんでした。
 スナップ的なもの数点だけ…。
 もちろん、いずれもう一度名古屋に行ってトライしてみるつもりです。

 このカラーは標準色時代は見た事がなかったのですが、なかなか「スゴイ」色づかいで、車体もさる事ながら、特に緑色の方向幕とは随分ミスマッチだなあと感じました。
 いや、もちろんこれはこれで楽しいのですが。
 それに、「ワンマンカー」の文字までキチンと再現されていたのが嬉しい。
 あと、車内は変わっていませんが、ギャラリーと称して、昔の車両の写真の展示を行っていました。
 なお、運行時刻は名古屋市交通局のHPで公表していますので、そちらをご覧下さい。
 やはり土・休日の方が本数を多くしてあるようです。

 この他、名古屋市営では〔基幹2〕系統用の新規制エルガ・ノンステップや、新エアロスター・ノンステップ、名鉄バスでは短距離高速用のブルーリボンⅡや、エアロスター・エコハイブリッドあたりは撮ってきました。
 これらは2月1日の本体更新日に公開する予定です。
 今日の事について詳しくは後日書きます。

 申し訳ありませんが、コメントは受け付けない事にしています。この記事について何かありましたら、本体の「日本の路線バス・フォトライブラリー」上からメールを下さい。折返し返事をしたいと思います。
 また、何か質問がありましたら、やはり本体上からメールを下さい。解かる範囲でお答えをしたいと思います。質問と答えは当ブログにも掲載します。(名前は公表しません。)

 なお明日は、BIGLOBEのブログサービスが長時間のメンテナンスに入るため、更新はお休みします。

№116 年末年始 気まぐれ近畿・東海の旅 6ついに最終日・天竜浜名湖線に初めて乗った

1月2日(土)
 ついに最終日。
 しかし、名古屋市上空は曇り空。
 昼過ぎには晴れるのかも知れないけれど、朝食も早々に、名古屋から東海道線で南下する事を決定。

 名古屋7時50分発の新快速で豊橋に着くと、一転して青空。
 同じ愛知県でも、名古屋と豊橋は天気の様子もかなり違ってくるようです。

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 豊橋からの浜松行117系は、国鉄新快速色復刻編成でした。

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 その車内。
 国鉄時代からほとんど変わっていません。

 浜松も晴れていましたが、このまま乗り継いで掛川へ行きます。
 掛川は2007年8月以来、約2年半振り。
 まず、駅前でバスを撮影。

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 ジーネット・コーポレーションが運行する、掛川市内循環の北回り。
 前回訪問時のエアロミディMEが、レインボーⅡに代替されていました。
 なお、掛川バスサービス担当の南回り、及び東循環線はエアロミディMEのままです。
 本体のしずてつジャストラインのページからご覧下さい。

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 もう一枚。
 しずてつジャストラインの新エアロスター。
 浜松ナンバーをつけています。
(なお、後述の天竜浜名湖鉄道に乗車して、帰ってきてからの撮影。)
 掛川付近の正月三が日バス路線は、特別ダイヤで多少本数の減少はあるものの、ローカル線も含めて全路線運行が確保されているようでした。

 天竜浜名湖鉄道は、1987年3月15日、民営化間近の国鉄二俣線を引き継いで運行を開始した第3セクター鉄道です。
 国鉄時代に全線乗車した事はあるものの、第3セクターになってからは乗車した事がありませんでした。
 今回は、遠州森までの短区間ではありますが、約四半世紀ぶりに乗車する事にします。
 秋葉バスサービスの撮影も期待してではありましたが。

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 乗車前に、掛川~掛川市役所前の線路際で待っていたら、いきなりTH9201が来ました。
 イベント対応の転換クロスシート車という事。
 何しろ1両しかないので、ラッキー?

 この列車ではなく、その次のTH2100型で遠州森を目指します。
 原谷で交換の掛川行の同型と交換します。

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 TH2100型は、先行してデビューしたTH2100型のブレーキ改良タイプで、両数的に最大勢力となります。
 これにより、開業当時からのTH1・2・3・4型は全滅しました。

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 遠州森駅。
 業務委託駅で、正月は終日無人のようでしたが、なかなか味わい深い木造駅舎。
(NHKの「にっぽん木造駅舎の旅」では取り上げられていないようですね。天竜二俣は取り上げられたようですが。)
 しかし、駅付近には何もなし。
 期待した秋葉バスサービスも、駅付近に限るとただでさえ本数が少ない上に土休日運休だから、運行なし。
 遠州森町へ行けば撮れるのかも知れないけれど、遠そうなので今日はギブアップ。
 おとなしく次の掛川行で戻ります。
 多少大げさなタイトルになってしまいましたが、次回は何とか機会を作って、新所原まで乗り通してみたいですね。
 トロッコ列車も楽しみだし。

 掛川へ戻って、前述のしずてつの新エアロスターを撮影した後、再び東海道線で静岡を目指します。
 外は寒いけれど、日差しは穏やか。
 昨日の大阪とか、関ヶ原のクソ寒さがウソのよう。

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 静岡駅前では、虎の氷像が出迎えてくれました。
 駅付近の百貨店とか専門店街などは今日店開きという所も多く、結構な賑わいを見せています。
 静岡では1時間程度ですが、駅前でバスを撮影する時間を取ってみます。

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 中部国際空港行のガーラ。
 しかし、正月の最中という事もあるでしょうが、乗客が全然いませんでした。
 運転手も、これじゃあ張り合いがないかもなあ。
 なお、日産ディーゼル・スペースランナーで運用される事もあります。

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 JRバス関東・東名高速線のスペースアロー(H658-00425)。
 15時15分発の東京行急行。
 この便は盛業だったようです。
 この車両を、この時期に撮影できたのは良かった。
 JR関東初のNSKボディ(C型)の高速車の中の1台なのですが、まだ撮影できていなかったというのに、デビューから10年を迎え、そろそろ代替かもしれないと、少々あせっていた所なので。
 ちなみに記事にはしませんでしたが、静岡には去年の12月20日にも訪れていました。
(この時のしずてつバスについては、昨年末に公開しています。)
 この時も、このボディの高速車が15時15分発の東京行急行で運用されていました。
 偶然でしょうか。
 この時は出発が多少遅れた上に中央郵便局の影が長くなってしまい、撮影できていませんでした。
 なので今日撮影できたのは本当に良かった。
 この他、「駿府浪漫バス」も3色全部撮れましたし、暫定バスターミナル発着の三菱ふそう・エアロミディ・ノンステップも撮影。
 この日のしずてつ、JRの撮影分は、2月1日の本体の更新時に公開します。
(JRについては、従来の画像のサイズの拡大も実施。)

 いよいよ帰路につく時が来ました。

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 15時33分発の熱海行は、興津で特急〈ふじかわ〉退避。
 JR東海区間の東海道本線では、特急の退避も珍しいものになりました。
 並行する道路は東名高速も、一般道も渋滞が激しく、「やっぱり電車だよなあ。」と感じます。
 渋滞に巻き込まれていたJR関東のセレガRは気の毒でしたが。

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 富士川からの富士山。
 相変わらず美しい姿を披露しています。
 私以外にも、車内からカメラを向ける乗客は少なくありませんでした。

 日もとっぷり暮れた熱海について、E231系の姿を見ると、「ああ、『関東』地方に帰ってきた…。」との思いも強くします。

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 熱海で購入した「お楽しみ弁当」とお茶。
 多少ムードは欠けるかもしれませんが、ともかくE231系のクロスシートで食します。
 相模湾はとっぷり日が暮れて真っ暗。
 戸塚は18時過ぎに帰り着きました。
 さすがに疲れた…。

 この連載の最初に書いたように、空模様に左右された旅行だったので、多少心残り的な部分もありました。
 しかし、途中でも記したように、毎日ともかく少しでも青空が広がって、鉄道やバスの写真を撮れたのですから良しと言わなければなりません。
 足掛け2年で大雪に見舞われた、北陸地方の方々のご苦労に比べれば…。
(ちなみに「トワイライトエクスプレス」「日本海」「きたぐに」「北陸」「能登」は連日軒並み運休になっていたようでした。)
 とはいえ、例えば姫路市営バスは残り時間が少なくなっているので、何とか撮りにはいければいいなとは思っていますし(ただし、行けても3月後半)、天竜浜名湖線も、早いうちに改めて全線乗りつぶしてみたいと思います。

 しばらくは泊りがけで遠出、というのはありません。
 ただし、今晩の時点で未だに「青春18きっぷ」を1日分使い残しています。
 天気に関係なく、これから「ムーンライトながら」で名古屋まで夜行日帰りする予定です。
 果たして、何が待っているのでしょうか。(オオゲサな…。)

 申し訳ありませんが、コメントは受け付けない事にしています。この記事について何かありましたら、本体の「日本の路線バス・フォトライブラリー」上からメールを下さい。折返し返事をしたいと思います。
 また、何か質問がありましたら、やはり本体上からメールを下さい。解かる範囲でお答えをしたいと思います。質問と答えは当ブログにも掲載します。(名前は公表しません。)

№115 年末年始 気まぐれ近畿・東海の旅 5・京阪電車と大阪市営バス撮影に挑戦

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1月1日(金)
 通常ダイヤの初発、尼崎4時50分発(本来は瓢箪山行だが、奈良まで延長)の阪神1209Fで、奈良まで向かいます。
 といっても、車内ではひたすら爆睡。

 ところで、ここまで書いた所で、「随分あっちへウロウロ、こっちへフラフラ乗り歩いているけれど、電車・バス代大丈夫?」と思われる方も、ひょっとしたら居られるかもしれません。

 心配御無用。
 何しろ、関西の各社が発行する「スルッとKANSAI」のカードを大量に溜め込んでいて(日比谷の「鉄道の日」のイベントで買ったものもあります。)、しばらくは多目に使っても大丈夫な位は残っています。
 何しろ、「アーバンライナーnext ブルーリボン賞受賞」とか、2003年の阪神タイガース優勝記念のカードを、ここまで使っていなかったのですから。

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 近鉄奈良駅の終夜運転時刻表。
 近鉄は何しろただでさえ規模が多いし、奈良だとか、橿原神宮とか、伊勢志摩とか著名な初詣スポットが多く、特急も夜通しガンガン走ったりするので、元旦も午前中のかなり遅い時間まで、終夜運転のダイヤ(近鉄では越年ダイヤと呼んでいるようです。)を引きずるのが普通です。

 大阪までの帰りは、ちょうど6時33分の難波行が「アーバンライナーplas」だったので、デラックスシートをおごって帰ります。
 おごるといっても、難波~奈良系統の場合は特急料金のみになり、デラックス料金は不要なので乗り得。

 上本町について、外に出ると、新年早々、空模様は微妙かな…。
 とはいえ、京阪の電車を撮りに行く事にして …まだ3000系をとっていないし… 市営バスで天満橋へ。
 とりあえず初詣の客は一段落したみたいで、駅構内は閑散としていましたね。
 まず、西三荘に行ってみたのだけれど、さすがに真冬は影が長いし、それに雲がうっとおしくてしばらくは撮影にならず。
 時が向くまで、暖房が効いた待合室でウツラウツラ。

 9時過ぎに緩行線のみ光が当たるようになってきましたけれど、雲も多いので、思うようには撮れません。
 そんな中から1枚。

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 京阪7001F「トーマスランド」。
 
 昼前には西三荘はあきらめ、大阪側へ戻って、関目で下車。
 とりあえず各駅停車はおいて、急行線の特急・急行を狙ってみます。

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 9000系の新塗装。
 3000系デビューと入れ替わりに、ロングシート化も行われています。

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 特急車8000系の旧塗装。

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 こちらは6000系の旧塗装。
 特急色も一般色も、決して悪くはないと思うのですが。
 一般色は石山坂本線の600・700形でかろうじて残る事になります。

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 これが8000系の新塗装。
 ダブルデッカー車については、時代祭の行列はなくなってしまいました。
 また、まもなく内装も大幅に変わる予定で(車端部はロングシートになるらしい。)、同時に車内のTVも撤去されるそうです。

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 そして、お待たせしましたの3000系。
 これは、淀屋橋行の急行での運用でした。

 京阪では毎年正月3ヶ日は特別ダイヤを編成して運行します。
 快速急行は取り止め。
 区間急行も早朝深夜のみとなり、日中は原則として、
特急 … 出町柳 ~ 淀屋橋
急行 … 出町柳 ~ 淀屋橋(3本に1本は中之島)
普通 … 三条 ~ 中之島(3本に1本は淀屋橋)
を、いずれも10分サイクルで運行する事になります。
 通常快速急行運用の3000系は、特急運用の8000・8030系の不足分に充てられる他は、急行の運用で運行されていたようです。

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 その快速急行用に番号を召し上げ、8000番台に編入された8030系。
 随分強引な気もします。
 この編成も、いずれ新カラーになるのでしょうか。

 昼を過ぎた所で、今度は大阪市営バスを撮りに行きます。
 関目駅の目の前に市営地下鉄谷町線の関目高殿駅があります。
(別の場所に、今里筋線の関目成育駅があります。ちょっとヤヤコシイかも?)
 谷町線で太子橋今市へ。
 駅の出口の前は、34系統(大阪駅行)や110系統(天満橋行)など本数はかなりありますが、ああ、やっぱり雲がジャマだなあ。
 そんな中、つかの間に見えた晴れ間で撮った内の1枚がこれ。

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 大阪市営バス・39-2686号車。
 日野・ブルーリボンⅡ・ノンステップです。
 ちなみに、大阪市営バスは当然大阪市内を中心に走るので、ナンバープレートはほとんどが「なにわ」ですが、この車両が配置されている守口営業所は、市外の守口市にあるので、「大阪」ナンバーになっています。
 政令指定都市の公営バスで、市の外に営業所が設けられているのは、大阪市営の守口営業所が唯一です。
 大阪市は市域がかなり狭いので、地下鉄路線も両端が市域外に伸びている事が多いのですが(太子橋今市駅自体が守口市に存在。)、バスも守口市の他、堺市や八尾市にも路線が延びています。

 結局雲が多くてうっとおしく、早々にあきらめる事にします。
 関西の4日間は、初日の北条鉄道を除いて、雲行きに悩まされる部分が多々あって、フラストレーションも溜まってしまったのですが、しかしこれこそが冬の大阪だと割り切るしかないでしょう。
 他の3日も、少しずつでも青空の合間に電車・バスを撮影できたのだから、良しと言わなければならないのでしょう。
 なお、来月1日に、本体の方で、大阪市営バスの画像の公開を始めます。

 今回関西に行って、気付いた事2点。
1.「スルッとKANSAI」は、記念カードを発行しなくなった?
 見落とした、あるいは売り切れていたのかも知れないけれど、年末年始では恒例だった新春記念カードなんてどこも発行していませんでした。
 さすがの「スルッとKANSAI」も、ひょっとしたら終わりが近づいているのでしょうか?
 と言っても「PiTaPa」はクレジットカード加入が必要なので、すぐには取って代われないのですが。
2.司法書士事務所の車内広告がやたら多い
 もちろん関東の私鉄等でも見ますが、特に京阪電鉄は数えてみたら、1両に12箇所(ある事務所は2箇所に掲載。)もありました。
 場所柄でしょうか。


 今日は名古屋に泊まるので、どうやって行こうかと考えました。
 最初は高速バス(大阪駅16時10分発名阪近鉄バス)も考えましたが、急行便なので意外に遅く、結局米原で新快速同士を乗り継いで行く事にします。
 運賃は300円程高くなりますが(「青春18きっぷ」は、今日は温存)、案外早く名古屋に着きます。
 やはり徹夜の影響が残っていて、長浜行では彦根までひたすら居眠り。
 米原に近づく頃には、年末には見なかった積雪が。
 ところが、豊橋行に乗り換えるとそれどころではなく、近江長岡から関ヶ原にかけては吹雪だ!
 停車してドアが開くと雪が吹き込み、居眠りしていた乗客が冷たさに気付いて目を丸くする程。
 山間部だけではなく、大垣や岐阜でもかなりの雪を見ました。
 名神高速の状況は解からなかったけれど、電車にしたのは結果的に正解だったかも。

 さすがに名古屋は積雪こそなかったものの、それでも小雪がちらついておりました。
 この様子だと、明日の名古屋は期待薄かな…?
 本当は名鉄瀬戸線の4000系なんて撮りたいのだけれど…。

 申し訳ありませんが、コメントは受け付けない事にしています。この記事について何かありましたら、本体の「日本の路線バス・フォトライブラリー」上からメールを下さい。折返し返事をしたいと思います。
 また、何か質問がありましたら、やはり本体上からメールを下さい。解かる範囲でお答えをしたいと思います。質問と答えは当ブログにも掲載します。(名前は公表しません。)