昨日は一日お休みを頂きましたが、「JTB時刻表大研究」、今回は2004年です。
当不定期連載シリーズも、だいぶ現代に近づいてきました。
もちろん記憶に新しいトピックスばかりですが、一方で「早いなあ!もう5年たったのか。」と思ったりもします。
さて、変則的な形態ですが、ついに新幹線が南九州にまで達しました。
これに合わせて九州内の特急網に、大きな変化が生じています。
3月13日に九州新幹線開業・上越新幹線本庄早稲田駅開業を含むJRグループ統一改正が行なわれた後、10月16日に本州3社の在来線でもダイヤ改正が実施されました。
大地震や水害により、長期の不通を強いられる路線が相次ぎました。
《2004年の十大トピックス》
◆ 九州新幹線 新八代~鹿児島中央間開業
博多からも、熊本からも離れた末端区域のみの開業という、かなり変則的な開業になりました。
山がちな区間で難工事になったと思われるのですが、逆にそれゆえ完成すると、所要時分の大幅な短縮につながるので、先行して工事が進められたものです。
事実、開業前の旧特急〈つばめ〉が約2時間10分(八代~旧西鹿児島間)に対し、新〈つばめ〉は新八代~鹿児島中央間が最速で34分と、一気に1/4になりました。
下り つばめ1号 新八代8:44 → 9:18鹿児島中央
上り つばめ18号 鹿児島中央16:57 → 17:31新八代
(どちらも<リレーつばめ>乗り継ぎで、博多~鹿児島中央間では2時間10分)
3月号の「新乗り物風土記シリーズ46」で取り上げられています。
同時に西鹿児島駅が鹿児島中央と改称。
◆ 特急〈リレーつばめ〉〈はやとの風〉〈九州横断特急〉新設
合わせて、新幹線に接続する特急網の整備も行なわれました。
〈リレーつばめ〉は、新八代では新幹線と同じホームに発着して階段の上り下りを廃し、乗換の不便さを解消しています。
なお、〈つばめ〉と〈リレーつばめ〉間は通しの特急料金が設定されていますが、〈つばめ〉と他の在来線特急(〈きりしま〉等)との乗継割引は設定されません。
〈はやとの風〉はキハ147系(47系ベース)を改造したもので、当初は季節列車でした。
〈九州横断特急〉は、豊肥本線の特急〈あそ〉と肥薩線の急行〈くまがわ〉を統合したもので、別府~熊本~八代~人吉間の直通運転が行なわれています。
この他、国分~鹿児島中央間で特急〈きりしま〉が増発されましたが、わずか33.7㎞、〈きりしま26号〉では通過駅がたった2つ(しかも竜ヶ水は普通列車でさえ大半が通過)、というのは、さすがに特急としてはどうなんだろう?
指宿枕崎線では、指定席設定の快速〈なのはなDX〉を設定。
◆ 上越新幹線本庄早稲田駅開業
「早稲田」というのは、駅のすぐ裏(南口)に、早稲田大学の本庄キャンパスがあるからです。
新幹線の駅で大学の名前がつくのは初めて。
それから、上越新幹線の新駅は1982年の開業以降初めて。
さらに、東京近郊区間内で、在来線が接続しない新幹線専用駅が開業したのも初めてです。
◆ 湘南新宿ライン大幅増発 宇都宮・高崎線グリーン車連結
10月改正時より、運転本数・運転時間帯が大幅に拡大され、大宮~大船間では1時間に4本の設定になりました。
運転の形態は
1.東海道本線・小田原~新宿~高崎線・高崎(一部両毛線・前橋)
2.横須賀線・逗子~新宿~宇都宮線・宇都宮
1については大船~新宿~大宮間は快速と呼称、さらに新たに小田原~新宿~熊谷間で快速運転を行なう「特別快速」が設定されました。
(高崎線内では快速〈アーバン〉と統合)
2については普通列車が中心ですが、日中を中心に、宇都宮線内は快速運転を行なう列車が設定されました。
(快速〈ラビット〉を立替)
車両はE231系に統一、スピードアップも図られています。
合わせて、宇都宮線・高崎線のE231系編成にグリーン車が組み込まれる事になりました。
改正前より組み込みが始まり、改正までは普通車扱いで運用されたので、ご利用になられた方も多いと思います。
全列車への連結は、東海道線で運用されていた車両の転用工事があるため、少し先の話になります。
同時に東京近郊では、グリーン料金が平日と土休日の2本立てになった上、駅での購入と車内での購入では250円の差がつく事になりました。
同時に「Suicaグリーン車システム」を導入。
◆ 営団地下鉄民営化 東京メトロ発足
営団地下鉄、正式には「帝都高速度交通営団」は、旧東京地下鉄と旧東京高速鉄道(共に現在の銀座線の前身)が戦時中に合併して生まれた特殊法人でした。
4月1日に民営化。
JRを除いた民営鉄道事業者としては輸送人員トップを誇ります。
今後は鉄道業以外の副業にも力を入れていく事になります。
写真の営団赤塚、及び営団成増(共に有楽町線)は、それぞれ地下鉄赤塚、地下鉄成増と改称しました。
◆ 横浜高速鉄道みなとみらい線開業 東急東横線と相互直通運転実施
みなとみらい線は、最初は旧国鉄横浜線との相互直通が計画されていましたが、国鉄の財政難で直通運転の相手を東急に変えた、という経緯があります。
2月1日に全線が開業、同日より東急東横線と相互直通運転を行なっています。
なお、運転業務は東急に委託され、東急の乗務員が横浜から先も引き続き乗務します。
東急東横線はこれに先立ち、1月30日に横浜~桜木町間を廃止し、翌日に反町~横浜間を地下線に移設、みなとみらい線との直通に備えました。
◆ 鹿児島本線八代-川内間 肥薩おれんじ鉄道に移管
新幹線並行区間の在来線の第3セクター移管は、しなの鉄道、IGRいわて銀河鉄道・青い森鉄道に次いで3例目になります。
貨物列車は引き続きJRから直通するので、交流電化がそのまま残されていますが、旅客列車は全て新型ディーゼルカーによって運行されています。
なお、川内~鹿児島中央間はJR九州の直営で存続。
3月号の「新乗り物風土記シリーズ46」で、新幹線と共に取り上げられています。
◆ 新潟県中越地震発生 越美北線・高山本線は水害で一部運休
10月23日に発生した中越地震は、何しろ走行中の上越新幹線列車が脱線する位の大規模なものでした。
上越新幹線は越後湯沢~長岡間が不通になって分断。
年末輸送直前の12月28日に何とか全線復旧はしたものの、しばらくは徐行運転になり、下り〈とき341号〉は新潟着が24時を回り、上り〈MAXとき300号〉は新潟を5時台に出発する変則ダイヤを強いられました。
在来線も上越線・飯山線では一部区間が不通になってバス代行となり、寝台特急〈あけぼの〉〈北陸〉・急行〈能登〉・快速〈ムーンライトえちご〉がしばらくの間全面運休になりました。
高速路線を初めとする路線バスにも影響が出た他、ANAとJALは東京(羽田)~新潟間の臨時便を就航させました。
越美北線と高山本線は共に被害が甚大で、運転再開まで3年もかかる事になります。
◆ 羽田空港第2ターミナル開業 東京モノレール延伸
第2ターミナルは12月1日オープン。
ANA・ADO・SNAが移転し、第1ターミナルはJAL・SKYが使用する事になります。
東京モノレールは旧羽田空港駅が羽田空港第1ターミナルと改称、ここを経由して羽田空港第2ターミナル駅に向かう形になりました。
京急の羽田空港駅は、新たに第2ターミナル側に改札口を新設しています。
空港バスは第2ターミナルを起点として第1ターミナルを経由する形になり、両ターミナルからの公平な利用を図るため、京急バス・リムジンバスとも乗車時刻指定制度を導入しています。
◆ 日本航空・日本エアシステム 完全経営統合
1988年に東亜国内航空(TDA)から改称した日本エアシステム(JAS)の名は、16年でその歴史に終止符を打つ事になりました。
4月1日に「日本航空ジャパン」と改称し、国内線は旧日本航空(JAL)の「日本航空インターナショナル」と共に、統一されたJALの便名で運航される事になります。
国際線は「インターナショナル」の運航に統一。
既にカラーリングは新デザインに移行が進んでいて、JALの「鶴丸」は間もなく見られなくなります。
また、6月1日には新クラス「クラスJ」のサービスがスタート。
それから、全日空(ANA)も同日、エアーニッポン(ANK)、エアーニッポン・ネットワーク(A-net)便をANA便名に統一しています。
(国際線の東京(成田)~台北線のみANK便名で運航。)
◆ その他
○ 加古川線 電化開業
○ Suica・ICOCA相互利用開始
○ 石勝線楓駅廃止
○ 新宿駅構内集中工事 第1回施工
○ 名鉄三河線 一部区間廃止
○ 「浜名湖花博」開催
《表紙の写真・グラビア連載》
1月号 中央本線 信濃境~富士見
雪景色を走るE255系〈あずさ〉。
●旬の駅から小さな旅へ45 西宮駅 ※阪神
●新のりもの風土記シリーズ44 フェリーで行く、癒しの紀伊半島 マリンエキスプレス
●駅弁細見199 下関壽司デラックス ふく壽司
2月号 釧網本線
キハ54の単行ローカル。
撮影区間は不明ですが、遠くに雄阿寒岳が聳えています。
●旬の駅から小さな旅へ46 松島海岸駅
●新のりもの風土記シリーズ45 秋田新幹線「こまち」で行く 雪の鉄路と祭り
●駅弁細見200 印籠弁当(水戸駅)
「駅弁細見」は200回になりましたが、100回の時のような特別企画はありませんでした。
3月号 九州新幹線
桜島をバックに、鹿児島中央駅を出発する〈つばめ〉。
●旬の駅から小さな旅へ47 境港駅
●新のりもの風土記シリーズ46 南九州に『つばめ』翔ぶ! 九州新幹線開業!
●駅弁細見201 竹籠弁当(京都駅)
4月号 東海道新幹線
富士山をバックに、700系と桜並木。
●旬の駅から小さな旅へ48 後免駅
●新のりもの風土記シリーズ47 トロッコ列車 春コレクション
●駅弁細見202 佐渡 朱鷺めき弁当(新潟駅)
5月号 ワイドビュー南紀
紀勢本線のどこかだと思います。
海岸線。
●旬の駅から小さな旅へ49 片瀬江ノ島駅
●新のりもの風土記シリーズ48 九州新幹線開業の春 鹿児島のりもの三昧
●駅弁細見203 かつおたゝき弁当(高知駅)
6月号 日光線(日光~今市間)
日光の男体山をバックに、107系ローカルと水田。
●旬の駅から小さな旅へ50 品川駅
●新のりもの風土記シリーズ49 隅田川からウォーターフロント散歩 水上バス『ヒミコ』
●駅弁細見204 洞爺のホッキめし(洞爺駅)
7月号 富良野線((臨)ラベンダー畑~中富良野)
キハ150の単行とラベンダー畑。
●旬の駅から小さな旅へ51 弁天島駅
●新のりもの風土記シリーズ50 潮風と木洩れ日が誘う 江ノ電・電車散歩
●駅弁細見205 牛角煮弁当(米沢駅)
8月号 秋田新幹線「こまち」
区間不明ですが、E3系が農村地帯の踏切を通過するという図。
●旬の駅から小さな旅へ52 新八代駅
●新のりもの風土記シリーズ51 情熱と幽玄の祭りへ 青森の観光列車
●駅弁細見206 ロマンスカー弁当(小田急電鉄 特急ロマンスカー車内)
9月号 25周年を迎えた「SLやまぐち号」
C571と、C56160の重連での運転です。
●旬の駅から小さな旅へ53 新宮駅
●新のりもの風土記シリーズ52 大井川に沿って南アルプス山麓へ SL急行「かわね路号」
●駅弁細見207 秋の特集 ノースウエスト航空(機内食)
「機内食が空の上の駅弁といえる」とあるけれど、私は違うと思う…。
10月号 湘南新宿ラインに投入される2階建てグリーン車
稲がたわわに実った水田と、サロE231+サロE230。
よく見ると、ドア横に「普通車として運用」と書かれているようです。
●旬の駅から小さな旅へ54 中津川駅
●新のりもの風土記シリーズ53 房総に新型特急登場! E257系さざなみ・わかしお
●駅弁細見208 あなごめし(高松駅)
11月号 開聞岳と指宿枕崎線
キハ47×2連。
●旬の駅から小さな旅へ55 喜多方駅
●新のりもの風土記シリーズ54 全通70周年の秋をめでる 水郡線の旅
●駅弁細見209 たいらぎ寿し(大牟田駅)
12月号 中央本線 特急「あずさ」
1月号に続く登場で、バックは八ヶ岳。
●旬の駅から小さな旅へ56 敦賀駅
●新のりもの風土記シリーズ55 羽田第2ターミナルへ延伸開業! 東京モノレール
●駅弁細見209 たらば寿し(釧路駅)
《裏表紙の広告》
1月号 トヨタレンタカー
ひきつづき、キャッチコピーが、「電車を降りたら トヨタレンタカー」。
2月号 大塚製薬 ポカリスエット
3月号 トヨタレンタカー
4月号 大塚製薬 ポカリスエット
5月号 トヨタレンタカー
キャッチコピーは「電車を降りたら…」。
草彅剛が特急列車の中にいるのですが、たぶん合成。
6月号 大塚製薬 ポカリスエット
7月号 トヨタレンタカー
8月号 大塚製薬 ポカリスエット
9月号 トヨタレンタカー
キャッチコピーが「レールの先へ」。
隅っこに小さく、四国色のキハ58+65が見えますが、やはり合成でしょう。
この号からしばらく、裏表紙の広告はトヨタレンタカーの独占になります。
10月号 トヨタレンタカー
11月号 トヨタレンタカー
12月号 トヨタレンタカー
《その他》
1月号では新春特別企画として、「あいうえお順 駅名索引」を掲載。
JR・第3セクターは全駅+大手私鉄の有料特急の停車駅が対象。
トップは山陽新幹線・山陽本線・赤穂線の「相生(あいおい)」。(全部母音)
ラストは函館本線の「蕨岱(わらびたい)」。
東海道新幹線は10月1日、開業40周年を迎えました。
これに合わせ、10月号の黄色のページでは特別付録として、開業時の時刻表を復元しています。
ただし、最新の技術による表現ですが、これはこれで新鮮に感じます。
ご丁寧に「0系」「12両」の表示も、現在の体裁と同じ。
開業当時、東京~新大阪間は〈ひかり〉4時間、〈こだま〉5時間(途中浜松で〈ひかり〉を1回退避)。
(開業時は品川・三島・新富士・掛川・三河安城駅はなかった。)
本数は今とは比べ物にならない位少なく、〈ひかり〉〈こだま〉とも1~2時間間隔。
なお、静岡7時30分→東京9時10分の〈こだま372号〉が10月8日~25日運転。
東京オリンピック対策ですね。
他に運賃・料金やビュッフェのメニュー、編成表、席番の案内、最後に年表。
ちなみに当時の東京~新大阪間の運賃1,180円。
2等料金は〈ひかり〉が1,300円、〈こだま〉が1,100円。(当時は全て指定席)
ビュッフェのカレーライスが150円。
ピンクページの「たいむ・たいむてぇぶる」が4月号で300回。
《定価》
1~12月号 1050円(本体1000円)
※その他のトピックス
◆ イラク日本人人質事件
◆ 駒大苫小牧高校 北海道勢初の甲子園優勝
◆ ニンテンドーDS発売
プロ野球日本シリーズ 西武(4-3)中日 MVP:石井貴
日本ダービー優勝馬 キングカメハメハ 鞍上:安藤勝己
申し訳ありませんが、コメントは受け付けない事にしています。この記事について何かありましたら、本体の「日本の路線バス・フォトライブラリー」上からメールを下さい。折返し返事をしたいと思います。
また、何か質問がありましたら、やはり本体上からメールを下さい。解かる範囲でお答えをしたいと思います。質問と答えは当ブログにも掲載します。(名前は公表しません。)
№84 JTB時刻表大研究 2003年
「JTB時刻表大研究」、今回は2003年です。
東海道・山陽新幹線で大きな営業政策の転換がありました。
3月15日に西日本・九州(西日本の一部は6月1日にも)、10月1日に東海道・山陽新幹線を含むJRグループ全体、さらに12月1日に再び西日本(アーバンネットワーク中心)でダイヤ改正が実施されました。
モノレールではありますが、沖縄県で戦後初の鉄道が開業しました。
《2003年の十大トピックス》
◆ 東海道新幹線品川駅開業
在来線の品川駅の東口にホーム2面の駅を新設したもので、裏口というイメージが否めなかった東口(港南口に改称)は新幹線停車以降、開発が急激に進みました。
元々は、車両基地への回送列車の設定のため、東京駅に発着できる旅客列車数が少なくなるのを補う意味もあったのですが、今の所、品川発着の列車は、2008年に設定された始発の〈のぞみ〉1本に留まっています。
また、山陽新幹線の小郡は新山口と改称。
同時に姫路・福山・徳山と共に、一部の〈のぞみ〉が停車する事になりました。
この時点での駅の所在地は小郡町のままで、2年後の2005年10月、山口市と合併する事になります。
◆ 〈のぞみ〉大幅増発 自由席設定
東海道区間では、ピーク時間では一気に10分間隔の設定になり、〈ひかり〉に変わって主役になりました。
また、自由席車が3両設定され、指定席も値下げになりました。
一方、100系は東海道区間からは撤退、2階建て車両も廃止になって、編成を短縮した上で山陽区間の〈こだま〉のみに運用される事になりました。
◆ 東京-大垣間全車指定席臨時〈ムーンライトながら〉運転
旧「大垣夜行」の〈ムーンライト〉化以降も、多客時には急行型を使用した全車自由席の夜行が設定されていたのですが、夏シーズンより特急型(183系・189系)を使用した〈ムーンライトながら91・92号〉に立て替えられました。
◆ 特急〈しらさぎ〉 快速〈マリンライナー〉新型車両に置き換え
〈しらさぎ〉は、〈サンダーバード〉と同じく683系に置き換え。
3月改正時点では4往復。
所要時分も、米原~金沢間では最速1時間47分に短縮。
7月19日からは〈加越〉にも投入されています。
〈マリンライナー〉は原則、223系5000番台(西日本)+5000系(四国)の編成に一気に置き換え。
5000系は基本的には223系と同系列ですが、ダブルデッカー車(2階…グリーン車指定席・1階…普通車指定席)が連結されています。
◆ 営団半蔵門線延伸 東武伊勢崎線と直通運転開始
水天宮前~押上間が3月19日に開業、同日開業した東武伊勢崎線の支線と接続し、伊勢崎線(日光線南栗橋・埼玉県栗橋町)~半蔵門線~東急田園都市線中央林間(神奈川県大和市)間98.6㎞の直通ルートが生まれました。
東武の車両が神奈川県に乗り入れるのは初めてです。
◆ 名古屋市営上飯田線開業 名鉄小牧線と直通運転実施
3月27日開業の上飯田線は、平安通~上飯田間のわずか1区間という短い路線です。
しかし、起点が孤立した場所(上飯田)にあった名鉄小牧線は、これで上飯田線を介して他の地下鉄路線網と接続する事になり、飛躍的に利便性が向上する事になりました。
名古屋市営では12月13日にも4号線(当時)の砂田橋~名古屋大学間が延伸し、全通まであと一歩になりました。
◆ 沖縄にモノレール えちぜん鉄道運転開始
沖縄都市モノレールは、1945年に沖縄県営鉄道が廃線になって以来、約58年ぶりの沖縄の鉄道(法規上は軌道)として8月10日に開業しました。
愛称は「ゆいレール」。
起点の那覇空港は日本最西端(これまでは松浦鉄道・たびら平戸口駅)、次の赤嶺は日本最南端(これまではJR九州指宿枕崎線・西大山駅)の駅のタイトルを獲得しました。
8月号の「旬の駅から小さな旅へ40」で美栄橋駅が取り上げられています。
えちぜん鉄道は、2度の正面衝突事故により運行を停止していた、京福電気鉄道(福井支社)の路線を引き継いだ鉄道で、7月20日に一部区間で運行の再開にこぎつけ、10月19日に全線で運行を再開しました。
(永平寺線はそのまま廃止)
この他、近鉄北勢線は4月1日より、三岐鉄道に譲渡されました。
◆ 上越・長野新幹線 徐行運転実施
本庄早稲田駅新設工事のため。
7月1日~11月30日の間実施。
基本的に東京側は東北新幹線と共用のため、ダイヤを大きくはいじれず、熊谷以北を調整する事で対応しています。
特に上りは大半が早発する事になります。
◆ 可部線一部区間廃止
(1988年5月3日 戸河内駅)
非電化だった末端の可部~三段峡間が11月一杯で廃線。
末端といっても46.2㎞あり、全体の4分の3以上を占めていました。
JR西日本のローカル線としては、美祢線(大嶺支線)に次ぐ廃線になります。
◆ 能登空港開港
7月7日開港、同日ANA(当時はANK)の東京便が1日2便就航しました。
金沢~輪島間などの特急バスの一部が経由しますが、ローカルのアクセスは事実上、予約制の乗合タクシーしかないのが難点。
この空港は、ターミナルビルに奥能登行政センターが同居している他、日本航空学園が併設されています。
(高校の野球部が今年(2009年)、夏の甲子園に出場していますね。)
毎年10月には航空祭が行なわれます。
写真は2007年10月7日の撮影。
7月号の「新のりもの風土記シリーズ38」で取り上げられています。
◆ その他
○ 米原~大阪間通勤特急<びわこエクスプレス>新設
○ 東北・上越新幹線 「ドリームキャンペーン」号運転
○ JAL・JAS 経営統合 他社機材・乗務員便を運航
《表紙の写真・巻頭グラビア》
「旬の駅から小さな旅へ」は多少内容を変更しています。
新たに「道物語」「等身大の旬」「達人訪問」のページが設けられています。
10月号では鉄道が入らないバスターミナルが取り上げられました。
それから、「新のりもの風土記」は、なぜか1月号が32回目と、前年12月号(<はやて>など)と同じ番号になってしまっていて、しかもそれに気づかなかったのかそのまま番号が続いていく事になります。
(ここでは誌面の番号をそのまま使います)
1月号 東海道新幹線
700系と富士山という、定番のカット。
●旬の駅から小さな旅へ33 茅ヶ崎駅
●新のりもの風土記シリーズ32 魅力満載!日本最短の鉄道 芝山鉄道
●駅弁細見187 宮小町(宇都宮駅)
2月号 特急「しらさぎ」
置き換え間近の485系。
トンネルを抜けてきますが、どこかは不明。
●旬の駅から小さな旅へ34 八戸駅
●新のりもの風土記シリーズ33 冬木立の丹沢・大山参り 大山ケーブルカー
●駅弁細見188 磯かきめし(仙台駅)
3月号 特急「スーパー白鳥」
789系。
撮影区間は不明。
●旬の駅から小さな旅へ35 日田駅
●新のりもの風土記シリーズ34 アーバンライナーnext
●駅弁細見189 広島おまかせ寿し(広島駅)
4月号 予讃線 海岸寺~詫間
8000系特急〈しおかぜ〉または〈いしづち〉。
●旬の駅から小さな旅へ36 大歩危駅
●新のりもの風土記シリーズ35 もうひとつのみなとみらい シーサイドライン
●駅弁細見190 大阪寿司(新大阪駅)
5月号 長崎本線 多良~肥前大浦
885系〈かもめ〉。
●旬の駅から小さな旅へ37 飯田駅
●新のりもの風土記シリーズ36 はとバス定期観光 はとまるくん
●駅弁細見191 きじ焼丼(長野駅)
6月号 札幌駅
281系〈スーパー北斗〉か〈スーパーおおぞら〉。
バックにそびえるJRタワーは、北海道最高層ビルでもあります。
●旬の駅から小さな旅へ38 鳥羽駅
●新のりもの風土記シリーズ37 ゆとりの休日はSL列車で パレオエクスプレス
●駅弁細見192 ソースかつお弁当(日立駅)
7月号 セサミストリート 4-D ムービーマジック号
ユニバーサルシティ駅に停車するUSJラッピング編成で、103系(高運転台)。
「セサミストリート」は、今年(2009年)放送開始40周年を迎えましたが、現在日本の放送局では見る事ができません。
●旬の駅から小さな旅へ39 酒田駅
●新のりもの風土記シリーズ38 7月7日オープン! 能登空港
●駅弁細見193 北の駅弁屋さん(函館駅)
8月号 沖縄都市モノレール(ゆいレール)
恐らく那覇空港での撮影で、いかにも南国という感じがしました。
●旬の駅から小さな旅へ40 美栄橋駅
●新のりもの風土記シリーズ39 クルージングトレイン リゾートしらかみ
●駅弁細見194 あなご三昧(新神戸駅)
9月号 長野新幹線 軽井沢~佐久平間
コスモス畑と、高架橋を快走するE2系〈あさま〉。
●旬の駅から小さな旅へ41 江差駅
●新のりもの風土記シリーズ40 夏のセブンアイランド ジェットフォイル
●駅弁細見195 巌流島弁当(小倉駅)
10月号 品川駅
上空からの撮影。
●旬の駅から小さな旅へ42 熊本交通センター
●新のりもの風土記シリーズ41 日本列島を走る 新幹線コレクション
●駅弁細見196 松茸すきやき弁当(福山駅)
11月号 特急「スーパーおおぞら」
撮影場所は不明ですが、駅ではなく信号所。
俯瞰撮影で、ポイント部を覆うシェルターが物々しく思えます。
●旬の駅から小さな旅へ43 直江津駅
●新のりもの風土記シリーズ42 青函トンネル探訪 ドラえもん海底列車
●駅弁細見197 ハローキティのだるま弁当(高崎駅)
12月号 東北新幹線「はやて」
E2系。
雪景色。
●旬の駅から小さな旅へ44 函館駅
●新のりもの風土記シリーズ43 冬の秩父盆地へ一直線 ニューレッドアロー
●駅弁細見198 蝦夷鴨めし(旭川駅)
《裏表紙の広告》
1月号 トヨタレンタカー
この年のキャッチコピーが、「電車を降りたら トヨタレンタカー」。
駅レンタカー、特に「レール&レンタカーきっぷ」の存在を意識しているのかなあ、と思います。
2月号 大塚製薬 ポカリスエット
3月号 トヨタレンタカー
4月号 大塚製薬 ポカリスエット
5月号 トヨタレンタカー
6月号 大塚製薬 ポカリスエット
7月号 トヨタレンタカー
8月号 大塚製薬 ポカリスエット
9月号 トヨタレンタカー
10月号 大塚製薬 ポカリスエット
11月号 トヨタレンタカー
12月号 大塚製薬 ポカリスエット
《その他》
JR東日本の完全民営化(政府保有株の売却の完了)を記念した、「JR東日本パス」が発売されました。
3月1日~16日の間の土・日の間の1日か連続する2日に、JR東日本全線で乗車できるというもの。
東海道・山陽本線の時刻表については、10月1日のダイヤ改正時より使用される車両の系列が表記されるようになりました。
(9月号の付録ページから)
10月号には、「のぞみ停車全15駅発車時刻表」(通勤電車の駅で配布されるような体裁の時刻表)が綴じこまれています。
10月号より、月間の「天候ダイヤグラム」の掲載が始まりました。
過去30年間の気象庁の資料を統計したもので、10月号は付録のページの最後、11月号よりグラビアの最初のページ「旅・歳時記」に掲載されています。
《定価》
1~12月号 1050円(本体1000円)
※その他のトピックス
◆ スペースシャトル・コロンビア号事故
◆ 個人情報保護法成立
◆ 米カリフォルニア州知事にアーノルド・シュワルツェネッガー
プロ野球日本シリーズ ダイエー(4-3)阪神 MVP:杉内俊哉
日本ダービー優勝馬 ネオユニヴァース 鞍上:ミルコ・デムーロ
申し訳ありませんが、コメントは受け付けない事にしています。この記事について何かありましたら、本体の「日本の路線バス・フォトライブラリー」上からメールを下さい。折返し返事をしたいと思います。
また、何か質問がありましたら、やはり本体上からメールを下さい。解かる範囲でお答えをしたいと思います。質問と答えは当ブログにも掲載します。(名前は公表しません。)
東海道・山陽新幹線で大きな営業政策の転換がありました。
3月15日に西日本・九州(西日本の一部は6月1日にも)、10月1日に東海道・山陽新幹線を含むJRグループ全体、さらに12月1日に再び西日本(アーバンネットワーク中心)でダイヤ改正が実施されました。
モノレールではありますが、沖縄県で戦後初の鉄道が開業しました。
《2003年の十大トピックス》
◆ 東海道新幹線品川駅開業
在来線の品川駅の東口にホーム2面の駅を新設したもので、裏口というイメージが否めなかった東口(港南口に改称)は新幹線停車以降、開発が急激に進みました。
元々は、車両基地への回送列車の設定のため、東京駅に発着できる旅客列車数が少なくなるのを補う意味もあったのですが、今の所、品川発着の列車は、2008年に設定された始発の〈のぞみ〉1本に留まっています。
また、山陽新幹線の小郡は新山口と改称。
同時に姫路・福山・徳山と共に、一部の〈のぞみ〉が停車する事になりました。
この時点での駅の所在地は小郡町のままで、2年後の2005年10月、山口市と合併する事になります。
◆ 〈のぞみ〉大幅増発 自由席設定
東海道区間では、ピーク時間では一気に10分間隔の設定になり、〈ひかり〉に変わって主役になりました。
また、自由席車が3両設定され、指定席も値下げになりました。
一方、100系は東海道区間からは撤退、2階建て車両も廃止になって、編成を短縮した上で山陽区間の〈こだま〉のみに運用される事になりました。
◆ 東京-大垣間全車指定席臨時〈ムーンライトながら〉運転
旧「大垣夜行」の〈ムーンライト〉化以降も、多客時には急行型を使用した全車自由席の夜行が設定されていたのですが、夏シーズンより特急型(183系・189系)を使用した〈ムーンライトながら91・92号〉に立て替えられました。
◆ 特急〈しらさぎ〉 快速〈マリンライナー〉新型車両に置き換え
〈しらさぎ〉は、〈サンダーバード〉と同じく683系に置き換え。
3月改正時点では4往復。
所要時分も、米原~金沢間では最速1時間47分に短縮。
7月19日からは〈加越〉にも投入されています。
〈マリンライナー〉は原則、223系5000番台(西日本)+5000系(四国)の編成に一気に置き換え。
5000系は基本的には223系と同系列ですが、ダブルデッカー車(2階…グリーン車指定席・1階…普通車指定席)が連結されています。
◆ 営団半蔵門線延伸 東武伊勢崎線と直通運転開始
水天宮前~押上間が3月19日に開業、同日開業した東武伊勢崎線の支線と接続し、伊勢崎線(日光線南栗橋・埼玉県栗橋町)~半蔵門線~東急田園都市線中央林間(神奈川県大和市)間98.6㎞の直通ルートが生まれました。
東武の車両が神奈川県に乗り入れるのは初めてです。
◆ 名古屋市営上飯田線開業 名鉄小牧線と直通運転実施
3月27日開業の上飯田線は、平安通~上飯田間のわずか1区間という短い路線です。
しかし、起点が孤立した場所(上飯田)にあった名鉄小牧線は、これで上飯田線を介して他の地下鉄路線網と接続する事になり、飛躍的に利便性が向上する事になりました。
名古屋市営では12月13日にも4号線(当時)の砂田橋~名古屋大学間が延伸し、全通まであと一歩になりました。
◆ 沖縄にモノレール えちぜん鉄道運転開始
沖縄都市モノレールは、1945年に沖縄県営鉄道が廃線になって以来、約58年ぶりの沖縄の鉄道(法規上は軌道)として8月10日に開業しました。
愛称は「ゆいレール」。
起点の那覇空港は日本最西端(これまでは松浦鉄道・たびら平戸口駅)、次の赤嶺は日本最南端(これまではJR九州指宿枕崎線・西大山駅)の駅のタイトルを獲得しました。
8月号の「旬の駅から小さな旅へ40」で美栄橋駅が取り上げられています。
えちぜん鉄道は、2度の正面衝突事故により運行を停止していた、京福電気鉄道(福井支社)の路線を引き継いだ鉄道で、7月20日に一部区間で運行の再開にこぎつけ、10月19日に全線で運行を再開しました。
(永平寺線はそのまま廃止)
この他、近鉄北勢線は4月1日より、三岐鉄道に譲渡されました。
◆ 上越・長野新幹線 徐行運転実施
本庄早稲田駅新設工事のため。
7月1日~11月30日の間実施。
基本的に東京側は東北新幹線と共用のため、ダイヤを大きくはいじれず、熊谷以北を調整する事で対応しています。
特に上りは大半が早発する事になります。
◆ 可部線一部区間廃止
(1988年5月3日 戸河内駅)
非電化だった末端の可部~三段峡間が11月一杯で廃線。
末端といっても46.2㎞あり、全体の4分の3以上を占めていました。
JR西日本のローカル線としては、美祢線(大嶺支線)に次ぐ廃線になります。
◆ 能登空港開港
7月7日開港、同日ANA(当時はANK)の東京便が1日2便就航しました。
金沢~輪島間などの特急バスの一部が経由しますが、ローカルのアクセスは事実上、予約制の乗合タクシーしかないのが難点。
この空港は、ターミナルビルに奥能登行政センターが同居している他、日本航空学園が併設されています。
(高校の野球部が今年(2009年)、夏の甲子園に出場していますね。)
毎年10月には航空祭が行なわれます。
写真は2007年10月7日の撮影。
7月号の「新のりもの風土記シリーズ38」で取り上げられています。
◆ その他
○ 米原~大阪間通勤特急<びわこエクスプレス>新設
○ 東北・上越新幹線 「ドリームキャンペーン」号運転
○ JAL・JAS 経営統合 他社機材・乗務員便を運航
《表紙の写真・巻頭グラビア》
「旬の駅から小さな旅へ」は多少内容を変更しています。
新たに「道物語」「等身大の旬」「達人訪問」のページが設けられています。
10月号では鉄道が入らないバスターミナルが取り上げられました。
それから、「新のりもの風土記」は、なぜか1月号が32回目と、前年12月号(<はやて>など)と同じ番号になってしまっていて、しかもそれに気づかなかったのかそのまま番号が続いていく事になります。
(ここでは誌面の番号をそのまま使います)
1月号 東海道新幹線
700系と富士山という、定番のカット。
●旬の駅から小さな旅へ33 茅ヶ崎駅
●新のりもの風土記シリーズ32 魅力満載!日本最短の鉄道 芝山鉄道
●駅弁細見187 宮小町(宇都宮駅)
2月号 特急「しらさぎ」
置き換え間近の485系。
トンネルを抜けてきますが、どこかは不明。
●旬の駅から小さな旅へ34 八戸駅
●新のりもの風土記シリーズ33 冬木立の丹沢・大山参り 大山ケーブルカー
●駅弁細見188 磯かきめし(仙台駅)
3月号 特急「スーパー白鳥」
789系。
撮影区間は不明。
●旬の駅から小さな旅へ35 日田駅
●新のりもの風土記シリーズ34 アーバンライナーnext
●駅弁細見189 広島おまかせ寿し(広島駅)
4月号 予讃線 海岸寺~詫間
8000系特急〈しおかぜ〉または〈いしづち〉。
●旬の駅から小さな旅へ36 大歩危駅
●新のりもの風土記シリーズ35 もうひとつのみなとみらい シーサイドライン
●駅弁細見190 大阪寿司(新大阪駅)
5月号 長崎本線 多良~肥前大浦
885系〈かもめ〉。
●旬の駅から小さな旅へ37 飯田駅
●新のりもの風土記シリーズ36 はとバス定期観光 はとまるくん
●駅弁細見191 きじ焼丼(長野駅)
6月号 札幌駅
281系〈スーパー北斗〉か〈スーパーおおぞら〉。
バックにそびえるJRタワーは、北海道最高層ビルでもあります。
●旬の駅から小さな旅へ38 鳥羽駅
●新のりもの風土記シリーズ37 ゆとりの休日はSL列車で パレオエクスプレス
●駅弁細見192 ソースかつお弁当(日立駅)
7月号 セサミストリート 4-D ムービーマジック号
ユニバーサルシティ駅に停車するUSJラッピング編成で、103系(高運転台)。
「セサミストリート」は、今年(2009年)放送開始40周年を迎えましたが、現在日本の放送局では見る事ができません。
●旬の駅から小さな旅へ39 酒田駅
●新のりもの風土記シリーズ38 7月7日オープン! 能登空港
●駅弁細見193 北の駅弁屋さん(函館駅)
8月号 沖縄都市モノレール(ゆいレール)
恐らく那覇空港での撮影で、いかにも南国という感じがしました。
●旬の駅から小さな旅へ40 美栄橋駅
●新のりもの風土記シリーズ39 クルージングトレイン リゾートしらかみ
●駅弁細見194 あなご三昧(新神戸駅)
9月号 長野新幹線 軽井沢~佐久平間
コスモス畑と、高架橋を快走するE2系〈あさま〉。
●旬の駅から小さな旅へ41 江差駅
●新のりもの風土記シリーズ40 夏のセブンアイランド ジェットフォイル
●駅弁細見195 巌流島弁当(小倉駅)
10月号 品川駅
上空からの撮影。
●旬の駅から小さな旅へ42 熊本交通センター
●新のりもの風土記シリーズ41 日本列島を走る 新幹線コレクション
●駅弁細見196 松茸すきやき弁当(福山駅)
11月号 特急「スーパーおおぞら」
撮影場所は不明ですが、駅ではなく信号所。
俯瞰撮影で、ポイント部を覆うシェルターが物々しく思えます。
●旬の駅から小さな旅へ43 直江津駅
●新のりもの風土記シリーズ42 青函トンネル探訪 ドラえもん海底列車
●駅弁細見197 ハローキティのだるま弁当(高崎駅)
12月号 東北新幹線「はやて」
E2系。
雪景色。
●旬の駅から小さな旅へ44 函館駅
●新のりもの風土記シリーズ43 冬の秩父盆地へ一直線 ニューレッドアロー
●駅弁細見198 蝦夷鴨めし(旭川駅)
《裏表紙の広告》
1月号 トヨタレンタカー
この年のキャッチコピーが、「電車を降りたら トヨタレンタカー」。
駅レンタカー、特に「レール&レンタカーきっぷ」の存在を意識しているのかなあ、と思います。
2月号 大塚製薬 ポカリスエット
3月号 トヨタレンタカー
4月号 大塚製薬 ポカリスエット
5月号 トヨタレンタカー
6月号 大塚製薬 ポカリスエット
7月号 トヨタレンタカー
8月号 大塚製薬 ポカリスエット
9月号 トヨタレンタカー
10月号 大塚製薬 ポカリスエット
11月号 トヨタレンタカー
12月号 大塚製薬 ポカリスエット
《その他》
JR東日本の完全民営化(政府保有株の売却の完了)を記念した、「JR東日本パス」が発売されました。
3月1日~16日の間の土・日の間の1日か連続する2日に、JR東日本全線で乗車できるというもの。
東海道・山陽本線の時刻表については、10月1日のダイヤ改正時より使用される車両の系列が表記されるようになりました。
(9月号の付録ページから)
10月号には、「のぞみ停車全15駅発車時刻表」(通勤電車の駅で配布されるような体裁の時刻表)が綴じこまれています。
10月号より、月間の「天候ダイヤグラム」の掲載が始まりました。
過去30年間の気象庁の資料を統計したもので、10月号は付録のページの最後、11月号よりグラビアの最初のページ「旅・歳時記」に掲載されています。
《定価》
1~12月号 1050円(本体1000円)
※その他のトピックス
◆ スペースシャトル・コロンビア号事故
◆ 個人情報保護法成立
◆ 米カリフォルニア州知事にアーノルド・シュワルツェネッガー
プロ野球日本シリーズ ダイエー(4-3)阪神 MVP:杉内俊哉
日本ダービー優勝馬 ネオユニヴァース 鞍上:ミルコ・デムーロ
申し訳ありませんが、コメントは受け付けない事にしています。この記事について何かありましたら、本体の「日本の路線バス・フォトライブラリー」上からメールを下さい。折返し返事をしたいと思います。
また、何か質問がありましたら、やはり本体上からメールを下さい。解かる範囲でお答えをしたいと思います。質問と答えは当ブログにも掲載します。(名前は公表しません。)
№83 JTB時刻表2009年12月号(JTBパブリッシング)
「JTB時刻表 2009年12月号」、今日発売です。
表紙がなんと、JALのB777-300。
うわあ、タイミング悪いなあ…?
カラーグラフも「快適な空たびへ行こう!」と題して、JALの国内線ファーストクラス(2周年)やクラスJ、各種割引運賃等の宣伝。
何で今の時期なんだろう?
JTBとJALは先週の木曜日、提携クレジットカード「JTB旅カードJMB」を発行すると、プレスリリースがあったのですが、この号ではカードのCMは特にありませんでしたね。
この企画のため、「新乗り物風土記シリーズ」はお休み。
◆ 駅旅本線 第52駅
五能線の能代駅。
去年、100周年を迎えたそうです。
市の中心部には近いのですが、奥羽本線の東能代駅からは離れているので、多数の区間運転が設定されている、という駅です。
能代、というと最近は高校バスケのイメージが強いと思いますが、ホームにはバスケットのゴールがあり、「リゾートしらかみ」運転日は、5分間の停車中にフリースローの体験もできるとか。
そういえば、能代に限らず、秋田県はこの数年、全然行っていないなあ…。
◆ ダイヤに輝く鉄おとめ 第39回
JR東海・東海道新幹線の車掌「長」さん!!
高校三年生のとき、「女性が活躍できる会社だから」という先生の勧めで入社したそうです。
確かに、当ブログでも何度か書いていますが、特にJR東海は女性の割合が多く、在来線の普通列車だと、運転士も車掌も女性、という列車が珍しくなくなっていますから。
「0系がかわいい」とは「おとめ」らしい発言だと思いますが、男性2人との点呼・ミーティングのシーンは、見ているこちらも引き締まる感じがしました。
◆ 黄色のページ
いよいよ大みそか終夜運転の時刻が発表されました。
去年の12月号と比べてみます。
首都圏と関西圏では路線図が掲載されています。
首都圏では運行区間には変化がありません。
関西圏は、昨シーズンは2往復運行されたおおさか東線は、今シーズンはとりやめ。
全国的に縮小傾向にあるのが気になる所です。
東日本エリアでは、盛岡~一ノ関間快速〈ゆく年くる年平泉号〉は取り止め。
竹駒神社初詣も本数が減らされています。
首都圏も成田線が本数削減。
南房総の初日の出列車は特急〈外房初日の出〉2往復に統一。
西日本エリアも宮島は山陽本線・呉線は本数が削減された上に運行区間も短縮。
可部線・芸備線は現時点では設定なし。
吉備線の最上稲荷初詣も削減・運転区間短縮が行なわれています。
九州の鹿児島本線も、〈初詣号〉と称する普通列車が、20→30分間隔になっています。
鹿児島神宮初詣(鹿児島中央~国分間)も現状では設定なし。
来月1月号では私鉄の詳細も発表されるはずですから、今一度見比べて見たいと思います。
(既に近鉄と阪神は公式サイトでプレスリリースしています。)
その他の臨時列車としては、「ジャンプフェスタ2010」関連。
12月19・20日に府中本町~海浜幕張間3往復。
幕張メッセの「少年ジャンプ」のイベント対策ですね。
◆ 本文
特急〈剣山3号〉は12月1日より、安佐海岸鉄道の甲浦始発になります。
(甲浦→牟岐間は普通列車。)
そのからみで、他に早朝の普通列車1往復も牟岐~海部間で直通運転になります。
牟岐~海部間は、安佐海岸鉄道開業時点ではJRと相互直通運転を行なっていました。
2往復だけですが、久し振りの復活です。
もうご存知と思いますが、JR東海・名松線が水害のため、家城~伊勢奥津間がバス代行になり、本文でも11月2日現在として注釈が記されています。
この件についてJR東海はプレスリリースで、同区間は鉄道としては復旧工事は行なわず、鉄道としての営業制度(運賃形態等)を維持した上で、バスに代替する旨、地元に申し入れを行なったとの事です。
地元は反発しているとも聞こえてきますが、1日7.5往復(JR東海では最少)に過ぎないローカル線の末端区間となると、現実的には鉄道としての再開は難しそうです。
これで1000号イヤーとなった、今年(2009年)分の発売は終わりました。
(来月に2010年1月号の発売がありますが…。)
現在当ブログでは「JTB時刻表大研究シリーズ」を不定期連載しており、2009年についても後日、内容を整理したうえで取り上げます。
今の所、2009年のトピックスとしては、寝台特急〈はやぶさ〉〈さくら〉・急行〈つやま〉廃止、快速〈ムーンライト〉臨時格下げ、特急〈雷鳥〉〈とかち〉〈成田エクスプレス〉に新型車両導入、阪神なんば線開業あたりがメインでしょうか。
申し訳ありませんが、コメントは受け付けない事にしています。この記事について何かありましたら、本体の「日本の路線バス・フォトライブラリー」上からメールを下さい。折返し返事をしたいと思います。
また、何か質問がありましたら、やはり本体上からメールを下さい。解かる範囲でお答えをしたいと思います。質問と答えは当ブログにも掲載します。(名前は公表しません。)
表紙がなんと、JALのB777-300。
うわあ、タイミング悪いなあ…?
カラーグラフも「快適な空たびへ行こう!」と題して、JALの国内線ファーストクラス(2周年)やクラスJ、各種割引運賃等の宣伝。
何で今の時期なんだろう?
JTBとJALは先週の木曜日、提携クレジットカード「JTB旅カードJMB」を発行すると、プレスリリースがあったのですが、この号ではカードのCMは特にありませんでしたね。
この企画のため、「新乗り物風土記シリーズ」はお休み。
◆ 駅旅本線 第52駅
五能線の能代駅。
去年、100周年を迎えたそうです。
市の中心部には近いのですが、奥羽本線の東能代駅からは離れているので、多数の区間運転が設定されている、という駅です。
能代、というと最近は高校バスケのイメージが強いと思いますが、ホームにはバスケットのゴールがあり、「リゾートしらかみ」運転日は、5分間の停車中にフリースローの体験もできるとか。
そういえば、能代に限らず、秋田県はこの数年、全然行っていないなあ…。
◆ ダイヤに輝く鉄おとめ 第39回
JR東海・東海道新幹線の車掌「長」さん!!
高校三年生のとき、「女性が活躍できる会社だから」という先生の勧めで入社したそうです。
確かに、当ブログでも何度か書いていますが、特にJR東海は女性の割合が多く、在来線の普通列車だと、運転士も車掌も女性、という列車が珍しくなくなっていますから。
「0系がかわいい」とは「おとめ」らしい発言だと思いますが、男性2人との点呼・ミーティングのシーンは、見ているこちらも引き締まる感じがしました。
◆ 黄色のページ
いよいよ大みそか終夜運転の時刻が発表されました。
去年の12月号と比べてみます。
首都圏と関西圏では路線図が掲載されています。
首都圏では運行区間には変化がありません。
関西圏は、昨シーズンは2往復運行されたおおさか東線は、今シーズンはとりやめ。
全国的に縮小傾向にあるのが気になる所です。
東日本エリアでは、盛岡~一ノ関間快速〈ゆく年くる年平泉号〉は取り止め。
竹駒神社初詣も本数が減らされています。
首都圏も成田線が本数削減。
南房総の初日の出列車は特急〈外房初日の出〉2往復に統一。
西日本エリアも宮島は山陽本線・呉線は本数が削減された上に運行区間も短縮。
可部線・芸備線は現時点では設定なし。
吉備線の最上稲荷初詣も削減・運転区間短縮が行なわれています。
九州の鹿児島本線も、〈初詣号〉と称する普通列車が、20→30分間隔になっています。
鹿児島神宮初詣(鹿児島中央~国分間)も現状では設定なし。
来月1月号では私鉄の詳細も発表されるはずですから、今一度見比べて見たいと思います。
(既に近鉄と阪神は公式サイトでプレスリリースしています。)
その他の臨時列車としては、「ジャンプフェスタ2010」関連。
12月19・20日に府中本町~海浜幕張間3往復。
幕張メッセの「少年ジャンプ」のイベント対策ですね。
◆ 本文
特急〈剣山3号〉は12月1日より、安佐海岸鉄道の甲浦始発になります。
(甲浦→牟岐間は普通列車。)
そのからみで、他に早朝の普通列車1往復も牟岐~海部間で直通運転になります。
牟岐~海部間は、安佐海岸鉄道開業時点ではJRと相互直通運転を行なっていました。
2往復だけですが、久し振りの復活です。
もうご存知と思いますが、JR東海・名松線が水害のため、家城~伊勢奥津間がバス代行になり、本文でも11月2日現在として注釈が記されています。
この件についてJR東海はプレスリリースで、同区間は鉄道としては復旧工事は行なわず、鉄道としての営業制度(運賃形態等)を維持した上で、バスに代替する旨、地元に申し入れを行なったとの事です。
地元は反発しているとも聞こえてきますが、1日7.5往復(JR東海では最少)に過ぎないローカル線の末端区間となると、現実的には鉄道としての再開は難しそうです。
これで1000号イヤーとなった、今年(2009年)分の発売は終わりました。
(来月に2010年1月号の発売がありますが…。)
現在当ブログでは「JTB時刻表大研究シリーズ」を不定期連載しており、2009年についても後日、内容を整理したうえで取り上げます。
今の所、2009年のトピックスとしては、寝台特急〈はやぶさ〉〈さくら〉・急行〈つやま〉廃止、快速〈ムーンライト〉臨時格下げ、特急〈雷鳥〉〈とかち〉〈成田エクスプレス〉に新型車両導入、阪神なんば線開業あたりがメインでしょうか。
申し訳ありませんが、コメントは受け付けない事にしています。この記事について何かありましたら、本体の「日本の路線バス・フォトライブラリー」上からメールを下さい。折返し返事をしたいと思います。
また、何か質問がありましたら、やはり本体上からメールを下さい。解かる範囲でお答えをしたいと思います。質問と答えは当ブログにも掲載します。(名前は公表しません。)