№83 JTB時刻表2009年12月号(JTBパブリッシング)

 「JTB時刻表 2009年12月号」、今日発売です。
 表紙がなんと、JALのB777-300。
 うわあ、タイミング悪いなあ…?
 カラーグラフも「快適な空たびへ行こう!」と題して、JALの国内線ファーストクラス(2周年)やクラスJ、各種割引運賃等の宣伝。
 何で今の時期なんだろう?
 JTBとJALは先週の木曜日、提携クレジットカード「JTB旅カードJMB」を発行すると、プレスリリースがあったのですが、この号ではカードのCMは特にありませんでしたね。
 この企画のため、「新乗り物風土記シリーズ」はお休み。

◆ 駅旅本線 第52駅
 五能線の能代駅。
 去年、100周年を迎えたそうです。
 市の中心部には近いのですが、奥羽本線の東能代駅からは離れているので、多数の区間運転が設定されている、という駅です。
 能代、というと最近は高校バスケのイメージが強いと思いますが、ホームにはバスケットのゴールがあり、「リゾートしらかみ」運転日は、5分間の停車中にフリースローの体験もできるとか。
 そういえば、能代に限らず、秋田県はこの数年、全然行っていないなあ…。

◆ ダイヤに輝く鉄おとめ 第39回
 JR東海・東海道新幹線の車掌「長」さん!!
 高校三年生のとき、「女性が活躍できる会社だから」という先生の勧めで入社したそうです。
 確かに、当ブログでも何度か書いていますが、特にJR東海は女性の割合が多く、在来線の普通列車だと、運転士も車掌も女性、という列車が珍しくなくなっていますから。
 「0系がかわいい」とは「おとめ」らしい発言だと思いますが、男性2人との点呼・ミーティングのシーンは、見ているこちらも引き締まる感じがしました。

◆ 黄色のページ
 いよいよ大みそか終夜運転の時刻が発表されました。
 去年の12月号と比べてみます。
 首都圏と関西圏では路線図が掲載されています。
 首都圏では運行区間には変化がありません。
 関西圏は、昨シーズンは2往復運行されたおおさか東線は、今シーズンはとりやめ。
 全国的に縮小傾向にあるのが気になる所です。
 東日本エリアでは、盛岡~一ノ関快速〈ゆく年くる年平泉号〉は取り止め。
 竹駒神社初詣も本数が減らされています。
 首都圏も成田線が本数削減。
 南房総の初日の出列車は特急〈外房初日の出〉2往復に統一。
 西日本エリアも宮島は山陽本線・呉線は本数が削減された上に運行区間も短縮。
 可部線・芸備線は現時点では設定なし。
 吉備線の最上稲荷初詣も削減・運転区間短縮が行なわれています。
 九州の鹿児島本線も、〈初詣号〉と称する普通列車が、20→30分間隔になっています。
 鹿児島神宮初詣(鹿児島中央~国分)も現状では設定なし。
 来月1月号では私鉄の詳細も発表されるはずですから、今一度見比べて見たいと思います。
(既に近鉄と阪神は公式サイトでプレスリリースしています。)

 その他の臨時列車としては、「ジャンプフェスタ2010」関連。
 12月19・20日に府中本町~海浜幕張3往復。
 幕張メッセの「少年ジャンプ」のイベント対策ですね。
 
◆ 本文
 特急〈剣山3号〉は12月1日より、安佐海岸鉄道の甲浦始発になります。
(甲浦→牟岐は普通列車。)
 そのからみで、他に早朝の普通列車1往復も牟岐~海部で直通運転になります。
 牟岐~海部は、安佐海岸鉄道開業時点ではJRと相互直通運転を行なっていました。
 2往復だけですが、久し振りの復活です。

 もうご存知と思いますが、JR東海・名松線が水害のため、家城~伊勢奥津がバス代行になり、本文でも11月2日現在として注釈が記されています。
 この件についてJR東海はプレスリリースで、同区間は鉄道としては復旧工事は行なわず、鉄道としての営業制度(運賃形態等)を維持した上で、バスに代替する旨、地元に申し入れを行なったとの事です。
 地元は反発しているとも聞こえてきますが、1日7.5往復(JR東海では最少)に過ぎないローカル線の末端区間となると、現実的には鉄道としての再開は難しそうです。

 これで1000号イヤーとなった、今年(2009年)分の発売は終わりました。
(来月に2010年1月号の発売がありますが…。)
 現在当ブログでは「JTB時刻表大研究シリーズ」を不定期連載しており、2009年についても後日、内容を整理したうえで取り上げます。
 今の所、2009年のトピックスとしては、寝台特急〈はやぶさ〉〈さくら〉・急行〈つやま〉廃止、快速〈ムーンライト〉臨時格下げ、特急〈雷鳥〉〈とかち〉〈成田エクスプレス〉に新型車両導入、阪神なんば線開業あたりがメインでしょうか。

 申し訳ありませんが、コメントは受け付けない事にしています。この記事について何かありましたら、本体の「日本の路線バス・フォトライブラリー」上からメールを下さい。折返し返事をしたいと思います。
 また、何か質問がありましたら、やはり本体上からメールを下さい。解かる範囲でお答えをしたいと思います。質問と答えは当ブログにも掲載します。(名前は公表しません。)