№73 ベルリン 1996年11月3日

 今日11月9日は、「ベルリンの壁」が崩壊してちょうど20年。
 現地では記念の式典が大々的に行なわれる、というのはニュースでもご存知かと思います。
 私は今から13年前、崩壊からは7年後の1996年11月3日、この地を訪れています。
 もっとも、この時はアムステルダムからの夜行列車で早朝に到着した後、昼前にはすぐにハンブルグに向けて出発してしまいましたから、大して観光・周遊したという事はないのですが、この機会に、当時撮影した写真から何枚かをご覧頂こうかと思います。

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“東西ドイツ統一”の象徴 ブランデンブルグ門
 日曜日の冬の早朝の事ゆえ、人影も車も多くありませんでした。
 門の両側もそうですが、付近は建築ラッシュだった模様で、ヤジロベエのようなクレーンが、あちらこちらに並んでいました。

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ベルビュー宮殿
 当時はどうだったかわかりませんが、現在は大統領の官邸として使用されているようです。
(ドイツでは大統領は政治の表舞台には出てこない。現在のドイツの大統領はホルスト・ケーラー。)

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戦勝記念塔
 150年ほど前の、デンマークとの戦争に勝利した記念で立てられ、1939年に現在の場所に移転したそうです。

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カイザー・ウィルヘルム教会
 写真の旧塔はベルリン大空襲で破壊され、教会のメインの機能は隣に見える新塔に引き継がれています。
 観光客が多くなってきた時間で、身体の前後に大きなリュックを抱えて、ガイドブックを眺めていた韓国の若者たちの姿が印象的でした。
 彼の地ではあのスタイルが流行なのか?と。

 観光ばかりでもなんですから、鉄道がらみの写真も。

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ベルリン・ツォー駅
 統一前の西側のターミナル駅。
 ガラス張りの高いドームが印象的ですが、全体的にはターミナルというには小ぢんまりしています。
 ただ、改装されたばかりなのか、中は綺麗でした。

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 ツォー駅のホーム。
 左手に停車しているのが、ハンブルグ行のインターシティ(特急)
 右手を通過していくのが、Sバーン(国電)。
 東の車両なのか、やはり必要以上に古く見えるような気がしました。
 ホームもやはり今見ると、ターミナルとしては狭いかも。
 日本で言うと、新橋が一番近いのかも知れません。

 その後、ベルリンは1998年にも訪れていますが、やはりあまり時間がなくて(何しろ統一ドイツの首都ですから。)、ほとんど見て歩く事はありませんでした。
 それ以来、ベルリンは行ったことがありません。
 鉄道は、東の地域に本格的な中央ターミナル駅がオープンしたそうですが、どんな駅なのでしょうか。
 いつか、もう一度訪れる機会を作れればと思います。
 その時は最低でも1泊はして、バスやSバーン、東地域には残っているといわれる路面電車なども乗り歩き、撮り歩きをしてみたいと思います。

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