№2575 JTB時刻表2022年12月号(JTBパブリッシング)

「JTB時刻表2022年12月号」、先週発売になりました。
 表紙は只見線のキハE120形。只見線は今年9月に全線で運行を再開したが、会津水沼~会津中川間は、不通区間ではない。先月号の表紙は水郡線のキハE130形だったから、一瞬同型に見える。只見線はまずは好調な出だしを切っているようで何よりだが、やはりその運行が、沿線住民の日常生活の一部に組み込まれる形にならないと、長続きはしないと思う。雪まみれだけど、只見線は雪対策も大変だろうねえ。暖冬傾向が続いているとは言え除雪費用もバカにならないはずで、この辺も今後の懸念材料となっていくだろう。私は、今年中には乗りに行くつもりだったが、来春以降に延期しました。お金や腰の具合の問題もあるが、現状の定期列車のダイヤでは、初列車の出発は会津若松・小出両方とも早すぎるし、午後の2本目は今の時期だと、後半には陽が暮れて真っ暗になってしまう。午前中の臨時列車の運行が通年になれば良いのだが(12月3・4日も運行されるが、本文には記載されていない)、でなければ、陽が長くなる時期でないと、せっかくの風光明媚な車窓を楽しめず、もったいない。しばらくは混雑もするのだろうし。

「のりもの情報局」、今号は多摩都市モノレールのみで、「たまものこどもワンデーパス」と、「ダイヤモンド富士」。首都圏は最近になって新線の計画がまた相次いで具体化してきているが、多摩都市モノレールもその一つで、上北台~箱根ヶ崎間の延伸計画が具体化してきています。特に、現在鉄道がない武蔵村山市は、期待が大きいようです。

全国の鉄道ミュージアム
 鉄道関係の「ミュージアム」というと、JRが運営する大宮の「鉄道博物館」、「京都鉄道博物館」が双璧だけど、ここに掲げられているのは、地方都市の、地方の自治体などが運営している所のようです。「町おこし」の一環、という意味もあるのだろう。
 この中で行った事があるのは正直な所、「小樽市総合博物館」の前身、「小樽交通記念館」だけです(しかも入場もせず、外の公道から見ただけ)。なので多くは語れない。小樽は11年前の2011(H23)年6月に訪れていて、№478で書いているのだが、特に塗装の劣化が進んでいる、総合的な博物館が必要かも、と記していました。今、それが実現していると言えます。他もだけれど、特に屋外展示の車両群は、良好な保存状態を保つ事が求められます。入場無料という所もあるが、適切な範囲で料金を徴収し(やむを得ず値上げ、も必要になるかも)、車両の整備に充てるという事も、必要だと思う。お遊び的な施設なので、ある程度は認められるだろう。
 ここで挙げられている施設は皆、国鉄・JRで使用されていた車両を展示している所です。私鉄も東急や小田急などがあるが、それ以外でも、横浜市の「市電保存館」とか、名古屋市の「レトロ電車館」のような、都市交通の車両を保存・展示している施設が加えられても、良かったのではないか。紙幅の問題もあるだろうが(東京都の「都営交通博物館」が、やっぱり欲しい!)。

特集のページ
「NEWS」の4文字は、JR西日本の683系で、新塗装らしい。鳥を模したイラストが描かれているようだ。でも北陸新幹線が敦賀まで延びる再来年には、683系はどうなりますかねえ。
 終夜運転の発表はまだだが、初詣臨時列車の時刻が掲載になっています。まだ全部ではないと思うが、とにかく全て、計画通り運行されて欲しい。
 それから、磐越西線の臨時ダイヤが掲載になっています。不通になっているのは喜多方~山都間だが、山都~野沢間の列車は、午後の1往復しか運行されていない(9230D~9231D)。代行バスは、11月21日より増便及び一部時刻変更を行っている。鉄道の復旧は来年春になりそうとの事。

 関西では12月17日に私鉄各社のダイヤ改正があり、ここでは近鉄特急の時刻表が掲載されています。奈良→京都間特急の高の原停車時間帯が、昼過ぎまで拡大されている(「あをによし」は除く)。
 会社線では、秩父鉄道の10月1日改正ダイヤが掲載されているが、今月は平日。急行〔秩父路〕は、平日は朝夕1往復ずつ運行だが、ダイヤ改正の度に運行規模が縮小されつつあり、このままだと廃止、もしくは快速など別種別への格下げもありうるだろう(6000系は日中の普通電車の運用にも入っている)。

「おトクなきっぷ情報」の中に「五能線フリーパス」があるが、今発売しているのだろうか?JR東日本のWEBサイトを検索しても、その辺の情報はヒットしない。五能線は、岩館~深浦間は12月9日に再開できるらしく、深浦~鰺ヶ沢間も復旧工事は順調とされているが、観光資源がなかったらJR東日本でも一・二を争う過疎路線なので、行く末は今後も心配です。

本文
 奈良線(295P)は複線化工事のため、12月17日は六地蔵~城陽間が、21時過ぎから運休になる。近鉄・京阪・京都市営で振り替え輸送を行うが、代行バス等の運行はないという事。

 11月号にも掲載されているが、東北本線(仙台~盛岡)では、12月24日に臨時快速〔光のページェント号〕を運行。

上り (591P)
9520D 盛岡8:22 → 11:07仙台

下り (594P)
9521D 仙台20:55 → 23:24盛岡
停車駅:矢幅・花巻・北上・水沢・前沢・一ノ関・小牛田・松島
 指定席が設定されているが、使用形式は記されていない。

 この列車は、去年は〔クリスマスおでかけ号〕として、12月25日に運行されていた(全車自由席・花巻通過)。コロナ禍前の2019(R元)年でも設定はなく、去年が初設定だったようだ。

 その東北本線・盛岡→一ノ関間の1532M(591P)は、12月15日~2月28日は、花巻空港→一ノ関間で時刻を変更する。花巻空港→六原間は約10分、六原→一ノ関間は約4分繰り下げ。JR東の本の公式WEBには「雪対策」とあるが、なぜこの時刻変更が雪対策となるのだろうか?
(六原で他列車(貨物列車とか)の退避の設定があり、それを花巻空港に変更する、というあたりだろうか?)

 会社線は、京急・京成のダイヤ改正が26日に行われていて、有料の列車の改正ダイヤが記載(共に720P)。
 京成の〔スカイライナー〕は、青砥に停車する列車が新鎌ヶ谷にも停車。日暮里~空港第2ビル間ノンストップの列車より、6分位余計にかかっている。なお、青砥停車の列車は、改正前とは一部異なっている。また上り74・76号は空港第2ビル→日暮里間ノンストップに変更。〔臨時ライナー〕は運行を継続しているが、あくまで「臨時」だからなのか、引き続き掲載がない。
 京急は、〔モーニング・ウィング5号〕が30分程繰り上がり、品川到着が8時台(8時53分)になっている。JRなど他社もそうだが、都心のターミナル駅(山手線と接続する駅)に、8時台に有料の列車が到着するのは、コロナ禍前では考えられなかった事だ。
 先月号でも書いた、9月いっぱいで廃止になっている、北海道中央バスの、滝川~浦臼間の時刻表が、まだ残っています。

営業案内
「乗車券の種類」(43P)から、回数乗車券の項目がなくなりました。JR北海道が今月一杯を持って普通回数券を全廃、これでJR6社は全て、普通回数券がなくなります。相鉄や関東鉄道も今年いっぱいでの普通回数券の廃止を発表していて、回数券を発売している鉄道会社が、急速に減っています。

これで今年(2022(R4)年)分の発売は終わりました。
(来月に2023年1月号の発売がありますが…。)
 例年通り、今年の更新最終日(12月31日の予定)の一回前、12月29日に、JTB時刻表に見る日本の交通の総まとめを行う予定です。
 今年はやはり、西九州新幹線の開業が一番、でしょう。博多~武雄温泉間の開業のメドが立たない「片肺」ではあるが、ともかく今年も明るい話題が少なかった中で、まずはめでたいと記したいと思います。他には、只見線が11年ぶりに全線運転再開、JR東海の新特急車HC85系デビュー、一方で小田急ロマンスカーVSEが定期運用離脱、各鉄道事業者で相次いだ減便と運賃・料金値上げ(一方で小田急の「ICこども運賃50円均一」や、北総の運賃値下げもあった)、またもや一部鉄道が災害で長期不通、バスターミナル東京八重洲開業、といった所が挙げられると思う。

 来年は、鉄道界ではかなり大きな動きが、各地であります。東急・相鉄新横浜線開通、宇都宮ライトレール開業(試運転時の脱線が影響を与えなければ良いが)、「うめきた地下駅」オープン(大阪駅の一部として運用)、福岡市営地下鉄七隈線博多延伸が予定されています。東武「スペーシアX」デビューもあります。また南阿蘇鉄道が来年、全線再開の見通しです。一方で留萌本線の一部区間廃止があります。各社で運賃・料金の値上げや、料金適用日の変更など制度変更も予定。この他の事項は、来月(たぶん16日)に予想されるJRグループ等の来春ダイヤ改正のリリースを見なければならないが、まだまだコロナ禍の影響は免れなさそうで、明暗様々なトピックスが鉄道界、そして交通業界を賑わせる事になるでしょう。少しでも明るい話題が欲しいです。

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《What's New》
27日 大相撲九州場所 平幕阿炎優勝 史上初 3場所連続平幕優勝
28日 新型コロナ飲み薬「ゾコーバ」 医療機関への供給 本格開始
 日本、無念…。でも3試合目までどこも勝ち抜けを決められないとは、やはり「死の組」らしい。スペイン戦は全ての面で相当キツイ闘いになるはずだが(スペインだって日本に敗れると、敗退の可能性も)、何とか頑張って勝ち抜いて欲しい。
posted by 菊池 正人 at 22:00Comment(0)未分類